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2007年3月の11件の記事

2007年3月28日 (水)

団結 Leverkusen x M`gladbach

 ブンデスリーガ2006/07シーズン、レバークーゼン対メンヒェングラートバッハの試合を観にいった。今年の1月の終わりにスタジアムの横の練習場でレバークーゼンの2軍と試合をしたが、このスタジアムで試合を観るのはワールドカップ前のドイツ対日本戦(2-2)以来。レバークーゼンのホームではあったものの、この試合の前にははとこのショーヤとともにメンヒェングラートバッハの練習を見学していたので、どちらかといったらグラートバッハを応援していた。現在最下位に低迷しているメンヒェングラートバッハだが、サポーターの勢いはホーム以上だった。

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<団結をアピールするグラートバッハファン>

 レバークーゼンはミヒャエル・スキッペ監督の下、ここのところ順位をあげており、UEFAカップでもベスト8まで勝ち残っている。チームからはシュナイダーのほかにも、キースリングや19歳のカストロなどが代表召集され始めている。グラートバッハにはたいへん厳しい一戦だが、監督、選手、ファンの団結を掲げるグラートバッハは、最低でも勝ち点1が欲しいところ。

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<グラートバッハ(白)とレバークーゼン(赤)>

 
両チームとも攻撃に切り替えた時のミスが多く、なかなかビッグチャンスに結びつかなかった。レバークーゼンのセンターバック・フアンがルシオのようなオーバーラップを見せたり、グラートバッハの左サイドバック・ヤンゼンが何度かサイドをえぐるシーンが見られたが、内容的にはあまり面白くない試合。レバークーゼンファンもチームの不甲斐なさに、自分たちの選手にブーイングをしていた。

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<警察犬とショーヤ>

 グラートバッハは何とか守りを固め、カウンターでチャンスを狙っていた。点は取れなかったものの、失点することもなく試合は0-0のまま進む。つまらない試合にレバークーゼンのファンも帰り始め、このまま試合終了かと思われたロスタイム、これまでミス続きだったレバークーゼンのウクライナ代表ボローニンが放ったシュートはディフェンダーにあたりコースが変わる。グラートバッハのアメリカ人キーパー・ケラーは逆をつかれ、ボールはそのままグラートバッハのゴールネットを揺らした。ゴールを決めたボローニンはこれまでたまったうっぷんを晴らすかのように、ユニフォームを脱いで大暴れ。もちろんイエローカード。逆に、グラートバッハはせっかくの勝ち点1を逃し、リーグ降格がまた一歩近づいてしまった。団結している選手もファンもがっかり。

 グラートバッハの降格話とともに、ドイツ代表のヤンゼンがバイエルン・ミュンヘンに移籍するという話も最近出始めている。暗黒時代に突入しないためにも、チームは何としても降格を阻止しなければならない。そのほかにも名門ドルトムントも降格の可能性が出てきており、ブンデスリーガは終盤に向け降格争いも激しくなってきている。

「ドイツはサッカーをする環境が日本とは比べ物にならないほど整っていると感じた。日本とドイツではひいおじいちゃんと孫くらいサッカーの歴史に差がある。それを生で体験できていい経験になった。」 by ショーヤ

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2007年3月26日 (月)

チャンスはあと何回くるのか? - Homburg戦

 今年に入りWirges(ヴィルゲス)はカップ戦で準決勝に進出しているものの、リーグ戦は2戦して2引き分け。今節が今年初めてのホームでの試合でそろそろ勝ち点3が欲しいところだが、相手は毎年優勝候補に挙げられるSaarland(ザールラント)州のHomburg(ホンブルク)。前回のアウェイでの試合は、残り15分で3失点し0-3で負けている。厳しい戦いになる。

