カテゴリー「EGC Wirges (ヴィルゲス)」の94件の記事

2009年5月23日 (土)

2008/09シーズン最終戦 そして、引退

あっという間に2008/09シーズンの最終戦。最後の相手は、アウェイでWaldalgesheim(ヴァルトアルゲスハイム)。俺は1カ月ほど前から背中を怪我していて、結局、最終戦に間に合うことができなかった。結果は1-3でいいところなしに敗北。

最終戦に負けたものの、Wirges(ヴィルゲス)はリーグ後半戦に追い上げ、最終的にOberliga Suedwest(オーバーリーガ南西地域)で18チーム中6位。まずまずの結果に終わった。

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<08/09シーズン最終戦>

このシーズンを持って、俺は選手活動を引退。ヴィルゲスでは3シーズンプレーし、プロアマのいろいろなチームと対戦し経験を積むことができた。2シーズン目にはB級コーチライセンスも取りに行かせてもらい、3シーズン目にはヴィルゲスのユースチームの指導にも携わらせてもらった。Vielen Dank.

最後に公式戦に出れないまま終わってしまったけど、終わる時はあっさり終わってしまう。でも、これまでやることはやってきたので、まさに一片の悔い無し!

今後は、自分のプレーする時間をコーチ活動に使っていきます。

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2009年4月23日 (木)

ヴィルゲスユースのセレクション

4月にWirges(ヴィルゲス)でユースのセレクションが2回行われた。対象は来シーズンのBとCユース。

ドイツのユースは、Aユースが19・18歳、Bユースが17・16歳、Cユースが15・14歳というふうにFユースまで2年ごとに年齢カテゴリーが分けられている。A・Bユースでは、大人と同じように、そのカテゴリーで一番上のリーグをブンデスリーガと呼び、上から下のリーグまで毎年成績により昇格と降格が行われている。

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<第一回セレクション>

ヴィルゲスのB・Cユースは州の1部リーグに所属。全国レベルで見たら中級クラスだけど、この地域では強いクラスに入ると思う。すでにヴィルゲスでプレーをしている選手と他のチームに所属している選手たちがセレクションに集まった。

テクニック、コーディネーション、ゲームを行ったけど、日本の子供たちと比べたら練習量も少ないからか、平均的に見てボールコントロール力は劣っている。ただ、18歳くらいになるとフィジカルもかなり強くなって、ゲームに勝つすべを覚えてくる。

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<セレクションの様子>

一回のセレクションで集まった人数は約40人くらい。ヴィルゲスの対戦チームに所属している子供たちも来ていて、試合からすでに情報が入っている選手も何人かいた。セレクションの次の日からは、何人かの選手がヴィルゲスに練習参加に来始めている。長期的な育成を考えて、スタッフでいろいろな面を観察している。

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2009年3月27日 (金)

無敗のザールブリュッケンと対戦

現在リーグ首位を独走している1.FC Saarbruecken(ザールブリュッケン)とアウェイで対戦。昨年のホームでの試合では0-4で惨敗しているだけに、なんとしてでも一矢報いたいところ。

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<選手入場>

ザールブリュッケンは数年前までブンデスリーガ2部に所属していたけど、2007年にオーバーリーガ(4部)まで降格。昨シーズンはあと一つのところで昇格を果たすことができなかったけど、今シーズンはこれまで負けなしの19勝4分。プレシーズンマッチでも上のリーグ相手に負けなしだったらしい。

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<ザールブリュッケンのファンブロック>

Wirges(ヴィルゲス)は現在リーグ4位。今年に入ってからはリーグ戦3連勝、カップ戦2勝と負けなしで絶好調。プレシーズンマッチでは、ブンデスリーガ2部に所属するヴィースバーデンの1軍2軍混合チームに2-0で快勝している。

チームメイトのエシィと俺は、昔ザールブリュッケンのサテライトチームで一緒にプレーしていた。しかも、今のザールブリュッケンの監督は、当時サテライトチームで指揮を執っていたディーター・フェルナ。観客も3500人入り、懐かしいけど気合いも入る。

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<デニス(左)、ドリブルするマルコ、チジー(右)>

守備も安定していて、破壊力ある3トップを持つザールブリュッケン。ヴィルゲスはまず守備を固めて、カウンターとセットプレーでチャンスをうかがった。

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<敵選手をタックルで刈る俺>

このプレーでイエローカードをもらった。
俺は左サイドバックで出場したので、相手3トップ右のモッツァイン・ザマーとマッチアップ。こいつはスピードとテクニックがあり、サイドから中に切り込んでシュートまで持っていくのを好む。

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<ゴールを決めたスロボ(左)とマルコ(右)>

前半30分くらいまではきっちり守っていたけど、セットプレーのセカンドプレーで陣形が乱れたところにクロスを入れられて先制点を取られてしまった。相手が勢いづいてやばい雰囲気になりかけたけど、前半終了間際のコーナーキックからスロボがこぼれ球を押し込んで同点に追い付く。

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いい時間帯に同点に追いつきハーフタイムを迎える。 

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<俺(左)、チジー(中)、ジミー(右)>

ダブルボランチの左を務めたキャプテンのチジー、左サイドハーフのジミー、左サイドバックの俺。3人がうまく機能して、左サイドの守備を固めることができた。

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<競り合うマヌエルと俺>

後半に入り、次々に攻撃を仕掛けてくるザールブリュッケン。ヴィルゲスはほとんど攻撃する時間がなく、体を張ってなんとか死守。

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<ヌェラー(左)とデニス(右)>

運とキーパー・アギムのファインセーブもあり、1-1のまま試合は終了。敵なしのザールブリュッケン相手にアウェイで貴重な勝ち点1を取ることができた。

強敵相手に何とか一矢を報いることができ、監督ハンズィも内容と結果に満足。シーズンのハイライトとなる試合で悔いを残すことなく終えることができた。この後も気を抜かず、負けなしの記録を更新していきたいところ。

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2009年3月21日 (土)

「一番」ではじめての日本食

ドイツではまだまだ日本食は浸透していない。特に、あまり大きくない街には日本人も少ないので日本食レストランも少ない。あったとしても、日本人料理人がいない場合が多いので、一風変わった料理が出てくることもある。

俺のチームメイト
もまだ一度も日本食を食べたことがなかったので、数人を引き連れてKoblenz(コブレンツ)の「一番」という日本食レストランに行った。ここも今では中国人料理人がしきっているけど、ちょくちょく顔を出してる行きつけのレストランのひとつ。

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<包丁さばきを見学する>

「日本食と言えば寿司。寿司と言えば生魚。」多くのドイツ人はこのイメージを持っている。生ものを食べる習慣がほとんどないので、日本食はあまり眼中にない人が多い。今回一緒に来たチームメイトも、俺がいなかったら試そうとは思わなかったと言っていた。

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<緊張する面々>

何が何だかわからないので、やや緊張気味の面々。俺がいなかったら寿司にコーラを頼んでいたところだったらしいが、みんな俺のまねをして緑茶を注文してみた。

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「いただきまーす。」(マルセル)

箸の使い方を練習してから寿司に初挑戦。

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「まいうー。」(ヤニック)

がっつくヤニック。

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「まいうー」(ダーヴィッド)

味噌汁にも初挑戦。

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「これいけるぞ、おい。」(セルダー)

特にセルダーは日本食が気に入ったらしい。テリヤキソースにはまっていた。

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「ん?」(アギム)

特製のはしを使って食べるアギム。

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ガリが苦手なのが何人かいたけど、ワサビの辛さにも耐えぬいて完食。

次はXXLの大食いに挑戦。 

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2009年3月14日 (土)

オーバーリーガ、ようやくシーズン再開

 冬休みが終わってようやくリーグ再開と思いきや、今年は雪が降りまくっている。プレシーズンマッチでは1試合を除きすべて勝ち、チームの調子も上がってきて準備万全だったけど、2月に予定されていたリーグ戦が2試合続けて延期になった。

 予定より2週間遅れてようやくOberliga(オーバーリーガ)のリーグ戦が再開。最初の相手は去年アウェイで4-1で負けたMettlach(メットラッハ)。降格圏内を抜けるために気合いの入っているメットラッハ相手にホームで2-0で勝利。グランド状態が悪かったけど、気持ちでも試合の内容でもメットラッハを上回り、去年の雪辱を果たすことができた。

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<マイエン戦のエシィ(右)>

天候が悪くてもう1試合流れたあと、今度はホームでBad Breissig(バート・ブライスィヒ)と対戦。去年はアウェイで2-2で引き分けている。チームの調子は前回を上回り4-0で圧勝。俺も1点目をセンタリングでアシストできた。Wirges(ヴィルゲス)は下位チームによくとりこぼしていたけど、これまでの2試合をきっちり勝つことができた。

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<マイエン戦の俺とアルヤン(左後ろ)>

 バート・ブライスィヒ戦の3日後には、ダービーとなるMayen(マイエン)戦。去年はアウェイで1-1の引き分け。若干疲れや怪我があったけど、勢いに乗るチームは3-1で勝利。ここ3試合を9得点1失点の3勝で終え、チームも4位まで浮上した。

 4日後にはラインラント州カップ戦の準々決勝があり、これは絶対に落とせない試合。その3日後には現在首位を独走する古巣の1.FC Saarbruecken(ザールブリュッケン)との対戦が控えている。

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2009年2月28日 (土)

ヴィルゲスCユースのコーチに就任

 今シーズン後半戦から、自分の所属するWirges(ヴィルゲス)でユースチームの指導にも携わらせてもらっている。担当チームはCユース(14~15歳)。練習は週3回で、1回の練習時間は1時間15分から1時間30分。限られた時間の中で、できる限り能力を伸ばせるようにやっていかなければいけない。

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<ヴィルゲスのCユース>

<後列左から>
俺、監督デニス、アレックス、フランツォ、アルメンド、マックス、エフタル、ハカン、ラファエル、ベアティ、クリスティアン、ヨハン
<前列左から>
オリバー、フラクロン、ゼルチャン、ゼミ、ボラ、トム、ゼファ

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<まだ雪の残るプレシーズンマッチ>

最初の試合は、昨年2-6くらいでぼこられたという一つ年上のカテゴリー(16~17歳)のモンタバウアの女子チーム。ヴィルゲスは明らかに力の差を見せて6-1くらいでリベンジを果たした。

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<公式戦前>

去年行われたリーグ前半戦は2位。今年に入り6-2、6-1、13-1、9-0と快勝を続けてとうとうリーグ首位に浮上した。目標は、残り試合を全勝してリーグ昇格。選手たちはまだまだ伸びる要素を持っている。

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2009年2月24日 (火)

ドイツU17 ハーレンフースバル・ケラミックカップ2009の裏側

 1月17日と18日に、ドイツのラインラント・プファルツ州モンタバウアで行われた第27回Keramik Cup(ケラミックカップ)。ドイツU17カテゴリーで最大の室内サッカーイベントに、埼玉県から川越水上公園の人たちが視察に訪れた。ここでは、昔ドイツで一緒にサッカーをした友達のジョウが少年サッカーチームのコーチをしていて、今回またドイツに舞い戻ってきた。

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<入口でVIP用のバンドを巻いてもらう>

 
このケラミックカップは毎年1月に開催されていて、大会の質を保つために、基本的にはプロの下部組織しか出場できない。大会にはブンデスリーガや海外のプロチームの下部組織が毎年参加している。

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<試合を見守るヴィルゲス陣営>

 
今年は海外からオーストリア・ウィーン、ブレンビー・コペンハーゲンが参加。また、地元枠として、俺の所属しているWirges(ヴィルゲス)のU17チームも毎年参加している。去年参加した選手たちや来年参加する選手たちも会場に足を運ぶ。

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<食事をとるケルン>

 ヴィルゲスの元会長アルフォンスがこの大会を取り仕切っていることもあり、今回、何から何かまでいろいろと面倒を見てくれた。

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<ジョウとVIPラウンジにてカフェタイム>

 会場はそれほど大きくないけど、VIP席と一般席に分かれていていつもいっぱいになる。スポンサーや各チームスタッフなどは、ドリンクや食事サービスの用意されたVIPラウンジを使うこともできる。

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<大会の後片付け>

 2日間にわたる大会はカイザースラウテルンの優勝で幕を閉じた。大会には多くの人たちがボランティアとして関わり、大会に参加したヴィルゲスの選手たちも会場の後片付けを手伝った。

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<記念のケラミックカップグラス>

 1日目と2日目の間にはVIPレセプションがあり、ヴィルゲス市長や各チームのスタッフ、スポンサーなどの大会関係者が大勢集まった。

大会の映像はこちら

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<酒を勧められるかんちゃん>

 大会の大きな目的は、サッカーによる青少年スポーツ活動や教育の促進。スポンサーやボランティアの人たちによって大会が支えられている。

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<レセプションを取り仕切るアルフォンス統括本部長>

「おまえらぁ、出てこいやぁー!」

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<川越水上公園から大会へのお土産>

 レセプションではメインスポンサーや各チームが紹介される。日本から視察に訪れた川越水上公園も暖かく迎えられ、地元テレビのインタビューも受けた。川越水上公園では2009年の夏にケラミックカップ日本予選が開催され、その優勝チームが2010年ケラミックカップ本選に出場することになっている。

 ちなみに、2008年の春には川越水上公園の3選手がジョウとともにドイツを訪れ、ブンデスリーガのチームに練習参加したりホームステイしたりいろいろな活動を行った。

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<盛り上がり踊り始める>

 会場ではDJが場を盛り上げお祭り騒ぎとなった。ブレンビーのスタッフが終始「フーフー」と奇声をあげていた。次の日に大会があるにもかかわらず、最後の人が帰るまでレセプション(飲み会)は続くと言っていた。

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<はしゃぎすぎて眼鏡を壊すジョウ>

それでは、川越水上公園の日本予選か2010年のドイツ大会でまた。

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2009年2月21日 (土)

ドイツU17 ハーレンフースバル・ケラミックカップ2009

 1月17日と18日に、ドイツのラインラント・プファルツ州モンタバウアで第27回ケラミックカップが開催された。ケラミックカップ(Keramik-Cup)とは、毎年1月に開催されているドイツU17カテゴリーで最大のハーレンフースバルのトーナメントで、ブンデスリーガの下部組織や海外のプロチームの下部組織が毎年参加している。

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<開会式>

 Hallenfussball(ハーレンフースバル)とは「室内サッカー」という意味で、冬の間リーグ戦が中断する時期に、プロ、アマ、ユース年代のそれぞれの大会がドイツ各地で行われる。ルールは地域や大会によって少し異なるけど、基本的なルールはキーパーを含めた5対5のミニサッカー。日本のフットサルと違うところは、スライディングタックルがありのガチンコ勝負で、フィールドの四方が1mくらいの壁に囲まれている。(会場によっては、サイドラインだけに壁があったり、片方のサイドだけ壁がある場合がある。)

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<ケルン対コブレンツ>

 
今年は大会に15チームが参加。ブンデスリーガからは、ハンブルガーSV、カイザースラウテルン、シャルケ04、フランクフルト、メンヒェングラートバッハ、ヘルタ・ベルリン、ドルトムント、ケルン、レバークーゼン、シュトゥッツガルト、カールスルーエ、TuSコブレンツ。海外からは、オーストリア・ウィーン、ブレンビー・コペンハーゲン。また、地元枠として、俺の所属しているWirges(ヴィルゲス)のU17チームも参加した。

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<ゴール横に控える選手たち>

 今年のケラミックカップは出場チームが増えたため、1試合が12分1本勝負(去年は15分1本勝負)。交代は何度でも自由で、交代選手は自陣のゴール横の壁の後ろに控えている。交代する時は、壁を飛び越えてフィールドに入っていく。

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<地元ヴィルゲス>

 ヴィルゲスは地元枠として毎年大会に参加している。毎年良い成績を収めていないので、今年も周りの強豪相手に初めはビビッていたけど、試合をやるごとによくなっていった。ブンデスリーガのチーム相手に善戦し、フランクフルトを退けて2次リーグに進出を決めた。

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<カールスルーエ対ハンブルク>

 大会は、FIAFA、UEFA、ドイツサッカー協会にもサポートされていて、熱戦が繰り広げられる。 

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<ちびっこのエキシビジョンマッチ>

 ブンデスリーガ2部に上がって2シーズン目で、開催地からすぐ近くのTuSコブレンツも今年は大会に参加。残念ながら1次リーグで敗退。

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<ジョウたちと観戦>

 埼玉県の川越水上公園の人たちも大会を視察に。大会を取り仕切るアルフォンスが元ヴィルゲスの会長だった関係で、来年は日本チームもケラミックカップに参戦。

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<健闘したヴィルゲス>

 15チーム中12チームが2次リーグに突破する。2次リーグは、3チームずつ4グループに分かれてのリーグ戦。それぞれのグループの上位2チームがベスト8に進出する。

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<PKの距離は9m>

 ベスト8に進出したチームは、カイザースラウテルン、ウィーン、ケルン、ハンブルク、メンヒェングラートバッハ、ベルリン、カールスルーエ、ブレンビー・コペンハーゲン。準決勝1試合目では、カイザースラウテルンがケルンにPKで勝利。もう一つの準決勝ではメンヒェングラートバッハがブレンビーに4-2で勝利。 

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<優勝したカイザースラウテルン>

 優勝はカイザースラウテルン、2位メンヒェングラートバッハ、3位はブレンビー、4位はケルンという結果に。

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<大会を取り仕切ったアルフォンス総統>

大会の映像はこちら 

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2009年2月13日 (金)

またまた雪地獄

今年のドイツは寒かった。雪も多かった。
でも、最近は天気のいい日が続いてた。そろそろ暖かくなりそうな気配もちらほら見せていた。
が、ここにきてまた雪地獄。

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<ヴィルゲスの人工芝>

昼まで天気が良かったのに、夕方の練習時間になったらいきなり雪が降り始めた。ツルツル滑りながら人工芝の上で練習をした。次の日も午後から雪が降り始めて、この日の練習は中止になった。

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<ヴィルゲスのホームグランド>

冬休みが終わってリーグの後半戦が再開という時だったけど、今年初めの公式戦は結局延期に。体調も整ってきて、やる気も十分だっただけに少し残念。来週はカップ戦とリーグ戦が控えているけど、この2試合もどうなるものか。

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<家の付近の山道>

どこもかしこも雪だらけ。
この前、考え事をしながら家に帰る山道を運転していたら、スリップして532度くらい回転した。夜中で周りに車がいなかったので助かった。何に対してか、誰に対してか、地獄すら生ぬるいと思った。

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2009年1月26日 (月)

ハーレン・フースバル ハッヘンブルガー・ピルズ・カップ2009

冬のシーズンオフの間に、ドイツでは室内サッカー(Hallenfussball)の大会が各地で開催される。Hallenfussball(ハーレン・フースバル)と言われるこの競技は、冬休みの間の体作りや楽しみとして、プロからアマチュアやユース年代のあいだで幅広く行われている。Wirges(ヴィルゲス)は、今年もこの地域最大の大会Hachenburger Pils Cup(ハッヘンブルガー・ピルズ・カップ)に参加した。

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ハーレン・フースバルは、室内で行われる5対5のガチンコサッカーで、日本で行われているフットサルとの大きな違いは、フィールドが壁で囲われていて、スライディングタックルや激しいボディコンタクトもあり。硬い床と激しいボディコンタクトのため、1試合やれば打撲は当たり前で、俺も1日目の予選3試合に出場し右足首を負傷。

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<俺の代わりに召集されたマニー>

ヴィルゲスはこれまで2007年と2008年大会で、最多得点チーム賞、得点王、最優秀選手賞のタイトルを獲得しているけど、両大会とも決勝で負けて準優勝に終わっている。ちなみに、普通のサッカーでは決定力不足の俺だけど、ハッヘンブルガー・ピルズ・カップの2007年大会では得点王を獲得した。

1日目は予選で、3試合を3勝で終えた。チームは2日目に進んだけど、俺は右足の負傷でリタイア。代わりにマニーが招集された。

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ヴィルゲスは2日目も順当に駒を進めてまたまた決勝に進出。決勝の相手は、去年と同じLangenhahn(ランゲンハーン)。ランゲンハーンはヴィルゲスより一つ下のリーグ(州1部)に所属しているチームだけど、今シーズンはヴィルゲスから3選手を獲得して補強を進めている。

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去年の雪辱を果たし、初優勝を果たしたヴィルゲス。優勝、最多得点チーム賞、得点王(トーマス・エシュ)、最優秀選手(トーマス・エシュ)とすべてを独占したヴィルゲスは、大会スポンサーのビール会社から商品としてビールをたっぷりもらった。大会後の練習では、しばらくの間ロッカールームに毎回ビールケースが置かれていて、シャワーを浴びながらみんなでビールを飲んだ。

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2008年12月15日 (月)

08/09シーズン前半戦終了&クリスマスパーティー

2008/09のリーグ前半戦が終わって、ようやく冬休みに入った。Wirges(ヴィルゲス)は今シーズンぱっとせず、Oberliga(オーバーリーガ)南西地区で18位チーム中8位。チームにまとまりがなかった。

とはいうものの、今年最後のKoellerbach(ケラーバッハ)戦を2-0で勝ち、気持ちよくチームのクリスマスパーティーを迎えることができた。

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<スロボ、マルコ、マヌエル>

ひとつ下のリーグに所属する2軍もこの日は勝ち、試合後、1軍と2軍の選手が合流した。

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<ヌェラーと>

いつもはレストランなどで食事をしながらのクリスマスパーティーだけど、今回はいきなりディスコへ。早い時間から2件をはしご。

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<最終戦、途中交代で2得点を取ったダニエル>

去年のクリスマスパーティーでもそうだったが、ヴィルゲスはこういう時にまとまりがない。俺も用事があって遅れたけど、バックれる選手もちらほら。後半戦も一苦労しそう。

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<ルディ>

今年はチーム状態が悪かったけど、そこから学ぶものもあった。監督はグランド内外で選手の見本にならなければいけないし、サッカーの知識や指導力を持たなければならない。今シーズン、チームがうまく回らなかったとき、選手同士であーでもないこーでもないと色々言いあったが、結局誰も退かないので全くまとまらなかった。選手同士だとどうしても立場的に同じなのでまとまらないときがあるけど、こんな時に課題をしっかりピンポイントで分析できて、それを修正するための練習メニューを提案してくれる監督がいてほしかった。

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2008年11月 1日 (土)

ぬかるみ地獄 vs Niederauerbach戦

 前節、アウェイでのNeunkirchen(ノインキルヒェン)戦は0-0に終わり、10月の3試合は6-0、3-0、0-0と無失点で抑えることができた。今節はまたまたアウェイで、オーバーリーガに昇格してきたばかりのNiederauerbach(ニーダーアウアーバッハ)と対戦。

 Wirges(ヴィルゲス)のホームグランドはぬかるみ具合がひどく、最近も芝の状態が悪いため、いつも人工芝で練習をしている。しかし、ニーダーアウアーバッハのグランドはそれ以上のぬかるみ具合で、取り換えのスパイクをもってしても滑りまくりだった。

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<セルダー(左)とスロボ(右)>

 試合はヴィルゲスが攻め込んだにもかかわらず、難しいヘディングを決められ先制される。さらに、スーパーボレーを決められ2-0。キャプテンのエシュがフリーキックで1点を返し、前半を2-1で折り返した。

 後半に入ってもヴィルゲスがおしていたが点がなかなか入らない。そして、ゴール前でファール気味で奪われたボールをそのままドリブルされ、ダメ押しの3点目を決められた。

 試合後、「ラッキーゴールにやられた」とみんな言っていたけど、負けは負け。上位に行くためにも重要な試合で、しかも各下に敗れたのは痛い。

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2008年10月22日 (水)

2連勝 vs Idar-Oberstein

 前節、8試合ぶりに勝利したWirges(ヴィルゲス)は、今節ホームでIdar-Oberstein(イーダー・オーバーシュタイン)と対戦。先週は試合がなかったので、2週間、体調を整えつつ集中した練習ができたと思う。

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<先制点を決めたマルコ(8)>

 開始早々俺のあげたセンタリングがデニスの頭にどんぴしゃであったが、相手キーパーにファインセーブされた。試合はヴィルゲスペースで進み、まずは今シーズン新加入のマルコがドリブルから落ち着いてゴールを決め、その後もフリーキックの折り返しからボランチのスロボがこぼれ球を押し込んだ。スロボはボランチやセンターバックながら今シーズン11試合ですでに4点目。

