« タイヤ破裂 | トップページ | 2連勝 vs Idar-Oberstein »

2008年10月18日 (土)

将来のために大学に通うブンデスリーガー

 トップレベルのプロサッカー選手は引退後何もしなくても生活していくだけの給料をもらっているけど、実際にはプロといわれている選手の多くは、引退後のことも現役中に心配しなければならない。ブンデスリーガでは2部以下に所属する選手の多くがこのパターンに当てはまるらしい。現在ブンデスリーガ2部のFC St. Pauli(FCザンクト・パウリ)に所属するTimo Schultz(ティモ・シュルツ)という選手は、プロサッカー選手として活動しながら大学でスポーツと歴史を学んでいる。現在31歳。

Timo_schultz

Q:あなたは学生でありプロサッカー選手です。きっかけは?

「昔学校の作文で自分の夢を書かなきゃいけなくて、僕はいつもプロサッカー選手とスポーツの先生と書きました。プロサッカー選手の夢は半分叶いましたが、スポーツの先生になるために今勉強しています。」

Q:19歳の時にブレーメンに所属しましたが、チャンスをものにできませんでした。4年後には3部のリューベックに移籍。当時、学校時代の作文のことを思い出しましたか?

「はい、リューベックの最後のシーズン、チームは3部から2部に昇格しましたが、僕は契約することができませんでした。そのとき母に「そろそろ何かまともなことを勉強しないとね」と言われました。僕にとってまともなこととはスポーツと歴史を学ぶことでした。」

Q:サッカーと大学の両立は?大学のための時間は十分ありますか?

「3部リーグ(当時レギオナルリーガ)はオフィシャルではライセンスを持たないアマチュア扱いですが、1日2回の練習があり給料も支払われます。大学よりもサッカーに費やす時間を優先しなければいけない時があります。」

Q:他の学生が授業を受けているときにあなたはグランドにいます。セミナーを受ける時間はありますか?

「チームの週間スケジュールからある程度大学に行ける時間を予測できます。問題になりそうな時はあらかじめ教授と話をします。サッカーをするか勉強をするかどちらかにしろと言う人もいますが、僕はスポーツ分野で学んでいるので教授たちも理解を示してくれています。もし欠席する時間が多くなるようなら、時間のあるときに埋め合わせをします。」

Q:将来に対しての不安は?

「僕は過去5年の間に引退したサッカー選手をたくさん見てきましたが、彼らは引退後自分のするべきことがわからず、日焼けサロンを買い取ったりしていました。この現実は僕にとってあまりいいことではありませんでした。僕はこれから先、多分これ以上上のレベルに到達することは難しいので莫大な額のお金を手に入れることもないでしょう。なので、今こうして勉強しているわけです。」

Q:通信制の大学のほうが楽ではなかったですか?

「いいえ、コンピューターの前にずっと座って、本を読んで、半年に一度どこかに試験を受けに行くのは僕には向いていません。講堂に座って教授や学生とコンタクトを取り、様々なことを勉強しなければいけないと思っています。」

Q:チームでは栄養や回復のことに関していろいろと話をしますか?

「いいえ、チームには専門の栄養士がいるのでそんなエラぶったことをする必要はありません。ただ、若い選手のお手本となるように振舞ってはいるつもりです。」

Q:大学で学んだことをあなたのサッカー生活に活用できますか?

「はい、僕がこれまで知らなかったことや気づいていなかったことをたくさん学んでいます。栄養学に関しては、これまで自分が間違ったことをやっていたこともあるので改善していきたいと思います。」

Q:逆に、あなたのサッカーの経験が大学で役立っていますか?

「はい。僕は時間通りに授業に出席して最後まで授業を聞いている、ハンブルクの中でも数少ない学生の一人です(笑)。正直なところ、やる気はすごくあるけど今は時間が十分ではありません。ただ、のちのち学業に専念した時に、今まで通り時間を守ったり規律正しく行動していれば、一気に前進できると思います。規律というものはプロサッカー選手に一番欠かせないものです。」

Q:サッカー選手と学業を両立させるモチベーションは?

「僕が本当にサッカーを終えたときにスムーズに次の活動の場に移りたいからです。」

Q:自分のことを変わり者だと思いますか?