 引き分けた2試合とは異なり、この試合では前からプレッシャーをどんどんかけていった。やられる前にやる作戦で、ディフェンスラインはマンツーマンでかなりのリスクを負ったが、高い位置でボールを奪い攻撃のチャンスを増やすことができた。前半のキックオフでは、キックオフゴールを狙ったトーマス・エシュのシュートがいきなりバーをたたき、その後もポストやバーをたたくシーンが続いたがなかなか得点には至らず。ヴィルゲスのディフェンダー陣も踏ん張り、前半を0-0で折り返した。

 試合前のミーティングで、「相手の右サイドがこの試合を決める」と監督のハンズィが言っていたように、自分のマッチアップした敵の右サイドは足が速く、ホンブルクの攻撃の起点になっていた。この選手に仕事をさせないために、かなりの力を守備に費やすことになった。

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<Keita Tsuchiya(センタリングをあげている)はビッグチャンスをはずす>

 後半も中盤に差し掛かった頃、左サイドのスローインからホンブルクのゴール前にパスがつながる。目の合ったトーマス・エシュからオーバーラップした自分にパスが出され、ペナルティーエリア内でキーパーと1対1に。今季最大のゴールチャンスに、インサイドキックでコースを狙ったつもりだったが、ボールは相手ゴールキーパーの手の中にすっぽりと納まった。インステップで弾丸を撃っていれば、少なくともこぼれ球になっていたかもしれない。たられば言おうと変わらない事だが、ディフェンダーとしてはなかなかやってこないゴールチャンスで、チームのためにも決めなければいけないチャンスだった。

 その後、一瞬の隙をつかれ、ディフェンスライン中央を抜け出した相手フォワードに先制点を決められる。更に、ドリブル突破しようとした相手フォワードにPKを与え、2-0。キャプテン・チジーのシュートが敵のオウンゴールを誘い1点を返したが、同点には追いつかず、ホームでの緒戦を落とすことになった。キーパーコーチのエマが「これだけチャンスがあるのに入らないということは、今日は勝ちに見放されているかも」と試合中につぶやいていたようだったが、「ホンブルクのようなトップチームには最後に試合を決める力がある」とも言っていた。

 前回のアウェイでの試合よりもチャンスが多く、試合を通して運に恵まれなかったという総評だったが、この試合の自分のシュートミスに関しては、ここ数年でもっとも怒りすらおぼえるものだった。自分がサッカーをやめるまで、このようなチャンスはあと何回来るかわからないし来ないかもしれない。次にこのような場面が来た時、自分がどんな結果を残せるかを楽しみに待つ。

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2007年3月25日 (日)

ボルシアMGを見学

 ブンデスリーガ1部に所属するボルシア・メンヒェングラートバッハの練習をはとこのショーヤと見学してきた。現在、1部リーグで最下位と低迷しているが、クラブは1900年に創立され、過去にリーグ優勝5回、ドイツカップ優勝3回、UEFAカップ優勝2回の実績を残している。日本でもボルシアMGとして知られ、黄金時代を知る中年サッカーファンも多いはず。また、日本企業の京セラもスポンサーに名を連ねている。

 ホームタウンは人口27万人ほどのメンヒェングラートバッハという街で、街外れのボルシアパーク内には5万人以上を収容することができるスタジアムを構えている。スタジアムの周りにはたくさんのグランドが並び、そのなかの一画で練習が行われた。

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<スタジアムの横でトレーニング>

 今シーズンは成績不振のために監督が代わり、現在はオランダ人のルフカイ監督が指揮をとっている。チームにはドイツ代表のマルセル・ヤンゼンやオリバー・ノイヴィル(ドイツではネヴィルと呼ばれている)をはじめ、デンマーク、ベルギー、スイス、ノルウェー、コートジボアール、アルゼンチン、アメリカなどからの代表選手もプレーしている。ヤンゼンは攻撃的な左サイドバックで、21歳ながらここのところ代表でも出場機会が増えてきている。190cmと長身だが、スピードを武器に左サイドをえぐることができる、でかくて速い選手。

