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2006年12月19日 (火)

ドイツU15 室内サッカー大会 - Duerener Hallensportfest fuer C-Junioren 

 12月16日と17日、ドイツのDueren(デュレン)と街でU-15の室内サッカーの大会が開催された。16日はアマチュアクラブの下部組織の予選が行われ、20チームあまりの中から3チームだけが17日の決勝リーグに駒を進めた。17日はブンデスリーガの下部組織12チームも加わり、前日の予選を突破した3チームを含めた15チームで優勝が争われた。

 ドイツのサッカーリーグは冬休みのため12月に一旦中断し、冬の間は室内サッカーの大会が行われる。基本的にはシーズンオフなので大会への出場は強制ではないけど、時間ややる気のある選手は楽しみながらトレーニングもかねて大会に出場する。ブンデスリーガの参加する大会からアマチュアリーグの大会までドイツ各地でいくつも開催され、子供たちの大会もいくつか行われる。

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<ボルシアMG対シャルケ>

 
室内サッカーの大会は11人制ではなくキーパーも含めた5対5の試合。12分1本勝負で、決着がつかない場合は5分間の延長Vゴール。それでも決着がつかない場合は9メートルのPK戦になる。ベンチも含めた登録は12名までで、選手の交代は何回でもOK。ほぼフットサルのようだけどいくつか違う点もある。ドイツでは最近になってようやくフットサルという言葉を聞くようになったけど、まだまだぜんぜん浸透していない。

 会場や大会によって少しずつルールが異なっているけど、この会場では両サイドラインのすぐ外に1メートルほどの壁が設置されている。この壁の上を越えない限り、ボールがラインを割ってもプレー続行。ということは、一人で壁パスが可能。壁を越えてフィールドからボールが出た場合は、近くのライン上からボールを手で転がしてリスタートとなる。キックインするとやり直し。

 大会によってはタックルOKのガチンコの大会があり、その場合はほんとに危険。通常のサッカーよりスペースが少ないから、タックルをかわせずに怪我をする場合がある。この大会はフットサルのようにタックルは禁止。また、キーパーがボールをトラップしたら、自陣にいる選手(敵味方かまわず)が次にボールに触れなければならない。キーパーがトラップしたのに相手コートに浮きだまを放り込むとフリーキックになる。ダイレクトでのみ相手コートに浮き球を蹴りこむことができる。 

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<フランクフルト対シュトゥッツガルトのPK戦>

 16日の予選を突破したのは地元アマチュアクラブの2チームとケルンのサッカー学校だった。17日から登場したブンデスリーガのチームは、ドルトムント、フランクフルト、ケルン、カイザースラウテルン、ヘルタ・ベルリン、シャルケ、メンヒェングラートバッハ、シュトゥッツガルト、レバークーゼン、カールスルーエ、アーヘンなどだった。1日目の予選を突破した3チームはブンデスリーガのチームにまったく歯が立たず。ブンデスリーガのチームは実力が拮抗していて、優勝したドルトムント以外はほとんど差がなかった。

 ベスト4にはドルトムント、メンヒェングラートバッハ、フランクフルト、シュトゥッツガルトが勝ち残り、ドルトムントはメンヒェングラートバッハに快勝、シュツッツガルトはPK線の末、フランクフルトに勝利した。

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<決勝前の国歌斉唱>

 ドルトムントとシュトゥッツガルトの決勝戦前には、2日目に残ったすべてのチームが整列し、ドイツ国家の斉唱。みんな起立したけど誰も歌っておらず、ちょっとやりすぎだろと思った。

 室内サッカー大会では11人制のときよりもフィールドが狭いし選手の数も少ないので、選手同士の連携が直接チームの連携に結びつきやすい。敵選手4人のうち1人でも崩して数的優位を作り出せれば、ゴールに結びつくチャンスは一気に大きくなる。
 例えば、ドルトムントには飛び抜けた選手がいて、その選手が局面を打開してチャンスを作り出していた。パスやドリブルで敵を1人抜ければ、フィールド内は4対3の数的優位。ゴール前に関しては3対2の数的優位。2人のディフェンダーのうち1人はシュートを阻止するためにマークをややはずしてドリブル選手にアタックしなければならない。マークにへばりついていたら、ボールを持っている選手にシュートを打たれてしまう。一人崩されたら、残りの選手へのしわ寄せが大きくなってしまう。

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<決勝のドルトムント対シュトゥッツガルト>

 大会では延長に入る試合も多く、1点が勝利に左右した。しかも、シュートが人に当たってコースが変わってゴールに入ったり、予測していなかったこぼれ球から得点に結びつく場合が多かった。シュートを打つことがまず大事。だけど、前掛りになったところでシュートミスしてカウンターで失点する場合も見られた。とにかくボールを失わずにシュートチャンスを作ることと守備と攻撃の切り替えの早さが大事。
 パスをつないで相手を崩してからじっくりシュートを狙う日本のチームが出たらどんな試合をするのかも見てみたかった。

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