カテゴリー「German Life (ドイツの出来事)」の108件の記事

2013年10月 1日 (火)

NBAノヴィツキー選手のパーソナルトレーナーインタビュー

Holger Geschwindner(ホルガー・ゲシュヴィンドナー)

・バスケットボール・ブンデスリーガ600試合以上出場
・ドイツ代表キャプテン
・1995年に当時16歳のノヴィツキーとDJKヴュルツブルクで出会い、現在はパーソナルトレーナー

Dirk Novitzky(ディルク・ノヴィツキー)
1978年バイエルン州ヴュルツブルク生まれ。213cm。NBAダラス・マーアべリックス所属。ヨーロッパ人初のNBA最優秀選手となる。

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Q:ゲシュヴィンドナーさん、ノヴィツキー選手との関わりはどのように始まりましたか?

G:DJKヴュルツブルクでの試合の時、偶然にも彼を発掘しました。一緒に練習を開始した時は16,5歳で、”世界最高の選手たちと自分を比較する”という彼の望みをどのように実現できるかという大きな課題がありました。しかし、バスケットボール専門書や雑誌ではそのような情報は載っていませんでした。

Q:そのために何をしましたか?

G:スポーツはどんどん進化していて、本や雑誌に載っていることはもう古くなっていると思います。ですので、私たちは自分たちで考え、スポーツがどの方向に発展して行くのかを知る鋭い嗅覚をもっていなければなりませんでした

Q:どのようにしていきましたか?

G:選手自らが望まなければ、世界のトップになることは決してできません。私の考えでは「これをしろ、そこにいろ」という命令では選手は成長しないでしょう。ディルクはいつも自ら進んで練習をし、私たちは才能を引き出すために3~5人で自主練習を行いました。
トップクラスでは常に「どのように行動すべきか、どのように状況が変わるか、レベルアップするにはどうすればよいか」を考えなければなりません。そのようなことは専門書から学ぶことではなく、試行錯誤を積み重ねていかなければなりません

Q:しかし、あなたは選手や指導者としての経験から、どうすればよいかわかっているのではありませんか?

G:もちろん、自分の経験はあります。しかし、それは私がすべての質問に正しく答えられるということではありません。始めのころは「ちょっと待って。今はわからないから、明日もう一度話をしよう」と答えることがよくありました

Q:今でも一緒にトレーニングしているそうですね。

G:私たちが会うのは、文句を言い合うためではありません。練習の質だけでなく、楽しむことも重要視しています

Q:練習で高校生年代の子供たちを集中させるためにどうしていますか?

G:私は”禁止”することを好みませんし、この年代では”罰”はナンセンスだと思います。一定の規則の中でできるだけ多くの自由を与え、その中で練習での要求を高めます。しかし、選手の行動が外れてしまえば「みんな、何のために自分たちがここにいるか考えてみよう。バスケットをするためだろ」と注意を促します。もし選手が怠惰で適切な行動ができないようであれば、練習を中断し「もしフィールドに立ったら、バスケット選手のルールがあるんだ」と言います。なぜなら、高いレベルでスポーツをしたいのであれば、規則や行動を身につけなければならないからです。

Q:ノヴィツキーなどの1990年代生まれの選手と今の選手たちはどう違いますか?

G:ディルクは典型的な教育を受け、大学入学資格も得ました。今のラップジェネレーションとはまったく違います。私は時々、彼らが150語しか単語を知らないのかと思います。そのうちの50語は汚い言葉で。もっと言いたいことはありますが、そういった状況に慣れ、言葉も学ばなければなりません。

Q:この世代の行動をどう思いますか?

G:オープンで誠実な関係ができれば、コミュニケーションや作業はうまくいきます。彼らが私から学ぶように、私も彼らから学んでいます。一緒にレベルアップして行くことはとても楽しいことです。

Q:練習での集中力を高めるために、要求を高めると言いましたが、例えばどのようなことをしますか?

G:子供たちは勝負が好きです。練習でそのようなきっかけを作ると、彼らは集中します。例えば、15人の選手がいて、100本連続シュートを決めたらピザをごちそうするとか。試合でもこうしたプレッシャーの中でチームのためにシュートをする必要があります。アメリカ人が驚いた点の一つとして、ディルクが冷静にフリースローをを決める点が挙げられます。

Q:才能ある選手とどのように関わっていますか?