 後半、途中交代で入ったダニエルがPKを奪い、これをキャプテンのエシュが決め3-0。7試合勝ち星がなかった状態から、これで2連勝9得点0失点。13位くらいだった順位も7位まで上昇した。
 次はアウェイで6位のNeunkirchen(ノインキルヒェン)との対戦。ここで勝てれば大きい。

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2008年10月 4日 (土)

7試合ぶり vs Elversberg II

 前節ザールブリュッケンに0-4で負けたあと、Wirges (ヴィルゲス)では監督のハンズィ抜きで会長と選手で緊急ミーティングが開かれた。選手のモチベーションの問題、ハンズィの練習内容、若手選手起用などなどいろいろなことが話題に出た。ハンズィ辞任説も浮上していたが、次の練習には普通に現れた。そして、この練習から1軍の枠が減らされ、数人の若手選手が2軍に送られた。今後当分の間は、スタメンの11人に加え、試合のベンチにはフィールドプレーヤー3人とサブキーパー1人しか置かない方針となった。

 7試合勝ち星がないヴィルゲスは、アウェイでElversberg(エルベアスベルク)の2軍と対戦。1軍は一つ上のレギオナルリーガに所属している。この試合ではスタメンで若手選手が1人しか起用されなかった。この前のミーティングで若手選手を批判した古株が何人かいたので、今回これで負けたりしたら何の言い訳もできなくなる、と試合前に円陣を組んで気合いを入れた。

 ホームのエルベアスベルクがアウェイユニフォームを用意しておらず、色の組み合わせで揉め事があり試合開始前に結構待たされたが、結局ヴィルゲスがビブスを着て試合をする羽目に。アウェイの洗礼か?
 この試合では3試合出場停止が解けたジミーがスタメンで出場。そのジミーが前半開始早々左サイドでチャンスを作り、ヴィルゲスが1-0でリードする。さらにジミーのセンタリングがオウンゴールを誘い、前半は2-0で終了。

 後半に入るとよりヴィルゲスペースになり、久しぶりのゴールラッシュ。過去7試合で勝ち星がなく4得点しかゴールを決めていなかったけど、後半にも4ゴール。ロスタイムにPKを取られるアクシデントもあったけど、GKのアギムがファインセーブを見せ、結局6-0で久しぶりの勝利を飾った。

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 次の試合までは2週間空くので、この試合前のように集中した練習を続けて、このまま波に乗っていければと思う。

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2008年10月 1日 (水)

いつも左側にぶつかる vs 1.FC Saarbruecken

 6試合勝ち星がないまま迎えた1. FC Saarbruecken (ザールブリュッケン)戦。ザールブリュッケンは元ブンデスリーガのチームだったけど、今はオーバーリーガ(ブンデスリーガ1部、2部、3部、レギオナルリーガ、オーバーリーガの順)まで落ちている。昨シーズンもオーバーリーガだったけど、昇格圏内にぎりぎり入れず残留。この落ちぶれた状態から何としてでも脱出しようと必死になっているので、Wirges(ヴィルゲス)としてはたいへん厳しい一戦。

 俺は昔ザールブリュッケンの2軍でプレーしていて、そのとき監督だったディーター・フェルナーが今では1軍を指揮している。昨シーズン対戦したときは、ホームで1-0で負け、アウェイでは0-0だった。

 ヴィルゲスはここのところ結果を残していないこともあり自身も喪失気味。前半、キーパーへの不用意なバックパスをインターセプトされ先制されると、その後もディフェンスがゴール前でボールを奪われて2-0。後半にも2点決められ、ホームで0-4で敗北した。これで7試合連続勝ち星なし。さらに、俺はヘディング競り合いで左目の上を負傷。ぱっくり割れはしなかったものの、青く腫れあがった。顔を怪我するときはいつも左側ばかり。

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2008年9月27日 (土)

勝ち点は取ったものの、 vs Mayen

 前節は、ホームで強豪Homburg(ホンブルク)相手に0-0の引き分け。3連敗していただけに、この引き分けは大きかった。その前の3連敗も決してチャンスがなかったわけではなく、むしろWirges(ヴィルゲス)のほうが押していたにもかかわらず点が取れなかった。ホンブルク戦も入れたら、4試合でたったの1得点。

 今節は、アウェイでダービーとなるMayen(マイエン)戦。ホンブルク戦の勢いをそのまま活かしかったところだが、点がなかなか入らない。押している場面が多く悪くはないけど、点が入らなければ勝てない。

 そうこうしているうちに後半も終盤にさしかかり、ゴール付近の右サイドでフリーキックを取られた。放り込まれたボールをセンターバックのマヌエルがヘディングするが、そのボールが真上に飛んでしまい、さらにそのボールの処理をミスって膝かどこかに当たったボールがペナルティーエリア内にいた敵のほうにこぼれていった。俺は自分のマークがいたので、詳しいことはわからなかったが、あとからマヌエルに聞いたらそういうことらしい。こぼれ球を追いかけたけど敵のほうがボールに近いところにいて、俺はファールして止めることくらいしかできなかったと思う。

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<問題の失点シーン>

 写真でわかるように、敵はすでにゴールエリア付近。キーパーの守備範囲内だと思う。これに関してはいろいろとチーム内でも話しあった。

 何はともあれ、このあとキャプテンのトーマス・エシュがフリーキックを決めて、何とか1-1の引き分けに持ち込んだ。でも、得点力不足はまだ続きそう。

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2008年9月17日 (水)

久々の勝ち点 vs Homburg

 リーグ戦第7節、ホームでのHomburg(ホンブルク)戦。ここ3試合は3連敗しているので、そろそろ勝ち点が欲しいところ。相手のホンブルクは今シーズンも優勝候補に挙げられている。

 今シーズンからホンブルクの監督には、昔教わったことのあるイェンス・キーファーが就任していた。昔は破壊力のあるフォワードで、コーチをしていた時には110kgの巨漢だったが、若干細くなっていた。

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<マルセル(左)と元チームメイトのクリストフ(中)>

 Wirges(ヴィルゲス)は最近の3試合でたったの1得点。点が入る気がしない。そんな状態なので、攻撃の強いホンブルク相手での失点を0に抑えなければならない。いつもは前からがんがんプレッシャーをかけてボールを奪いにいっていたが、この試合では退いてコンパクトにまとまりチャンスをあまり作らせなかった。

 勝つためには点を取らなければいけないので、左サイドバックの位置からオーバーラップしてなるべく攻撃参加をしようとしたけど、攻め込まれる場面が多くて守備でかなり体力を消耗した。

 結局、失点を0に防いだものの、得点することもできず0-0で試合は終了した。ホンブルクという強い相手に引き分けは悪くないが、点を取って勝つチャンスも十分にあった。これをきっかけに、少しずつチームの状態がよくなっていけばいいと思う。

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2008年9月13日 (土)

ウィルゲスのキルメス(祭り)

 開幕2連勝で好スタートを切ったWirges(ヴィルゲス)だったが、第3節はアウェイでBad Breisig(バート・ブライスィヒ)に2-2の引き分け、第4節はPirmasens(ピルマゼンス)にホームで1-0で負け、第5節はアウェイでMetlach(メットラッハ)に開始18分で3点を取られて4-1で負けた。さらに、第6節のホームでのHasborn(ハスボン)戦では、攻めまくったのに得点が奪えず、ハスボンの唯一のチャンスだったといっていいほどのフリーキック1本を決められ1-0で負けた。

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<行進前、プラカートを持つジミーとスロボ>

 ハスボン戦で負けたので、次の日は日曜なのに朝っぱらから練習になった。その後、地元ヴィルゲスの街の祭りにチームで参加。他の団体と一緒に街を行進した。

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<デニスとマヌエル>

 前日の試合後はチームの食事会、次の日はキルメス参加で拘束されてみんなブーブー言っていたが、チームイベントにはしっかり参加しないといけない。

 写真のポータブルCDプレーヤーはマヌエルがいつも持ち歩いているもので、練習やアウェイの試合会場にも持ってくる。試合前はRockyの「Eye of the Tiger」から始まりテンションを高める。試合後、勝った時はがんがんかけているけど、負けている時は何人かの選手にボリュームを下げられるか電源を切られる。

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<ヴィルゲスのユースチーム>

 
2軍はこの日試合でいなかったが、ヴィルゲスのユースチームやおっさんチームも一緒に行進を行った。ヴィルゲスステッカーや試合パンフレット、チケットを道端の人たちに配りながら歩いた。

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<スロボとジミー>

 ジミーは軍のドイツ代表に選ばれて去年軍対抗のワールドカップに参加したが、その後怪我などがあり1年ほどヴィルゲスで試合に出ていなかった。第5節のメットラッハ戦で久しぶりに先発出場したものの、3点ビハインドの前半で一発レッドをもらい退場。久々の公式戦で散々な目に遭いへこんでいた。

 ハスボン戦では、後半にアルヤンが2枚目のイエローカードをもらい退場し、そのフリーキックから1点を決められた。さらに1点ビハインドの状態から、スロボが一発レッドで退場。

ということで、この日2人は行進の時のプラカード係に任命された。

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2008年8月20日 (水)

ラインヴェンのワイン祭り

 所属するWirges(ヴィルゲス)の新入選手歓迎をかねて、トリアー近くにあるLeiwen(ライヴェン)という街のワイン祭りに出かけた。泊まりでオクトーバーフェストという案もあったけど、数人の選手に却下された。

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<ステージ上でワインが次々に紹介される>

 年に数回、チームでどこかに出かけるイベントが行われる。前回はシーズン終了後の打ち上げでケルンに出かけたけど、貸し切りバスが数人の選手だけ乗せて予定時間よりも先にばっくれた。置いてかれた大半はタクシーで帰る羽目に。

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<会場のテント>

 新入選手によって事前にテントの座席が予約された。こういうイベントでは、入場料その他もろもろは新入選手がすべて支払う。他の選手はすべて招待。

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<ワインの女王タマラ>

毎年ワインの女王コンテストがあるらしく、ステージ上で各ワイン紹介をしていた。

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<新作ワインを試飲するシュテフェン>

 新作白ワインとシャンパンが13本紹介されて、次々に出てきた。このあたりは白ワインの産地らしく、赤ワインは出てこなかった。シュテフェンはこのあとはしゃいで足の裏をガラスで切り、病院で縫う羽目に。

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<ワイン注文>

来る前はビールが飲めないとブーブー言っていた選手もワインを飲みまくっていた。

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<チーム写真>

 今回は、予定されていた夜中の2時にみんなバスに戻ってきた。途中、病院でシュテフェンを拾い、家に着いたのは朝の5時半。数人はそのまま仕事に出かけていった。

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2008年8月10日 (日)

ホームでの開幕戦 vs Koellerbach

 Betzdorf(ベッツドルフ)とのアウェイでの開幕戦を1-0で勝利して、第2節は今シーズン初となるWirges(ヴィルゲス)でのホームの試合。昨シーズンの後半戦ではホームで1勝もしていないので、そろそろ勝たないとファンもいなくなってしまう。

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<子供たちと入場>

 今回の相手はKoellerbach(ケラーバッハ)。昔一緒のチームでプレーした選手が3人いた。そのうち、ブラジル人のパピートことゼ・マリオは怪我で来ていなくて、仲のよかったスティーヴンも怪我のため見学。

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<センターバックのマヌエル(白)>

 今回試合を行ったホームグランドでは、プレシーズンの間に1度しか練習していない。練習試合もすべてアウェイで行った。グランドが荒れるとの理由で、少しでも芝の状態が悪いと使わせてもらえない。ホームなのにアウェイ。昨シーズンの後半戦でホームで1試合も勝てなかった原因の一つかもしれない。

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<キャプテンのトーマス・エシュ>

 立ち上がり、バーにシュートが当たったりする危ない場面があったけど、GKのアギムがファインセーブ。それ以外は、前回よりもチームの守備は安定していた。ヴィルゲスにも決定的な場面が何度かあったけど、前半は0-0で終了。

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ヴィルゲスのユニフォームを着る子供>

 ヴィルゲスはいつもスロースターター。後半はよりヴィルゲスペースになった。コーナーキックで、練習通りのところにボールが来て、それをアルヤンが練習通りに頭で決めて先制。
 さらに、オーバーラップからゴール前のボンバー・ダニエルに出したパスが今季初アシストになるかと思ったけど、ダニエルがキーパーとの1対1をはずす。
 終了間際に、新加入のマルコ・ザジッチが2点目を決め、止めを刺した。

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<ファンに感謝、ダンケTシャツ>

 去年の12月以来のホームでの勝利。プレシーズンでは毎試合失点していたけど、今のところ開幕から2試合連続で完封勝利。このまま勢いに乗りたいところ。でも、来週は仕事の都合で1週間留守にするので、俺は次の試合に出場できない。がんばってくれ。

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2008年8月 7日 (木)

オーバーリーガ2008/09シーズン開幕 vs Betzdorf

 約1ヶ月のプレシーズンが終わって、ようやくオーバーリーガの新シーズンが開幕した。今年は開幕前から怪我もなく、プレシーズンマッチでは左サイドバックとハーフでいい調整をすることができた。

 開幕戦の相手は、アウェイでダービーとなるBetzdorf(ベッツドルフ)。ラインラントリーガ(州1部)から1シーズンでオーバーリーガに復帰したチーム。それでも、2年前はリーグ戦で1分け1敗。昨シーズンは、カップ戦で負けている。ここ数年勝っていないらしく、監督ハンズィは何が何でも勝たなければ許さないという感じだった。

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<デビューした新加入のヤン(右)>

 プレシーズンの最後の試合では格下のチームの3-0で惨敗したこともあり、この試合では急遽システムを変更。ふだんの4-4-2、4-2-3-1から、4バックの前に3枚のディフェンシヴの中盤を置いて、相手のカウンターに備えた。とにかく出だしが大事で、最初の15分はとにかくアグレッシヴにファール覚悟で相手を叩きのめせという指示が出た。

 相手も同じようにかなりアグレッシヴで、最初はロングボールと相手フォワードのポジションチェンジに手を焼いた。左サイドバックの俺も含め、ディフェンスラインがうまく機能せず、途中でセンターバックのマヌエルがPKを与えてどうなることかと思ったけど、GKのアギムががっちり押さえて何とか前半を0-0で乗り切った。

 後半になると相手の執拗なロングボール攻撃にもしっかり対応できるようになり、試合は完全にWirges(ヴィルゲス)ペースになった。そして、ファンの間ではボンバーと呼ばれるダニエルがゴールを決め、1-0でアウェイの開幕戦を勝利で飾ることができた。

 前半の内容は良くなかったけどは、とにかく開幕戦で勝った事はでかい。チームにも勢いが出て、いい形で次の試合を迎えられそう。

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2008年7月 4日 (金)

EGC Wirges 2008/09シーズン

 約1ヶ月のシーズンオフがあっという間に終わった。今年は6月の間にユーロが開催されていて、自分も2週間ほどスイスに行っていたので、結局休みの間もサッカーから離れられなかった。でも、テレビでだけどいい試合が見れて、いいイメージが持てたから良かったけど。

 7月1日にきっちり練習を始めたWirges(ヴィルゲス)は、8月6日の開幕戦まで練習とテストマッチが続く。練習初日のクーパーテストは恒例となっていたけど、監督ハンズィは選手の休み期間中の自主トレ具合を信頼して行わなかった。

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<2008/09シーズンのチーム>

 ヴィルゲスでの3シーズン目。新メンバーでチーム撮影。白のホームユニフォームが去年からいる選手。黄色のアウェイユニフォームが新入り。

一番左から、監督ハンズィ、マラソンランナーのロンギー。
白ユニの一番左から、キャプテンのチジー、スロボ、ヤニック、俺、ジミー、アルヤン、ヌェラー、マルセル、ダニエル、マヌエル、シュテフェン、エシィ、デニス、会長のコッホ、役員のトーステン。
黄色中段左から、クリストファー、マルコ、シュテフォニー、ヤン、マニー。
前列左から、マネージャーのルディ、ダーヴィッド、アギモ、フロー、ゼルダー、クリス。

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<今シーズンから加入の新入り>

昨シーズン終了後、ユーリ、シュタリー、アッツィの3選手が退団。
今シーズンは、ライバルのエンガーズからマルコ、アーヘンからゼルダーなどを補強。
2軍から4人が1軍に昇格した。

昨シーズンは、リーグに強敵がごろごろにいて18チーム中8位に終わったけど、4チームが昇格していなくなった。個人的には、怪我が開幕までに完治しなくて、前半戦のほとんどを棒に振った。
今年のチームは去年よりも層が厚くなっているし、リーグの状況も考えると常に上の順位にいなければいけない。開幕までにうまく仕上がればいいと思う。

最近リニューアルしたヴィルゲスのホームページ ←

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2008年5月31日 (土)

オーバーリーガ2007/08シーズン終了

 ホームアンドアウェイで34試合を終え、オーバーリーガ2007/08シーズンが終了した。今シーズンも長かった。俺の所属するWirges(ヴィルゲス)は、18チーム中8位。オーバーリーガにはいくつかのプロチームが所属していて、ヴィルゲスはそれらのチームと比べると全然練習量が少ないにもかかわらず、時には勝ち星もあげたりして何とかそれらのチームの下に喰らいついていく事ができた。ユース上がりの若手が多い中、この結果は満足できるものだと思う。

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<クリスチャン・ヌェラー>

俺は昨シーズンの最終節に膝を怪我し、今シーズンの開幕戦には間に合わなかった。前回と同じところを怪我して、前回よりも長引いた。前半戦の半分以上を棒に振ったけど、少しずつ試合に出ることができて、ヴィルゲスでの2シーズン目もチームの一員として行動できたと思う。

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<移籍したシュタリー>

来シーズンからブンデスリーガ3部が新たにできることになり、今までのレギオナルリーガ(3部)が4番目のリーグになり、オーバーリーガ(4部)が5番目のリーグになる。

来シーズンに向けて、今回は3選手がチームが離れていった。

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<ケルンの某クラブにて>

シーズン打ち上げで、ケルンのクラブに行く。
監督ハンズィの趣味で決めた場所なので、若手はあまり乗り気ではなかった。

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<ケルンの某クラブにて②>

貸切のバスを借りていたが、帰りに集合場所に行ったらバスがいなくなっていた。5,6人だけ乗せて先に出発しやがった。
時間前に集合場所に行ったにもかかわらず、監督ハンズィを含め10人くらいの選手がケルンに取り残された。しょうがないので、みんなでタクシーを拾って帰った。

翌週、監督ハンズィは練習で大激怒していた。

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<クリスチャン・ヌェラー>

ということで、約1ヶ月のシーズンオフに突入。
7月1日から練習が再開し、8月の頭からリーグ戦が始まる。

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2008年5月10日 (土)

因縁の対決 オーバーリーガ第31節 Hauenstein戦

 オーバーリーガ第31節。Hauenstein(ハウエンシュタイン)との因縁の対決を向かえた。前半戦にアウェイで対決したときは、人種差別発言問題や暴力事件が発生しもめにもめた。

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ヴィルゲス(黄色)対ハウエンシュタイン(白)>

 リーグ前半に対戦した時は、先制されるも最後は1-1の同点に追いついた。この試合では、前回ヴィルゲスのトーマス・エシュと問題を起こした黒人選手はいなくなっていた。どこかに移籍してしまったのか?

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<前半を0-0で終了>

 ここのところリーグ上位に位置するHomburg(ホンブルク)、Trier(トリアー)、Mainz(マインツ)2軍などと厳しい対戦が続いていた。それらのチームと比べるとハウエンシュタインの力は明らかに劣っていた。しかしながら、エースのトーマス・エシュがPKを失敗するなどしてチャンスを逃し、前半は0-0で終了。

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<ノーファール>

 後半も両チーム精彩を欠き、結局試合は0-0で終了。2008年、年が明けてからのリーグ後半戦で、ヴィルゲスはホームで1勝もあげていない。昨シーズンもそうだったが、ヴィルゲスはホームで弱い。

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2008年4月 5日 (土)

オーバーリーガ第23節 x 1. FC Kaiserslautern II 戦

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      Wirges              1. FC Kaiserslautern

 前節はアウェイでピルマゼンスから貴重な勝ち星。今回の相手は現在リーグ5位のKaiserslautern(カイザースラウテルン)2軍。昇格圏内の4位以内を狙っているので、絶対に勝ちにくる。

 Wirges(ヴィルゲス)はというと、チームの掲げる目標は謙虚に1桁の順位。今のところ8位と達成しているが、若い選手たちはあわよくば昇格も狙っている。実際に、リーグには優勝候補になれるくらいの強いチームが4チーム以上いて、これらのチームにどこかで勝てないようでは昇格はまず難しい。

 前半は1点を先制されるも、そこまで押し込まれることもなく、悪くはない内容だった。だけど、後半になると差が出始めた。相手はプロとして2部練も含め毎日練習をしている。ヴィルゲスはというと、リーグ後半戦は週3回の練習。そのうち月曜日は軽い調整で金曜日もセットプレーなどで軽い調整。しっかり練習しているのは水曜のみ。後半はばったり足が止まり、攻め込まれられまくる。チャンスというチャンスもなく、結局3-0で敗北。

 これは今に始まったことではないが、選手たちの中でも練習内容の改善を求めているのもいる。ただでさえ少ない練習回数で上のチームと戦っていくには、効率よく練習していかないと勝てない。

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2008年3月30日 (日)

オーバーリーガ第22節 x FK Pirmasens戦

Pirmasens  X  Egc_wirges
   FK Pirmasens         EGC Wirges

 オーバーリーガ第22節、アウェイでのPirmasens(ピルマゼンス)戦。ピルマゼンスは、昨シーズン、レギオナルリーガ(ドイツ3部)から降格してきたチームで、今シーズンは優勝候補の一角に挙げられている。しかし、現在の順位はWirges(ヴィルゲス)が8位でピルマゼンスは9位。前半戦はホームで負けているけど、順位が入れ替わる可能性があるので負けられない。

 試合が始まってみるとピルマゼンスペース。前半早々にセットプレーから失点する。前半はディフェンスがぼろぼろだった。前半を0-1で何とか乗り切り、ハーフタイム。

 後半、ヴィルゲスはコーナーキックからこぼれ球をアルヤンが押し込み同点。引き分け狙いの雰囲気が流れていたけど、今度はフリーキックからトーマス・エシュが決めて逆転に成功。その後、きわどいシュートを何本か打たれるも、何とかしのいでアウェイで貴重な勝利。ピルマゼンスに勝ったのも久しぶりということで、帰りのバスの中ではお祭り騒ぎだった。

次はホームでカイザースラウテルンの2軍と対戦。どうなるものか、行けばわかるさ。

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2008年3月11日 (火)

オーバーリーガ リーグ後半戦再開

 冬休みが明けて、オーバーリーガ(ドイツ4部)がようやく再開した。1月の下旬からチーム練習が再開して、2月には6,7回の練習試合をこなした。俺は急遽コーチライセンス講習に参加するチャンスができたので、監督ハンズィが怒るのを覚悟して2週間チームを留守にした。

 3月1日にホームで行われたNeunkirchen(ノインキルヒェン)戦は、ディフェンスラインの一瞬の隙をつかれて1-0で敗北。ノインキルヒェンはWirges(ヴィルゲス)よりも3ポイント上の5位に位置していたのでぜひとも勝って追いつきたかった。

Saarwirges
<ザールブリュッケン(青黒)vsヴィルゲス(黄)>

 3月8日は、ドイツで1年目に在籍した古巣の1. FC Saarbruecken(ザールブリュッケン)との対戦。昔はブンデスリーガ1部にもいたので、古いながらも立派なスタジアムを持っている。4位のザールブリュッケン相手に、アウェイながら何とか守り抜いて1-1の引き分けに持ち込むことができた。

試合の様子 ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=ChWjkbl3Mjg

 今シーズンは4チームが上のリーグに昇格できるけど、ヴィルゲスは4位のザールブリュッケンとは今のところ10ポイント差で8位に位置している。残りは11試合。どうなるものか。

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2008年1月22日 (火)

Hachenburger Pils Cup 2008

 去年に引き続き、今年もWirges(ヴィルゲス)はHachenburger Pils Cup(ハッヘンブルガー・ピルス・カップ)というフットサルの大会に出場した。この大会はリーグ戦の中断している1月に毎年行われていて、今年はラインラント・プファルツ州各地から40チームが参加した。

