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2011年1月23日 (日)

U-17ドイツ室内サッカー大会 Keramik-Cup 2011 最終日

ドイツのモンタバウアで行われた29回目の国際的なU-17室内サッカー大会Keramik-Cup。2日目はグループリーグの残り試合と、2次リーグ・決勝トーナメントが行われた。昨年の大会では、東京のFCトリプレッタがアジアから初出場を果たし、今回は東京ベルディが参加した。参加チームはブンデスリーガやデンマーク、スイスのプロクラブ下部組織で、ヨーロッパ各国の代表選手が数多く参加している。現在ワールドクラスで活躍する選手たち(イブラヒモビッチ、ポドルスキー、ケディラなど)の多くも過去にこの大会に参加していて、将来のスターのプレーを見ることができる。昨年の大会でMVPとなったドラクスラー(シャルケ)は、今大会前のブンデスリーガの試合でスタメンデビューを果たした。まだ17歳。

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<東京ヴェルディ対メンヒェングラートバッハ>

初日を1勝1敗1分けで終え、残り1試合を残して2次リーグ進出を決めたヴェルディ。グループリーグでは5チーム中4チームが2次リーグへ進出。

グループリーグ最終戦:
東京ヴェルディ 1-2 ハンブルガーSV

グループB成績:
1位:レバークーゼン(3勝1分け)
2位:カールスルーエSC(3勝1敗)
3位:東京ヴェルディ(1勝2敗1分け)
4位:1.FCカイザースラウテルン(1勝3敗)
5位:ハンブルガーSV(1勝3敗)

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<ヴェルディ対デンマークのブレンビー>

グループA成績:

1位:FCバーゼル/スイス(3勝1分け)
2位:1.FCケルン(3勝1分け)
3位:メンヒェングラートバッハ(1勝1敗2分け)
4位:FCザンクト・パウリ(1勝2敗1分け)
5位:EGCヴィルゲス(4敗)

グループC成績:
1位:ヘルタBSCベルリン(2勝2分け)
2位:ブレンビー・コペンハーゲン/デンマーク(2勝2分け)
3位:VfBシュトゥッツガルト(2勝2敗)
4位:ボルシア・ドルトムント(1勝1敗2分け)
5位:TuSコブレンツ(4敗)

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<ヴェルディを応援してくれる観客>

2次リーグ:


東京ヴェルディ 2-1 メンヒェングラートバッハ

東京ヴェルディ 1-1 ブレンビー・コペンハーゲン
               (デンマーク)

1勝1分けで2次リーグを突破し、ベスト8進出を決めたヴェルディ。観客も味方につけ、会場では「ヤーパン(日本)」コールが巻き起こった。

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<準々決勝:ヴェルディ対ドルトムント>

準々決勝:

ヘルタBSCベルリン 0-3 VfBシュトゥッツガルト

レバークーゼン 1-1 ブレンビー・コペンハーゲン
         (1PK3)

FCバーゼル 2-2 カールスルーエSC
       (4PK2)

東京ヴェルディ 0-3 ボルシア・ドルトムント

昨年出場の日本チームは1次リーグで惜しくも敗退したものの、今年はステップアップしてベスト8進出を決めた。観客も大会関係者も素晴しいパフォーマンスに満足していた。

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<観客にあいさつする東京ヴェルディ>

ヴェルディコーチの大会感想:


・大会参加チームの選手たちは基本技術が高く、プレーが確実でミスが少ない。そこに個性がある。床がスリッピーなので、ちょっとしたズレやぶれが次のプレーに影響するので、正確性が大事だということに選手たちが気付いたかもしれない。
・キック(パス・シュート)がうまく、パススピードが速い。
・ボディコンタクトが強い。タックル。
・1対1の強さ。
・判断力がある。どのチームも速い攻撃と遅い攻撃の使い分けができ、時間の使い方がうまい。
・選手の層が厚い。(12分1本のゲームだが)短時間(2~3分)のサイクルでどんどん選手を入れ替えて、それでもチーム力が落ちない。

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<エキシビジョンマッチのブラインドサッカー>

準決勝:


VfBシュトゥッツガルト 4-3 ブレンビー・コペンハーゲン
            (PK戦含む)

カールスルーエSC 6-3 ボルシア・ドルトムント
           (PK戦含む)

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<川越のケラミックカップせんべい> 

カールスルーエSC監督の話:

大会参加の目的の一つは賞金です。カールスルーエは他のプロクラブに比べて育成部門にお金がありません。この大会で結果を残すことは大事なことです。
また、5対5の小さなフィールドの中で、選手たちの能力をよく観察することができます。テクニックやフィジカル、戦術以外にも戦う気持ちやメンタル面をよく見ることができます。

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<決勝戦前>

3位決定戦:


ブレンビー・コペンハーゲン 3-0 ボルシア・ドルトムント

決勝:

VfBシュトゥッツガルト 6-3 カールスルーエSC

優勝はシュトゥッツガルト。昨年優勝のカールスルーエは準優勝。デンマークのブレンビーは昨年に続き3位。

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<優勝したシュトゥッツガルト>

ブレンビーの監督ジョンとは3大会一緒に参加している。今回もいろいろと話をすることができた。

ブレンビー・コペンハーゲン監督の話:

デンマークサッカーの基本フォーメーションは4-3-3で、ボールポゼッションをとても大事にしてるよ。だから、テクニック、アイデア、想像力、試合の状況を読み取る能力はとても大切だよ。

デンマークではフットサルや室内サッカーはあまり流行っていないけど、この大会ではそういったことをトレーニングすることができるね。実際の11対11とは異なった状況もあるけどね。

あとは1対1。攻守においてとても大事だね。5対5の試合では1対1のシチュエーションがたくさんできるし、狭いフィールド中で選手はすぐにプレッシャーにさらされる。そういった中で落ち着きや自信を持ってプレーできるかどうかを見ることができるね。

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<地元EGCヴィルゲスとヴェルディ>

地元クラブのEGCヴィルゲスは1勝もできなかったものの、レベルの高いブンデスリーガのチーム相手に一矢報いる試合もでき、良い経験を積むことができた。最後はヴェルディと記念撮影。コーチを務めるペーターは、今年の秋に日本を訪れ日本のクラブで少し研修をする予定。

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<フランクフルトのドイツサッカー協会にて>

大会翌日、フランクフルトにあるDFB(ドイツサッカー協会)を訪問し、夜の便で日本に帰国した。大会委員長アルフォンスも見送りに来てくれて、来年も日本チームの大会参加を承諾してくれた。2011年日本予選は今年の夏に開催予定。情報はこちら

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