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<ネヴィルにサインをせがむショーヤ>

 この日の練習は攻撃、特にサイドからの攻撃に重点が置かれていた。まずはフォワード組とそれ以外のメンバーに別れてシュート練習。フォワード組はペナルティーエリア周辺のいろいろな角度からオフサイドラインを突破してシュート。それ以外は両サイドからのセンタリングシュート。

 最後は3分の1ほどのコートでセンタリングゲームが行われた。コートは中央と両サイド(センタリングゾーン)に区切られ、両サイドにはセンタリングをあげる選手をフリーで置く。センタリングゾーンにはボールを奪うために他の選手が入ることはできない。中央ではサイドの選手以外がゲームをし、ボールを奪ったチームはセンタリングゾーンにフリーでいる味方にパスを出す。その後、サイドからのセンタリングをゴール前で競り合うことになる。シュート練習からこの練習までサイド攻撃にこだわっていたが、いかんせんセンタリングの精度が悪くなかなかゴールに結びついていなかった。

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<ヤンゼン(左)、ショーヤ(中)、ポランスキー(右)>
 
 練習場のすぐ横には記念写真用のボードが用意されている。顔をはめれば、グラートバッハの一員に。写真は、ポランスキーとドイツ代表のヤンゼンとのショット。ちなみにこのボードの裏側では違う選手たちが立っており、アメリカ代表キーパーのケイシー・ケラー、ドイツ代表のネヴィル、アルゼンチンのインスアと一緒にグラートバッハの一員になることができる。  

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<ネヴィルのサイン>

 オリバー・ネヴィルは怪我のため別メニューだったが、練習後、ファンのサインや写真に快く応じていた。ショーヤも関係者立ち入り区域にのりこみ、サインをゲットすることができた。練習場にはリーグ残留を願うファンたちがチームマフラーなどを巻いてたくさん来てた。リーグも終盤にさしかかり、優勝争いとともに降格争いにも目が離せない。

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U19 ドイツ対グルジア

 Koblenz(コブレンツ)から少し離れたBad Ems(バート・エムス)という街で、U19のドイツ代表対グルジア代表のテストマッチが行われた。バート・エムスはドイツの皇帝なども昔訪れていた保養地らしく、俺も一度だけここの温泉に行ったことがある。小さなスタジアムには3500人ほどの観客が集まった。

 ドイツではU19はAユースの年代にあたり(AユースからFユースまで2年ごとにカテゴリー分けされている)、U19ドイツ代表のほとんどはブンデスリーガのユースチーム所属だった。グルジアチームのなかにはドイツで生活してプレーしている選手も多かったらしい。
 ちなみにグルジアのA代表の監督はドイツ人のトップメラー。バラックやルシオがいた頃のレバークーゼンをチャンピオンズリーグ決勝まで導き、高原選手のハンブルガーでもチームの指揮を取っていた。

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<ドイツ(白)対グルジア(赤)>

 「U19の親善試合なのにあれだけの観客が集まるのには驚いた。この年代でも選手はドイツ代表として見られプレッシャーを感じながらプレーしているんだと思った」と、はとこのショーヤが言うように、地元サッカーファンはドイツ代表を見ようと、ユニフォームやマフラー、旗を持って会場に訪れていた。

 前半はドイツが攻め続けていたけどなかなか得点できず、逆にグルジアに決定的なチャンスを2度も作られていた。後半、ドイツが2点を取り2-0で勝利したけど、グルジアに決定的なチャンスを決められていたらどういう流れになるかわからない不安定な試合内容だった。「もっと大差でつけなければいけない試合だった」と試合を観に来ていたヴィルゲスのキーパーコーチが言うように、ドイツは決定力に欠けた。

 U19ドイツ代表は、5月にヨーロッパ選手権の予選でアイルランドと対戦する。

 

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2007年3月23日 (金)

