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2007年9月の5件の記事

2007年9月28日 (金)

テストマッチ U18 ドイツ対ルワンダ in Emmelshausen

 9月25日に、Rheinland=Pfalz(ラインラント・プファルツ)州のEmmelshausen(エンメルスハウゼン)というところで、U18のドイツ対ルワンダのテストマッチが行われた。

 ラインラントサッカー協会はルワンダのサッカー普及をサポートしていて、今回、U18チームがアフリカからはるばるKoblenz(コブレンツ)にやってきていた。このチームは今年の4月にもコブレンツに来ていて、そのときWirges(ヴィルゲス)とも対戦し3-0で勝利している

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<ドイツ(白)とルワンダ(黄色)の国歌斉唱>

 
ルワンダU18の監督は、ラインラントサッカー協会から派遣されたドイツ人。Michael Weiss(ミヒャエル・ヴァイス)といい、過去に京都パープルサンガや国見高校での指導歴も持っている。前回のヴィルゲスとルワンダU18の試合のときに知り合い、今回久しぶりに会うことができた。


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<突破を試みるドイツのMF>

 前半開始早々からルワンダは飛ばしていき、中盤で素早いパスのコンビーネーションから何度かいい形を作っていた。ドイツは中盤での対応が後手になり、序盤ややおされていた。攻撃でもパスミスがとても多く、すぐにルワンダに逆襲されていた。しかしながら、ルワンダもフィニッシュがなかなか決まらず、前半は0-0のまま終了。

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<ドリブル突破をはかるルワンダの選手>

 
後半になるとドイツはパスミスも減り、ルワンダ陣内へ攻め込む回数が増えた。逆に、ルワンダは集中力が切れたのか、パスミスを連発。ドイツに先制点を許してしまった。しかし、サイドのフリーキックからヘディングを決め1-1の同点に追いついた。

 ルワンダは単発でいいプレーを見せていたが、ドイツは地味ながら試合を通して安定感があった。ルワンダは一発でタックルにいってしまったり、無理にダイレクトパスをしたりする場面が多かった。ドイツは2点追加点を奪い、最終的にはドイツが3-1でルワンダを下した。

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<試合後のルワンダの選手>

 
今年4月にルワンダU18チームがコブレンツで合宿をはった時、同時にインターナショナルコーチライセンスコースというものがコブレンツで開かれていた。そのときには、ルワンダU18のキーパーコーチのクロードという男をはじめ、ルワンダサッカー協会の何人かもコースに参加していてとても仲良くなった。そのうちの一人には「北斗神拳伝承者」と書かれたTシャツをあげた。今回久しぶりに会えるかと思っていたが、前回終始お祭り騒ぎだったのでどうやら今回はルワンダに置いていかれたらしい。

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2007年9月18日 (火)

やっと膝が治る - Salmrohr戦

 6月3日に行われた昨シーズンの最終節で膝の内側側副靱帯を怪我してしまった。今シーズンの開幕戦まで約2ヶ月のシーズンオフがあったので、その間に治して開幕戦に間に合わせようと思っていたが結局間に合わなかった。まだ完全に痛みが取れたわけではないが、最近ようやくチームと一緒に練習できるようになった。別に手術をしたわけでもないのに、なんだかんだで結局3ヵ月半もかかってしまった。

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<リコのフリーキック>

 3ヵ月半の間に何回かチームの練習に混ざったりしたが、それ以外はリハビリを中心にほとんど個人メニューだった。この日はゲームの感覚を取り戻すために、Wirges(ヴィルゲス)の2軍で試合に出させてもらった。ヴィルゲスの2軍は、ドイツの5部にあたるRheinlandliga(ラインラントリーガ)に所属している。二十歳前後の若い選手が多く、たまに安定性を欠くが勢いのあるチーム。和気あいあいとやっている。たまに和気あいあいし過ぎる時があるけど。

 この試合の相手は、昨シーズンの最後の試合で怪我をしたときの相手Salmrohr(ザルモア)。ザルモアは昨シーズン4部から5部に降格したため、因縁の対決をすることになった。前回の試合では負傷退場したあげく、チームも3-0で完敗したので、ぜひとも借りを返したいところ。

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<Salmrohr(赤)とヴィルゲス(白)>

 リハビリで走りこみはしていたが、やっぱり久々の90分はかなり疲れた。まだまだ感覚を取り戻さないといけないが、特に膝を悪化させることなく試合を消化した。プレー自体もまずまずの手ごたえだった。

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<コーナーの競り合い>

 ヴィルゲスは前半テンポのいい試合運びで先制したが、後半、一発のカウンターから同点ゴールを決められた。結局、その後も追加点を奪えず1-1のまま終了した。

 試合のほうは勝ちたかったが、なんとか1試合を通してプレーできたのでよかった。ヴィルゲス1軍のほうは現在オーバーリーガ(ドイツ4部)で7位とまずまずの位置につけている。今はチームがいい調子で来ているので、今すぐに俺の出番は来ないかもしれない。コンディションを整えていつでも試合に出れるように準備しておくのみ。

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2007年9月14日 (金)

