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2007年11月17日 (土)

流行はドッペル・ゼックス(ダブルボランチ)

 ワールドカップ2006ドイツ大会は、優勝イタリア、準優勝フランス、3位ドイツ、4位ポルトガルという結果に終わった。この上位4チームには共通する点がいくつかある。4チームが、4バックの前にダブルボランチを置き、ドイツを除く3チームが「4-2-3-1」というフォーメーションを採用していた(ドイツは4-4-2)。世界のトップレベルでは今、「4-2-3-1」がトレンドとなっていて、「4バック」と「ダブルボランチ」がチームの骨組みを作るキーワードとされている。

Ballack  Frings
<バラック(Ballack)とフリンクス(Frings)>

 ドイツでは選手の背番号以外に、ポジションによって決まった番号の呼び方が存在する。例えば4-4-2(中盤はひし形)の場合、キーパーは「1」、ゲームメーカーは「10」、2トップは「9」と「11」。ボランチは「6」で表される。ドイツ語では「ボランチ」のことを、「Zentrales Mittelfeld(中盤の真ん中)」や「Defensives Mittelfeld(守備的中盤)」などという場合があるが、単純に6(ゼックス)のポジションという意味で、「Sechser(ゼクサー)」と呼ぶことも多い。監督が「今日お前はゼクサーだ」と言えばボランチをプレーすることになり、「Zehner(ツェーナー)をマークしろ」と言われれば相手のゲームメーカー(2トップの後ろ)をマークすることになる。

 ドイツ代表はワールドカップでバラック(チェルシー)とフリンクス(ブレーメン)の2人を「Sechser」に配置し、「Doppel-Sechs(ドッペル・ゼックス)=ダブルボランチ」を形成した。

Pirlo Gattuso
<ピルト(Pirlo)とガットゥーソ(Gattuso)>


 イタリア代表とACミランでコンビを組むピルロとガットゥーソのコンビは、ワールドカップとチャンピオンズリーグで結果を残している。ガットゥーソの運動量と守備力、ピルロのゲーム展開力と意外性は理想的な「Doppel-Sechs」。

Vieira  Makelele
<ヴィエラ(Vieira)とマケレレ(Makelele)>

 「Doppel-Sechs」は、1人のSechserの時よりも守備のときにコンパクトにまとまることができるので、チームの安定感が増す。また、走る距離も二人で分担できる。フランス代表ではヴィエラ(インテル)とマケレレ(チェルシー)が「Doppel-Sechs」を形成していた。

Maniche  Costinha
<マニシェ(Maniche)とコスティーニャ(Costinha)>

 「Doppel-Sechs」は守備に安定感をもたらすが、攻撃力が衰えるわけではないらしい。中盤の両サイドに非常に攻撃的な選手を配置して攻撃的なサッカーをするチームも多い。また、一人の「Sechser」が守備に重点を置いているので、基本的にはもう一人の「Sechser」が攻撃に参加することもできる。ポルトガルの「Doppel-Sechs」は、マニシェ(ディナモ・モスクワ)とコスティーニャ(アトレティコ・マドリー)だった。

Zeroberto Vanbommel
<ゼ・ロベルトとファン・ボメル>


 ブンデスリーガでも、現在首位を走るバイエルン・ミュンヘンを始め11チームが「Doppel-Sechs」を採用している。シュトゥッツガルト、ブレーメン、シャルケは「Doppel-Sechs」を採用せずブンデスリーガで結果を残しているが、チャンピオンズリーグでは今シーズン苦戦している。
 
 ドイツ代表のスカウティングを担当しているSiegenthaler(ズィーゲンターラー)は、「安定した守備をしつつ攻撃の起点になるためにも、中盤の選手にはマルチな才能が求められている」と言っている。「潰し屋」や「うまい選手」は同時に「戦略家」や「ファンタジスタ」としての一面も求められることになる。そして、お互いをカバーし力を出し合うためにも2人のSechserには絶妙な相性も求められる。

Buffaroman  Mongolman
<バッファローマンとモンゴルマン>

 
1000万パワーのバッファローマンと1000万の技を持つモンゴルマンの2000万パワーズもまた理想的なタッグのひとつと言える。

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投稿: みんな の プロフィール | 2007年11月21日 (水) 00:58

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