 去年の大会では、ヴィルゲスは準優勝。チームメイトのトーマス・エシュは最優秀選手に選ばれ、俺は得点王になった。しかしながら、トーマス・エシュは休暇中で、俺は長い間怪我をしていて、後半戦前にまた怪我をするかもしれないという理由で大会に参加させてもらえなかった。せっかく室内用の新しいシューズを買って、タイトルを防衛にそなえていたのに。

Hachenburg08_048
<黄色・青がヴィルゲス>

 決勝以外のすべての試合は12分1本勝負。試合はキーパーを含めた5対5で行われるが、フィールドが壁に囲まれている。ボールがこの壁を越えて外に出ない限り、プレーは続行される。ゴールは日本のフットサルで使われるものより横幅がある。さらに、スライディングタックル、ショルダーチャージなどもOK。スペースがないので、普通のサッカーよりも怪我をする確立が高い。

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<負傷者1>

 この大会でも負傷者が続出。あまりに激しいファールには2分間の退場が言い渡される。この間、チームは1人少ない状態で戦わなければならない。

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<負傷者2>

 ヴィルゲスはこの大会でも決勝まで勝ち進んだが、またまた準優勝に終わった。キャプテンのチジーが最優秀選手に選ばれた。
 これから、1ヵ月後のリーグ後半戦再開に向けてチーム練習が正式に再開する。今大会中、俺と数人の選手はフィジカルコーチのロンギーと寒い中体育館の外を1時間ランニングした。このまま怪我をしないようにリーグ戦まで調整していく。

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2007年12月10日 (月)

リーグ戦2007/08 前半戦終了

 8月に始まったオーバーリーガ(ドイツ4部リーグ)2007/08シーズンは、34節あるうちの第19節を終えてウインターブレイクに入った。Wirges(ヴィルゲス)は、19節でHasborn(ハスボン)とアウェイで対戦し、今年最後の試合を1-0の勝利で締めくくった。リーグでの順位は18チーム中7位。チーム練習が再開するのは1月28日でそれまでは自主トレとなる。

 8月に一旦シーズンが始まると、シーズン中は練習と試合でずっと拘束されることになるので、どの選手も11月くらいになると冬休みが待ち遠しくなり、残り試合数を数え始める。冬休みにフットサルの大会が何度かあるが、基本的には自主トレ期間になり、多くの選手がシーズン中にできないことをやってリフレッシュする。年が明けてチームに合流する頃には、みんなまたボールを蹴りたがっている。

 ヴィルゲスでの2シーズン目は、昨シーズンの最後の試合で怪我をした膝がなかなか治らず、前半戦のほとんどを棒に振ってしまった。ようやくフィジカルも試合勘も元に戻った頃にちょうど前半戦が終了してしまった。最近、チームから来シーズンのオファーをもらったが、とりあえず冬のオフ期間でしっかり体を作って、後半戦は始めから飛ばしていけるようにしとく。

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2007年11月29日 (木)

ドイツで日本人対決 x Rossbach戦

 フランクフルトの高原でも稲本でもなく、ドイツの他の場所でちょっとした日本人対決があった。オーバーリーガ(ドイツ4部リーグ)の前半戦最終節となる第17節、Wirges(ヴィルゲス)はホームでRossbach(ロスバッハ)と対戦した。ロスバッハには友達のマサキがプレーしている。

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<ヴィルゲス(白)とロスバッハ(赤)>

 ヴィルゲスはここのところカップ戦も含めて3連敗し、順位を9位と下げている。対するロスバッハは、今シーズン5部から昇格してきたばかりにもかかわらず、ヴィルゲスよりも3ポイント上の7位。この試合はダービーでもあり、ヴィルゲスは何としてでもホームで勝ってロスバッハに追いつかなければいけない。この試合前には何人かの選手が2軍送りにされたが、この試合で負けたりしたら監督ハンズィはさらに暴走してしまう。

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<マサキ(21)に寄せるシュテフェンとカバーする俺>

 マサキはスリートップの右、俺は左サイドだったためところどころでマッチアップした。

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<俺の後ろでシュテフェンとやりあうマサキ(21)>

 ヴィルゲスは前半2-0のリードで折り返す。

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<指示を飛ばすヴィルゲスの監督ハンズィ>

 後半、ヴィルゲスは更に追加点を奪い3-0。しかし、ペナルティーエリア内の間接フリーキックから1点をかえされた。

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<マサキ(左)と俺(右)>

 試合は3-1でヴィルゲスの勝利。ヴィルゲスは勝ち点24でロスバッハと並んだが、得失点差でロスバッハよりも上の順位になった。

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2007年11月22日 (木)

ドイツでサッカーをしている三浦雅樹

ドイツでサッカーをしている友達のマサキについて。

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<マサキです。>

本名、三浦雅樹。
マサキは横浜FCに在籍していたが2005年に解雇され、2006年にドイツへやってきた。俺の所属していたザールラント州の1. FC Reimsbach(ライムズバッハ)に一時期籍を置き、その後、2006/07シーズンからラインラント・プファルツ州のSV Rossbach(ロスバッハ)でプレーをしている。入団当時、チームはラインラントリーガ(ドイツ5部)に所属していたが、マサキはスタメンとして活躍し、チームのリーグ優勝とオーバーリーガ(ドイツ4部)への昇格に貢献した。

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<ホームで試合に出場するマサキ(赤いユニフォーム)>

 ロスバッハは昇格したばかりにもかかわらず、優勝候補に挙げられているカイザースラウテルン2軍やホンブルクといった強豪に勝ち、16節を終えた時点で18チーム中7位と健闘している。17節では俺の所属するWirges(ヴィルゲス)と対戦することになっている。

Masaki2_2
<試合後、バスの中でチームメイト勝利を祝う>

 マサキは、週5日午前にドイツ語学校に通い、週4回は夕方からチームの練習に参加、週末はリーグ戦に出場している。1年前と比べるとドイツ語もかなり上達して、チームメイトや近所の住人とも意思疎通ができるようになりドイツでの生活を満喫している。学校の行き帰りのバスでは、当初、登下校の子供たちにゴミを投げられるといったアウェイの洗礼を受けたマサキだが、今はすっかり子供たちの人気者になっている。

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<マサキの家の玄関>

 マサキは、俺の家から5キロほどのKleinmaischeid(クラインマイシャイト)というちょっとした田舎のアパートに住んでいる。たまに一緒に買い物に行き、家ではしっかり自炊している。部屋も比較的きちんと整頓されている。家の周りには猫が2,3匹住んでいて、マサキを主人だと思っている猫がたまに玄関先にネズミや鳥を運んでくる。

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<きれいにしてから撮ったリビングルーム>

 去年通い始めた語学学校では、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北中南米などの様々な人たちがドイツ語を勉強している。数人の親しい友達ができ、家に招待されたり、一緒にカフェに行ったりして仲良くやっている。学校の授業はもちろんすべてドイツ語で行われ、8時30分から11時45分まで週5日みっちりやって、1ヶ月275ユーロ(約4万5千円)。

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<語学学校のクラスメートと>

 語学学校から戻ると復習や宿題をして、時間があれば近くの森へジョギングに行ったり、近所の子供たち相手にサッカーをしたりしている。夕方はチームメイトの送り迎えで練習へ行き、夜の10時くらいに練習を終えて家に帰ってくる。現状に満足せず、更に上のリーグでプレーするためにドイツでがんばっている。

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2007年11月13日 (火)

サッカーと暴力沙汰 - そして類似例

 現在、自分の所属しているWirges(ヴィルゲス)では、リーグ戦のある試合で発生した人種差別発言やグランドでの暴力沙汰が取り沙汰されている。ヴィルゲスの選手が相手のアフリカ系選手を人種差別的な発言で挑発し、それに怒ったアフリカ系選手がヴィルゲスの選手を殴ったということになっているが、双方の意見が食い違い真意の程はわからない。明日、スポーツ裁判所でこのことについて話し合われることになっている。

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<ワールドカップでのジダンのヘッドバット>

 
前回のワールドカップ決勝フランス対イタリア戦では、フランス代表のジダン(Zidane)が、延長後半にイタリア代表DFのマテラッツィ(Materazzi)の胸に強烈なヘッドバットかました。当初、アルジェリア系であるジダンに対し人種差別発言などがあったと問題になったが、2人ともそのことについては否定をしている。ジダンは自分の姉に対する侮辱発言に対して怒り、マテラッツィもそのような挑発をしたと認めている。マテラッツィはジダンに姉妹がいることも知らず、ただ単にそのような挑発的な発言をしていた。後に、ジダンの姉にも謝罪のコメントをしている。

 ジダンには3試合の出場停止と7500スイスフラン(当時70万円)の罰金が科せられ、マテラッツィには2試合の出場停止と5000スイスフランの罰金が科せられた。ジダンは大会前から、この大会後の引退を表明しており、彼はレッドカードによる退場で引退試合を締めくくることになった。ジダンの3試合出場停止は3日間の社会奉仕活動に置き換えられた。

Buffaroman_2
<バッファローマンのハリケーンミキサー>

 自前のバッファローマン(1000万パワー)は、ハリケーンミキサーの体勢をとっている。ハリケーンミキサーとは自慢のロングホーン(角)とともに頭から敵に突進するバッファローマンのフェイバリットホールド(必殺技)。敵はハリケーンのように舞い上がり、ミキサーにかけられたように回転しながら落ちてきて、最後はリングに突き刺さる。たいへん危険なので真似をしないように。

Cantona_kungfu
<カントナのカンフーキック>

 他にサッカー選手の暴力沙汰として有名なのは、1995年にイングランドで起きたカントナのカンフーキック事件。当時、マンチェスター・ユナイテッドに所属していたフランス代表のカントナは、汚い野次を飛ばすクリスタル・パレスのサポーターにカンフーキックをかました。レッドカードをもらったカントナは、約4ヶ月の社会奉仕活動と約1年の出場停止処分を受けた。

Kenkakick
<蝶野のケンカキック>

「I´m CHONO.」
プロレスラー蝶野正洋の得意技の一つ、ケンカキック。危険なので真似をしないように。
蝶野は高校時代、サッカーと暴走行為に明け暮れていたらしい。奥さんマルティナはドイツ人デザイナーとのこと。

Scolari_attack
<殴るスコラーリ監督>

 
ブラジル人で現ポルトガル代表ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督は、ユーロ2008予選で対戦したセルビアのドラグティノヴィッチ(Dragutinovic)選手の顔を殴ったとし、3試合の出場停止を受けた。セルビアのクレメンテ(Clemente)監督は、「スコラーリは監督業をやめるべきだ」と厳しく批判した。

Crosscounter
<矢吹丈のクロスカウンター>

 WBCバンタム級王者ホセ・メンドーサに必殺技のクロスカウンターをかます矢吹丈。ホセは判定でジョーに勝つも廃人同然に。ジョーは真っ白に燃え尽きる。危険なので真似をしないように。

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2007年11月 6日 (火)

人種差別問題勃発 vs Hauenstein戦

Hauen  VS Egc
  Hauenstein             Wirges

 リーグ戦14節のHauenstein(ハウエンシュタイン)戦。アウェイの試合会場までバスで3時間もかかった。怪我をした膝の調子も良くなってきて1軍のメンバーに入り始めているけど、まだ試合には出場していない。Wirges(ヴィルゲス)の2軍はドイツの5部リーグに所属していて、最近は試合勘を取り戻すためにそこで公式戦に出させてもらって調整している。

 前半にサイドから崩されて先制されてしまったが、途中交代で入った若手のダニエルのゴールにより同点に追いつき、1-1の引き分けで試合が終了した。が、試合終了直後、相手チームのアフリカ系選手Aがヴィルゲスのドイツ人選手Bに飛びかかった。みんなで二人を引き離したが、このヴィルゲスの選手Bは引き離されても相手のアフリカ系選手を挑発し続けていた。そうこうするうちに、他の選手同士ももめ始め、今度はヴィルゲスのコソボ系ドイツ人選手Cと相手のアフリカ系選手Aが激しく言いあってみんなに取り押さえられた。

 翌日、監督ハンズィのもとには新聞やラジオ局から電話が殺到し、新聞の記事やラジオでそのときの出来事が報道されていた。相手チームからは抗議の声明が出され、ヴィルゲスではチームの弁護士と共にそのときの状況について緊急ミーティングが開かれた。文書には、「ヴィルゲスの選手Bが試合中にハウエンシュタインの選手Aに絶えず人種差別的で挑発的な発言をしていたこと」、「ヴィルゲスの選手Cが試合終了後、ハウエンシュタインの選手Aを人種差別的な発言で侮辱したこと」、「試合中、ハウエンシュタインの選手Aがヴィルゲスの選手Bの非紳士的な行動に対して何度か審判に訴えたにもかかわらず、審判がその訴えを聞き入れず試合を進めていったこと」、「ハウエンシュタインの選手Aが試合後にヴィルゲスの選手Bを殴ってレッドカードの処置を受けたのに対し、ヴィルゲスの選手Bは審判から何の処置も受けなかったこと」などが書かれていた。ヴィルゲスの選手BとCは部分的に人種差別的な発言をしたことを認めている。俺も含め何人かの選手は、この人種差別問題に対してかなり不快な思いをしている。

 この2選手と何人かの証人は、近々、裁判の場に出ることになっている。個人的に最低で5週間の出場停止と3000ユーロの罰金が科せられる可能性があり、チームに対しても罰金や減点の処置が下される可能性があるらしい。

 この試合の3日後にはラインラント地区のカップ戦があり、ヴィルゲスは昨シーズン4部から5部に降格したBetzdorf(ベッツドルフ)と対戦した。まだ正式な処分が出されていないからかもしれないが、試合には渦中の選手BとCも出場した。本人もしくは監督が自粛するかと思ったが、普通にスタメンで出場したので少し驚いた。結果は0-1で負け。去年はベスト4だったが、今回は天罰が下り、ヴィルゲスは早々に姿を消すこととなった。

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<喝!!>

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2007年9月18日 (火)

やっと膝が治る - Salmrohr戦

 6月3日に行われた昨シーズンの最終節で膝の内側側副靱帯を怪我してしまった。今シーズンの開幕戦まで約2ヶ月のシーズンオフがあったので、その間に治して開幕戦に間に合わせようと思っていたが結局間に合わなかった。まだ完全に痛みが取れたわけではないが、最近ようやくチームと一緒に練習できるようになった。別に手術をしたわけでもないのに、なんだかんだで結局3ヵ月半もかかってしまった。

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<リコのフリーキック>

 3ヵ月半の間に何回かチームの練習に混ざったりしたが、それ以外はリハビリを中心にほとんど個人メニューだった。この日はゲームの感覚を取り戻すために、Wirges(ヴィルゲス)の2軍で試合に出させてもらった。ヴィルゲスの2軍は、ドイツの5部にあたるRheinlandliga(ラインラントリーガ)に所属している。二十歳前後の若い選手が多く、たまに安定性を欠くが勢いのあるチーム。和気あいあいとやっている。たまに和気あいあいし過ぎる時があるけど。

 この試合の相手は、昨シーズンの最後の試合で怪我をしたときの相手Salmrohr(ザルモア)。ザルモアは昨シーズン4部から5部に降格したため、因縁の対決をすることになった。前回の試合では負傷退場したあげく、チームも3-0で完敗したので、ぜひとも借りを返したいところ。

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<Salmrohr(赤)とヴィルゲス(白)>

 リハビリで走りこみはしていたが、やっぱり久々の90分はかなり疲れた。まだまだ感覚を取り戻さないといけないが、特に膝を悪化させることなく試合を消化した。プレー自体もまずまずの手ごたえだった。

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<コーナーの競り合い>

 ヴィルゲスは前半テンポのいい試合運びで先制したが、後半、一発のカウンターから同点ゴールを決められた。結局、その後も追加点を奪えず1-1のまま終了した。

 試合のほうは勝ちたかったが、なんとか1試合を通してプレーできたのでよかった。ヴィルゲス1軍のほうは現在オーバーリーガ(ドイツ4部)で7位とまずまずの位置につけている。今はチームがいい調子で来ているので、今すぐに俺の出番は来ないかもしれない。コンディションを整えていつでも試合に出れるように準備しておくのみ。

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2007年8月24日 (金)

古巣ザールブリュッケン来襲

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<ヴィルゲス(白)対ザールブリュッケン(青)> 

 第4節。相手はレギオナルリーガ(3部)から降格してきた1.FC Saarbruecken(ザールブリュッケン)。かつてはブンデスリーガ1部にもいた名門だけに、今シーズンはもちろん昇格を狙っている。試合には1000人以上の観客がきたが、Wirges(ヴィルゲス)のホームながらそのほとんどがザールブリュッケンファン。2時間以上もかけてわざわざ隣のザールラント州からやってきた。

 ザールブリュッケンファンの応援の中、ヴィルゲスはやや押された試合展開だった。素早いサイドチェンジからディフェンスラインの裏にパスを出され、それを相手FWが冷静にゴールを決め0-1。しかし、前半終了間際にヴィルゲスはサイドからフリーキックをゲット。このボールをMFのアルヤンが頭であわせ1-1の同点となった。
 
 後半はこの勢いを保ちたいところだったが、いきなりの失点。その後、ヴィルゲスが押し気味に試合を進めていたが、追いつかず、ホームでの試合を1-2で落とした。内容は悪くなかったがせめて勝ち点1は欲しいところだった。

 昔在籍していたチームだけに、ザールブリュッケンとの対戦を楽しみにしていたが、怪我がまだ治らずこの試合も休んだ。MRIの精密検査の結果、膝の靭帯がまだ損傷していた。手術は必要ないらしいが、もう少し時間がかかるとのこと。

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2007年8月17日 (金)

ようやく初公式戦 - Hasborn戦

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Wirges(白)とHasborn(赤)

 
2ヶ月以上の怪我から復帰して、前節はようやくベンチに入ることができた。今節は、シーズン初のホームでの試合で、対戦相手はHarborn(ハスボン)。前節のNeunkirchen(ノインキルヒェン)と同様ザールラント州のチーム。毎年ぎりぎり降格せずにリーグに残留し、注目されているチームではないが、新シーズンでは3試合で2勝1敗と結果を残している。ヴィルゲスは、このホームでの開幕戦を4-1で勝利し、リーグ3試合目にして初勝利をあげることができた。

 同じ日、俺は調整のため、ラインラントリーガ(ドイツ5部)に所属するヴィルゲスの2軍で試合に出ることになった。怪我が治ってから練習試合で45分しかプレーしていなくて、前日の練習でもシュートを撃った際に怪我をした膝がまだ少し痛んだのでいろいろと不安だったが、できるところまででいいからということで先発で出場することになった。走りこみはしていたので体力的にはそれほど問題はなかったが、右の膝をかばってプレーしているのが自分でもよくわかった。

 まだまだ体も試合感もフィットしていなかったが、久しぶりに80分試合ができて楽しむことができた。試合のほうはというと、前半と後半に1失点ずつ許し0-2で負けてしまった。次の日、1軍の監督ハンズィが「スキャンダルだ」と言っていた。

 チームドクターは、「痛みはあるけどプレーしてもこれ以上悪化しないだろう」と言っていて、監督のハンズィにも「ドクターがああ言っているから、痛いのは気持ちの問題じゃないか?」と言われた。そうあることを願っていて、今回の試合でも怪我を悪化させることはなかったが、次の日の練習でターンをした時また膝に痛みが走った。怪我をしてから8週間が経つが、ちょっとおかしいということでようやくMRIで精密検査をすることになった。ここに来てまたしばらく休まなければならない。メンシュ!

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2007年8月11日 (土)

ちょっと復活 - Neunkirchen戦

 チームに混ざって練習を開始した。怪我をしてから2ヶ月間、ずっとランニングとリハビリだったので、久しぶりにサッカーができて楽しかった。ただ、まだ膝と足首は痛むので引き続きリハビリをしていかなければならない。特に、足首や膝は痛みが消えたと思っても、周りの筋肉を補強しないとまた同じ怪我をすることになる。先週は公式戦がなく、ハンガリーの3部のチームと練習試合が入り、調整のため45分だけプレーした。まだ本調子には遠いけど、思ったよりも体が動いて試合の展開にもついていけた。試合はヴィルゲスが4-0で勝った。

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<ノインキルヒェン(白)対ヴィルゲス(黄)>

 今週はリーグ戦第2節、アウェイでNeunkirchen(ノインキルヒェン)との対戦。開幕戦、俺はスタンド観戦だったが、今回は怪我の調子も良くなったのでベンチに入った。ノインキルヒェンはザールラント州のチームで、その昔ブンデスリーガにいたこともあるらしい。来シーズンはブンデスリーガ3部が新設されることもあり、今シーズンはオーバーリーガ(現ドイツ4部)から4チームがレギオナルリーガ(現ドイツ3部)に昇格することができる(いつもは1チームのみ昇格)。ここぞとばかりにどのチームも4位以内を目指して昇格を狙っている。

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<フリーキックからゴール>

 ノインキルヒェンは3バックで、できるだけ早くロングボールを前線に放り込んできた。前線には強くて速い選手がいて、中盤には精度のいいボールを放り込める選手がいた。試合は完全にノインキルヒェンに支配されていた。ロングボールによる攻撃は、ディフェンス面でのリスクは減るが、攻撃面においては単調になってしまう。ただノインキルヒェンは切り替えが早く、ヴィルゲスのディフェンスが整う前にロングボールをどんどん放り込んできたので厄介だった。しかも、ロングボールを放り込んでくる数がはんぱないので、数を撃っている分だけチャンスの回数も増える。

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<ゴールを喜ぶノインキルヒェンの選手たち>

 後半にはゴール前でフリーキックを奪われ、壁の隙間から弾丸シュートをきめられてしまった。これが決勝点となり、0-1で敗北。ノインキルヒェンは中途半端にショートパスをつないでくることもなく、一貫したロングボール攻撃で結果を残した。これがいつまで続くか。

 昨シーズンに続き、ヴィルゲスは開幕2戦でまだ勝ち星がない。2試合とも優勝候補との対戦だったが、早く勝ち星を挙げて勢いに乗りたいところ。

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2007年8月 3日 (金)

オーバーリーガ2007/08シーズン開幕 - Worms戦

 オーバーリーガ(ドイツ4部)2007/08シーズンが開幕した。Wirges(ヴィルゲス)の開幕戦の相手は、昨シーズンリーグ3位のWormatia Worms(ヴォルマティア・ヴォルムス)。今シーズンの優勝候補の一つで、スタジアムには約1400人の観客が集まった。99パーセント以上がヴォルムスファンだった。俺は昨シーズンの最終戦で怪我をした膝と足首がまだ治らず、スタンド観戦した。

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<ヴォルムス(赤)とヴィルゲス(白)の入場>

 開幕戦はどのチームにとっても難しい。優勝候補とアウェイでの対戦だが、ヴォルムスもリーグ昇格を果たさなければならない立場でかなりのプレッシャーだったと思う。前半、ディフェンスのミスから危ないシーンがいくつかあったが、ラッキーなことにシュートがポストにあたり失点を免れることができた。ヴィルゲスはコンパクトに守りカウンターで攻めた。そして、前半30分くらいのカウンターから、ユース上がりのフォワード・ダニエルの落としたボールを最年長のアルヤンが25メートルHammer(ハマー)をきめ、ヴィルゲスがまさかの先制点。ヴォルムスファンは一瞬静まり返り、その後、ヴィルゲスベンチにはタバコの吸殻やらビールの容器が飛んできた。

Wormswirges07
<競り合うセンターバックのマヌエル(中)>

 
後半、ヴォルムスは点を取るためにリスクを冒してかなりオフェンシヴにきた。ヴィルゲスは前半と同じようにコンパクトに守ってカウンターを繰り返した。ヴォルムスが前掛りになっていたので、カウンターがうまく決まり何度かフィニッシュまで行くことができたが、追加点を奪うことはできず。逆に、残り15分でコーナーキックからこぼれ球を押し込まれ同点にされてしまった。その後、何とかヴォルムスの猛攻をしのぎ、試合は1-1のまま終了。勝ち点3が欲しいところだったが、アウェイで強豪相手に勝ち点1を取ることができ、内容的にも満足のいくものだった。

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<ザールダービー>

 ザールラント州では、同じリーグに所属するノインキルヒェン対ザールブリュッケンのザールラントダービーが行われた。1.FC Saarbruecken(ザールブリュッケン)は過去ブンデスリーガ1部に所属していたが、昨シーズン3部から4部に降格してしまった。ノインキルヒェンのスタジアムで行われたこの開幕戦には、4部リーグながら9500人の観客が集まった。ノインキルヒェンもザールブリュッケンと同じように優勝候補の一つに挙げられていて、結果は2-2の引き分け。ヴィルゲスは次節、ノインキルヒェンとアウェイでの対戦することになっている。難しい試合が続くが、序盤で勢いに乗るためにもできる限り多く勝ち点が欲しいところ。その前に自分は怪我を治して早くチームに合流しないと。

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2007年7月12日 (木)

ヴィルゲス 2007/08シーズン

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 2007/08シーズンが新しく始まるということで、Wirges(ヴィルゲス)でも新チームの写真撮影が行われた。チームのホームページも最近リニューアルされていた。

EGC Wirges Homepage はここ ←

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<新入団選手と監督のハンズィ>

 抜けた7人の選手の代わりに、新しく7人の選手がチームに加わった。7人中6人がユースから上がってきたばかりの19歳。ヴィルゲスのユースから3人、コブレンツのユースから1人、ケルンのユースから1人。みんなスタメンを狙ってアピールしている。

 チーム最長老のアルヤンはいまだ故郷のアルバニアにいて姿を見せていない。去年の始めも合流が遅れ、そのときは無断欠席扱いで600ユーロほどの罰金が科せられていた。今年はどうなるものか。

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2007年7月 6日 (金)

今シーズン最初の練習試合 - 1.FC Koeln II.

