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2015年7月10日 (金)

芸人 - 永 六輔

永 六輔(えい ろくすけ)
1933年、東京都浅草生まれ。早稲田大学文学部在学中より、ラジオ番組や始まったばかりのテレビ番組の構成にかかわる。放送作家、作詞家、司会者、語り手、歌手などとして、多方面に活躍。

Eichan

「自分が興奮して、メンバーも興奮するのは三流、
自分は冷静で、メンバーが興奮するのは二流、
自分もメンバーも冷静で、客が興奮すれば一流の指揮者」

カラヤン

芸人は常に恐ろしい敵に囲まれている。
その敵は、彼の才能を讃めちぎる連中だ。

シャリアピン

この本のタイトルは「芸人」である。
ここでは、芸能に関わる全ての人の総称として、敬愛の念をこめて「芸人」という言葉をつかう

修理してつかおうとすると「買ったほうが安いですよ」と言われるように、芸人もまた使い捨ての時代なのである。

「昔の芸人は芸の上手下手が人気をわけました。近ごろの芸人は運が良いか悪いかです」

客が時間を気にしたら、芸人の負けである。

芸と商売は違います

「俳優とかアーティストとか言ったってね、早い話が日雇いの芸人です」

「歌ったり、演じたりしているんじゃない。歌わされたり、演じさせられたりしているんです。そこがわかっていないから、憧れる奴がいるんですね」

「マジックを楽しめない人たちもいます。たとえばインテリと呼ばれる人たちですね。インテリは自分に理解できないと怒りだしますから」

「余計なことをやらせない。そこが演出というものでしょう」

「近ごろ、<序破急>という日本の芸能のリズムが、すっかり、<起承転結>になってしまった」

「日本の劇団の多くは、稽古場で完成品にしてしまうんです。だから客と育てる部分が少ない。つまり、おもしろくないということです」

「同じリズム、同じメロディのくり返しは下品とされてきました。官能的であって文化ではない。モーツァルトも最初はこれで認められませんでした。いまでいえば、コムロ・ファミリーですか」

「テレビはゴミ捨て場です。ゴミ捨て場ですから、もったないものも捨ててあります」

ビートルズが日本に来た時、「河原乞食ごときが武道館をつかうとは許せない」といった評論家がいました。

有名になりたいという夢がかなって有名になっても、支える芸は何もないという現実。そして、そのことを別に恥ずかしいと思わないという感性。「何もできない芸人」という芸人が生まれつつあるわけです。

いつ鳴るかわからない自然の風が鳴らす風鈴の音がやかましく、リズミカルなコンピューターの風鈴あらそれをやかましく思わない時代になりました。

いい歌だから買って覚えるのではなく、予約で売れてしまう時代になりました。コムロ・アムロを買うことがファッションなのです。

世界で先に認められた人は、日本で足をひっぱられたりします

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