« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2006年12月の10件の記事

2006年12月31日 (日)

北海道サッカー少年ドイツ遠征②

北海道サッカー少年ドイツ遠征①の続き

ドイツ滞在5日目は、3日目に試合を観戦したヴィルゲスのU-12,14との対戦。

Vs_bbb_1205_u13_a_r

対戦成績は1勝1敗。

Ryu_5940_r

試合後はヴィルゲスと札幌の交流会。

Wirgesparty

ヴィルゲスからはチームの会長や選手はもちろんのこと、ヴィルゲス市長や役員も出席して出迎えてくれた。

Ryu_4182_r

北海道チーム以外にもスポーツシューレ・ヘネフにはドイツU-16代表などの他の団体が滞在していた。ちょうどコーチライセンスの講習も行われていて、知り合いのシュトゥーバーさんが講師をしていた。シュトゥーバーさんはドイツ代表U-15の監督で、A級コーチライセンス講習の講師もしている。空いている時間で急遽北海道のサッカー少年たちを指導してくれた。

Vs_ccc_1206_u11_b_r

6日目、まずはケルンサッカー学校U-11との試合。
スポーツシューレで行われ、善戦した。

Ryu_6182_r

最終戦は強豪1.FCケルンとの対戦。
滞在3日目にはケルンのトップチームのホームスタジアム、ライン・エネルギー・シュタディオンを見学している。

Vs_ccc_1206_u13_a_r

大差をつけられて負けたものの、選手たちは最後までがんばった。
ケルンも大差がついても手を抜くことなく最後まで容赦なくがんがん攻めてきた。
監督、選手ともにすでにプロ意識を身に着けていると感じた。

Ryu_6768_r

最終日、朝早起きして、ヘルツォーゲンアウラッハという街へ。
小さな街だけど、アディダスとプーマの本社がある。チームはアディダスの本社を見学。

ちなみに、アディダスは靴職人だったダスラー兄弟の弟アドルフ・ダスラーによって作られた。
アドルフ・ダスラー → アディ・ダスラー → アディダス

兄貴のルドルフ・ダスラーは営業だったけど、アドルフと方針が合わず自分のブランドを作る。
ルドルフ・ダスラー → ルディ・ダスラー → ルーダ → プーマ

ドイツではアディダスとナイキを見かけることが多い。最近はドイツ人でもナイキを履く選手が多いけど、ドイツ代表はアディダスグッズを使っているため、代表選手に自国ブランドのアディダスを押し付けている傾向がある。俺はナイキ派だけど、ヴィルゲスのチームグッズがアディダスなので、今シーズンになって初めてアディダスのシューズを履いた。

Adi

アディダスの本社からそのままフランクフルトへ。
ドイツ滞在期間中はフランクフルトの練習を見学しに行き、高原選手のサインや写真もゲットできたそうな。
いよいよ日本へ帰国。
チュース。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月30日 (土)

北海道サッカー少年ドイツ遠征①

2006年12月、北海道のサッカー少年たちがドイツへやってきた。
静岡県選抜と同様にスポーツシューレ・ヘネフを拠点に1週間ほどドイツに滞在した。
スポーツシューレとはドイツ全土に20ほどあるスポーツ総合施設。ヘネフにはコンフェデのときにアルゼンチン代表も合宿した。今回、ドイツ代表U-15が合宿を行っていた。

Ryu_3438_r

到着の次の朝、スポーツシューレのグランドで一緒に練習。
最後はゲームで汗を流した。

Ryu_3454_r

元室蘭大谷のダイナモ・矢田さんと。

Bundesligadortmund

午前の練習後、ブンデスリーガの試合を観戦しにドルトムントへ。
ワールドカップで日本がブラジルと対戦した場所。あの時日本がブラジル相手に先制点をとったのは今でもドイツで覚えている人がいる。
ドルトムントとヴォルフスブルクの試合は蹴りあいになって見せ場が少なかったけど、ゴール裏に席を陣取り、終了間際に目の前で決勝ゴールを見ることができた。

Ryu_3400_r

スポーツシューレの食堂。
スポーツシューレもクリスマスモードだった。

Ryu_3864_r

3日目、1.FCケルンのスタジアム見学へ。スタジアムツアーでは、選手のロッカールームやグランド、プレスルームを見学できる。ちなみにケルンのトップチームは今期ブンデスリーガ2部。1シーズンで1部復帰を目指しているけどかなり険しい。滞在期間中、ケルンのU-13やケルンサッカー学校とも対戦予定 。

Ryu_3966_r

スタジアム見学を終え、この日の午後も試合観戦。
わざわざ俺の所属するヴィルゲスの試合を見に来てくれた。

Ryu_4065_r

子供たちはヴィルゲスサポーターと一緒に応援。
アウェイながらホームのような応援を受けた。
前日の練習とこの日の応援によって、宿敵エンガースとのダービーマッチを5-1で勝つことができた。