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ヴィルゲス(白)対ケルン(赤)>

 7月1日に新シーズンのためのチーム練習が再開した。最初の1週間は練習だけの予定だったが、3日目に急遽、ケルンの2軍との練習試合が入った。俺は、昨シーズンの最終戦で怪我をした膝と足首がまだ完全に治っておらず、監督のハンズィに「出なければいけない」と言われたけど、無理をせずランニングだけ済ませ試合を観戦していた。

 ドイツにはサテライトリーグがないので、プロのサテライトとアマチュアチームが同じリーグで対戦することになる。ブンデスリーガのサテライトチームは、たいていドイツの3部や4部リーグに所属しているが、ケルンのサテライトはヴィルゲスとは違う地域の4部リーグに所属している。ヴィルゲスの地域の4部リーグにはマインツのサテライトが所属している。

 ブンデスリーガのサテライトチームはU23で構成されていて、3人のオーバーエイジ枠以外はみんな若い。よく走るし、アピールしようとモチベーションも高い。後半に1点を取られ0-1で負けたが、試合は完全にケルンのペースだった。

 今シーズン、7人の新しい選手がヴィルゲスにやってきた。そのうちの6人はまだ19歳で、Aユース(ユース年代の一番年上のカテゴリー)からあがってきたばかり。昨年よりも層が薄くなったと心配されているが、このメンバーで1シーズン戦っていくしかない。7月31日の開幕戦にむけて、みんなスタメンを取ろうとアピールしている。俺ももちろん開幕スタメンを目指しているけど、とりあえず怪我を治さないと話にならない。スタートダッシュは遅れてしまうけど、あせらず治すのみ。

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2007年7月 2日 (月)

ロンギーとランニング中

 1ヶ月弱のシーズンオフが終わり、チーム練習が再開した。昨シーズンの最終戦で怪我をした膝と足首はまだリハビリ中で、チーム練習初日、俺は別メニューでフィジカルトレーナーのロンギーとランニングをした。ボールは蹴れないが走ることはできるので、2日目のクーパーテストには参加。ここは負けられないので、もう一人のチームメイトのデニスとともにトップを独走してアピールした。昨シーズンのウインターブレイク明けのテストでは、半数の選手が走れず、監督のハンズィが激怒したが、今回はどの選手もしっかり休みの間に準備をしてきていた。

 フィジカルトレーナーのロンギーの本名はヨアヒム・シュロッターだが、背が高く(長く)ごついので英語の"long"から「ロンギー」というあだ名がつけられている。ロンギーと呼ばれている男を他には知らないが、ドイツでは背の高いやつはドイツ語の"lang(長い)"から「ランガー」と呼ばれている。どのチームにも「ランガー」は一人くらいいて(キーパーが多い)、昨シーズンWirges(ヴィルゲス)のキーパーのスヴェンも「ランガー」と呼ばれていた。
 
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<いつも黙って試合を見つめるロンギー(右下)>

 ちなみに、昔ドイツでサッカーをしていたハトリュー(仮名)という日本人は、ドイツ語の"klein(小さい)"から「クライナー」と呼ばれていた。そのチームの監督がよく「Kopf hoch, Kleiner! (コプフ・ホーホ・クライナー)」と言っていたのを覚えている。"Kopf"は「頭」、"hoch"は「高い」という意味で、この言葉はミスをしたり試合に負けたりしてうつむいている時に「がっかりするな、顔を上げろ」というように使われる。

 ロンギーは50歳になるが、年に数回、フルマラソンをしている。昨年も2つの地域大会で優勝し、ドイツ全土のオーバー50の大会では3位になった。そんなロンギーは、毎朝4時半に起き仕事前に1時間ほどランニングしている。そして、チームの練習前にもう2時間ランニング、更に練習で選手とランニング。とにかく走るのが好きらしく、さっきも「今日も別メニューでランニングするのか?」とメールが来た。

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<コーラと熊のハリボ>

 ちなみにロンギーお薦めの間食はHaribo(ハリボ)。ハリボとはドイツの有名なグミのことで、熊やらコーラやらフルーツやらワインやらいろいろなバージョンがある。カロリーが少なく、ゼラチンたっぷりなので関節にも良い。しかし、食べると止まらなくなるので、食べすぎには注意。ロンギーのお気に入りは熊のハリボで、「白いやつがうまい」と言っていた。

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<こんな形をしている>

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2007年6月16日 (土)

スペイン・マヨルカの旅

 シーズン終了後、5泊6日でスペインのマヨルカ島へチーム旅行に行った。島にはオランダ人やイギリス人地域もあるらしいが、ヴィルゲスは滞在期間中、朝から朝までバラマンというドイツ人地域で飲んだくれていた。下の写真はバラマンのビーチ沿いを走る道。ランニングやサイクリングをしている人もいたが、右手にはすぐビーチがあり、日光浴したり飲んだたりしている人がいる。馬車も走っていて、飲み物を買いに行った帰りに、無理を言って300mくらいの距離を定員オーバーで乗せてもらった。

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<バラマンの海岸沿いの道。右手にはすぐビーチ>

 ほかのチームメイトはこれまで何回もマヨルカを訪れているが、まだバラマンを出たことがないらしい。俺は一人抜け出し、バラマンからバスで30分ほどかけて島の中心都市であるPalma de Mallorca(パルマ・デ・マヨルカ)に向かった。バスは路線内ならどこで降りても1,10ユーロだった。ドイツと同じように前から乗る時に運転手に支払う。ちなみに空港を通るバスは1,80ユーロだった。一番最後の日に知ったが、二階建ての赤いバスはパルマの有名な場所を通って街をぐるぐる回っている。チケットは13ユーロで24時間以内ならどこでも乗り降り自由。最初に乗っておけば街のどこに何があるかよくわかる。イヤホンガイドは英語とドイツ語とスペイン語。

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<スペイン広場>

 街の中心地を抜けたあたりで、人がたくさんいたPlaca d'Espanya(スペイン広場)というところで降りてみた。ここの広場のすぐ近くにツーリストインフォメーションがあったので、地図をもらっていろいろと回ってみた。ここから先が旧市街になっているらしく、歩行者天国になっている細い路地を海岸方向に進んでいった。海岸に向かう途中、教会やショッピングできる店が細い路地にいくつもあった。
 バラマンではドイツ語しか聞こえてこなかったが、一歩街に出るとほとんどスペイン語しか通じなかった。やつらがバラマンを出ないのもうなずける。とりあえず周りのスペイン人の真似をして、「オラ」、「グラシアス」、「アディオス」を連発してみた。あとは、コブレンツのスペインレストランで覚えた「ケソ(チーズ)」と「ハモン(ハム)」が少し役に立った。

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<宮殿(左)と大聖堂(右)>

 だいぶ奥に行くと、Palau de I'Almudainaという宮殿とCatedral(大聖堂)の間から海を見渡せる場所にでる。間には十字架が立っている。はじめて大聖堂の前を通った時には正面の入り口は閉じていて中に入れなかった。噂によるとほかに小さな入り口があるらしいが、イベントのため封鎖されていたかもしれない。

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<夜の宮殿と大聖堂>

夜は宮殿と大聖堂がライトアップされていた。人はほとんどいない。
一歩細い路地に入ると虫の鳴き声しかしなかった。ほんとに静まりかえっている。

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<教会から出てきた行列>

 2日目に大聖堂の前を通ろうとしたとき、前日閉まっていた正面の門から太鼓と笛の音色とともに踊る行列が出てきた。先頭は本物の騎馬隊で、そのあとには音楽に合わせて馬の格好をした人などがジャンプしたり回転したりしていた。更に正装をした人たちの行列が続き、一番最後には偉そうな人や法王のような格好をした人が出てきた。よくはわからなかったが、 「2007」と「Corpus」というでかい花の模様が飾られていたので、祭壇か何かのオープニングセレモニーと勝手に解釈した。大聖堂のパンフレットに、Corpusという祭壇が載っていた。始めは結婚式かとも思ったが、とにかくうれしそうな感じだった。テレビカメラも来ていた。

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<大聖堂のガウディの作品>

 行列が出て行くと正面の門が開けっ放しになり、人が入れるようになった。これまでドイツの3大大聖堂も見てみたが、それらと比べると中が明るく華やかな感じがした。正面の祭壇の上から吊るされている飾りはガウディによって作られたもの。とにかく何かすごいものがあるような気がした。行けばわかるさ、見ればわかるさ。

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<店のオヤジのお薦め>

 観光地から少し外れたバーに入ってみた。バーではレアルマドリーの試合が放送されていて、残り2試合で優勝争いをしていたバルセロナとセビリアの試合結果も画面の右上に常に表示されていた。ガットゥーゾのような顔をした店のオヤジにワインとタパスを注文する。ちなみにこのオヤジはバルセロナファン。途中、バルセロナが首位に立つとノリノリになり、レアルファンの客の頭を引っぱたいていた。しかし、試合が終わるころにはレアルがまた首位に立ち、オヤジの機嫌は一変。レアルファンの客の頭をまた引っぱたいて、テレビのチャンネルを変えてしまった。翌週、結局レアルが優勝を決めた。

 街を回ってみて、緑と赤の色合いがちょっとしたところでよく使われている気がした。また、ドイツよりも人当たりがよく、店員の対応もけっこう親切。
 最終日、宿を予約しておらず、荷物だけ預けて夜までみんなで飲んでいた。明け方空港に到着し、仮眠。早朝の便でドイツへ帰っていった。さすがにどいつも疲れを見せていたが、マヨルカを去らなければならないことを寂しがっていた。また来年もみんなで行く気満々だったが、今回十分飲んだくれたので、次はスペインのほかの場所かほかの国へ行ってみたいと思う。

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2007年6月13日 (水)

魔夜歌(マヨルカ)島

 シーズンが終了し、とうとうチームのスペイン旅行の日がやってきた。この時期、ほかのドイツのチームもチーム旅行をするようで、かなりのチームがスペインのMallorca(マヨルカ)島へ毎年のように飛んでいる。これまでドイツで所属してきたチームも毎年マヨルカ島へ行っていたが、俺はほかの場所を旅行していたので、今回が俺の初スペイン、初マヨルカになる。

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<シュトゥッツガルト空港にて>

 この日のために作成されたおそろいのTシャツを着て、監督ハンズィの家からシュトゥッツガルトの空港まで車で向かった。ヴィルゲスの選手用Tシャツには「俺たちはWirges(ヴィルゲス)で最も美しい男の部下です」と書かれていて、監督ハンズィは「俺がヴィルゲスで最も美しい男」というTシャツを誇らしげに着ていた。同じようにおそろいのTシャツを着た団体をマヨルカや空港でいくつも見かけた。まさにお祭り騒ぎ。
 車の中にはビールが用意されていて、朝の9時前だというのに、空港に着く前にはみんな5本以上のビールを飲むことになった。空港の待ち時間でも飲み、飛行機の中でも飲んで朝から飛ばしっぱなし。更に、マヨルカの空港に着いたときは、先に到着していたマヌエルがビールを買って待ち構えていた。

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<ジミー、マヌエル、デニスとともに>

 ドイツはこの時期蒸し暑かったが、マヨルカはカラッとしていてずっといい天気が続いた。空も海もかなりの青さだった。俺、ジミー、マヌエル、デニスの4人はホテルを予約していなかったので少し心配していたが、ビーチまで歩いて3分のところにある4人用のアパートを見つけることができた。プールつきでチッキンや料理器具も用意されていて長期滞在の人にはいいかもしれない。もちろん俺たちは一度も料理などしなかったけど。到着後、酔いを醒ますためにすぐにビーチに繰り出した。

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<サングラスを値切るシュテフェン>

 日本人にとってのハワイのように、マヨルカ島には毎年多くのドイツ人が旅行に行くと聞いていたが、現実は俺の想像をはるかに超えていた。島の中心都市はPalma(パルマ)というところだが、俺たちの滞在先はパルマから車で30分ほど離れたBallermann(バラマン)という地域だった。ここはドイツ人なら知る人ぞ知るところで、まさにドイツ人たちのパラダイス。99パーセント以上がドイツ人。全くスペインにいる気がしないが、このなんでもありのパラダイスに病み付きになった多くのドイツ人団体が毎年ここを訪れている。特に、シーズンを終えたサッカーチームが多く、昔のチームメイトや対戦相手に久しぶりに会うことができた。ヴィルゲスと同じリーグのチームも来ており、わざわざスペインまで来て一緒にいなくてもいいのに、昼間から3チーム一緒にビーチで飲んだくれていた。

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<酔っ払うマヌエル>

 バラマンのビーチには150メートル間隔で1から15くらいまで番号がつけられていて、6のビーチから50メートルのところには巨大なビアホールとディスコを備えるBierkoenig(ビールの王様)というドイツ語の店があり、連日超満員でドイツ人たちが机の上で踊ったり大声で歌ったりしている。バラマン6はドイツ人にとっての聖地となり、ここのビーチはドイツ人たちによって埋め尽くされる。そのほかにも、バラマン6にはドイツ語でビール通りやハム通りといったものがあり、どこもかしこもドイツ人だらけ。流れる音楽はすべてドイツ語で、それもみんなで肩を組んでビール片手に大声で歌うような曲ばかり。チームメイトと一緒に騒ぐにはもってこいだが、さすがに何日も朝から晩までこのノリと音楽にはついていけなかったので、時々一人でパルマの街へ出かけていった。チームメイトたちは何回もマヨルカ島を訪れているが、まだバラマンを離れてパルマの街に行ったことがないと言っていた。 

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<ベッドがあるのになぜか狭いところで爆睡する2人>

 昼ごろからビーチで飲み始め、夕方シャワーを浴びてからビアホールやディスコに出向く。朝方帰ってきて少し寝てからまたビーチへ出向く。スペインにいるけど音楽も言葉もすべてドイツ語。マヨルカの旅を嫌って旅行に参加しない人もいるけど、それでもこれがある種のステータスになっているのか、毎年のように懲りずに期間限定で堕落した生活をしにやってくる人が大勢いる。マヨルカ自体はいいけど、日本人がこの一角に近づくことは絶対にお薦めできない。

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2007年6月 6日 (水)

今シーズンと来シーズン

 今シーズン、Wirges(ヴィルゲス)はリーグ前半戦を6位で折り返したが、後半戦は怪我人も多く波に乗れず3勝7分6敗。後半戦の成績は良くなかったが、最終的には32試合を11勝9分12敗の7位で終えることができた。チームとしては例年よりいい成績を残すことができたらしい。

 個人的には主に左サイドバックでプレーし、31試合出場の0得点。ヴィルゲスでの1年目だったが、チームにもなじむことができ契約も延長した。来シーズンは始めから力を出していけると思う。ゴールが欲しいところ。

 ヴィルゲスはオバーリーガ(ドイツ4部)ズートヴェスト(地域)に属している。ドイツはBundesliga(ブンデスリーガ)1部2部とあり、3部のRegionalliga(レギオナルリーガ)は北と南の2リーグに分かれている。4部となるOberliga(オーバーリーガ)はドイツ全土に9リーグある。
 再来シーズンからはブンデスリーガ3部が新しくできる。新たにできるこのブンデスリーガ3部には、来シーズンのレギオナルリーガ上位チームが参加することになる。また、来シーズンのオーバーリーガ上位チームが繰上げで再来シーズンレギオナルリーガに参加することになる。ので、来シーズンは上を狙うチームにとって大事なシーズンになる。

 今シーズンは、ブンデスリーガ1部ではシュトゥッツガルトが優勝し、メンヒェングラートバッハ、マインツ、アーヘンが2部へ降格した。2部ではカールスルーエが優勝し、ロストック、ドゥイスブルクとともに1部昇格を果たした。ケルンとカイザースラウテルンは昇格を果たせず来シーズンも2部。ブンデスリーガ1年目の地元コブレンツは12位でリーグを終え2部に残留することができた。3部では元ブンデスリーガ1部のザールブリュッケンがまさかの4部降格。来シーズンは一緒のリーグで戦うことになる。ザールブリュッケンの2軍はオーバーリーガで6位だったにもかかわらず、1軍がオーバーリーガに降格してくるので、とばっちりを受けて5部に降格しなければならない。同じリーグに2チームの登録はできない。

今シーズンのリーグの順位は以下の通り。
<Oberliga Suedwest>
1位 Oggersheim(3部に昇格)
2位 Mainz2軍, 3位 Worms, 4位 Homburg,
5位 Trier, 6位 Saarbruecken2軍(降格),
7位 Wirges, 8位 Hauenstein,
9位 Engers(ライバル), 10位 Neunkirchen, 11位 Mayen,
12位 Hasborn, 13位 Bad Kreuznach,
14位 Mechtersheim(降格), 15位 Salmrohr(降格),
16位 Betzdorf(降格), 17位 Hohenecken(降格)
18位 Kutzhof(消滅)

<3部から降格して来期4部のチーム>
Saarbruecken, Kaiserslautern2軍, Pirmasens

<5部から昇格して来期4部のチーム>
Rossbach(マサキがプレー), Koellerbach, Idar Oberstein

 監督ハンズィと仲のものすごく悪いギュンター・ヴァーグナー率いるエンガースが9位でリーグを終えたので、ハンズィは優越感に浸っていた。来シーズンは7月31日に開幕するが、エンガースより上を狙うこともさることながら、強豪チームが増えるので取れる試合でポイントを取っておかないとかなり厳しいシーズンになる。降格の危険さえあると思う。
 明日から12日まではチームのスペイン旅行が控えている。7月1日にはチーム練習が始まるので、この旅でリフレッシュして練習までには怪我を治したい。明日はハンズィの家に朝っぱら6時に集合し、俺が空港まで運転をしていかなければならない。

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最後の最後で - Salmrohr

  Salmrohr  VS Egc_12
Salmrohr(ザルムロア)       Wirges(ヴィルゲス)

 去年の8月に始まった2006/07シーズンもいよいよ32試合目。最終戦は降格のかかっているザルムロアとの対戦。ヴィルゲスは怪我などで1軍の選手が8人しか出場できず、2軍から何人か選手を呼ぶことになった。ザルムロアはとにかく勝たなければならないので、試合開始からがんがん攻めてきたが、ヴィルゲスはチームの連携が全くかみ合わず、早々に失点した。途中からチームがかみ合い始め、4,5本は決定的なチャンスがあったがものにできず、前半を0-1で折り返した。

 後半もこの調子で追い上げようと思っていたが、敵との接触で右の足首と膝を負傷。そのまま交代して、俺の今シーズンは少しだけ早く終わった。治療している間にもう一点取られ、更に控え室に戻っている途中にもう一点取られ、結局0-3で最終戦を落とした。前半ぱっとしなかったので後半盛り返そうかと思っていたのに、最後の最後で負傷してしまった自分に怒りすら覚える。

 ザルムロアはヴィルゲスに勝ったものの、元ブンデスリーガ1部のSaarbruecken(ザールブリュッケン)が3部から4部へまさかの降格。そのとばっちりを受けてザルムロアの降格が決定した。選手たちはグランドにうずくまっていた。ちなみに、ザールブリュッケンは1軍が4部でプレーすることになり、2軍は4部で6位にもかかわらず自動的に5部へ降格しなければならない。

 ヴィルゲスは11勝9分12敗の7位でリーグを終了した。チームはとしては例年よりいい成績を残すことができた。個人的にはヴィルゲスでの1シーズン目だったが、1試合を除いてすべての試合に出ることができた。チームにもなじむことができたので、来期は始めからもっとプレーしやすくなると思う。
 右の膝は昨シーズンの終盤に一度伸ばしていて、完治するのに3ヶ月以上かかった。今回は足首にダメージが分散されたので、膝へのダメージは前回ほどではなかった。そのかわり、足首にはプロテクターをはめられた。

 これから1ヶ月ほど練習も試合もなくなり、6月7日からはスペインのマヨルカ島へのチーム旅行が控えている。この旅行のために、チームでおそろいのあほなTシャツを2着作った。プロテクターをはずせるように少しでも足の状態を良くしておかなければならない。試合に大敗したのでいつもだったら激怒しているはずの監督ハンズィだが、帰りのバスの中ではすっかりマヨルカ気分で大はしゃぎだった。

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2007年5月28日 (月)

8試合ぶり vs SaarbrueckenⅡ

 今シーズンもあと2試合。今節のSaarbruecken(ザールブリュッケン)戦が今シーズン最後のホームになるので、今シーズン限りでヴィルゲスを退団する、ヴァッチィ、アンディ、ネナドの3選手のためにキックオフ前に花束贈呈が行われた。ザールブリュッケンは去年まで住んでいた街で、5シーズンほど前にはこのチームでプレーしていた。当時は、現チームメイトのトーマス・エシュや相棒のもっちゃんさんも一緒にプレーしていた。マッサージ師のフランクは「何年ぶりだよ」と近寄ってきたが、「リーグ前半戦で会っただろ」とトーマス・エシュにつっこまれていた。

 ヴィルゲスは怪我人続出で、1軍の選手を8人しか招集できなかった。1軍のすぐ後には2軍の試合が控えていたので、2軍の選手も呼ぶことができず。ユースチームから5人の選手を招集し、3人がスタメンで出場した。ザールブリュッケンにはアウェイで2-0で勝っているけど、その時はかなり押し込まれた。リーグでも6位とヴィルゲスの少し上にいるので、誰もがかなり厳しい試合になると予想していた。

Wirgessaar21_001
<濃いパンツがWirges(ヴィルゲス)

 ヴィルゲスはところどころで守備の連携がかみ合わず危ない場面が何度かあったけど、攻撃のほうではザールブリュッケンが油断していたからか、バーやポストに直撃する惜しいチャンスが何度かあった。隙をつかれてサイドからのセンタリングを頭で決められたけど、チームの出来はそんなに悪くはなかった。

 後半に入ってもヴィルゲスはいつも以上にチームの連携が取れていた。退団間近のヴァッチィが左サイドをえぐり、折り返しをユースのダニエルが決めて同点にすると更に勢いに乗った。その後、アルヤンからのスルーパスを受けたヴァッチィがペナルティーエリア内で倒されPKをゲット。キッカーはヴァッチィ。右を狙ったシュートはキーパーにはじかれた。が、こぼれ球をヴァッチィ自らが決めて2-1の逆転に成功した。ヴァッチィはホームでの最後の試合ですばらしいパフォーマンスを見せた。
 この日フィールド登録されていたキーパーのスヴェンがフォワードで投入され、会場を盛り上げるシーンもあったけど、最後はみんなで守り抜き8試合ぶりに勝利することができた。