「全く思いません。教授などになろうと思っていませんし、自分が特別に賢いとか才能があるとも思っていません。ただ、勉強することを楽しんでいて、将来教える立場になっても楽しみたいと思います。」

Fussballer誌より

|

« タイヤ破裂 | トップページ | 2連勝 vs Idar-Oberstein »

German Football (ドイツサッカー)」カテゴリの記事

コメント

New Challenger
2週間前に日本から到着したばかりの舘洋介君です。現在洋介君は、シドニー市内の語学学校で英y6tou6fuyfstysr5u6he5hei857eyuurjy6ri76ruykxdtjufthdfujjhj,gfuyy;4uklhihuuhhynu8p9877fo98frutrrtyeu
プロフィール
名前:舘洋介
生年月日:1985年4月2日
出身地:横浜
前職:人力車 http://www.php.co.jp/blog/rekishi/2007/12/post_99.html
サッカー暦
小学校 『横浜北YMCA』
中学校 『横浜市万騎が原中学校』
高校 『私立日本大学高等学校』
大学 『かながわクラブ(神奈川県社会人一部リーグ)』


 


YouTube: オーストラリアでプロサッカー選手を目指す男①


7歳(小学校2年生)のとき、サッカーを始める。動機はそれまで通っていた水泳教室が嫌だったので、代わりに同施設内のサッカー教室に通い始めた。それから、サッカーにはまり、今に至る。昔からドリブルが大好きで、ドリブルの練習ばっかりしていた。好きなサッカー選手や参考にするサッカー選手もみんなドリブラーだった。チームでの練習はもちろん、一人でボールを蹴ることもあったし、大体は4つ上の兄といつも1対1の練習をしていた。兄には本当に感謝している。おかげで、ドリブルだけでなくデフェンスも好きになったし、1対1では負けない自信もついた。サッカーをやる時にはいつも『1対1では絶対に負けない』って思ってる。この強い気持ちはこの時に植えつけられた。まぁこうやってサッカーのことを語れば尽きないと思う。だから一番伝えたいこと。それは、僕は何よりもサッカーが好きだし、サッカーにはとても感謝している。だから一生サッカーに関わっていたいし、プレイしていたい。それがプロフェッショナルであれ、アマチュアであれ・・・。それが僕の夢。 今僕は23歳。小学校の頃は、23歳だったらプロサッカー選手として活躍している自分を夢見てた。しかし現実はただの大学生。でも大学生活もそれなりに楽しかった。もちろんサッカーもしていた。ただ、なんか違った。もちろんモチベーションも違った。大学生のときはそれでもよかった。サッカーが楽しかったから。でも卒業して、これから社会人として働いていくことを考えたとき、これから一生楽しむだけのサッカーをしていくことになるかもしれないとなると思った。もちろん楽しむことは何よりも大切だと思う。でも僕にはプロサッカー選手になるという夢がある。学生と社会人の狭間の世代になったとき、自分の人生についてめっちゃ考えた。そして、僕にとって一番大切なもの。『プロサッカー選手になる』という大きな夢を忘れていたことに気づいた。何のために夢があるのか。もちろん叶えるため。改めてこの歳になって気づいた。僕は思う。日本はどうしても社会の流れから一度でも外れると、その流れに戻るのは難しい傾向がある。その流れから外れようとする人間も少ないし、外れてしまう人間も比較的少ない。だからこそ、日本では社会の流れに乗ることが重要だと思う。そのために、自分の夢を捨てた人はかなりいるはず。ただ、僕はそうはなりたくない。 この狭間の歳になって、そう思った。社会の流れから外れてやる・・・ってズラズラと偉そうなことを書いたが、僕は全然うまくない。Jリーガーには到底及ばないし、得意だと言っているドリブルだって通用しない。それは十分理解している。経歴だって、そんな偉そうなことを言える経歴を持っていない。でも僕はプロサッカー選手になりたい。サッカーで飯を食いたい。 この思いは誰にも負けない自信がある。だからそのためにはどうすればいいのか考えた。色んな人に相談もした。そして、結果的にオーストラリアに行って挑戦することを決意した。英語も話せるようになりたかったし、この国で僕と同じような境遇でプロになっている人もいるということを知った。環境的にはベストだと思った。 そして、これから僕の挑戦が始まる。色んなチームのセレクションを受ける。もちろんプレッシャーはあるけど、日本では絶対に味わえなかったこと。『今しかできないこと』を全力でやろうと思ってる。今は『プロサッカー選手』になるという夢から目標に変わった。 僕は目標は達成しなければならないものだと思っている。自分に課した義務。もちろん仮定も大切。だけど、目標の場合は結果に拘る。そして、その一歩、二歩上に行ったとき、成長があるんだと。だからこそ今、その義務を果たすべく、トレーニングはもちろん、体調管理、そして、英語の習得に力を入れている。 僕を支えてくれる仲間、がんばれと言ってくれる仲間。そして今ここにいるのは、これまで出会った、数え切れないほどの仲間のおかげ。その仲間への感謝の気持ちを忘れることなく、全力で『今しか出来ないこと』を楽しむ。そして挑戦していきたいと思う。

オーストラリアでプロサッカー選手を目指す男達

投稿: akt | 2009年11月17日 (火) 10:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/19235/24567561

この記事へのトラックバック一覧です: 将来のために大学に通うブンデスリーガー:

« タイヤ破裂 | トップページ | 2連勝 vs Idar-Oberstein »