ラインズマンに頼りすぎない - ユースの試合

 コブレンツで行われたユースの試合を観にいった。ドイツのサッカーは、大人の部と19歳以下の少年の部に大きく分けることができる。更に、少年の部は19歳から2年ごとにカテゴリー分けがされ、U19がAユース、U17がBユース、U15がCユースというように、U9のFユースまで続く。もっと下のちびっ子たちのためにはバンビーニというカテゴリーが存在する。プロのチームはもちろんのこと、下は10部くらいまであるアマチュアチームの多くも、AからFまで自分たち直属のユースチームを持っている。そして、これらのユースチームも大人と同じように毎週末ホームアンドアウェイで試合をこなしている。プロチームの下部組織になると抱えるユース選手の数も増えるので、AユースをA1とA2というように分けたり、間にU18やU16を入れて1年ごとの年齢カテゴリーに分けたりもしている。

 試合時間はU19のAユースでは大人と同じ45分ハーフ、U17のBユースでは40分ハーフとなっている。大人と同じように1シーズンを通してリーグ戦を行い、リーグの昇格降格もかかっている。ちなみに、日本の小学3,4年生にあたるFユースはハーフコートで試合が行われるけど、大人と同じ5号ボールがすでに使われている(日本の小学生は大人よりも一回り小さい4号ボールを使用。中学生から大人と同じ5号ボールを使い始める)。

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<Bユースのカップ戦準々決勝>

 この日観にいった試合は、Bユースのラインラント地域のカップ戦準々決勝で、コブレンツ(Koblenz)とトリアー(Trier)の対戦だった。コブレンツの大人はブンデスリーガ2部、トリアーの大人はドイツ4部リーグに所属している。大人と同じように週末にリーグ戦があるので、カップ戦は平日の夜に行われる。

 試合はブンデスリーガで使われるスタジアムの隣の人工芝で行われた。人工芝の状態はまずまずだったけど、照明はかなり暗く、州のベスト8の試合なのにラインズマンはいない。また、トリアーのユニフォームには背番号がついていなかった。日本の高校サッカーに比べると、重要度や注目度はぜんぜん下。それは、ドイツのユース年代はあくまで育成が目的、ということから説明がつく。大事なのはこの時点で勝つことではなく、上の年代へ育ててあげること。それが最終的には大人になって世界を相手に戦えるチーム作りにつながっていくと思う。

 試合のほうは、後半決めたゴールが決勝点となり、コブレンツが1-0でトリアーを下した。

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<ヴィルゲスAユースの試合>

 
週末はヴィルゲス(Wirges)のAユースの試合を観にいった。ヴィルゲスAユースは、この年代で3番目のリーグに所属していて現在首位を走っている。この日の試合も4-0で快勝し、リーグ昇格をほぼ確実にした。

 この試合もラインズマン無しで行われた。もちろんユース年代でももっと上の重要な試合ではラインズマンがつけられるけど、公式戦でもこのレベルだと、選手や監督はオフサイドを審判の判断にまかせている。もちろん、審判一人ですべてを正確にジャッジすることはできないけど、ラインズマンがいないことによって選手や監督は、オフサイドトラップをねらうことよりももっと大事なことを考えながら試合をすることができると思う。

 例えば、ディフェンスが敵についていかなければいけないところで、楽をしてオフサイドトラップをかけてしまうことがある。ラインズマンがいないと、楽をするためにこうしたリスクを冒しづらくなるので、ボール際で最後まで戦うことや1対1で絶対に負けないことが求められるようになる。また、ディフェンスラインにパスを出させないために、中盤の選手も敵に厳しくプレッシャーをかける必要がある。一人ひとりがチームのために戦うといったサッカーでもっと根本的なことが選手には求められるようになると思う。このことも、ユース年代の勝ち負けよりも育成に重点が置かれているからできることだと思った。そして、一人の責任で試合をコントロールしなければならない審判の育成にもつながると思う。

 はとこのショーヤは日本でコーチライセンスを取得したとき、「いくら話だけを聞いても、海外のサッカーは自分で体験してみないと本当のことはわからない」というようなことを言われドイツにやってきた。ヴィルゲスのユースと一緒に練習などもした。この試合を見て一言。
「監督が日本のようにうるさくないこと。ユース年代は育成だというドイツの考え方を感じた。」