テストマッチ ドイツ対ルーマニア

 9月12日にケルンでドイツとルーマニアのテストマッチが行わた。現在ヨーロッパでは、2008年にスイス・オーストリアで開催されるヨーロッパ選手権の予選が繰りひろげられていて、残り4試合を残しドイツもルーマニアもそれぞれのグループで首位を走っている。どちらのチームにとっても残りの予選や本選に向けてこの試合は大事な一戦となる。

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<スタジアムにある焼きソーセージ屋>

 ドイツが最後にルーマニアに勝ったのは1984年のヨーロッパ選手権の時で(ランスで2-1で勝利)、2004年にブカレストで行われた最新の試合では1対5で負けている。更に、ルーマニアはPiturca(ピトゥルカ)監督の下、ここのところ引き分けも含み14試合負け無しで来ている。これまでのルーマニアの無敗記録は16試合で、ピトゥルカ監督は記録を更新したいと意気込んでいる。

 しかしながら、ドイツ代表はケルンで行われた国際試合で21試合中1度しか負けていない(1935年に1-2でスペインに敗北)。そして、ワールドカップ後に就任したLoew(レーヴ)監督の下、13試合で11勝1敗1分けという結果を残している。引き分けはキプロスとのユーロ予選(1-1)。1敗はデンマークとのテストマッチ(0-1)。

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<国歌斉唱>

 ドイツは怪我のためバラック(チェルシー)やフリンクス(ブレーメン)、レーマン(アーセナル)などの中心選手を欠いたが、レーヴ監督は今後可能性のある若手を積極的に使った。ツートップには、元ケルン(現バイエルン)のポドルスキーと現ケルンのヘルメスが地元でスタメン出場。キーパーにはシュトゥッツガルトからバレンシアへ移籍したヒルデブラントが入った。ちなみに、ポドルスキーの愛称は「ポルディ」。

 ルーマニアは、過去ケルンでプレーし、今はルーマニアリーグ1部のFC Vasluiで選手兼監督を務める39歳のムンテアヌを召集。後半に途中出場すると、ドイツサポーターからも声援が飛んだ。

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<クロスを挙げるシュヴァインシュタイガー>


 ドイツは4-4-2のシステムで、本来サイドでプレーするシュヴァインシュタイガー(バイエルン・ミュンヘン)がヒッツルスペルガー(シュトゥッツガルト)とともに中央でゲームメイクを任された。ちなみに、シュヴァインシュタイガーの愛称は「シュヴァイニー」。

 ルーマニアは4-2-3-1のシステムで、マリカ(シュトゥッツガルト)をワントップに置きムトゥ(フィオレンティーナ)が左サイドにはった。守りを固め、素早いカウンターで攻め込み、前半3分には、フリーキックからディフェンダーのゴイアン(ステアウア・ブカレスト)のゴールで先制した。

 ルーマニアが4-4-2で来ると予想していたドイツは、前半、左に張ったムトゥに対応しきれず、カウンターで何度か危ない場面を作られた。また、パスミスも多く、フォワードまでボールがなかなか回らなかった。前半終了間際には、シュヴァインシュタイガーのセンタリングをシュナイダー(レバークーゼン)が頭であわせ、1-1の同点でなんとか前半を折り返した。

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<ゴールを決めたポドルスキー(左)とオドンコア(右)>

 ルーマニアは、前半の途中で肩を痛めたキヴー(インテル)を欠くことになった。ドイツは後半からA.フリードリヒ(ヘルタ・ベルリン)を投入すると安定し始め、途中交代で入ったオドンコア(セビージャ)とポドルスキーの追加点により3-1と逆転。ルーマニアの無敗記録を14でストップした。

― この試合のベストプレーヤーに選ばれたポドルスキー

「地元ケルンでゴールを決めることができてうれしいです。経歴のない若い選手が多くても、チームワークとコンビネーションでいいサッカーができるということを示すことができたと思います。」

― 逆転ゴールを決めたオドンコア

「先日のイングランド戦では最悪のパフォーマンスだったので、今回挽回しようと練習に取り組んできました。ゴールできてうれしいし、このゴールで調子を取り戻せたらいいと思います。」

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<GKのヒルデブラント(12)とA.フリードリヒ(3)>

― 試合後の記者会見にて、ルーマニアのピトゥルカ監督

「個人的なミスで後半2失点してしまったが、ユーロ予選のオランダ戦に向けていいテストができたと思う。」

― 試合後の記者会見にて、ドイツのレーヴ監督

「今、世界のトップレベルでは、ボールを奪ってから縦に早く攻撃を仕掛けるサッカーが行われている。ルーマニアはそのサッカーをし、非常に洗練されていた。後半で修正するべき点を修正し、最終的にはルーマニアを攻略できたのでたいへん満足している。
ドイツもイタリアやフランスなどのように常に若手が育ってこなければならない。そのためにも5年10年先を見ながら若手にチャンスを与えていくつもりだ。若い選手には勝者のメンタリティーを植えつけるようにしている。
チームでは選手同士やコーチ陣とのコミュニケーションを非常に大切にしている。時には批判的な内容も積極的に改善しようとしている。そのためにも新しい選手がうまくチームに溶け込めるような環境を作るように選手もコーチ陣も努力している。」 

