ドイツが決勝進出した翌日、ロシア対スペインの準決勝をスペイン人のエヴァ・サンタマリアのところで観戦した。コブレンツには結構のロシア人が住んでいて、準々決勝でオランダに勝ったときもお祭り騒ぎしていたが、スペイン人は少ないらしい。
グループリーグではロシアに4-0と快勝したスペインだけど、ロシアは準々決勝でオランダ相手に3-1で勝ってすごくいい試合を見せてくれた。ヒディングはまた株を上げたし、選手たちもスカウトの眼に留まる活躍をしていた。

<ロシア対スペイン戦を観戦>
2度目の対戦はどうなるかと思ったけど、スペインが先制して、スペインペースに持ち込んだ。最終的には3-0でスペインが勝利。街ではロシア人たちが落胆していたけど、俺たちはスペインの勝利を祝った。
結局、スペイン相手に一番健闘したのはイタリアだった。カンナバーロ、ピルロ、ガットゥーゾを欠きながらPK戦まで持ち込んだ。イタリアは徹底して守ってカウンターとセットプレーで点を取りに行っていたのが見えたし、スペインは引いて守るイタリアに対して仕掛けまくっていたし、お互いの戦い方がはっきりしていて勉強になった。

<スペインのゴールを喜ぶスペイン人のカルロス>
いよいよ、ドイツ対スペインの決勝。決勝はドイツ人の友達のところで観戦。しかし、スペインに力の差を見せ付けられてがっかりしていた。ドイツサッカー協会もあのような終わり方に落胆していた。1-0の結果だったけど、スペインは結果以上に優勝にふさわしい戦いぶりだった。ドイツ人も納得。

<優勝後、タキートスにて>
これまで試合に勝ったあとはお祭り騒ぎだったドイツだったけど、決勝での敗北後はすごくおとなしかった。行きつけのメキシカンバー「タキートス」にエヴァたちスペイン人が集結していたので、一緒に優勝を祝った。俺はスペイン対イタリア戦はイタリアを応援していたし、決勝では自分が関わっているドイツを応援していたけど、まあ日本人だし。スペインはいいサッカーをしたと思う。

<お祭り騒ぎのカルロス>
ドイツはレーヴ監督が初の国際舞台だったけど、持ち駒をうまく使ってベストを尽くして準優勝という結果を出せたのはよかったと思う。ただし、大会前から試合経験の少ないレーマンやメッツェルダー、怪我気味の選手を使わなければいけないほどの選手層の薄さは改善していかなければならない。キーパーはこれからレバークーゼンのアドラーなどの若い世代が育ってくると思うけど、ディフェンス面では国際舞台に出ているブンデスリーガチームのスタメンのセンターバックはほとんどが外国人。ブンデスリーガに来ている外国人の中盤選手と比べても、今回のドイツ代表のメンバーに入っていたトロホウスキーやフリッツはあまりぱっとしない。何はともあれ、この辺はどうこう言ってもすぐに変わるものじゃないので、次のワールドカップまでにレーヴ監督がどういう風に代表を代えていくのかが楽しみ。
とにかく、EUROではいくつかいい試合を見ることができてまたいい勉強になった。