G:スポーツでは「お前はこれをしなければならない、これをしてはいけない」といったアドバイスでは多くを得ることはできません。むしろ「君たちは他の物を切り捨てる必要はない。だけど目標も見失ってはいけない」と言います。ですので、私は選手たちをディスコに送り迎えしたりもします。若い選手たちは現実世界から離れすぎてはいけません。逆に、彼らに世界の素晴らしいものを見せてあげるべきです

Q:NBAのライバルチームはノヴィツキーに対してどのような対策をしていますか?

G:LAレイカーズは2011年のプレーオフで7人の異なる選手をディルクに当てましたが、何の成果も挙げることはできませんでした。なぜなら、ディルクはすべての状況を適切に解決したからです。

Q:バスケットの将来や発展において、あなたはどのような目標を持っていますか?

G:私たちの目標は、最適な方法で才能ある選手を育てていくことです。そして、これまでの長期的な経験より、バスケットをもっと発展させることができ、そうすべきだと感じています。どの世代もスポーツを一歩発展させたり、新たな発見をしたりすることができるでしょう。

DOSB誌”Leistungssport”2013年3月号より抜粋

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2013年4月 1日 (月)

東北の高校サッカー部のドイツ遠征④

東北の高校サッカー部のドイツ遠征5日目。
ドイツサッカー協会の先生ベルントがわざわざ来てくれて、宿泊先のクラブ、ライムスバッハの選手たちと合同練習。

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その後、生徒たちはドイツの家庭にホームステイに。

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6日目はマインツ対ブレーメンのブンデスリーガの試合を観戦。キックオフして20秒くらいでマインツが先制。

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降格しそうなブレーメンはなんとか同点に追いついた。近くに座っていたブレーメンファンのおっさんがめちゃくちゃうるさかった。

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DHと。

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ドイツ最終日は、ライムスバッハのU-17と30分x3本のフレンドリーマッチ。1、2本目は
主審を務め、3本目はライムスバッハでプレー。2-2の同点。

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いつものメンバーと。

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韓国を経由して仙台空港に到着。お疲れ様でした。次の大会がんばってください!

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2013年3月28日 (木)

東北の高校サッカー部のドイツ遠征③

東北の高校サッカー部のドイツ遠征4日目。この日は休養日ということで、まずはドイツ、ルクセンブルク、フランスの国境沿いにあるインターナショナル学校Schengen-Lyzeumを訪問。

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ドイツ人、ルクセンブルク人、フランス人の学生が通っている。教室や音楽室、家庭科室、理科室などを案内してもらった。

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学校の服装の基準。帽子など頭を覆うものは禁止。Tシャツなどのプリントの文字(人種差別、暴力など)にも制限。ヘソ出しルック禁止。ズボンやスカートは最低でも膝くらいの長さまでなど。日本に比べたら規定が少なすぎると思うけど、ドイツ人の友達にこれを見せたら、こんなのは個人の自由だからくだらないと言っていた。

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学校見学を終えて、ルクセンブルクへ。

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ルクセンブルク市内をぶらついたあと、ドイツ最古の街Trier(トリーア)へ。

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ローマ時代の建築物ポルタ・ニグラ(黒い門)。

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カフェタイム。

つづく・・・

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2013年3月27日 (水)

東北の高校サッカー部のドイツ遠征②

3日目の朝はトレーニング。

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宿泊も食事もクラブ施設内のクラブハウスで。天然芝、人工芝、ミニサッカーコートがある。

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昼食後、200年前の鉱山跡に潜入。

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隊長が鉱山跡を案内してくれた。隊長もかれこれ200年ここを守り続けているとかいないとか。

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試合前にコーヒータイム。

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宿泊している1.FCライムスバッハのU-19とフレンドリーマッチ。

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その後、クラブハウスで歓迎会。地元のスペシャルワインをもらった。ダンケ。

続く・・・

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2013年3月26日 (火)

東北の高校サッカー部のドイツ遠征①

ドイツの財団やサッカークラブなどがサポートする東北の高校サッカー部のドイツ遠征に同行させてもらった。

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<空港に出迎えてくれたドイツの師匠ウドと>

仙台空港から韓国を経てフランクフルトに到着。

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<宿泊先クラブのグランドで練習>

到着して次の日の午前は、宿泊先のクラブ1.FCライムスバッハのグランドで練習を担当させてもらった。攻撃面で個人やグループ戦術の練習をした。

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練習後はクラブハウスで食事。

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その後、ライムスバッハのスポンサーも務めるスポーツ店でショッピング。

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チーム全員のサインをボールに書いてくれと頼まれプレゼント。