Wirgessaar21_002
<残留をかけて戦うヴィルゲス2軍>
 
 1軍の試合後には、Rheinlandliga=ラインラントリーガ(5部リーグ)に所属する2軍が試合をした。2軍は今シーズンラインラントリーガに昇格してきたけど、降格圏内付近に位置している。この試合で引き分け以上ならリーグ残留が決定する。対するEisbachtal(アイスバハタール)も降格争いをしていて、この試合には絶対に勝たなければならない。試合は0-0だったけど、ヴィルゲスは気持ちの入った試合を見せてリーグ残留を決めた。
 
 
最終戦はアウェイでSalmrohr(ザルムロア)とのダービー。ザルムロアは俺たちに勝たなければ降格が決定する。ザルムロアが降格すると、アイスバハタールの降格も決定する。「ヴィルゲスはラインラントで一番のチームでなければいけない」と監督のハンズィが言っていた。これらのチームには悪いけど、最終戦では自分のやることをしっかりやって、気持ちよく今シーズンを締めくくる。

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2007年5月21日 (月)

しょーもないパターン - Betzdorf戦

 Betzdorf    VS  Egc_11
Betzdorf(ベッツドルフ)     Wirges(ヴィルゲス)

 今シーズンもあと3試合。今節は、地域ダービーとなる16位のBetzdorf(ベッツドルフ)との対戦。ヴィルゲスは前回、降格の決定している17位のHohenecken(ホーエンエッケン)にホームで1-1で引き分けているので、相手が16位とはいえ余裕をこいてる立場ではない。更に、怪我人が続出し、今回はキャプテンのチジーを初めエースのトーマス・エシュも出場できない。2軍から選手を5人も呼んだ。

 立ち上がり、珍しくヴィルゲスは攻撃がかみ合っていた。が、15分くらい経つとベッツドルフの動きがよくなり、すべてが後手後手になった。そうこうしているうちにサイドのセットプレーからヘディングをきれいに決められ0-1。更に、センターバックのアンディーとキーパーのスヴェンが負傷交代し、ディフェンスの連携がぼろぼろになると、前節と同じように、中盤をフリーでドリブルされ、ディフェンスラインの裏に出されたスルーパスからキーパーをかわされ0-2とされた。

 ハーフタイムはいつものごとく監督ハンズィの沈黙から始まり、最後には怒りが爆発した。とにかくここ数試合はずっと悪い雰囲気でハーフタイムを迎えている。

 後半に入り、これまたいつものように巻き返しが始まった。セカンドボールを拾えるようになり、両サイドから攻撃を仕掛けれるチャンスが増えた。そして、右サイドからのクロスを久々スタメンのバッチィがヘディングで1点を返した。が、左サイドのジミーが膝を負傷し、交代を使い切っていたヴィルゲスは10人で戦わなければならなくなった。多少リスクを冒して攻めチャンスも作り出したが、得点には至らず、1-2でダービーを落とした。ベッツドルフとは今シーズンのリーグ戦では1分1敗。更に、冬の室内サッカーのトーナメントの決勝でも1-2で負けている。試合後、「顔を見たくない」というハンズィの理由で、次の日の練習が休みになった。

最近は、しょーもないパターンができあがっている。
「序盤、少しチャンスを作る」
       ↓
   「調子に乗る」
       ↓
 「攻められて失点する」
       ↓
「ハーフタイムにハンズィが激怒」
       ↓
「後半巻き返すが、良くて引き分け」
       ↓
「試合後、ロッカーでブーブー言う」
       ↓
  「怪我人が増える」

 次の試合には、試合に出れる1軍の選手が8人しかいない。2軍も同じ日に試合がある。と言うことは、ユースから何人か選手を借りることになる。相手は俺の古巣で6位のザールブリュッケン。どうなるものか、行けばわかるさ。

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2007年5月14日 (月)

渋滞がつづく - Hohenecken戦

  Egc_10 VS    Hohenecken
Wirge(ヴィルゲス)   Hohenecken(ホーエンエッケン)

 リーグ戦も残すところあと4試合。ヴィルゲスはリーグ後半戦に入り引き分けが多く、まだ1勝しかしていない。今節の相手は、すでに降格が決定している17位のホーンエッケン。そろそろ勝ち星がほしいところ。

 最近は怪我人が多く、チーム練習もまともにできていない状態。そのせいか、ここ数試合はチームがうまく機能せず、結果がまったく出ていない。特に、前半の入り方がいつも悪く、後半になってようやく追い上げるといった感じになっている。この試合も、出だしは良かったものの、前半はセカンドボールがほとんど拾えず、中盤で自由にボールを持たれた。そして、まったくフリーの状態からディフェンスラインの裏にパスを出され、1点を先制される。

 ハーフタイムではいつものごとく監督のハンズィが激怒し、後半はヴィルゲスにリズムが戻る。ここ数試合、毎回こんな感じで試合が進んでいる。PKでトーマス・エシュが1点を返し、試合は同点になった。その後もヴィルゲスペースで試合が進み攻め続けたが、ゴールにはいたらず、1-1で試合は終わった。

 試合後の練習では、長いミーティングがあり、チームが結果を残せていないことに関して話し合われた。チームは昇格も降格もないので気が緩んでいる、カップ戦の準決勝で負けたあとモチベーションが下がっている、相手を見下している、自分たちの力を過信しすぎている、などが挙がられていた。また、怪我人が多くまともな練習ができていないということも挙がっていたが、ハンズィは、「それにしても渋滞などで練習にこれないやつが多すぎる。いつまで渋滞が続くんだ。」と言っていた。とにかくいろいろな原因で、フィジカル的にもメンタル的にも戦術的にも最高の状態ではないことは確か。でも、あと3試合残っているので、やれることをやるしかない。

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2007年5月 7日 (月)

日本代表のように - Hauenstein戦

Hauen   VS Egc_9
   Hauenstein                Wirges

 今シーズンも残り5試合、シーズンの終わりまで1ヶ月を切った。今節はアウェイで7位のHauenstein(ハウエンシュタイン)との対戦。ホームでの前半戦は4-1で快勝していて、そこから4連勝している。ヴィルゲスは8位なので勝って順位を入れ替えたいところ。
 リーグも終盤に入り、ヴィルゲスは怪我人を多く抱えている。練習できる選手が、キーパーの2人を入れても、10人に満たない時がある。今回の試合にも2軍やユースから何人かの選手が召集された。これが試合にどう影響するか。行けばわかるさ。

 ハウエンシュタインは上のリーグからも選手を補強していて、試合前のミーティングでは、両サイドからいい攻撃をしてくることを知らされた。数年前にルクセンブルクの1部のチームに練習参加したときに、このグランドでハウエンシュタインと練習試合をしたのをなんとなく覚えている。ディフェンスラインからゲームをしっかり組み立てて、サイドチェンジでよくボールを動かすチームだと思った。この試合でも中盤やディフェンスラインでパスを回してきたけど、特に決定的なチャンスは作られなかった。逆に、ヴィルゲスはフォワードがキーパーと1対1のチャンスになるビッグチャンスなどを作ることができた。

 後半、以外にも早くあのチャンスがまたやってきた。あのチャンスとは俺の得点のビッグチャンス。今年のHomburg(ホンブルク)戦では、ディフェンスとしてめったにやってこないキーパーとの1対1のチャンスをものにできなかった。ディフェンスとして、公式戦ではもうあのようなビッグチャンスは来ないかもしれないと思っていたけど、2ヶ月もしないうちにまたやってきた。

 オーバーラップしてトーマス・エシュとのワンツーからペナルティーエリア内でキーパーと1対1に。ワントラップして左足のインステップでゴール右隅を狙った。が、シュートはキーパーにブロックされディフェンダーにクリアーされた。コースがやや甘かったか。自分の中では前回より落ち着いていたつもりだけど、ここ一番で結果を残せるか残せないかでは本当に大きな違い。とにかく、今回もチャンスをものにできなかった。シュートセンスはフォワードに任せるとしても、シュートテクニックはどのポジションの選手も必要。とにかく自分のやるべき仕事をして、次のチャンスがやってくるまで準備しておく。チャンスはいきなりやってくる。

 後半、ジミーが退場して10人での戦いになったが、幸い、試合は0-0の引き分けに終わり勝ち点1をとることができた。個人的にもシュートチャンス以外は調子がよくベストプレーヤーに選ばれていた。
 試合後、シュートをはずしたことについてチームメイトからはもちろんつっこまれた。勝利ボーナスが引き分けボーナスに減額になったため、トーマス・エシュは俺の口座番号を要求してきた。
 フランクフルトの高原選手は今シーズンけっこうゴールを決めて活躍しているけど、日本人はゴールを決められないというイメージがどこかにあるらしい。最終的には、「日本代表の高原でもゴールを決めないからしょうがない」ということでまとまった。

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2007年4月29日 (日)

フィジカルの低下 - MainzⅡ戦

  Egc_8   VS    Mainz2_104x104
Wirges(ヴィルゲス)       Mainz(マインツ)Ⅱ

 ここ最近引き分けが多いヴィルゲス。そろそろ勝ち星が欲しいところだが、今回の相手はリーグ2位のマインツ2軍。ドイツにはサテライトリーグがなく、ブンデスリーガに所属するチームの2軍が3部(レギオナルリーガ)や4部リーグ(オーバーリーガ)に属している。ブンデスリーガ(1部2部)には1つの組織から1チームしか登録できないので、2軍がレギオナルリーガで優勝してもブンデスリーガ2部にあがることはできない。最高でもバイエルン・ミュンヘンなどのように、1軍がブンデスリーガ1部で2軍がレギオナルリーガという形になる。マインツの1軍は現在ブンデスリーガ1部で降格圏内だが、残り3試合で残留できる可能性はまだ残されている。ちなみに、最下位のメンヒェングラートバッハは残りを3試合をすべて勝たなければならないが、15位のフランクフルトが1引き分けでもすれば降格が決定する。また、ブンデスリーガ2部では首位のカールスルーエが残り3試合を残して1部昇格を決めた。

 前半戦でマインツ2軍と戦った時は、決定的なチャンスをいくつか作りながらも残り15分で3失点し1-4で負けた。しかも、俺はヘディングの競り合いで歯を折った。
 今回、ヴィルゲスは怪我人が多く、センターフォワードのトーマス・エシュの代わりに、センターバックのスタリーが先発で出場することになった。ヴィルゲスはほとんど決定的なチャンスを作れず、前半終了間際に右サイドをえぐられきれいに決められた。
 後半、何度か危ない場面を作られたものの失点には至らなかった。終盤はヴィルゲスがコーナーキックやフリーキックでマインツのゴールを脅かしたものの得点には結びつかず。そのまま1-0で試合は終了し、マインツは残り5試合に優勝への望みを残した。

 点差は前回よりついていないが、内容的には前回よりも悪いものだった。その原因として、フィジカルの差が挙げられると思う。マインツの選手たちは前回と同じかそれ以上のコンディションだったが、ヴィルゲスの選手たちは明らかに前半戦よりもフィジカル(特にパワー、スピード)が落ちていた。前半戦に戦った時はシーズン前のトレーニングで蓄えたものがあり、まだ1対1などの局面でも通用していたけど、今回は1対1の局面でバランスを崩し、ボールを簡単に奪われるシーンが目立った。シーズン前に作った体を維持していくためには、1週間に1回はウエイトトレーニングなどで筋力を維持しなければならない。マインツの選手たちはきっちりトレーニングされていて、後半戦に入っても他のチームと比べてフィジカル的な強さを感じた。

 他のチームにもいえることだけど、リーグ終盤の疲れからヴィルゲスにも怪我人が多い。更に、週の中日にカップ戦や練習試合が連続して入ったこともあり、フィジカルトレーニングの時間をチームで取ることができなかった。シーズン終盤に入り、自分でも明らかにフィジカルが落ちているのを感じる。特に、体幹や上半身、ハムストリングの筋力が落ち、スピードやジャンプ、ボディーバランス、パフォーマンスの安定性に影響が出ていると思う。こういった自分の持ち味を生かすために、週に1回はウエイトトレーニングを入れるようにしているけど、ここのところ疲労回復を優先してウエイトトレーニングに時間をあまり割なかった。自分の持ち味が発揮できないとメンタル的にも影響が出てしまう。あと5試合で最善を尽くして、怪我をしないように今シーズンを乗り切れるようにする。危ぶめば道はなし。

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2007年4月23日 (月)

ピーマンを食え - Mechtersheim戦

 先日のラインラントカップ戦準決勝、Wirges(ヴィルゲス)はOberwinter(オーバーヴィンター)との延長戦の末、3-2で敗れた。これまで、チームとしても個人的にもこのカップ戦の優勝を目標の一つに戦ってきたので、この敗戦は精神的にもダメージが大きい。ミーティングでは、「過ぎたことは仕方がないから残りのリーグ戦に1試合1試合集中する」ということで話がまとまった。

 リーグ戦は6月の頭まで続くけど、正直、この敗北で緊張の糸が少し緩んでしまったと思う。残り7試合あるが、気持ちを切り替えて、新しく設定した「リーグ5位」の目標に向かって一試合一試合戦っていくしかない。現在、ヴィルゲスは18チーム中8位。今節はアウェイで、Mechtersheim(メヒタースハイム)との対戦。

 最近は前半の入り方が悪く、後半にがんばってもその分を穴埋めしきれなかった。後半に追い込まれてから巻き返し始めるというパターンだったけど、前半から自分たちのサッカーができればもっと楽に試合を進めることができると思う。そう思っていたけど、この試合も前半からあまりうまくかみ合わなかった。敵にはミドルシュートを1本しか打たれなかったけど、そのシュートがきれいにゴール左隅に入ってしまった。ここ数試合、どうもチームの連携がしっくりこない。

Mechzeit_2
<キーパーのスヴェン(左)とネナド(右)>

 後半に入るといつもどおりボールが落ち着きヴィルゲスがゲームを支配したが、相手のファールから試合が荒れまくった。俺のマッチアップした選手はいいやつだったが、悪い意味で相性がよく、ヘディングの競り合いで3回も頭がぶつかった。1回目は目の下にヘディングを喰らい、腫れて青くなった。2回目の時は、また歯が折れたかと思ったら、口の中に芝生が入っていただけだった。このときは相手がダウンして治療された。3回目も痛かったけど、「またかよ」という感じでお互い笑っていた。更にこの選手は、ヴィルゲスのキャプテンのチジーとも頭をぶつけていた。これでチジーは負傷交代した。

 ヴィルゲスは攻め続けたけど、なかなか点が取れない。ロスタイムのコーナーキックには、キーパーのスヴェンも自陣のゴールをあけてあがってきた。そして、このコーナーキックのボールをスヴェンがヘディングで後ろへそらし、途中交代で入ったネナドがロスタイム5分で同点ゴールを叩き込んだ。ネナドはここのところ途中交代ながら結果を残しているが、来シーズンはボンのチームへ移籍することが決まっている。

 ここ数日ドイツは急に暑くなり、1試合もすれば日焼けして顔が痛い。水分補給対策として、朝食ではピーマンを丸々一つ食べた。ピーマンはすぐに消化されず、トマトなどよりも長い時間体内に固形のまま残るので、朝食べたピーマンの水分は午後に行われる試合中にじわじわと体内に吸収されるらしい。トマトやピーマンは水分を多く含み、炭水化物の吸収に必要なカリウムも多く含んでいる。そして、きのこ類やゴーダチーズ、エダマーチーズ、ナッツ類などには、炭水化物の吸収を促進するクロムという栄養素が多いらしい。試合前の昼食には、消化しにくい肉類やサラダを避けて、スパゲッティにマッシュルームなどを入れたトマトソースをかけて食べれば、エネルギーとなる炭水化物をばっちりとることができる。ただし、自分の能力が急に上がるわけでもないので、普段からのトレーニングと体調管理を怠っていたら何の意味もない。

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2007年4月20日 (金)

アッツィの勇姿 - カップ戦準決勝

  Egc_7 VS     Oberwinter
Wirges(ヴィルゲス)     Oberwinter(オーバーヴィンター)

 Rheinland(ラインラント)州のカップ戦もいよいよ準決勝までやってきた。「この試合が今の時点ではもっとも大事な試合。週末に控えているリーグ戦は忘れろ。」と監督のハンズィが言うように、どうしても勝って決勝に進出したい。前日にはEngers(エンガース)とTrier(トリアー)のもう一つの準決勝が行われ、3-1で勝利したトリアーが6月に行われる決勝に駒を進めた。

 今回の相手は5部リーグのOberwinter(オーバーヴィンター)。会場はオーバーヴィンターになり、非常にやりにくい人工芝の上での試合となった。オーバーヴィンターは5部で5位くらいに位置し、リーグでは最多得点の攻撃力を誇るらしい。準々決勝では、5部で首位のRossbach(ロスバッハ)に3-0で勝利している。決して侮れない。試合の前日の練習ではエースのトーマス・エシュが負傷。軽い怪我で、試合には元気に現れると思っていたが、最終的には出場を断念。これが試合にどう響くか。

 ヴィルゲスは前線からボールを奪いに行き、とにかく点を取りに行った。「これから戦いにいく。怪我が怖いやつは試合に出るな。」と試合直前に監督のハンズィが言っていたが、ホームのオーバーヴィンターも決勝の舞台に向けて相当気合いが入っていた。ボール支配率は明らかにヴィルゲスが上だったが、完璧には崩しきれずそこまでの決定的なチャンスはなかった。逆に、オーバーヴィンターはヘディングの強い選手とテクニックとスピードのある選手のフォワードのコンビでカウンターを狙ってきた。

 前半の中盤、ヴィルゲスのコーナーキックのチャンス。しかし、オーバーヴィンターのディフェンダーがクリアーしたボールからカウンターが始まり、大きなパス2本でヴィルゲスのゴール前までボールを運ばれる。センターバックが体を寄せきれず、キーパーが少し前に出てきたところをループ気味でシュートを打たれ、先制点を決められた。リーグ戦でもこんなことは一回もなかったが、ヴィルゲスは油断からか攻守の切り替えが遅れ、オーバーヴィンターは見事にチャンスを生かした。

 前節のリーグ戦の前半もそうだったが、この試合も同じようにチームの力が出し切れていなかった。この試合に向けての改善すべき点をきつく言われて気持ちを入れ替えたつもりだったが、攻撃があまりにも静的で、何人かの選手は審判に抗議をして守備への切り替えを怠っていた。監督のハンズィはもちろん激怒し、もっともっと力を出すようチームへ要求した。

 後半は気持ちを入れ替え、攻撃が流動的になり、前半よりも決定的なチャンスを作ることができた。が、不可解なオフサイドの判定から、ゴール前にこぼれたボールを押し込まれ、まさかの2点ビハインド。チームはがっくりくるところだったが、キックオフ早々ジミーが打ったミドルシュートのこぼれ球をネナドが押し込み、再び1点差に追い上げる。勢いは明らかにヴィルゲスにあり、オーバーヴィンターはいつ追いつかれてもおかしくない状態に追い込まれた。試合終了も近づいてきた頃、ヴィルゲスはペナルティーエリア付近で直接フリーキックのチャンス。このチャンスにキッカーは怪我から復帰したアッツィ。壁を越えたボールはきれいな弧を描いてゴールの左隅へ。延長への望みをつないだアッツィは、ゴールを決めたあと、興奮のあまり自陣のゴール付近まで全力疾走していった。かなり体力を消耗したと思う。

 それから流れはヴィルゲスに傾き、延長前半で追加点を奪えそうなチャンスが何度かあった。しかし、これをものにできず延長後半へ突入。そして、オーバーヴィンターにサイドからフリーキックのチャンス。ヘディングの競り合いがこぼれ、キーパーのスヴェンが反応したが、誰かがボールに触りコースが変わる。ボールはそのままゴールラインを割るところだったが、ちょうど敵のフォワードが立っていてこれをゴールに押し込んだ。誰が触ったかも覚えていないが、とにかくパワープレーからゴールを決められてしまった。その後、ヴィルゲスもパワープレーで最後の反撃を試みたが、ゴールならず。3-2で準決勝敗退が決定した。

 コーチのエマが言うように、後半は自分たちの力を出し切ったと思う。延長の失点にしてもありえることだからしょうがない。それよりも、前半の入り方。あの45分間が後々に響いた。フリーキックを決めたアッツィは今年で34歳。現役生活も残り少ない。前半から声を張り上げてがんばっていた。「今回が優勝できる最後のチャンスだと思ったから、絶対に勝ちたかった。」と試合後に言っていた。そういえば、冬の室内サッカーの大会でも決勝で負けたとき一番悔しがっていたのはアッツィだった。

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2007年4月15日 (日)

気の緩み - Bad Kreuznach戦

 上位との3連戦を1勝1敗1引き分けで終え、今節はホームでBad Kreuznach(バート・クロイツナーハ)を迎えることになった。前半戦にアウェイで対戦した時は、当時最下位だったクロイツナーハに終了間際に決勝ゴールを決められ1-0で負けてしまった。ミスが多く、自滅した試合だった。順位を上げるためにもこの試合は絶対に勝っておきたいところ。ここ数日で急に気温が上がり30度を超える夏のような天気だったが、これが試合にどう影響するか。試合前から、時間があれば水分を積極的に取るように言われていた。

 前回のリーグ戦は監督のハンズィが不在だったためキーパーコーチのエマが指揮を執ったが、今回はエマが不在でハンズィの指揮に再び戻った。スタメンは前回と同じで、風邪で欠場していたキャプテンのチジーは今回も途中からの出場となった。

Kreuznach
<キーパーのスヴェンとタックルするアルヤン>

 前半、前からボールを奪いに行きガンガン攻めるはずが、暑さのせいか、中盤とフォワードの動きが全くなくロングボールに頼る展開になってしまった。グランドの状態が悪くショートパスが危険だったとはいえ、「ロングボールだけで勝てる」というおごり高ぶった考えがチームにはあったと思う。確かに惜しいチャンスはいくつかあったがゴールにはならず、逆に前半終了間際、ディフェンダーのミスから先制点を決められてしまった。ハーフタイム、2分ほど無言の監督ハンズィだったが、もちろんそのあと怒りは爆発した。

 後半はロングボール禁止令が出され、とにかく自分たちのサッカーをするように心がけた。キャプテンのチジーが投入され、チームは中盤でボールを回せるようになった。攻撃に厚みができ、後半とは比べ物にならないほどいいペースで攻めることができた。はじめからこうすればよかったが、気持ち次第でチームが良くも悪くも変わることはよくある。ただ、この試合ではハーフタイムを使ってうまく切り替えられたのでまだよかった。

 押せ押せムードになったWirges(ヴィルゲス)は、その後PKのチャンスをトーマス・エシュが決めて同点。更に、トーマス・エシュが左足でもう1点決め逆転に成功。追加点を取るチャンスもあったが、このまま守りきって勝てるとみんな思っていたと思う。そんなところで、相手チームがロングボールを放り込んできた。センターバックと右サイドバックの間の競り合いでこぼれたボールは敵のフォワードがダイレクトでシュート。キーパーのスヴェンも反応できず、終了2分前に同点に追いつかれ、試合はそのまま終了した。

 右サイドバックは本職ではなかったにしろ、終了間際に選手全員の気持ちが緩んでいた。一般的に、サッカーの試合では終了間際に点の入る確立が高くなると統計が出ているのでしょうがないかもしれない。こういうこともある。それよりも、相手をなめた前半の戦い方が問題。来週には州のカップ戦の準決勝が待っている。今日の前半と同じような戦いをしたら確実に喰われてしまう。

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2007年4月13日 (金)

意外な出会い - U18ルワンダ代表戦

 Egc_6      Rwanda
Wirges(ヴィルゲス) VS  U18ルワンダ代表

 今、U18ルワンダ代表がドイツのKoblenz(コブレンツ)で合宿をしている。来年のU19アフリカ選手権や再来年のワールドユース出場を目標に、約1ヶ月前にドイツ人の新監督の下でチームが結成された。場所も近いこともあり、ドイツ滞在中の対戦相手として急遽ヴィルゲスが選ばれた。

 ヴィルゲスはこの試合の前の週にリーグ戦をこなしており、更に次の週にはカップ戦とリーグ戦が控えている。スタメンの選手は過密スケジュールになってしまうので、ここのところ試合に出ていない選手がこの試合に出場することになった。それだけでは選手が足りないので、2軍とAユースからも何人かが出場した。ということで、自分たちは別メニューで練習することになった。
 と思って練習場に行ってみると、フィジカルコーチのロンギィが「遅いぞ。早く準備しろ。」と言う。「いや、俺は普通に練習だろ?」と言うと、どうやら出場予定だった選手が2人怪我でリタイヤしたらしい。週末の試合に備えて調整しようと思い、練習用のスパイクしか持ってきていなかったが、「左サイドバックをできるやつがいないから、残念だけど全部出てもらう。」と監督のハンズィに言われ急いで支度した。

