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2007年4月11日 (水)

U19チャンピオンズトロフィー in デュッセルドルフ

 Duesseldorf(デュッセルドルフ)では毎年イースターの時期にサッカーのU19国際トーナメントが開かれている。45回目を迎えるこの大会に、今年も世界各地から19歳以下のトップクラスのチームが参加した。大会には毎年日本高校選抜(3月で高校を卒業する選手も含む)も招待されており、今年はそのほかにも、オランダのPSVアイントホーフェン、イタリアのユベントス、カメルーンU19が海外から参加した。ドイツ国内からはバイエルン・ミュンヘン、ハンブルガーSV、ブレーメン、レバークーゼンといった強豪が顔をそろえ、地元デュッセルドルフからも、ドイツ3部リーグに所属するFortuna Duesseldorf(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)や B.V.デュッセルドルフが参加し、合計10チームで優勝が争われた。豪華な顔ぶれが集まるこの大会には、スカウトの眼も光っている。

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<日本高校選抜>

 
まず、参加10チームは5チームずつ2グループに振り分けられた。それぞれのグループが総当りで試合を行い、最終的に各グループの1,2位だけが準決勝に進むことができる。

グループ1:
日本高校選抜、PSVアイントホーフェン(オランダ)、ハンブルガーSV、ブレーメン、フォルトルナ・デュッセルドルフ

グループ2:
カメルーンU19、ユベントス(イタリア)、バイエルン・ミュンヘン、レバークーゼン、B.V.デュッセルドルフ

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<日本高校選抜(青)対ハンブルガーSV(白)>

 
大会は4日間にわたって行われ、2日目のグループリーグの試合を観にいった。初日の試合は観ていないが、日本高校選抜は地元のデュッセルドルフと対戦し0-1で負けたようだった。2日目、日本はハンブルクやアイントホーフェンと対戦し結果的には負けてしまったが、1日目よりも動きはよかったらしく、観ていた時も得点チャンスは十分にあったと思う。このあとブレーメンとも対戦したが、結局、日本高校選抜はグループリーグで1勝もできず終わってしまった。ただ、シーズンを通して戦っているクラブチームと比べると、選抜チームはまとまって準備する時間が少ないのでチームとして戦うのに苦労したと思う。チームでボールを奪いに行くタイミングやスムーズな攻撃がまだチームとして機能していないように思えた。

 それ以外には、日本の選手はフィジカル的にもっとトレーニングが必要だと思った。いいプレーをすると思いきや、プレッシャーの中で簡単なキックミスやトラップミスが他のチームと比べて目立った。また、ボール際で取れそうなところでタックルが出なかったり、寄せが甘かったりした。手足の長さやもさることながら、これから上のレベルに進むには、もっと体幹を中心とした筋力トレーニングで強く安定したプレーが必要になってくると思う。

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<カメルーンU19(緑)対B.V.デュッセルドルフ(白)>

 地元B.V.デュッセルドルフはファンの応援の下、カメルーンのU19と対戦した。カメルーンには身体能力が跳びぬけている選手はいたが、戦術やテクニックの面ではまだそこまでのレベルではなく、チームとしてもあまりまとまりがなかった。先制点はデュッセルドルフで、後半にカメルーンが同点に追いつき、試合は1-1の引き分けに終わった。カメルーンはその後レバークーゼン、ユベントス、ミュンヘンに3連敗し、この試合の勝ち点1だけでグループリーグを終えた。

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<日本高校選抜(白)対PSVアイントホーフェン(水色)>

 グループ1からはバイエルン・ミュンヘン、レバークーゼン、グループ2からはアイントホーフェン、ブレーメンがそれぞれ準決勝に進出した。決勝はバイエルン対レバークーゼンになり、グループリーグの対戦では4-1とバイエルンが大勝したものの、決勝ではレバークーゼンが1-0で勝利を収め雪辱を果たした。レバークーゼンは2003年ぶりの優勝となる。

 ワールドカップで惨敗してオシム監督が日本代表の指揮をとってから、日本では「日本人らしいサッカー」という言葉をよく耳にするようになった。今回の試合を観てその必要性を感じた。しかし、それ以前にもっともっと国際レベルで標準となっているサッカーを知らなければいけないとも思った。昔、あるメジャーリーガーが日本のプロ野球でプレーをした時「日本の野球は、野球に似たスポーツだ。」と言っていたらしい。このことは日本のサッカーにも言えることだと思う。
 「1つの国しか知らないということは、1つの国も知らない」と誰かが言っていたが、外のものと比べることをしなければ、自分たちのいいところも悪いところも本当の意味でわからないと思う。文化にしても何にしても、日本であたりまえにやっていることが、海外では違う場合もあるということを自分も体験した。短い間では深くまでわからないかもしれないが、大会に参加できた選手たちは何か感じるものがあったと思う。

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