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2007年3月21日 (水)

敵は己の中にいる - Doerbach戦

 州のカップ戦の準々決勝。正確に言うとラインラントサッカー協会の管轄地域のカップ戦。日本の天皇杯の県予選のようなもので、ブンデスリーガ以外のチーム(3部リーグ以下のチーム)で優勝が争われる。地域大会で優勝すると、翌シーズンのドイツカップ本選に出場でき、1回戦でブンデスリーガのチームと対戦することになる。今回の相手は5部リーグのDoerbach(デアバッハ)。5部リーグの中でも下のほうにいて、順位的にはWirges(ヴィルゲス)の2軍と同じくらい。カップ戦は基本的には格下チームのホームで1発勝負で行われる。1時間半くらいかけて試合会場へ向かった。

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<試合開始前、気合いを入れる>

 どのチームもリーグ戦が毎週末あるので、カップ戦は基本的に週の真ん中に行われる。リーグの成績を重視するチームは選手に無理をさせないことが多く、中には格下だと思ってどうしても油断してしまうチームもあるので、番狂わせがけっこう起こる。まさに油断大敵。敵は己の中にいる。

 ヴィルゲスはリーグ戦で中位に位置し、監督や選手の言動からもカップ戦に力を入れていることがわかる。監督のハンズィはどうしてもタイトルが欲しいらしい。「お前らは元プロで、それは過去のことだ。」と何度も念を押された。デアバッハは前節のリーグ戦で首位のチームに3-3と善戦しているだけに、この試合もリーグ戦と変わらないスタメンで挑み、ミーティングからかなり気合いが入っていた。j自分もいつも通り左サイドバックで出場した。

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<白のデルバッハと黄色のヴィルゲス>

 リーグ戦ではフォアチェッキングをせずにかなり守備的に戦ってきたけど、相手チームに正確なロングボールを蹴れる選手や中盤でボールを持てる選手がいなかったので、この試合では前からどんどんプレッシャーをかけていった。ディフェンスも多少のリスクを冒し、中盤にあわせてどんどんラインをおし上げた。ボールを奪う位置が高くなるので、攻撃への切り替えがスムーズに行き、前半の早い時間にトーマス・エシュのゴールで先制することができた。

 セットプレーでは危ない場面もあったけど、後半は終始ヴィルゲスが試合を支配していた。チームでやるべきことをやり、ジミーのハットトリックもあり4-0で勝利、4月の準決勝へ駒を進めることができた。残念なことは、昨年の準優勝チーム・ロスバッハが今回の準々決勝で負けてしまい、友達のマサキとの対戦がなくなってしまったこと。仕方がないから、あとは準決勝と6月の決勝にあわせて体調を整えていくのみ。

「闘魂とは己に打ち克つこと。戦いを通じて己の魂を磨いていくこと。」
by アントニオ猪木

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2007年3月19日 (月)

守備的だけど - Mayen戦

 リーグ戦が再開して2試合目。前節はアウェイでNeunkirchen(ノインキルヒェン)と引き分けて、何とか勝ち点1を取ることができた。今節はまたまたアウェイでの試合で、相手は地域ダービーとなるMayen(マイエン)。Wirges(ヴィルゲス)はマイエンとの相性が余りよくないらしく、前半戦はヴィルゲスのホームで1-1の引き分けだった。そうでなくとも、降格圏内が見え始めているチームはホームで必死に勝ち点を取りに来るので、いつも難しい試合になる。

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<白と黒マイエン(左)、黄と青ヴィルゲス(右)>

 スタメンと戦術は前試合と同じ。フォアチェッキングをせずに自陣でボールを奪ってからのカウンター作戦。まずはディフェンスラインの連携を乱さず守備をすることに心がけたけど、攻撃の厚みを出すために両サイドバックも積極的に攻撃に参加しなければならない。俺は左サイドバックだったけど、無駄な走りをしないようにタイミングをうまく見て動かなければならなかった。