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夜は地元のメルツィヒU-19とフレンドリーマッチ。30分x3本行い、前後半は1-0で内容的にも勝利。3本目は0-4で敗北。

つづく・・・

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2012年7月27日 (金)

ドイツの旅2012夏

7月末のドイツ滞在。朝晩は12度くらいと寒かった。

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スポーツシューレ・ヘネフで友達のカルロと。EURO2012の事や、ブンデスリーガの戦術の事などについていろいろと話を聞けた。9月に発売される日本のサッカー雑誌にカルロのインタビューが掲載される予定。

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古巣ヴィルゲスにて、俺が在籍当時の監督、選手やユースチームのコーチングスタッフと。ヴィルゲスのユースチームと日本のユースチームのフレンドリーマッチを観戦。

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スポーツシューレ・ヘネフでのAライセンス講習。

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シャルケ対ACミランの親善試合。1-0でミランの勝ち。コンパクトになった中盤では、正確なダイレクトプレーか2タッチのプレーじゃないとお互いすぐにつぶされてしまう。もしくは抜け出た個人技や正確なロングフィード。

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半年ぶりにAライセンスを一緒に受けたシャルケのコーチ・ゼバスティアンに再会。

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ドイツの師匠ウドとベルント・シュトゥーバー先生と。ベルントは、ドイツサッカー協会からEURO2012に派遣され、試合を現地で分析。分析チームの責任者だったため、自分の担当を全てスペインの試合に決めたとのこと。いろいろな話を聞くことができた。

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ミヒャエル。

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気分転換。

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2012年1月22日 (日)

U-17ドイツ室内サッカー大会 Keramik-Cup 2012 最終日

ドイツのラインラント=プファルツ州で行われたU-17室内サッカー大会”Keramik-Cup 2012”。5か国15チームから1次リーグを突破した12チームが2次リーグを戦った。

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<シャルケ対ハンブルガーSV>

2次リーグ・グループ1
1位(勝ち点6):ドルトムント
2位(勝ち点3):1FCケルン

3位(勝ち点0):メンヒェングラートバッハ

2次リーグ・グループ2
1位(勝ち点3):ブレンビーIF(デンマーク)
2位(勝ち点3):ハンブルガーSV

3位(勝ち点3):シャルケ04
(3チームによるPK戦によって決着)

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<東京ヴェルディ対ドルトムント>

2次リーグ・グループ3

1位(勝ち点6):ヘルタ・ベルリン
2位(勝ち点3):シュトゥッツガルト

3位(勝ち点0):東京ヴェルディ

2次リーグ・グループ4
1位(勝ち点2):カールスルーエ
2位(勝ち点2):レバークーゼン

3位(勝ち点2):オーストリア・ウィーン(オーストリア)
(3チームによるPK戦により決着)

各グループ上位2チームが準々決勝に進出。

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<ドルトムント対ハンブルガーSV>

ベスト8:
ドルトムント 2-1 ハンブルガーSV
ヘルタ・ベルリン 2-2(PK6:7) レバークーゼン
1FCケルン
 2-1 ブレンビーIF(デンマーク)
シュトゥッツガルト 0-2 カールスルーエ

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<PK戦、レバークーゼン対ヘルタ・ベルリン>

準決勝:
ドルトムント 0-4 レバークーゼン
1FCケルン 0-1 カールスルーエ
 

カールスルーエは3年連続決勝進出。一昨年は優勝している。

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<3位決定戦>

3位決定戦:

ドルトムント 1-6 1FCケルン

決勝戦:
レバークーゼン 1-4 カールスルーエ

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<表彰式>

優勝:カールスルーエ
準優勝:レバークーゼン
3位:1FCケルン
4位:ドルトムント
5位:シュトゥッツガルト
6位:ヘルタ・ベルリン
7位:ブレンビーIF(デンマーク)
8位:ハンブルガーSV
9位:オーストリア・ウィーン(オーストリア)
10位:メンヒェングラートバッハ
11位:シャルケ04
12位:東京ヴェルディ(日本)
13位:1FCカイザースラウテルン
14位:FCバーゼル(スイス)
15位:EGCヴィルゲス
 
 

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<優勝したカールスルーエ>

 
毎年参加しているブレンビー、バーゼル、ウィーンには各国の代表選手が15人ほどいたが、代表合宿と重なり参加できなかったらしい。ドイツのチームはどのチームも代表選手が参加していた。一昨年MVPになったトラクスラーはすでにシャルケでトップチームの試合に出て活躍している。ヨーロッパのスカウトもたくさん見に来ている。