 アップしている時に監督のハンズィにまた呼ばれ、「今度は何だよ」と思って行ってみると、ルワンダの監督が日本語で話しかけてきた。なんか見覚えがあると思ったら、一昨年の冬に、あるスポーツ雑誌に特集されていた「日本サッカーに関わりのある3人のドイツ人コーチ」のうちの1人だった。3人のうち1人は去年の1月に講演を聞きにいった日本サッカーの父クラマー氏で、もう1人は自分がドイツでプレーをしていたReimsbach(ライムズバッハ)の監督ウド(本名ウド・ヘルツァー)だったので、彼のこともなんとなく覚えていた。この監督はMichael Weiss(ミヒャエル・ヴァイス)というドイツ人で、日本では大久保のいた頃の国見高校や松井やパク・チソンのいた頃の京都パープルサンガでコーチをしていた。ミヒャエルはウドのこともよく知っており、意外なところでまたつながった。サッカーの世界は広いようで狭い。

 試合はというと、ヴィルゲスは3チームの混合チームでお互いに名前もわからない状態だったので、チームとして全く機能しなかった。選手の能力的にもチーム内でいくらか差があった。前後半ともにディフェンスの個人的なミスで1失点し、1点は豪快なミドルシュートを決められたものの、結局0-3で完敗した。一番驚いたのはゴールを決めた後にやっていたパフォーマンスだった。うまく表現できないが、4,5人の選手が体のばねを使って地面をくねくね這っていた。

 ルワンダの選手たちは新しい監督の下で訓練されており、また監督にアピールするためにモチベーションは高かった。チームとしていいサッカーをしてきたが、必ずしも勝てない相手ではなかった。ただ、U18のレベルで考えるとかなりのポテンシャルを感じる。ルワンダのA代表はFIFAランキング100位以下でシンガポールなどと同じくらいのレベルだが、このU18のチームはこれからもっともっと伸びてくるかもしれない。先日、デュッセルドルフの国際大会でカメルーンのU19を見てきたが、そのチームよりもテクニック、戦術に関しては上だった。

 試合の次の日、ミヒャエルに会うためにルワンダの合宿先に行ってみた。彼は受け持ったばかりのチームにすごく手ごたえを感じていて、先に控えるアフリカ選手権も楽しみにしている。それだけに、この日のヴィルゲス戦はたいへん残念だったようだ。むしろ、怒っていた。多分、ヴィルゲスとはもう試合をしてくれないと思う。「前半だけでもフルメンバーできてほしかった。」と言うように、せっかくドイツまでやってきたチームにもっと真剣に闘うべきだった。ルワンダはもうしばらくコブレンツで合宿をやる予定。

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2007年4月 6日 (金)

我慢比べ - Worms戦

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Wirges(ヴィルゲス)  VS  Worms(ヴォルムス)

 前節、アウェイで上位のトリアーに勝ち勢いに乗りたいところだが、今節はトリアーより更に上にいるヴォルムスとの対戦。この試合は3月頭に悪天候で流れた試合の埋め合わせとなる。ヴォルムスは今年4連勝で現在3位、3部リーグ昇格を目指している。ドイツの4部リーグは9つあり、2つある3部リーグにあがれるチームは4部の各リーグから1位のみ。リーグ優勝をするためにも、ヴォルムスとしてはこの試合は絶対に勝たなければいけない。今回、監督のハンズィが不在のため、ヴィルゲスはキーパーコーチのエマが指揮を執った。

 今週は練習もエマが担当し、この試合の戦術にあわせた練習を行った。まず、ディフェンス陣は4バックとディフェンシヴハーフの2人が連携してしっかり守る。ヴォルムスの長身のフォワードにロングボールが入るので、これに対する対処法を練習した。攻撃に関してはここ数試合と同じで、敵陣からどんどんプレッシャーをかけにいった。そして、ボールを奪ったらできる限り早くシュートまで持っていく。ディフェンスラインでボールを奪ったらできるだけ早く敵陣深くへ縦パスを入れていった。

 セットプレーで危うい場面もあったが、練習の成果もあり、ディフェンスに関してはうまくいっていた。攻撃に関しては、コーナーキックやいい位置でフリーキックをもらい、コーナーキックでは惜しい場面もあったが、ゴールすることはできなかった。0-0で前半を終了。ハーフタイム、「ヴィルゲスにとってこの試合は0-0でも十分だ。」とエマ。「攻撃に関しては失うものはないんだから、もっとふてぶてしいプレーをしろ」と指示が出た。

 後半、ヴィルゲスは無理に攻めず、確実に守っていた。逆に、勝たなければいけないヴォルムスは必死に攻めてきた。「ヴォルムスはこれまで似たような展開で試合を進めてきているが、後半の最後でいつも点を取ってきている。」とエマが言うように、後半も時間がたつにつれてヴィルゲスの攻める時間がほとんどなくなってきた。が、ここまできたらあとは我慢比べ。放り込まれるボールに対し、体を張って気合いで跳ね返していくしかない。最後の最後ではヴォルムスのコーナーキックからのヘディングシュートがバーをたたいたが、何とか守りきり0-0で試合は終了した。

 「ここ数年は、守りに入って最後に失点をして勝ち点を逃す試合があったが、この試合ではうまくいった。予想していたよりも攻撃に関してはチャンスを作れなかったが、0-0で勝ち点を取れたのには満足している」とエマのコメント。最後は技術うんぬんよりも気合いの問題だったがとにかく耐え抜いた。逆に、この試合を引き分け、優勝争いから一歩退いたヴォルムスの選手たちはグランドにうずくまっていた。

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2007年4月 1日 (日)

踏ん張りどころ - Trier戦

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Wirges (ヴィルゲス)     Trier (トリアー)

 前節、ホームでHomburg(ホンブルク)に1-2で負けたが、ここから更に厳しい戦いが続く。今節はアウェイで4位のTrier(トリアー)、次節が3位のWorms(ヴォルムス)。そして、体調不良でキャプテンのチジーを欠くことに。ヴィルゲスは現在8位で、上位に留まるためにもここは踏ん張りどころ。

 リーグ前半戦にホームで対戦したとき、トリアーは首位だった。攻められたものの、スーパーゴールがばんばん決まり前半を4-0で折り返す。しかし、後半はトリアーの猛攻をくらいあっという間に4-4。しかしながら、ねばりにねばって最終的には6-5で打ち合いを制した。その後、トリアーは監督や選手が何人か代わったが、それでもかなり手ごわいことに変わりはない。ちなみに、トリアーは2シーズン前はブンデスリーガ2部、昨シーズンは3部だったが、降格とともに選手を放出し続け一気に4部まで落ちてしまった。早期ブンデスリーガ復帰を達成するためにも、選手やサポーターたちは相当気合いが入っている。

 この試合もリスクを冒し、高い位置でボールを奪いにいくことになった。中盤ではなかなかボールを奪えず、スピードのあるフォワードと強いフォワードにかなり危険な場面を作られた。しかし、トリアーはディフェンスラインでも無理につなごうとしてきたので、そこでボールを奪うように追い込み、攻撃を始めることができた。そして、コーナーキックからユーリがヘディングを決め先制。前半を0-1で折り返す。

 後半も同じような展開が続き、ヴィルゲスは必死で守った。そうこうしているうちに、今度はサイドからのフリーキックを勝負強いアルヤンがあわせ2-0と突き放す。トリアーは地元サポーターからもブーイングを喰らい、チームは崩壊寸前。ヴィルゲスは調子に乗り始め、ユーリの奪ったPKをトーマス・エシュが決めて3-0とした。最後は相手チームのキャプテンに技ありのミドルシュートを決められたが、そのまま逃げ切り3-1でリーグ後半戦初勝利を飾った。

 個人的にはほとんど攻める機会はなかったが、オフェンス陣が点を取ってくれたのでディフェンス陣は守った甲斐があった。明らかにヴィルゲスのほうがチームがまとまっていた。試合後、みんなかなり疲れていたが、結果が伴ってくれたので、帰りのバスの中ではみんな飲んではしゃいでいた。逆に、トリアーはリーグ昇格が絶望的になり、来シーズンも4部で辛抱しなければいけない。次節はホームで今年連勝中のヴォルムスと対戦。やるしかない。

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2007年3月26日 (月)

チャンスはあと何回くるのか? - Homburg戦

 今年に入りWirges(ヴィルゲス)はカップ戦で準決勝に進出しているものの、リーグ戦は2戦して2引き分け。今節が今年初めてのホームでの試合でそろそろ勝ち点3が欲しいところだが、相手は毎年優勝候補に挙げられるSaarland(ザールラント)州のHomburg(ホンブルク)。前回のアウェイでの試合は、残り15分で3失点し0-3で負けている。厳しい戦いになる。

 引き分けた2試合とは異なり、この試合では前からプレッシャーをどんどんかけていった。やられる前にやる作戦で、ディフェンスラインはマンツーマンでかなりのリスクを負ったが、高い位置でボールを奪い攻撃のチャンスを増やすことができた。前半のキックオフでは、キックオフゴールを狙ったトーマス・エシュのシュートがいきなりバーをたたき、その後もポストやバーをたたくシーンが続いたがなかなか得点には至らず。ヴィルゲスのディフェンダー陣も踏ん張り、前半を0-0で折り返した。

 試合前のミーティングで、「相手の右サイドがこの試合を決める」と監督のハンズィが言っていたように、自分のマッチアップした敵の右サイドは足が速く、ホンブルクの攻撃の起点になっていた。この選手に仕事をさせないために、かなりの力を守備に費やすことになった。

Homburg
<Keita Tsuchiya(センタリングをあげている)はビッグチャンスをはずす>

 後半も中盤に差し掛かった頃、左サイドのスローインからホンブルクのゴール前にパスがつながる。目の合ったトーマス・エシュからオーバーラップした自分にパスが出され、ペナルティーエリア内でキーパーと1対1に。今季最大のゴールチャンスに、インサイドキックでコースを狙ったつもりだったが、ボールは相手ゴールキーパーの手の中にすっぽりと納まった。インステップで弾丸を撃っていれば、少なくともこぼれ球になっていたかもしれない。たられば言おうと変わらない事だが、ディフェンダーとしてはなかなかやってこないゴールチャンスで、チームのためにも決めなければいけないチャンスだった。

 その後、一瞬の隙をつかれ、ディフェンスライン中央を抜け出した相手フォワードに先制点を決められる。更に、ドリブル突破しようとした相手フォワードにPKを与え、2-0。キャプテン・チジーのシュートが敵のオウンゴールを誘い1点を返したが、同点には追いつかず、ホームでの緒戦を落とすことになった。キーパーコーチのエマが「これだけチャンスがあるのに入らないということは、今日は勝ちに見放されているかも」と試合中につぶやいていたようだったが、「ホンブルクのようなトップチームには最後に試合を決める力がある」とも言っていた。

 前回のアウェイでの試合よりもチャンスが多く、試合を通して運に恵まれなかったという総評だったが、この試合の自分のシュートミスに関しては、ここ数年でもっとも怒りすらおぼえるものだった。自分がサッカーをやめるまで、このようなチャンスはあと何回来るかわからないし来ないかもしれない。次にこのような場面が来た時、自分がどんな結果を残せるかを楽しみに待つ。

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2007年3月23日 (金)

ラインズマンに頼りすぎない - ユースの試合

 コブレンツで行われたユースの試合を観にいった。ドイツのサッカーは、大人の部と19歳以下の少年の部に大きく分けることができる。更に、少年の部は19歳から2年ごとにカテゴリー分けがされ、U19がAユース、U17がBユース、U15がCユースというように、U9のFユースまで続く。もっと下のちびっ子たちのためにはバンビーニというカテゴリーが存在する。プロのチームはもちろんのこと、下は10部くらいまであるアマチュアチームの多くも、AからFまで自分たち直属のユースチームを持っている。そして、これらのユースチームも大人と同じように毎週末ホームアンドアウェイで試合をこなしている。プロチームの下部組織になると抱えるユース選手の数も増えるので、AユースをA1とA2というように分けたり、間にU18やU16を入れて1年ごとの年齢カテゴリーに分けたりもしている。

 試合時間はU19のAユースでは大人と同じ45分ハーフ、U17のBユースでは40分ハーフとなっている。大人と同じように1シーズンを通してリーグ戦を行い、リーグの昇格降格もかかっている。ちなみに、日本の小学3,4年生にあたるFユースはハーフコートで試合が行われるけど、大人と同じ5号ボールがすでに使われている(日本の小学生は大人よりも一回り小さい4号ボールを使用。中学生から大人と同じ5号ボールを使い始める)。

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<Bユースのカップ戦準々決勝>

 この日観にいった試合は、Bユースのラインラント地域のカップ戦準々決勝で、コブレンツ(Koblenz)とトリアー(Trier)の対戦だった。コブレンツの大人はブンデスリーガ2部、トリアーの大人はドイツ4部リーグに所属している。大人と同じように週末にリーグ戦があるので、カップ戦は平日の夜に行われる。

 試合はブンデスリーガで使われるスタジアムの隣の人工芝で行われた。人工芝の状態はまずまずだったけど、照明はかなり暗く、州のベスト8の試合なのにラインズマンはいない。また、トリアーのユニフォームには背番号がついていなかった。日本の高校サッカーに比べると、重要度や注目度はぜんぜん下。それは、ドイツのユース年代はあくまで育成が目的、ということから説明がつく。大事なのはこの時点で勝つことではなく、上の年代へ育ててあげること。それが最終的には大人になって世界を相手に戦えるチーム作りにつながっていくと思う。

 試合のほうは、後半決めたゴールが決勝点となり、コブレンツが1-0でトリアーを下した。

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<ヴィルゲスAユースの試合>

 
週末はヴィルゲス(Wirges)のAユースの試合を観にいった。ヴィルゲスAユースは、この年代で3番目のリーグに所属していて現在首位を走っている。この日の試合も4-0で快勝し、リーグ昇格をほぼ確実にした。

 この試合もラインズマン無しで行われた。もちろんユース年代でももっと上の重要な試合ではラインズマンがつけられるけど、公式戦でもこのレベルだと、選手や監督はオフサイドを審判の判断にまかせている。もちろん、審判一人ですべてを正確にジャッジすることはできないけど、ラインズマンがいないことによって選手や監督は、オフサイドトラップをねらうことよりももっと大事なことを考えながら試合をすることができると思う。

 例えば、ディフェンスが敵についていかなければいけないところで、楽をしてオフサイドトラップをかけてしまうことがある。ラインズマンがいないと、楽をするためにこうしたリスクを冒しづらくなるので、ボール際で最後まで戦うことや1対1で絶対に負けないことが求められるようになる。また、ディフェンスラインにパスを出させないために、中盤の選手も敵に厳しくプレッシャーをかける必要がある。一人ひとりがチームのために戦うといったサッカーでもっと根本的なことが選手には求められるようになると思う。このことも、ユース年代の勝ち負けよりも育成に重点が置かれているからできることだと思った。そして、一人の責任で試合をコントロールしなければならない審判の育成にもつながると思う。

 はとこのショーヤは日本でコーチライセンスを取得したとき、「いくら話だけを聞いても、海外のサッカーは自分で体験してみないと本当のことはわからない」というようなことを言われドイツにやってきた。ヴィルゲスのユースと一緒に練習などもした。この試合を見て一言。
「監督が日本のようにうるさくないこと。ユース年代は育成だというドイツの考え方を感じた。」

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2007年3月21日 (水)

敵は己の中にいる - Doerbach戦

 州のカップ戦の準々決勝。正確に言うとラインラントサッカー協会の管轄地域のカップ戦。日本の天皇杯の県予選のようなもので、ブンデスリーガ以外のチーム(3部リーグ以下のチーム)で優勝が争われる。地域大会で優勝すると、翌シーズンのドイツカップ本選に出場でき、1回戦でブンデスリーガのチームと対戦することになる。今回の相手は5部リーグのDoerbach(デアバッハ)。5部リーグの中でも下のほうにいて、順位的にはWirges(ヴィルゲス)の2軍と同じくらい。カップ戦は基本的には格下チームのホームで1発勝負で行われる。1時間半くらいかけて試合会場へ向かった。

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<試合開始前、気合いを入れる>

 どのチームもリーグ戦が毎週末あるので、カップ戦は基本的に週の真ん中に行われる。リーグの成績を重視するチームは選手に無理をさせないことが多く、中には格下だと思ってどうしても油断してしまうチームもあるので、番狂わせがけっこう起こる。まさに油断大敵。敵は己の中にいる。

 ヴィルゲスはリーグ戦で中位に位置し、監督や選手の言動からもカップ戦に力を入れていることがわかる。監督のハンズィはどうしてもタイトルが欲しいらしい。「お前らは元プロで、それは過去のことだ。」と何度も念を押された。デアバッハは前節のリーグ戦で首位のチームに3-3と善戦しているだけに、この試合もリーグ戦と変わらないスタメンで挑み、ミーティングからかなり気合いが入っていた。j自分もいつも通り左サイドバックで出場した。

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<白のデルバッハと黄色のヴィルゲス>

 リーグ戦ではフォアチェッキングをせずにかなり守備的に戦ってきたけど、相手チームに正確なロングボールを蹴れる選手や中盤でボールを持てる選手がいなかったので、この試合では前からどんどんプレッシャーをかけていった。ディフェンスも多少のリスクを冒し、中盤にあわせてどんどんラインをおし上げた。ボールを奪う位置が高くなるので、攻撃への切り替えがスムーズに行き、前半の早い時間にトーマス・エシュのゴールで先制することができた。

 セットプレーでは危ない場面もあったけど、後半は終始ヴィルゲスが試合を支配していた。チームでやるべきことをやり、ジミーのハットトリックもあり4-0で勝利、4月の準決勝へ駒を進めることができた。残念なことは、昨年の準優勝チーム・ロスバッハが今回の準々決勝で負けてしまい、友達のマサキとの対戦がなくなってしまったこと。仕方がないから、あとは準決勝と6月の決勝にあわせて体調を整えていくのみ。

「闘魂とは己に打ち克つこと。戦いを通じて己の魂を磨いていくこと。」
by アントニオ猪木

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2007年3月19日 (月)

守備的だけど - Mayen戦

 リーグ戦が再開して2試合目。前節はアウェイでNeunkirchen(ノインキルヒェン)と引き分けて、何とか勝ち点1を取ることができた。今節はまたまたアウェイでの試合で、相手は地域ダービーとなるMayen(マイエン)。Wirges(ヴィルゲス)はマイエンとの相性が余りよくないらしく、前半戦はヴィルゲスのホームで1-1の引き分けだった。そうでなくとも、降格圏内が見え始めているチームはホームで必死に勝ち点を取りに来るので、いつも難しい試合になる。

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<白と黒マイエン(左)、黄と青ヴィルゲス(右)>

 スタメンと戦術は前試合と同じ。フォアチェッキングをせずに自陣でボールを奪ってからのカウンター作戦。まずはディフェンスラインの連携を乱さず守備をすることに心がけたけど、攻撃の厚みを出すために両サイドバックも積極的に攻撃に参加しなければならない。俺は左サイドバックだったけど、無駄な走りをしないようにタイミングをうまく見て動かなければならなかった。

 グランド状態が悪く、両チームとも中盤を省略して、ロングボールやサイドからの攻撃が多かった。前半、マイエンのミドルシュートがバーに何度か当る場面があったけど、キーパー・スヴェンのファインセーブなどでなんとかピンチを切り抜けた。ヴィルゲスもシュートチャンスがあったけど、相手キーパーに止められゴールならず。

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<ボール際のアルヤン(右)>

 前半は0-0で終わり。後半は相手のロングボールに気をつけながら、真ん中を避けて徹底的にサイドからの攻撃をしていった。バッチのシュートがゴールライン上でディフェンスに阻止される惜しい場面もあったけど、結局両チームとも無得点。仲良く勝ち点1ずつを分け合った。

 ディフェンス面は2試合で1失点とまとまってきている。あとは攻撃への切り替えとフィニッシュ。守備的に戦っているからチャンスは少ないけど、チャンスをどうものにするのか。セットプレーのチャンスをどう生かすか。俺もこの試合で攻めあがる場面があったけど、限られた攻撃参加の中で少しでも多くのチャンスを作れるようにしなければならない。攻めあがると疲れるけど、一瞬のプレーが勝ち負けを左右することになる。

次はラインラント=プファルツ州のカップ戦準々決勝。ここはがんがん攻めて勝ちに行く。

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2007年3月16日 (金)

ようやく公式戦 - Neunkirchen 戦

 ドイツの今年の冬は暖かかった。冬だから寒かったことに違いはないけど、例年に比べてだいぶ暖かかった。雪もほとんど降らず、タイヤを交換する必要もなかった。しかしながら、雨が毎日のように降ったため、練習も芝の上で満足にできず、各地でサッカーの試合が延期になった。リーグ戦が再開してから3節目、今週になって青い空が現れようやく冬を脱出した気がした。気温も上がり、空も青広く、久々に気持ちよくサッカーの試合ができる。

 リーグが再開して2節が過ぎたけど、Wirges(ヴィルゲス)はまだ試合をこなしていない。対するNeunkirchen(ノインキルヒェン)はリーグ再開後、上位を倒し2連勝。勢いに乗っているチーム相手にどんな戦いができるか。個人的にもプレシーズンでパフォーマンスがよくなかったので、この試合でガツンと言わせたいところ。

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<同点ゴールを決めたアルヤン・デルヴィシャイ>

 天気はめちゃくちゃ良かったけどグランドはかなり重く、序盤は支持通り無理をせずに前線にボールを放り込んでいった。しかし、選手の動きも重く、連携もぎこちなかったのでなかなかチャンスを作り出せない。そうこうしているうちに、ディフェンスラインの裏にボールが入り、相手フォワードがキーパーと1対1に。ディフェンスラインの誰も追いつかず、相手フォワードはキーパーのスヴェンをかわしゴール。前半は0-1で終了。

 ハーフタイム、フォワードのポジショニングを修正し、気合いを入れなおして後半へ。試合の勘もだいぶ戻り、後半はボールを回せるようになってきた。俺もボールを触る時間が増え、攻撃にも参加できるようになってきた。攻撃が増えるにつれて、コーナーキックも取れるようになってきた。そして、後半も残り20分ほどで左サイドからコーナーキック。これをファーポストに飛び込んだアルヤンが足で合わせて1-1の同点に。試合の前日にいつも練習してきたセットプレーの練習がようやく形になった。

 その後、体を張ったディフェンスでノインキルヒェンには特にチャンスを作らせず、ヴィルゲスはカウンターで何本かチャンス作り出したがゴールにはならなかった。久々の公式戦で、試合が荒れた事もあり、試合終了間際にはみんなかなり疲れていたけど、試合は1-1のまま終了し、何とかアウェイで勝ち点1をゲットすることができた。俺もかなり消耗したけど、まずまずの手ごたえだったのでこの調子で次の試合につなげたい。
 このあと、ダービーとなるリーグ戦とカップ戦のベスト8の試合が続く。どちらもアウェイでの戦いだけど上に行くには負けるわけにはいかない。

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2007年3月 6日 (火)

雨にやられる - Worms戦

 冬休みが明けリーグ後半戦がスタートしたけど、チーム数の関係で、Wirges(ヴィルゲス)は第1節目の試合が休みになり、他のチームより1週間遅れて後半戦の開幕を迎えることになった。

 後半戦のプレシーズンに数試合をこなしてきたけど、最後のプレシーズンマッチでは1つ下のリーグ相手に1-4で敗退。俺の出来も散々で、監督の呼び出しをくらった。その後の練習で調子は良くなっているけど、チームの連携にもところどころ不安がある。そういう面を考えたら、開幕が他のチームより遅れてよかったかもしれない。

 試合前日のミーティングでは、「休みの間の体つくりができていなかった」というところから始まった。それからプレシーズンでも結果が出せずにチームが空回りしてきた。前半戦のようにチームが一つにまとまっていないということを監督のハンズィが強調していた。
 ハンズィはメンタル面のコントロールがうまい。ミーティングや練習中でも、ムードをうまくコントロールして最後はうまい方向に持っていく。日本人の指導者よりも、そういった演出がうまい監督が多い気がする。