 グランド状態が悪く、両チームとも中盤を省略して、ロングボールやサイドからの攻撃が多かった。前半、マイエンのミドルシュートがバーに何度か当る場面があったけど、キーパー・スヴェンのファインセーブなどでなんとかピンチを切り抜けた。ヴィルゲスもシュートチャンスがあったけど、相手キーパーに止められゴールならず。

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<ボール際のアルヤン(右)>

 前半は0-0で終わり。後半は相手のロングボールに気をつけながら、真ん中を避けて徹底的にサイドからの攻撃をしていった。バッチのシュートがゴールライン上でディフェンスに阻止される惜しい場面もあったけど、結局両チームとも無得点。仲良く勝ち点1ずつを分け合った。

 ディフェンス面は2試合で1失点とまとまってきている。あとは攻撃への切り替えとフィニッシュ。守備的に戦っているからチャンスは少ないけど、チャンスをどうものにするのか。セットプレーのチャンスをどう生かすか。俺もこの試合で攻めあがる場面があったけど、限られた攻撃参加の中で少しでも多くのチャンスを作れるようにしなければならない。攻めあがると疲れるけど、一瞬のプレーが勝ち負けを左右することになる。

次はラインラント=プファルツ州のカップ戦準々決勝。ここはがんがん攻めて勝ちに行く。

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2007年3月16日 (金)

3月のTuS Koblenz

 コブレンツには今年ブンデスリーガ2部に昇格したばかりのTuS Koblenzというサッカーチームがある。ブンデスリーガ2部に昇格したことで、ケルンやカイザースラウテルンといった伝統あるチームとの対戦が実現し、スタジアムに向かうファンの数も増えている。監督のミラン・ザジッチはこのチームが4部の時から指揮を取っていて、ファンの間でも人気がある。
 資金のないコブレンツは思うように選手の補強ができず苦戦はしているものの、予想以上の成績で今のところ降格圏内を何とか逃れている。

 今回、コブレンツでコーチの研修をしている友達のアントニオ・ラモスに時間と場所を教えてもらい、はとこのショーヤと一緒にコブレンツの隣町に試合前の練習を見に行った。コブレンツは今週、Jena(イェナ)との試合が控えている。

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<フィジカルトレーニングをするコブレンツの選手たち>

 この日は午前と午後に練習が行われ、俺たちは午後の練習を見に行ったが、監督のザジッチはグランドに姿を現さなかった。前節の試合直後、チームの会長に何か言われたらしく、新聞にも「ザジッチがコブレンツを去るかもしれない」と書かれていた。

 午後の練習はボールを使ったフィジカルトレーニングやコーディネーショントレーニングが行われた。シーズンを通してパフォーマンスを維持するには、筋力の維持も欠かせない。最後はいろいろなルールでゲーム形式の練習が行われたが、疲れが出てきたせいか、時間がたつにつれてミスが増えてきた。

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<コブレンツ対イェナ>

 金曜には、降格争いをしているイェナとの一戦を見に行った。結局、ザジッチ監督はチームに残ることになり、ベンチに姿を現し指揮を取っていた。
 試合のほうはというと、両チームともリスクを冒さない戦い方で盛り上がりに欠けた。見に行った練習ではディフェンスや中盤での組み立てからの攻撃をしていたが、練習の内容とは全く違った戦い方をしていた。両チームとも確実にポイントが欲しいので、ロングボール主体の展開が続いた。結局、試合はスコアレスドローに終わり、ファンたちは煮え切らない様子でスタジアムをあとにした。