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<大会委員長アルフォンス>

第28回の2010年大会から日本チームはこの大会に参戦している(2010年トリプレッタ2011年ヴェルディ)。ヴェルディも慣れないルールの中でがんばったが、去年の成績(8位)を超えることはできなかった。力的にはもう少し上に行ってもおかしくなかったし、大会関係者やスカウトにも実力は認められていた。

試合の勝敗を分けたの要素はいろいろあると思うけど、大事なのは一試合を通して絶対に気を抜かないこと。そして、疲れる前に2分くらいで選手をどんどん交代し、短い時間で全力を出せるようにすること。12分は短いけど、展開が早いので、5秒あれば点が入り一気に試合展開が変わってしまう。

ヴェルディもリードしたり主導権を握ったりしていたけど、試合が終わってないのに余裕を見せたプレーをして勝ち点を何度か逃してしまったと思う。あとはゴール前の積極性。多少難しくてもダイレクトでシュートを撃たないとシュートチャンスは消えてしまう場合が多い。ゴール前でなくても、硬直した状態の中で常に同じテンポ(トラップ→パス)でプレーするのではなく、プレッシャーの中でも状況を見極めて正確なダイレクトプレーやドリブル突破ができるとチャンスが生まれる。失敗すると一気にピンチになるかも知れないが、ノーリスクノーリターン。こういった駆け引きを、強い相手とガチンコの場で経験すれば絶対にレベルアップにつながると思う。

大会公式HPはこちら

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2010年12月25日 (土)

ドイツからメリクリ

ドイツの友達たちからメールやクリスマスカードがいくつか届いた。ドイツも今年はすごく寒いらしく、雪もすごいことになってるらしい。昨日はマイナス15度。

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<ドイツの友人宅>

雪の影響でフランクフルト空港も離着陸できない状況らしいので、1月にドイツに行く時に予定通り飛べるかどうか。行けばわかるさ。

Frohe Weihnachten & guten Rutsch ins neue Jahr!

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2010年8月 1日 (日)

フッチ ドイツ遠征帰国

大きなけがもなくドイツ遠征最終日を迎えた。
お世話になったライムズバッハのキャンプ地を出発。

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<ライムズバッハのホームグランド>

空港に行く前に、フランクフルト市内を観光。

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<レーマー広場にて>

最後に迷子になる選手もなく、無事集合場所にそろった。

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27名全員が遠征に参加。この遠征をただの旅行にするかステップアップの旅にするかはこれからの自分立ち次第。  

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2010年7月31日 (土)

フッチ ドイツ遠征9日目②

トリアーの試合会場に到着。ドイツ遠征最後の試合。

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これまでの試合の多くをラインズマンなしの一人審判制で行った。ドイツでは中学生年代の試合は公式戦でもほとんどの場合ラインズマン無しで行われる。資格を持った同じくらいの年代の子供が審判をする場合もあり、練習試合でも審判が派遣されてくる。指導者が審判を行うという習慣はない。

大人の試合においても、日本で言う県2部リーグ以下では公式戦でも主審のみで試合が行われる。厳しい言い方をすれば、ギリギリのところで勝負しエンターテイメント性も求められるプロにはそれなりの試合環境が用意されるけど、そこに達しないレベルや育成年代の試合では無理をしてまでラインズマンをつけなくても良いと思う。形式やオフサイドルールにこだわるよりも、もっとサッカーの本質的な面を重視する必要があると思う。運転免許も持っていない子供にフェラーリを与えるのはもったいない。

フッチの選手にしても、サッカーのレベルもさることながら、今回の素晴しい環境に見合うようになるためには、ピッチ内外でもまだまだ意識を改革する余地がある。

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相手はブンデスリーガに所属していたアイントラハト・トリアーの下部組織。この年代で最高のリーグに所属し、昨シーズンは15チーム中4位。

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アイントラハト・トリアー 1-3 フッチ

得点(アシスト):ヨート(アユム)、ダイキ遠(アユム)、キョーヘイ

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<30分x1本>

アイントラハト・トリアー 1-0 フッチ

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大きなけがをする選手もなく最後の試合を終えることができた。サッカーの内容でも遠征中最高の出来と言えるほど見ていて楽しいサッカーをすることができた。

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相手チームのスタッフや観客、審判も試合内容を認めてくれたようで、試合後みんなとてもフレンドリーだった。

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試合記録用紙にも日本語で名前を書いてくれとお願いされた。    

つづく・・・

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