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<ヴィルゲス、雨に止められる>

 公式戦の一発目は難しい。プレシーズンでうまくいっていても、公式戦でうまくいくとは限らない。プレシーズンで悪くても、公式戦で悪いとは限らない。よく言われているように、練習試合と公式戦は全く別物。とにかくやるしかない。

 今節の相手は、現在4位のWorms(ヴォルムス)。ヴィルゲスは6位。前半戦はアウェイで0-1で負けている。差を縮めるためにも、ホームで借りを返したいところ。
 試合前、ロッカールームでは今年最初の公式戦に向けてEye Of The Tigerがリピートされ、みんなのモチベーションをあげていた。しかし、天候とグランド状態が悪いため、芝から人工芝の会場に変更という知らせが。気を取り直して、雨と風の中人工芝の上でウォーミングアップを開始した。しかしながら、試合開始10分前になりロッカールームに入ろうとしたところ、試合延期の知らせ。わざわざ2時間くらいかけてきたのに、相手チームは試合が延期になって喜んでいた。試合を見逃したヴォルムスファンの多くはクラブハウスで酔っ払っていた。

 次節はアウェイでNeunkirchen(ノインキルヒェン)との対戦。公式戦をまだしていないヴィルゲスに対して、後半戦2連勝しているノインキルヒェン。どうなるものか、行けばわかるさ。
 

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2007年2月20日 (火)

カーニバル シーザー撃沈

 ドイツは今どこもかしこもカーニバル(Karneval)でまさにお祭り騒ぎになっている。地方によってはファストナハト(Fastnacht)やファッシング(Fasching)という呼び方をしている。グループで変装をしてお菓子をばら撒きながら街中をパレードする。そして、飲んで騒ぐ。変装はグループによりさまざまで、騎士の集団もいればエスキモーの集団もいる。インディアンもいれば豚の集団もいる。

 カーニバル本番の1週間前にはケルンアリーナで「笑いのケルン」みたいなイベントがありチームで乗り込んだ。バスの中にはすでにビールが用意されていて、それを飲みながらみんなでケルンに向かい、そのまま会場にビールをケーズごと持ち込み飲み続けた。毎年参加しているらしく、8月にはすでに受付を済ませていた。そのおかげもあり、アリーナでは特別リングサイドクラスの席が用意されていた。

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<アクロバティック>

 ケルンアリーナのイベントではパレードはなかったけど、会場に来る人たちがそれぞれ変装をしてきた。要するにコスプレパーティー。いろいろな集団がいたけど、俺たちは決まった格好をせず、それぞれが好きなように変装していった。アリーナのステージでは、ギャグを言ったり歌ったり踊ったりいろいろ事が行われた。チームメイトが言うには有名なやつらが出ていたらしい。

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<ペンギンブラザーズ>

 イベント前の練習の無い日に、チームメイトのユーリと一緒に衣装を探しに行った。何にしようか迷ったけど、試着をした結果ペンギンに決定。会場では俺たち以外のペンギンをなかなか見つけられなかったけど、帰り際に幼稚園児くらいの小ペンギンを発見して、そのお母さんに衣装を褒められた。

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<パイロット>

 スタリーとシュテフェンはパイロットに変装。スーツケースを転がしてきたかったと言っていた。

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<巨大ケチャップ>

休憩

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<古代ローマのシーザーと囚人>

 双子の弟スヴェンは古代ローマのシーザーに変装。ひらひら具合がうっとうしいと言っていたけど一番はしゃいでいた。ところかまわずいろいろなやつにからんでいた。囚人に変装したアッツィはこの企画の幹事。イベント後、無事釈放された。

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<シーザー撃沈>

 はしゃぎすぎたシーザーはホールの隅で一眠り。その後、気持ち悪くなりアリーナの外で吐くが見事に復活した。
 イベントが終わりバスに戻ると、さっきまではしゃいでいたはずのニコが撃沈してすでに運び込まれていた。バスは無事にコブレンツの駅に到着したが、ニコはまだ少しグロッキーだった。ロッキーの最新作を見て影響を受けたせいか、おぼつかない足元で「エイドゥリアーン」と叫びながら家路についていった。

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2007年1月31日 (水)

まだまだ調整不足 vs Leverkusen Ⅱ

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  1月26日にチーム練習が始まり、いきなりクーパーテストが実施された。今年初めてのチーム練習とはいえ、冬休みの間に各自トレーニングをしておくように言われていたので、明らかに基準を満たさなかった選手は練習後のミーティングで監督のハンズィに問い詰められた。翌日には室内サッカー大会Hachenburger Pils Cupに参加したが、この大会が終わりいよいよ本格的にリーグ後半に向けたチーム調整が始まる。

 今年最初の試合は、レバークーゼンのサテライトとの練習試合だった。レバークーゼンのサテライトはレギオナルリーガ(ドイツ3部)に所属している(ドイツにサテライトリーグはない)。数年前にはチームメイトのデニスが所属していた。
 チーム練習が始まったばかりで、これまでボールを使ったトレーニングもしていないけど、リーグ後半戦に向けて現在の自分たちの状態を知るうえでも大切な試合。

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<トロフィーを持つデニス>

 ブンデスリーガのサテライトチームは、U23の選手で構成されている(オーバーエイジは3人)。若いし、冬休み明けのトレーニングもWirges(ヴィルゲス)よりだいぶ早く始めているので、運動量では明らかにレバークーゼンのほうが上だった。
 今年初めての試合で、しかも芝生の上でボールを蹴っていなかった状態だったので、ヴィルゲスはなかなjか相手のペースについていけない。ボールコントロールもそうだったけど、中盤とディフェンスの連携はがたがたでいいように崩された。ヴィルゲスにもチャンスがあったが、キャプテンのチジーがPKをはずすなどして前半は0-0で終了。

 後半に入り、ようやく中盤とディフェンスラインの連携は整ってきたけど、体力面で相手との差が出てきた。俺も含め、かなり息が上がっていた。そうこうするうちに、ラインを崩され失点した。しかしながら、ヴィルゲスにもゴールチャンスは何度かあり、まず同点に追いつく。そして、後半終了間際にはチジーのゴールにより逆転に成功。実際には6-5や5-4くらいのスコアになってもおかしくない試合だったけど、結果的にはヴィルゲスが今年はじめの試合を2-1の勝利で飾った。
 まずはフィジカル面を整えること。そして、リーグ後半戦までのプレシーズンマッチで戦術を確認していけば、チームがまとまりそうな感触はあった。

 あとからわかった事だけど、レバークーゼンのサテライトチームにはワールドカップに出場したトーゴ代表の選手やアフリカ選手権に出場しているモロッコ代表の選手がいた。それ以外にもユース年代で代表だった選手が何人かいた。ちなみに監督は、元ドイツ代表でレバークーゼンでもFWとしてプレーしていたウルフ・キルステンだった。レバークーゼンはゲームを支配していただけに、1-2の敗北は悔しかったみたい。

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2007年1月29日 (月)

Hachenburger Pils Cup 2007

 1月14日に行われたSesterhen Cup(ゼスターヘン・カップ)に続き、Hachenburger Pils Cup(ハッヘンブルガー・ピルス・カップ)という室内サッカーの大会に参加した。ビール会社主催のこの大会はゼスターヘンカップよりも規模が大きく、Rheinland=Pfalz(ラインラント・プファルツ)州外からのチームも合わせても約45チームが大会に参加した。大会は3日間にわたって行われ、Wirges(ヴィルゲス)は2日目の予選グループリーグから参加した。

 前回のゼスターヘンカップでは怪我をし、チームもいいところなく敗退した。怪我もほぼ治り、冬休み明けのチーム練習がスタートして体調も戻り始めているので、今年を仕切り直すためにもこの大会ではぜひ結果を出したいところ。

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<試合を見守るヴィルゲスベンチ>

 ルールはいつも通りのガチンコフットサル。キーパーを入れた5対5で選手はいつでも自由に交代できる。フットサルと違うところはタックルあり。また、フィールドは1メートルほどの壁に囲まれていて、その壁を越えない限りプレー続行。ボールが壁を超えて出た場合は、出た壁の近くからボールを手で転がしてリスタート。交代するときは壁を飛び越えてフィールドに入る。
 試合時間は10分1本勝負。休む間もなく全力で動かなければならないので、短い時間でもかなり疲れる。筋持久力が必要なかなり負荷の高いトレーニングになった。

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<ピルスを飲みながら観戦>

 予選グループリーグは5チーム総当りのリーグ戦で、ヴィルゲスは初戦でいきなり超格下チームに1-2でまさかの敗北。あとの試合は全部勝ち、なんとか2位通過で2次グループリーグに進むことができた。この日はグループリーグが終了した時点で解散。翌日からは2次グループリーグが始まった。

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<試合の合間のアトラクション>

 試合の合間には恒例のアトラクション。今までにもブラスバンド、エキシビジョンマッチなどが行われた。今回はロックダンス?男女がペアーで踊り、女性は空中でくるくる回ったり、飛ばされて回転して男性にキャッチされていた。3組いたうちの1組はドイツチャンピオンだったらしい。

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<宿敵エンガースとの準決勝

 初戦のまさかの敗退もあり、翌日の2次グループリーグには何人かメンバーを代えて挑むことになった。パフォーマンスが悪かった何人かはこの日の大会に参加できず練習送りとなった。しかしながら、メンバーを代えたヴィルゲスはようやく楽しいサッカーをすることができた。2次グループリーグを3連勝で1位通過し、ベスト8に残った。

 準々決勝を勝ち残り、準決勝は宿敵エンガースとの対戦。この因縁の対決を2-0で制し、決勝に進出。決勝は同じリーグのBetzdorf(ベッツドルフ)との対戦となった。しかしながら、決勝は1-3で敗北し惜しくも優勝を逃すことになった。

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<優秀選手のトーマス・エシュと>

 ビール会社主催とあって賞品はトロフィーとビール。優勝を逃しみんな悔しがっていたけど、表彰式でもらったビールをその場で乾杯した。大会MVPにはチームメイトのトーマス・エシュ。トロフィーとビール50リットルをゲット。俺は8試合8得点で得点王になり、これまたトロフィーとビール50リットルをゲット。更に、ヴィルゲスは最多得点チームとなりまたまたビール50リットルをゲット。合計200リットル以上のビールをゲットすることとなった。

 翌日、トロフィーをボスに見せに行ったところ、手を滑らせて床に落下。もらってから1日も経たないうちにいきなり破壊することとなった。

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<破壊後>

 壊れた部分を拾い集め、接着剤で修復。ちょっと足りない部分もあったけど、接着剤とマジックを駆使して何とか修復することができた。特に、土台と本体をくっつけるのが大変だった。

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<修復後>

 ということで、優勝は逃したものの、トロフィーも直り、チームもビールをたくさんもらうことができ、冬の室内サッカーをそこそこの形で締めくくることができた。今年をなんとか仕切りなおすことができたので、このままリーグ後半戦に向けてモチベーションをあげて行きたい。

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2007年1月24日 (水)

Keramik Cup 2007

 1月20日と21日にWirges(ヴィルゲス)主催でU17の国際室内サッカー大会が開催された。1996年に始まったこのKeramik Cup(ケラミックカップ)は毎年この時期に行われていて、ドイツ国外からトップチームが参加している。昨年はオーストリアやデンマークからもチームが参加し、優勝はレバークーゼンだった。

 大会主催チームとしてヴィルゲスは毎年参加しており、今年はドイツ国外からデンマークのBroenby(ブレンビー)が大会に参加していた。ブンデスリーガ下部組織からは、カイザースラウテルン、レバークーゼン、ケルン、ベルリン、ハンブルク、カールスルーエ、シャルケなどが大会に参加していた。

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<主催チームとしてヴィルゲス(青)も参加>

 昨年12月にデュレンという街で行われたU15の室内サッカー大会同様、試合はキーパーを含めた5対5で行われる。フットサルに似ているけど、フィールドは1メートルほどの壁に囲まれていて、その壁を越えない限りプレーは続行される。壁を超えた場合は壁の近くからボールを手で転がして再開する。また、ボディーコンタクトやスライディングタックルもありのためたいへん危険。俺も先日の大会でけずられて怪我をした。

 1日目は12チームが2グループに分かれ、6チームによる総当りで試合をした。ヴィルゲスのU17もがんばってはいたが、シャルケやハンブルクなどを相手にグループリーグで全敗し、結局最下位の12位だった。

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<試合の合間のショー>

準決勝終了後、ブラスバンドによるアトラクションで休憩。
ドイツチャンピオンらしい。

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<Leverkusen対1860Muenchen>

 ブンデスリーガ同士の対決は1点差による決着が多かった。全体的に同じ年代の日本人よりも体ができているため、ボーディーコンタクトは激しかった。この年代でも日本人の成人よりもがっちりした選手を何人か見かけた。

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<表彰式>

 優勝は決勝でハンブルクに1-0で勝ったカイザースラウテルン。両チームともに多少距離があってもどんどんシュートを打っていた。全体的にキーパーの瞬発力、質は高く、ハンブルクのキーパーは最優秀キーパーに選ばれた。

 ヴィルゲスは大会を12位で終了したが、トップチーム相手にいい経験を積むことができた。また来年の挑戦が待っている。
 今大会の上位6位は自動的に来年の大会への出場権が与えられる。今大会に出場したハンブルク、カイザースラウテルン、1860ミュンヘン、デンマークのブレンビー、そして今回は参加していなかったけどスイスのバーゼルは、気の早いことにすでに2008年の大会出場を表明している。

 それではまた来年。

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2007年1月15日 (月)

今年最初の大会 - Sesterhen Cup

 日本からドイツへ戻った次の日、さっそく室内サッカーの大会があった。日本では多少体を動かしていたものの、本調子には程遠く、やや時差ぼけ気味だった。今回のSesterhen Cup(ゼスターヘンカップ)はKoblenz(コブレンツ)のとなり街Muelheim-Kaerlich(ミュルハイム・ケァリッヒ)で行われたれ、大会にはラインラント・プファルツ州に属するドイツ4,5部のチーム、それとブンデスリーガ2部に所属する地元コブレンツのユースチームが参加した。

 Wirges(ヴィルゲス)ではまだ正式にチーム練習が始まっていないので、若い選手中心に何人かが大会に参加した。冬休みとあってみんな休暇でどっかに行ってしまっていたので、2軍からも何人か選手を呼び寄せた。

 大会はキーパーも含めた5対5のフットサルのような感じで、10分1本勝負。フットサルと違う点は、周りがすべて1メートルほどの壁で囲まれていて、それを超えない限りプレー続行。1人壁パスも可能。壁を越えて外に出た場合、サイドラインからはキックインでなくボールを手で転がして再開する。コーナーキックは普通に足で蹴る。
 デュレンで行われたユースの室内サッカー大会では、タックルをするとファールになったけど、基本的にドイツの室内サッカーはタックルありのガチンコ対決。この大会も例外ではなく、狭いからボディーコンタクトも増え、みんなムキになるから普通のサッカーよりも危ない。

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<近所対決、ヴィルゲス対アイスバハタール>

 ヴィルゲスは緒戦でコブレンツのユースと対戦。先制点を挙げたけど、終了間際に追いつかれて1-1の引き分けに終わった。初戦でいきなり脛を思いっきり蹴られて負傷した。

 蹴られた場所は少しはれていたけど、2試合目に出場。しかし、ボールを奪いに来たディフェンスにまたまたタックルで脛ごと刈られた。痛みがひくまで他の選手と交代して、その後また復活。しかし、今度はシュートブロックに入ったディフェンスにまたまた同じ箇所を刈られ負傷。俺の今年最初の大会は終了した。チームも結果を残せず、情けないことに予選グループで敗退。

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<74年W杯優勝のオーバーラート(黄ユニ)>

 試合の合間にはLotto Elf(ロト・エルフ)とラインラント・プファルツオールスターチームによるチャリティーマッチが行われた。ロト・エルフとは宝くじのロトの名のもとに結成されたチャリティーチームでそうそうたるメンバーがそろっている。ちなみにElfは11(イレヴン)という意味。
 登録メンバーには54年ワールドカップ優勝メンバーのホルスト・エッケル、74年ワールドカップ優勝メンバーのヴォルフガング・オーバーラート、90年ワールドカップ優勝メンバーのウーヴェ・バインなどなど。この日はエッケルとオーバーラートが姿を見せた。じいさんだけどボールタッチやセンスはさすが。一番驚いたのは、勝利と完璧なプレーにこだわっていたこと。ミスが起こるとチーム内でじいさん同士がマジギレしていた。常に最高を目指す姿勢とこだわりはさすがだった。
 対するラインラント・プファルツオールスターズも各地からメンバーを集めていた。ゴールキーパーには重量挙げドイツ代表選手が待ち構えていたが、ウォームアップで筋断裂し病院へ運ばれた。結果はロト・エルフが会場を沸かせ快勝した。

 もう少ししたら外での練習が始まりプレシーズンマッチが入ってくる。そして、1ヶ月もすればリーグ後半戦がスタートする。リーグ再開までにもっと体をいじめなければいけないけど、まずは無理をしないで怪我を治すことに専念する。
 今回は怪我をしてチームも惨敗し散々だったけど、2週間後にはまた室内サッカーの大きな大会が控えている。冬の締めくくり、そして今年の出だしを仕切りなおすためにも今度は借りを返す。

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2006年12月31日 (日)

北海道サッカー少年ドイツ遠征②

北海道サッカー少年ドイツ遠征①の続き

ドイツ滞在5日目は、3日目に試合を観戦したヴィルゲスのU-12,14との対戦。

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対戦成績は1勝1敗。

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試合後はヴィルゲスと札幌の交流会。

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ヴィルゲスからはチームの会長や選手はもちろんのこと、ヴィルゲス市長や役員も出席して出迎えてくれた。

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北海道チーム以外にもスポーツシューレ・ヘネフにはドイツU-16代表などの他の団体が滞在していた。ちょうどコーチライセンスの講習も行われていて、知り合いのシュトゥーバーさんが講師をしていた。シュトゥーバーさんはドイツ代表U-15の監督で、A級コーチライセンス講習の講師もしている。空いている時間で急遽北海道のサッカー少年たちを指導してくれた。

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6日目、まずはケルンサッカー学校U-11との試合。
スポーツシューレで行われ、善戦した。

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最終戦は強豪1.FCケルンとの対戦。
滞在3日目にはケルンのトップチームのホームスタジアム、ライン・エネルギー・シュタディオンを見学している。

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大差をつけられて負けたものの、選手たちは最後までがんばった。
ケルンも大差がついても手を抜くことなく最後まで容赦なくがんがん攻めてきた。
監督、選手ともにすでにプロ意識を身に着けていると感じた。

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最終日、朝早起きして、ヘルツォーゲンアウラッハという街へ。
小さな街だけど、アディダスとプーマの本社がある。チームはアディダスの本社を見学。

ちなみに、アディダスは靴職人だったダスラー兄弟の弟アドルフ・ダスラーによって作られた。
アドルフ・ダスラー → アディ・ダスラー → アディダス

兄貴のルドルフ・ダスラーは営業だったけど、アドルフと方針が合わず自分のブランドを作る。
ルドルフ・ダスラー → ルディ・ダスラー → ルーダ → プーマ

ドイツではアディダスとナイキを見かけることが多い。最近はドイツ人でもナイキを履く選手が多いけど、ドイツ代表はアディダスグッズを使っているため、代表選手に自国ブランドのアディダスを押し付けている傾向がある。俺はナイキ派だけど、ヴィルゲスのチームグッズがアディダスなので、今シーズンになって初めてアディダスのシューズを履いた。

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アディダスの本社からそのままフランクフルトへ。
ドイツ滞在期間中はフランクフルトの練習を見学しに行き、高原選手のサインや写真もゲットできたそうな。
いよいよ日本へ帰国。
チュース。

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2006年12月30日 (土)

北海道サッカー少年ドイツ遠征①

2006年12月、北海道のサッカー少年たちがドイツへやってきた。
静岡県選抜と同様にスポーツシューレ・ヘネフを拠点に1週間ほどドイツに滞在した。
スポーツシューレとはドイツ全土に20ほどあるスポーツ総合施設。ヘネフにはコンフェデのときにアルゼンチン代表も合宿した。今回、ドイツ代表U-15が合宿を行っていた。

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到着の次の朝、スポーツシューレのグランドで一緒に練習。
最後はゲームで汗を流した。

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元室蘭大谷のダイナモ・矢田さんと。

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午前の練習後、ブンデスリーガの試合を観戦しにドルトムントへ。
ワールドカップで日本がブラジルと対戦した場所。あの時日本がブラジル相手に先制点をとったのは今でもドイツで覚えている人がいる。
ドルトムントとヴォルフスブルクの試合は蹴りあいになって見せ場が少なかったけど、ゴール裏に席を陣取り、終了間際に目の前で決勝ゴールを見ることができた。

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スポーツシューレの食堂。
スポーツシューレもクリスマスモードだった。

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3日目、1.FCケルンのスタジアム見学へ。スタジアムツアーでは、選手のロッカールームやグランド、プレスルームを見学できる。ちなみにケルンのトップチームは今期ブンデスリーガ2部。1シーズンで1部復帰を目指しているけどかなり険しい。滞在期間中、ケルンのU-13やケルンサッカー学校とも対戦予定 。

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スタジアム見学を終え、この日の午後も試合観戦。
わざわざ俺の所属するヴィルゲスの試合を見に来てくれた。

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子供たちはヴィルゲスサポーターと一緒に応援。
アウェイながらホームのような応援を受けた。
前日の練習とこの日の応援によって、宿敵エンガースとのダービーマッチを5-1で勝つことができた。

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4日目、いよいよ自分たちの試合。
ベルギーとの国境近くのデュレンという街で試合が行われた。
最初の相手はU-12デュレン選抜。
監督(上の写真一番左)は友達のカルロ。スポーツシューレヘネフでトレセンのコーチもしている。いつもいろいろなことを教えてくれる。好物はシュニッツェルとポテト。好きな音楽はEye of the tiger。

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続いて地元チーム、アーノルズヴァイラーのU-14と対戦。
天気は悪かったけど、地元チームと交流を深めた。

へつづく

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2006年12月14日 (木)

トナカイフィーバー - Hasborn 戦

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<今年最後の公式戦>

 リーグ第20節。ヴィルゲスの今年最後の試合。8月にリーグ戦が開幕してから、毎週のリーグ戦やその合間の練習試合やカップ戦を戦ってきてみんな疲れがたまってきている。1軍のキーパー2人は怪我で休養中、他のみんなも少なからずどこかが痛い。俺もリーグ終盤は筋トレをせず、怪我を治すこと、疲れを取ることを優先していた。いつものことなのであと1試合やることをやるのみ。試合後にはチームのクリスマスパーティーが控えているので、ぜひとも勝ってパーティーに行きたいところ。

 ミーティングでは、宿敵エンガースに前回大勝したこともあり、監督のハンズィは上機嫌だった(もしかしたら、パーティーを楽しみに待っていたのかもしれない)。そして、今週の練習はたったの2回。俺はそのうち1回は仕事の関係で休み、1回行った練習の時は1軍から参加した選手はたったの12人。チームはすでに冬休みモードに入っているような気がした。

 今シーズンはスタートこそ悪かったけど、その後の調子はまずまず。ヴィルゲスが冬休み前に6位につけていることは今までにないらしい。しかし、監督ハンズィは「今の成績に満足か?」とみんなに聞いた。シーンとしていたけど、キャプテンのチジーは「ナイン(No)」の一言。「これまではチームもうまく機能してきたけど、この試合に負けたら、冬休みの間、負けを引きずらなければならない。この試合に勝てば5位。ホームで勝って前期を締めくくろう」ということでミーティングは終了した。

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<センタリング>

 相手のHasborn(ハスボン)には前期、アウェイで4-1で勝っている。しかしながら、試合が始まってみると、ハスボンのほうが明らかに動きがよかった。ヴィルゲスはアグレッシヴさに欠けて、ボンミスが目立った。そうこうするうちに1失点。0-1で前半を折り返す。 

 ハーフタイム、「これまで何度かリードされて後半を迎えてきたけど、いつも追いつき逆転してきた」と気合いを入れなおし再びグランドへ。

 多少動きの良くなったヴィルゲスは攻める時間が増え、とうとう同点に追いつく。そのままの勢いで逆転、少なくとも勝ち点1を取りたいところだったけど、キーパーの判断ミスからPKをとられ再び1点のビハインド。
 この日、1軍のキーパー2人が怪我で出場できなかったため、2軍のアンドレイがゴールを守っていた。若く、経験も浅いので、なかなか自分から味方に指示が出せていなかった。声を出したかと思ったら判断ミスでボースを触れず、敵を引っ掛けてPKを与えてしまった。本人はそうとうは緊張していたと思うし、たまたま俺たちの出来が悪い試合のゴールを守ることになりとてもかわいそうだった。アンドレイはそれまでにいくつかファインセーブも見せていたので総合的にはよかった。むしろフィールドの俺たちがもっとがんばらなければいけなかった。
 その後も攻め続けたけど、オフサイドでゴールが無効になったりし、結局、追加点を奪えず1-2で今年最後の試合が終わった。

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<双子のアレックス(左)、スヴェン(右)とユーリ(中)>

 負けと疲れでロッカールームではみんなぐったりしていたけど、そこはドイツ人、切り替えが早い。日本人みたいに「負けたからパーティーはいいや」ってドタキャンするやつもいなく、チームメイトや関係者がヴィルゲスのレストランに集まった。とりあえず飲んで負けたこともすっかり忘れ、今年最後の挨拶をしてみんな気持ちよく解散していった。今年はもう練習もない。チームメイト、関係者、ファン、サポートしてくれた人、Vielen Dank。

 昨シーズンは膝の怪我で最後の3ヶ月は試合に出れなかったけど、怪我をする前にヴィルゲスと契約することができた。新シーズンが始まるまでに怪我が治らないと思っていたけど、なんとか初練習にも合流することができた。
 しかし、シーズン前のワールドカップ期間中から睡眠不足が続き、アウトバーンでは何度も居眠り運転して死にかけた。睡眠不足で暑い中練習もしていたから、体が完全におかしかった。まあ、死んだらしょうがないと思っていたけど、なかなかコンディションが整わず、短時間の初練習で足がつったほどだった。監督のハンズィに「つったのか?」と聞かれたけど、「いや、ちょっとぶつかっただけだ」とごまかしといた。
 そんなこともあったけど、仕事も落ち着き、怪我も治り、疲れも取れ、新チームにもなれ、なんとか左サイドバックに定着し、1試合を除いてすべての試合に出場することができた。11月には監督のハンズィに呼び出しをくらったかと思ったら、来シーズンのオファーをもらうことができた。
 とりあえず1週間はゆっくり休み、冬の限られた時間でやることをやって、冬明けは初めから飛ばしていけるようにしっかり準備しておく。シーズン後半は更にリーグ上位進出を目指す。

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<チームマネージャーのルディもトナカイで乾杯>

Frohe Weihnachten & guten Rutsch ins neue Jahr!
(メリークリスマス&よいお年を!)