 コブレンツは現在勝ち点32で18チーム中12位。降格圏とは7ポイント差あるが、残り8試合でリーグに残留できるかどうか。次はアウェイでケルンとの厳しい一戦。

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ようやく公式戦 - Neunkirchen 戦

 ドイツの今年の冬は暖かかった。冬だから寒かったことに違いはないけど、例年に比べてだいぶ暖かかった。雪もほとんど降らず、タイヤを交換する必要もなかった。しかしながら、雨が毎日のように降ったため、練習も芝の上で満足にできず、各地でサッカーの試合が延期になった。リーグ戦が再開してから3節目、今週になって青い空が現れようやく冬を脱出した気がした。気温も上がり、空も青広く、久々に気持ちよくサッカーの試合ができる。

 リーグが再開して2節が過ぎたけど、Wirges(ヴィルゲス)はまだ試合をこなしていない。対するNeunkirchen(ノインキルヒェン)はリーグ再開後、上位を倒し2連勝。勢いに乗っているチーム相手にどんな戦いができるか。個人的にもプレシーズンでパフォーマンスがよくなかったので、この試合でガツンと言わせたいところ。

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<同点ゴールを決めたアルヤン・デルヴィシャイ>

 天気はめちゃくちゃ良かったけどグランドはかなり重く、序盤は支持通り無理をせずに前線にボールを放り込んでいった。しかし、選手の動きも重く、連携もぎこちなかったのでなかなかチャンスを作り出せない。そうこうしているうちに、ディフェンスラインの裏にボールが入り、相手フォワードがキーパーと1対1に。ディフェンスラインの誰も追いつかず、相手フォワードはキーパーのスヴェンをかわしゴール。前半は0-1で終了。

 ハーフタイム、フォワードのポジショニングを修正し、気合いを入れなおして後半へ。試合の勘もだいぶ戻り、後半はボールを回せるようになってきた。俺もボールを触る時間が増え、攻撃にも参加できるようになってきた。攻撃が増えるにつれて、コーナーキックも取れるようになってきた。そして、後半も残り20分ほどで左サイドからコーナーキック。これをファーポストに飛び込んだアルヤンが足で合わせて1-1の同点に。試合の前日にいつも練習してきたセットプレーの練習がようやく形になった。

 その後、体を張ったディフェンスでノインキルヒェンには特にチャンスを作らせず、ヴィルゲスはカウンターで何本かチャンス作り出したがゴールにはならなかった。久々の公式戦で、試合が荒れた事もあり、試合終了間際にはみんなかなり疲れていたけど、試合は1-1のまま終了し、何とかアウェイで勝ち点1をゲットすることができた。俺もかなり消耗したけど、まずまずの手ごたえだったのでこの調子で次の試合につなげたい。
 このあと、ダービーとなるリーグ戦とカップ戦のベスト8の試合が続く。どちらもアウェイでの戦いだけど上に行くには負けるわけにはいかない。

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2007年3月 6日 (火)

雨にやられる - Worms戦

 冬休みが明けリーグ後半戦がスタートしたけど、チーム数の関係で、Wirges(ヴィルゲス)は第1節目の試合が休みになり、他のチームより1週間遅れて後半戦の開幕を迎えることになった。

 後半戦のプレシーズンに数試合をこなしてきたけど、最後のプレシーズンマッチでは1つ下のリーグ相手に1-4で敗退。俺の出来も散々で、監督の呼び出しをくらった。その後の練習で調子は良くなっているけど、チームの連携にもところどころ不安がある。そういう面を考えたら、開幕が他のチームより遅れてよかったかもしれない。

 試合前日のミーティングでは、「休みの間の体つくりができていなかった」というところから始まった。それからプレシーズンでも結果が出せずにチームが空回りしてきた。前半戦のようにチームが一つにまとまっていないということを監督のハンズィが強調していた。
 ハンズィはメンタル面のコントロールがうまい。ミーティングや練習中でも、ムードをうまくコントロールして最後はうまい方向に持っていく。日本人の指導者よりも、そういった演出がうまい監督が多い気がする。

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<ヴィルゲス、雨に止められる>

 公式戦の一発目は難しい。プレシーズンでうまくいっていても、公式戦でうまくいくとは限らない。プレシーズンで悪くても、公式戦で悪いとは限らない。よく言われているように、練習試合と公式戦は全く別物。とにかくやるしかない。