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<ルーマニア人のコリーナ>

― ルーマニアを応援していた友達のコリーナ

「ムトゥががんばってて、先制したときは大喜びしたけど、周りにドイツ人がいたから少しおとなしくしたよ。ムンテアヌは久しぶりに見たけど、昔のようじゃなかった。しかも、キヴーが怪我したし。」

 今年5月に行われたデンマークとのテストマッチでは、多くの新人選手を使い2軍扱いされたあげくホームで0-1で負けてしまったドイツだが、今回はテストをしつつも良い結果を残した。62,07%のドイツ人が、「2008年のヨーロッパ選手権ではドイツが優勝する」(Kicker誌)と予想しており、レーヴ監督と代表への期待が高まっている。

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2007年9月 8日 (土)

バイエルン・ミュンヘンの言葉事情

 昨シーズン、ブンデスリーガを4位の成績で終わり、今シーズンのチャンピオンズリーグ出場を逃したバイエルン・ミュンヘン(FC Bayern Muenchen)は、国内外から選手を集め大型補強を行った。国内ではブレーメンからクローゼ(Miloslav Klose)、シャルケからアルティントップ(Hamit Altintop)、メンヒャングラートバッハからヤンゼン(Marcel Jansen)など、国外ではフランスからリベリー(Franck Ribery)、アルゼンチンからソーサ(Jose Ernesto Sosa)、イタリアからルカ・トニ(Luca Toni)、そしてブラジルからはゼ・ロベルト(Ze Roberto)を呼び戻した。

 これだけ選手を集めたので、開幕前からバイエルンは優勝候補の筆頭に挙げられていて、第5節を終えた時点でも負け無しで首位を走っている。以下はバイエルンに所属する外国人選手とその選手が話せる言語。

<フランス人>
・Franck Ribery (リベリー) - フランス語のみ
・Valerien Ismael (イズマエル) - ドイツ語、フランス語、英語
・Willy Sagnol (サニョール) - ドイツ語、フランス語、英語、スペイン語

<アルゼンチン人>
・Martin Demichelis (デミケリス) - ドイツ語、スペイン語
・Jose Ernesto Sosa (ソサ) - スペイン語のみ

<ブラジル人>
・Lucio (ルシオ) - ドイツ語、ポルトガル語
・Ze Roberto (ゼ・ロベルト) - ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語

<ベルギー人>
・Daniel van Buyten (ファン・ブイテン) - ドイツ語、フランス語、英語、フラマン語

<オランダ人>
・Marc van Bommel (ファン・ボメル) - ドイツ語、スペイン語、オランダ語

<イタリア人>
・Luca Toni (ルカ・トニ) - イタリア語のみ

<トルコ人>
・Hamit Altintop (アルティントップ) - ドイツ語、英語、トルコ語

 リベリーはファン・ブイテンに、ルカ・トニとソサはデミケリスに通訳をしてもらっているらしい。リベリーのインタビューの通訳まで手伝ったファン・ブイテンは、「通訳分の給料はチームと交渉してみるよ」と冗談を言っていた。リベリーもルカ・トニも単語カードを持ち歩いてドイツ語を勉強しているらしい。
 

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2007年9月 1日 (土)

クライナー、コブレンツ来襲

 この時期になると、チェコのプラハで知り合った友達のアレンがドイツへ遊びにやって来る。が、今年はアレン来襲が実現せず、代わりにクライナーが日本からやってきた。

 クライナーは、ドイツのザールブリュッケンという街に2年間住んでいて、ドイツのチームでサッカーをしていた。俺も当時ザールブリュッケンにいたので、クライナーと一緒にサッカーをしたり旅に出たりしたことがある。

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<コブレンツのドイチェスエックにて>

 Kleiner(クライナー)という呼び名はドイツ語の「klein(クライン)=小さい」から来ていて、直訳すると「小さいやつ」。チームの監督から「Kopf hoch, Kleiner! (コプフ・ホーホ・クライナー)=(がっかりしないで)顔を上げろ、クライナー!」と言われていたのを覚えている。

 ドイツでのサッカー生活を終えたクライナーは、日本に帰って学習院大学に入り、サッカー部に在籍しながらドイツ語の勉強をしている。今回は大学関係の短期留学でドイツのバイロイトという街に1ヶ月間勉強しに来たらしい。本当に勉強しに来たかどうか定かではないが、ドイツに到着した時と日本に帰る前に、数日間コブレンツの街に立ち寄った。

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<スカイフィッシュとクライナー>

 こっちは8つも9つも用意していたが、とりあえず、モーゼル川とライン川の合流地点ドイチェスエックとエーレンブライトシュタイン要塞のコブレンツ名物2トップを案内した。

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<ついでにケルンの大聖堂>

 クライナーはケルンも訪れ、その鍛え抜かれたふくらはぎでケルンの大聖堂の階段を登った。しっかり勉強してまた戻って来い!

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