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2006年12月 8日 (金)

マッスルスパーク - Engers戦

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<試合開始前の整列>

 リーグ前半戦16試合が終わり、今節は後半戦2試合目。この試合も含めてあと2試合でリーグが一旦中断し、冬休み明けに残りの後半戦13試合が行われる。
 今節の相手は2節のホームで対戦したEngers(エンガース)。地域ダービーにあたり、しかも前回はホームで0-2で負けているので、今回はぜひとも借りを返したいところ。エンガースはリーグ序盤は4位あたりにつけていたけど、このところはみるみる順位を落としている。逆に、リーグ序盤不振だったヴィルゲスはエンガースを追い越し6位まで上昇。

 監督ハンズィはエンガースに対してものすごい敵対心を持っている。というより、エンガースの監督ギュンター・ヴァーグナーに対して。そして、ギュンター・ヴァーグナーもハンズィに対して敵対心を持っている。似たもの同士だけど仲がめちゃくちゃ悪い。ミーティングでも、ギュンター・ヴァーグナーの試合前の新聞のコメントに対して「何を言ってやがる」と不快感をあらわにしていた。まあ、リーグ内では順位も上ということもあり、ハンズィは優越感に浸りながらグランドに現れたと思う。

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<攻め込むヴィルゲス>


 前回対戦時は3トップの右で出場したけど、今節は定着した左サイドバックでの出場。俺もチームに馴染んだし、チームのコンビネーションも勢いも前回とは大違い。
 開始早々コーナーキックの大チャンスをものにできず、逆に何度かピンチを招いたけど、右のネナド、トーマス・エシュのフリーキック、フォワード・ユーリの得点で前半だけで3-0と勢いを見せつける。

 後半、投入されたばかりのセネガル人に得点されてしまったけど、左のジミーがすぐに1点取り返し、エンガースの反撃の勢いを鎮めた。この試合では1軍のキーパー2人が負傷のため2軍のキーパー・アンドレイが出場したけど、まったく問題なくがんばっていた。そして、最後にはユーリがもう一発かまし、5-1と完勝することができた。

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<ゴール>

 エンガースのコーチ、アントニオ・ラモスとは毎週連絡を取り合っていて、この試合前も「エンガースのホームだけど、最近の成績を考えると、引き分ければ大満足」ということを言っていた。けが人や病気の選手が多かったみたいだけど、特にディフェンスラインはめちゃくちゃだった。グランドが悪いのにショートパスやドリブルをディフェンスラインで繰り返し、そのミスから失点していた。逆にヴィルゲスは、前線でボールを奪ってすぐにゴールへ向かう、ディフェンスは無理をせずとりあえずクリアするといったことを徹底していた。
 エンガースとの試合を終え、今年もあとホームでの1試合を残すだけとなった。試合後にはチームのクリスマスパーティーが控えているだけに、最後の試合を気持ちよく勝ちたいところ。

 今回の試合時、北海道のサッカー少年たちがちょうどドイツに来ていた。ドイツで試合や観光をする合間に、大勢でヴィルゲスの試合も見に来てくれた。ヴィルゲスサポーターと一緒に一生懸命応援してくれたので、俺もほかの選手もいつも以上に超人強度がアップし、ハッスルのマッスルスパークだった。みなさん本当にありがとうございます。ざぁす。とぅー。
 試合後にはヴィルゲス選手たちも子供たちにサインをねだられ喜んでいた。アウェイで試合(ギュンター・ヴァーグナー)にも勝ち、サインもねだられた監督のハンズィはロッカールームでノリノリの悪ノリだった。

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2006年12月 5日 (火)

決めるところで決めろ - Kyllburg戦

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     Kyllburg                    Wirges

 ラインラント・プファルツ州カップ戦のベスト16。 日本で言う天皇杯の県予選。これで優勝すると州の代表になって、来年の本選でブンデスリーガのチームとホームで対戦できる。対戦相手のKyllburg(キュルブルク)は5部リーグのチームで、ヴィルゲスの2軍と同じリーグ。カップ戦は格下のホームでの一発勝負になるため、バスで2時間かけてキュルブルクまで行った。会場は土のグランドで、寒いし、しかも霧地獄。

 格下との対戦であっても、平日の夜アウェイでの試合は結構厳しい。さらに、格下と思ってなめている部分がどこかにあると、さっくりやられる場合が多い。そういう場面を何度も見たり体験したりしてるいても、そういうことが起こる。監督や選手同士でミーティングでどれだけ言っても、そういうことが起こる。

 前半15分くらいはヴィルゲスが攻め込み、いつも通りの戦いができれば前回のカップ戦のようにまず問題ないと思った。しかし、気持ちが緩んだのか、相手も守りを固めていることもあってなかなか点が入らず、逆に何度もカウンターを食らった。ヴィルゲスは少しずつ調子が狂い始めミスを連発。キュルブルクは勢いにのってカウンターで何回もチャンスを作っていた。俺も前半途中からミスを連発。今季最悪の出来だった。しまいにはキャプテンに「どうしちまったんだ?集中しろ!」と言われる始末。その直後、キャプテンも自陣でボールをかっさらわれピンチを招き、チームは一時めちゃくちゃになった。
 ラッキーだったのは、前半終了間際に右サイドバックのアッツィーがフリーキックを決めて1-0で折り返せたこと。

 ハーフタイムは自分たちが不甲斐ない試合をしていたのがわかっていたので静かだった。監督のハンズィも「俺は何も言わない。」と一言。控え室を出るときにはみんなで「頭と気持ちの問題だ!」と後半戦に向けて切り替えた。

 後半はさらに霧が出て、逆サイドのボールも全く見えなくなった。細かいプレーやリスクの高いプレーを減らして、とにかくボールを前に運んで、こぼれ球で勝負をした。そうやっているうちに少しずつリズムを取り戻し、チャンスを何回も作ることができた(危ない場面もあったけど)。
 後半も残り15分ほどで、エースのエシュからスルーパス。左サイドをオーバーラップしてディフェンダーの裏を取り、リベロもかわしてキーパーと1対1に。決めれば試合も決まるところだったのに、シュートはキーパーにはじかれる。今シーズン公式戦初ゴールのチャンスだったけど、あまりにも久しぶりのゴールチャンスにあせってしまった。ストイコビッチだったらあそこで落ち着いてさらにもう一回キックフェイントをしていたと思う。
 後半ロスタイムには途中交代で入ったスロボが2タッチ目くらいのシュートで追加点。そのまま2-0で試合は終了したものの、俺はあの場面であのシュートを決めていなければいけなかった。同点に追いつかれていたりしたらどうなってたかわからないし。
 
 会長は「勝てばあとはどうでもいい。」と笑っていたけど、とにかく勝ってベスト8を決めることができた。カップ戦の準々決勝は来年になる。今年はリーグ戦があと2試合。みんなシーズンの疲れがたまっているけど、もうひと踏ん張り。
 帰りのバスの中でエースのトーマス・エシュは「EGC(ヴィルゲス)は突き進む、EGCは突き進む」と連発していた。まさに前進勝利あるのみ。

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2006年11月29日 (水)

久々の - Oggersheim戦

 8月に始まったリーグ戦も1週して後半戦に突入した。今回の相手は開幕戦で対戦したOggersheim(オーガースハイム)。オーガースハイムは3部昇格を目指しているプロチームで、現在リーグ首位。アウェイの開幕戦で対戦した時は、残り15分ほどでミドルシュートを決められて0-1で負けた。

 これまで4連勝を続け波に乗っているヴィルゲス。監督のハンズィが言っていたように、勝たなければいけない試合をものにしてきた。そして、今節のオーガースハイム戦もハンズィの中では勝って当然の試合らしい。2週間前のミーティングではハンズィの発言に選手たちは苦笑いしていたけど、ハンズィは大真面目だった。しかしながら、試合前のミーティングではさすがにやや勢いはなくなっていた。話を始める前にメンバーとポジションが書かれた紙を貼り付けると、そこにはエースのトーマス・エシュの名前が書かれていなかった。

 エシュは昨シーズンハンズィともめたため、シーズン途中から干されて2軍でずっとプレーしていた。今シーズンはオーガースハイムと契約をして、開幕戦では敵として一度対戦している。しかしながら、移籍期間ぎりぎりにヴィルゲスと再契約し、6節目あたりからまたヴィルゲスの一員になった。そのときに「ヴィルゲスが古巣のオーガースハイムと対戦する時は、試合に出てはいけない」契約をしたらしく、この試合には出場できなくなっていた。俺はまたてっきりハンズィに干されたのかと思った。

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<監督のハンズィ(左)と選手たち>

 「退かずに前でプレッシャーをかけていけ」という指示だったけど、オーガースハイムにゲームを組み立てられ攻め込まれた。ヴィルゲスにも攻めるチャンスはあったけど、それ以上に何本もコーナーキックを取られてピンチを招く。そうこうしているうちに、コーナーキックの競り合いからこぼれたボールをゴールに押し込まれた。
 その後、キーパーのスヴェンとセンターバックのシュタリーが負傷退場しどうなることかと思っていたけど、何とか立て直してシュートチャンスもつくり出していた。

 オーガースハイムは1点を守るのに必死だった。後半途中にはオーガースハイムの選手が2枚目のイエローで退場。ヴィルゲスの攻撃時間が増えた。少し前掛りになってカウンターを食らったけど、何とか1点を取りたいところだった。ゴール前のフリーキックも何本かあり、「エシュがいればチャンス」という感じだったけどゴールにはならず。結局、1点を守り抜かれて久々に負けた。ホームでの負けは8月以来2回目。最初の失点は悔やまれるけど、何とか立て直してやるだけのことはやった。審判がカードを出すのが遅くて荒れた試合になったけど、闘うこともできた。次の試合につなげるのみ。

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<次節ダービーとなる対戦相手のエンガース>

 次は水曜に州のカップ戦ベスト16。そして、日曜にはダービーとなる宿敵エンガース戦。エンガースはここのところ負け込んでいるけど、ヴィルゲスがこれまでホームで負けていた唯一のチーム。相当気合いが入ってくると思う。

 ちなみに今回の対戦相手オーガースハイムには日本人キーパーがいて、試合後に少し話した。タカダ君と言い、ノルウェーなどでもプレーしていたらしい。選手証の登録の問題が片付いていなくて試合には出られなかったけど、またいつか対戦できるといい。

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2006年11月22日 (水)

とりあえず1ケース - Salmrohr戦

 前節は16節目にしてようやく無失点での勝利をあげることになったけど、現在リーグ戦では4連勝と波に乗っているヴィルゲス。今節はリーグ戦の折り返しとなる試合で、相手は同じラインラント=プファルツ州のSalmror(ザルモローア)。5部から昇格してきて、真ん中よりちょっと下の位置につけている。
 「誰がラインラントで一番なのか思い知らせてやれ。」とミーティングから挑発的な監督のハンズィ。戦術に関しても、「なんか言うことはあるのか?」とすぐにミーティングを終わらせてしまった。完全に勢い重視。
 ここ4連勝中はずっと固定メンバー。俺は左サイドバックで出場。最近の練習では4バック組とオフェンス組のトレーニングがよく行われているので、試合でもなかなかうまく機能していると思う。

 しかしながら、試合が始まるとペースはザルモローア。これといったいピンチはなかったけどチャンスもなかなか作れなかった。ある程度攻撃をしのぎきったところで少しずつヴィルゲスペースになり始める。そして、2試合連続ゴールとなるジミーの左足で先制すると、前半終了間際にはまたまたジミーが追加点。最近はずっと人工芝で練習していたので、コンディションの悪いグランドになれずいつもよりミスが多かったけど、ヴィルゲスには勢いがついていた。

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 今シーズンは一度4-0のリードから同点に追いつかれたという苦い経験もあり、ハーフタイムではキャプテンのチジーを中心に、「2-0のリードはなんでもない!」と気を引き締める。
 更に監督のハンズィが、「これで満足か?もっとかましてやれ!」とはっぱをかける。
 後半はすっかりヴィルゲスペース。ピンチというピンチもなく、ユーリが久々のゴールで追加点。さらに、ユーリとネナドの追加点で5-0。2試合連続でシャットダウンすることができた。
 この試合でリーグがちょうど一回りして、次節からはリーグ後半戦。現在首位のOggersheim(オーガースハイム)とホームで対戦。どうなるものか、行けばわかるさ。

 後半途中、チャプテンのチジーが交代することになり、俺はキャプテンマークを渡された。しかしながら、「試合中にキャプテンマークを受け取ったら、チームにビール1ケースを買わなければいけない。」というヴィルゲスルールがあり、試合後シャワーも浴びず買いに行かされる。他にも、「チーム初スタメン」、「シーズン初ゴール」、「PKをはずす」といったおいしいことをするとたいていビール1ケースがついてくる。基本的には誕生日にも1ケース買わなければいけないけど、その分はシーズン前にみんな前払いでチームの貯金箱に入れてある。

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2006年11月15日 (水)

古巣との対決 - Saarbruecken戦

 カップ戦も合わせて3連勝と波に乗っているヴィルゲスは、今節アウェイでザールブリュッケンの2軍との対戦。ザールブリュッケンの2軍は昨シーズン、オ-バーリーガ(ドイツ4部)でも成績がよく、何人かの選手は1軍に昇格した。しかし、1軍はブンデスリーガ2部からレギオナルリーガ(ドイツ3部)に降格してしまった。ザールブリュッケンは俺とチームメイトのトーマス・エシュが昔プレーしていたチーム。古巣相手にトーマス・エシュは気合いが入っていた。当時一緒にプレーしていた選手はもういないけど、去年、今年と合同練習を一緒にした時の選手はまだ何人かプレーしていた。ザールブリュッケンは1軍の選手も投入してくるのでどの選手がどこで出るのかわからなかったけど、前半15分は無理せずに我慢して、それからプレッシャーをかけていけという監督ハンズィの指示だった。

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<1点リードを必死で守るヴィルゲス(白)>

 
ザールブリュッケンは若い選手が多く、よく走るし勢いがあった。前半開始早々からがんがん攻めてきて、まだ態勢が整いかけている時に俺のサイドからセンタリングを上げられたけど、なんとか失点にはならなかった。逆に、前半25分ほどでヴィルゲスはカウンターからオフェンシヴのジミーが左足を振りぬく。キーパーはシュートをはじいたけどボールはゴールの右隅に転がり込み1-0と先制。そのまま前半は終了。

 後半に入り、ザールブリュッケンは攻撃の選手を3人投入。ヴィルゲスは完全に守りに入る。守りに守っていたので、俺もオーバーラップする機会が全くなかった。かなり攻め込まれ、チームメイトはよく審判や監督のハンズィに「あと何分だ?」と聞いていた。後半途中、怪我と疲れで動けなくなったキャプテンのチジーに代えて、アルヤンをディフェンスラインの前に置き守備を固める。更に、怪我気味の右サイドバック・アッツィーに代わり、本来センターバックのアンディーを投入。とにかく攻めてる時間が少なくてきつかったけど、ザールブリュッケンはフィニッシュが雑だったり、中盤で縦に急ぎすぎたプレーでミスをしたりしてくれたので助かった。
 90分にはヘディングのクリア一発からカウンターになり、トーマス・エシュがペナルティエリアでシュートチャンス。思い切り左を振り抜くかと思いきや、ここでキーパーを越すループシュート。古巣相手の追加点にトーマス・エシュも大興奮。あまりに喜びすぎて足をつる。そのまま試合は終了しアウェイでうれしい勝ち点3。しかも、今季初の無失点での勝利。

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<試合終了後、みんなで勝利を祝う>

 
試合終了後、みんなで円陣を組んでぐるぐる回り勝利を祝う。監督のハンズィもおおはしゃぎで飛びかかってきた。試合前のミーティングで、「あいつらは去年のようにまとまっていないから絶対勝てる!」とアウェイでの難しい試合に対して監督のハンズィは言っていた。それに対してチームメイトは苦笑いしていたけど、実際に勝利して、「お前らは笑ってたけど、俺の言ったとおりだろ。」とハンズィは誇らしげだった。
 ヴィルゲスは一時期、降格圏内も見えていたのに、ここにきてリーグ戦の3連勝で6位まで上昇。上位で気持ちよく冬休みを迎えるためにも、冬のシーズンオフまであと4試合で目標10ポイント。

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2006年11月 6日 (月)

ドミニクと再会 - Hohenecken戦

 開幕ダッシュで後れを取ったヴィルゲスだったけど、カップ戦も合わせたここ5試合は4勝1敗。チームもうまく機能し始めた。現在14節目にして18チーム中11位の位置につけているけど、リーグは混戦で順位がだいぶ動く。今回はHohenecken(ホーエンエッケン)とのアウェイでの試合だけど、相手は17位。ここで勝たないとまた下を見て戦わないといけない。逆に勝てば上が見えてくる。

 スタメンは前回と同じ。相手はスリートップで、俺のマッチアップする右には足の速いやつがいた。走り出すタイミングもよく、ロングボールでディフェンスラインの裏を狙ってきたので、こいつに走り出されると少々厄介だった。前半、フリーキックのチャンスで、キッカーはここ2試合で4本のフリーキックを決めているエースのトーマス・エシュ。左足を振りぬくとまたまたゴール。みんな信じられないといった感じだった。前半は1-0で終了。
 後半に入り、もう一人の日本人選手の曽野(ドイツ語だとゾーノ)が投入される。最近調子のいいゾーノは出番も増えてきた。そして、トーマス・エシュが打ったシュートのこぼれ球をゾーノが決めて2-0と突き放す。更に、カウンターからトーマス・エシュがもう一発。3-0と試合を決めた。

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<シーズン初ゴールを決めた曽野(2)> 

 その後、新しく2人が投入されてフォーメーションが変わったため、チームがかみ合わなくなる。特に守備が機能しなくなり、アンラッキーだったけど、相手の上げたセンタリングがそのままゴールに入ってしまい1点返される。0失点で押さえたかったディフェンス陣はがっかりだったけど、投入されたばかりで普段ディフェンスをやっているアルヤンがフォワードのポジションでヘディングを決め4-1。そのまま試合は終了、順位はやっと8位まで上昇した。

 この試合のラインズマンは、俺が過去に所属していたライムズバッハのユースでプレーしていたドミニクだった。ホイッスル前に気がついてお互いびっくりした。主審も飲み会などでよく見かけた顔だった。俺はこのことをチームメイトに話していなかったけど、ハーフタイム、「アウェイだけど主審は俺たちの敵ではない」と監督のハンズィが言っていた。確かにその通りだったけど、公平な審判だったと思う。ドミニクは選手より審判の道を選んだ。昔はロングボールの時ボールだけ見ていてオフサイドを取れないときがあったけど、この試合ではしっかりオフサイドを取っていたのでやつも上達したなと思った。

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州ベスト16そろう

 ドイツでも日本の天皇杯のように、ブンデスリーガと各州の代表が対戦するカップ戦が行われる。来年の本選出場をかけた州予選はすでに始まっていて、ラウンド1から3までは5部以下のチームが一発勝負を行った。試合はいつも格下のホームグランドで行われ、ラウンドが終わるごとに勝ち残ったチームだけで次の対戦の抽選が行われる。ラウンド4からは4部のチームが参加し、この試合によって32チームから16チームにしぼられた。
 ヴィルゲスは5部のEisbachtal(アイスバハタール)と対戦。アイスバハタールとヴィルゲスは昔ひとつのチームだったらしく、分裂してからは仲が悪いらしい。アイスバハタールには芝と土のグランドがあるけど、芝のグランドには照明がない。他の試合が昼に行われていたのに、俺たちの試合だけ夕方から。照明のない芝のグランドが使えなくなり、土での試合になった。しかも照明は暗くて見えにくい。アウェイの洗礼?

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<アイスバハタール対ヴィルゲス>

 試合は怪我気味のキーパー・スヴェンに代わり控えのアギムが今シーズン2回目の登場。それ以外はいつもと同じ布陣で挑んだ。試合前、「全く問題ないはず。思い知らせてやれ。最低でも2点差以上で勝て。」と監督のハンズィが気合いを入れていた。
 グランドはプレーしづらかったけど、ヴィルゲスはゲームを支配。開始早々、トーマス・エシュがプリーキックを決め先制。更に、相手のミスからネナドがボールを奪いパス。それを19歳フォワードのユーリが決めて2-0。更に、トーマス・エシュがフリーキックをもう一発決めて3-0。トーマス・エシュはここ2試合でフリーキックだけで4得点。
 後半はアイスバハタールのエースでもある日本人選手オーミが奮闘し、アイスバハタールが少し攻めはじめる。しかし、ゴールにはならず、ヴィルゲスが3-0でベスト16進出を決めた。

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<ロスバッハのマサキ>

 現在5部に所属するロスバッハは、昨シーズンリーグで優勝したにもかかわらず、4部昇格の条件を満たせず5部に残留。そこでは今シーズンから日本人選手のマサキがプレーしている。ロスバッハは今のところリーグで首位を走り、この日のカップ戦でも快勝しベスト16進出を決めた。昨シーズンのカップ戦ではヴィルゲスはロスバッハに負けているらしく、ロスバッハは州予選で準優勝し(優勝チームがブンデスリーガに昇格したため)繰上げで州の選抜に選ばれた。そして、今年の本選1回戦でブンデスリーガ1部のメンヒェン・グラートバッハと対戦し1-4と健闘した。
 このまま勝ち続けていけばいずれヴィルゲスとロスバッハが対戦。そして、俺は左サイドバック、マサキは右サイドでプレーしているのでマッチアップすることになる。意識しあって結構やりにくい。