 今節の相手は、現在4位のWorms(ヴォルムス)。ヴィルゲスは6位。前半戦はアウェイで0-1で負けている。差を縮めるためにも、ホームで借りを返したいところ。
 試合前、ロッカールームでは今年最初の公式戦に向けてEye Of The Tigerがリピートされ、みんなのモチベーションをあげていた。しかし、天候とグランド状態が悪いため、芝から人工芝の会場に変更という知らせが。気を取り直して、雨と風の中人工芝の上でウォーミングアップを開始した。しかしながら、試合開始10分前になりロッカールームに入ろうとしたところ、試合延期の知らせ。わざわざ2時間くらいかけてきたのに、相手チームは試合が延期になって喜んでいた。試合を見逃したヴォルムスファンの多くはクラブハウスで酔っ払っていた。

 次節はアウェイでNeunkirchen(ノインキルヒェン)との対戦。公式戦をまだしていないヴィルゲスに対して、後半戦2連勝しているノインキルヒェン。どうなるものか、行けばわかるさ。
 

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2007年3月 2日 (金)

復活 バルボア

 イタリアの種馬が復活するという噂は前々から流れていたけど、ようやく本当の話になった。1976年に1作目が出て、今回で6作目。1、2作目でアポロとの話が一旦終わり、その後、5作目まで「いつまで続けるんだ?」とか「やっと終わったか」というコメントをしている人もいたけど、俺も含め、好きなやつは早速みんな映画館へ。一緒に行こうとしていた友達がロッキーをよく知らないということで、1作目から5作目までをしっかり予習させてバルボアファンに仕上げた。映画館へ向かう車の中ではもちろんロッキーの音楽をかけていった。

 ロッキーといえばおなじみの音楽(Gonna Fly Now)が思い浮かぶけど、ここドイツではかなりの確立でロッキーの音楽を耳にする。特に、3作目の最後や4作目の初めに流れるSurvivorのEye Of The Tiger。ドイツ人にはロッキー好きなやつが多く(サッカーをやっているやつだけかもしれないけど)、ロッカールームやウォーミングアップ中に流しているチームがけっこうある。ラジオを1日流しておけばたいてい1回はかかる。一度、天気予報のBGMで流れていたこともあり、その気合いの入れようには驚いた。

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<必須アイテム>
 
 俺の中でも、ロッキーのCDとDVD(昔はビデオ)は中学生の頃からの必須アイテムになっている。CDは1と4を持っているけど、昔、ロッキーのCDを買いに行った時に「2と3もあるよ」と店員に薦めれて「あ、いいです」と断った。

 ちなみに、気合いの入るシーンを一つ挙げるとすると、2のエイドリアンとロッキーの病院でのやり取り。それまで、エイドリアンはロッキーとアポロの再戦に反対で、ロッキーやトレーナーのミッキー、兄貴のポーリー、そして俺をいらいらさせる存在だった。病院でエイドリアンが昏睡状態から目を覚ました時、ロッキーもリングへの復帰をあきらめようとしていた。が、エイドリアンがロッキーに言いたいことがあると。近くに寄れと。そして、一言「Win.」。そのあと、ロッキーのトレーニングシーンが始まる。
 明日からリーグ戦が再開するので、俺もロッキーで気合いを入れてく。

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<仕上げはいつもこのポーズ>

 ロッキーの新作には、いつものキャストにいつもの場所が出てくる。一度は行ってみたいと思っているのが、ロッキーがトレーニングでいつも最後に駆け上がるフィラデルフィア博物館の前の階段。実際に、ロッキーのポーズを真似して写真を撮っている人がいるらしい。
 新作ではフィルムが終わってもすぐに席を立たないように。マニアには見逃せないシーンが出てくるはず。そして、帰りももちろん車の中でロッキーをガンガンに流して家路に着いた。

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