Ryu_4350_r

4日目、いよいよ自分たちの試合。
ベルギーとの国境近くのデュレンという街で試合が行われた。
最初の相手はU-12デュレン選抜。
監督(上の写真一番左)は友達のカルロ。スポーツシューレヘネフでトレセンのコーチもしている。いつもいろいろなことを教えてくれる。好物はシュニッツェルとポテト。好きな音楽はEye of the tiger。

Vs_aaa_1204_u13_r

続いて地元チーム、アーノルズヴァイラーのU-14と対戦。
天気は悪かったけど、地元チームと交流を深めた。

へつづく

| | コメント (2) | トラックバック (0)

天皇杯準決勝 2006

Japan2007_011

 2007年元旦に決勝が行われる第86回天皇杯。この日は国立でレッズ対アントラーズの準決勝が行われた。約1年ぶりの国立。前回は高校選手権の準決勝、野洲高校対多々良学園の試合を観戦した。

<ハーフタイムのコメント>

レッズ - ブッフバルト監督
前半、アントラーズがいい試合の入り方をしてきたが、レッズも20分過ぎからレッズらしいサッカーをするようになった。後半は2点目を狙っていきたい。

アントラーズ - アウトゥリオ監督
自分たちのミスから失点したが、次の1点が大事なので早めに点を奪いたい。
サイチェンジからチャンスが作れているので、徹底してボールを動かしていく。
守備は集中力だけ。バランスを崩さないように。
 

Japan2007_018
<湧き上がるレッズサポーター>

 結果は小野とポンテのゴールでレッズが2-1で勝利した。久々にJリーグを生観戦して感じたことは、ボールコントロールのレベルは相変わらず高いということ。他に感じたのは、ドイツの試合ではキーパーがキャッチできそうなシュートを、何度かキーパーがパンチングしたこと。ドイツ人ならシュートを撃ちそうなところで選手がボールをトラップしたこと。全体的に大きなミスはなかったけど、その分リスクを犯すプレーが少ないような気がした。

 でも、レッズの応援には少し驚いた。ワールドカップ期間中の日本人サポーターや今回の鹿島の応援は、まださわやかさが漂っていて敵に対してもまったく威圧感が伝わらないけど、レッズの応援はボリュームといい低音といい、ヨーロッパの汗臭くて酒臭いを応援を髣髴とさせた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月25日 (月)

クラブU15新人戦東北大会

 福島県のJビレッジに行ってきた。クラブU15新人戦東北大会が行われていて、今年できたJリーグアカデミーのU15や地元のJビレッジS.C.、モンテディオ山形、塩竃FCなどが大会に参加していた。グランドは11面あって芝生の状態も申し分なかったけど、地理的にか風も強くて寒かった。

Japan2007_006
<建物の上からグランドを見渡す>

 Jビレッジにはなでしこリーグのマリーゼと言う女子チームが本拠地を置いている。訪問したときには日テレベレーザがちょうど合宿をしていた。

Japan2007_012
<塩竃FC対JビレッジS.C.>

 何人かの選手はレベルの高いパフォーマンスを見せていた。関東、関西、東海は更にレベルが高いらしいけど、俺がこの年代のときはこんな環境でサッカーはなかなかできなかった。選手たちの技術もこの数年間でだいぶ上がってきていると思う。サッカーのための施設はよくなってきているし、海外からの情報も昔に比べるとだいぶ増えて指導者や子供たちにとって環境はよくなっている。
 ドイツと比べても、大人も子供もトップレベルの環境はだいぶ充実してきた。だけど、底辺を支えるチームにはまだまだ十分な環境が与えられていないと思う。特に、日本では中学年代で指導者が不足する場合が多いらしい。

_japan2007_007
<Jビレッジの蹴球神社>

 最近ドイツで見たU15の室内サッカー大会と比べても、選手の能力的にはあまり差はない。体の線は細いけど、技術やスピードは日本人はいい物を持っていると思う。この年代までは練習をそこまでみっちりやっているわけではないから、試合を見ていても自由に楽しんでサッカーをしている感じがした。

 高校年代に入ると、選手にとっては更にいろいろな問題が出てくると思う。1年生が十分練習できないこと、勝つためにみっちり詰め込む練習、勝つために縛り付けすぎること。それでもある程度結果が出てしまうから、問題として扱われにくいかもしれない。

 これまで、高校年代までは世界相手でも日本はよく戦っていて、それ以降は世界に通用しなくなってくると俺は書いてきた。だけど、それは高校以降のサッカーが悪いんじゃなくて、高校年代でピークを持っていこうとするサッカーが問題だと思った。どの年代でもいろいろな問題はあるけど、高校生年代に一番解決しなければいけない問題があると改めて思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月22日 (金)

1年ぶりに再結成

 フランクフルト空港の郵便局で手続き中にワインボトルを2本粉砕。片付けて、ぎりぎりで機内に乗り込んだ。 離陸前に熟睡して、機内もなるべくふて寝して時間をつぶした。1年ぶりに日本へ帰国。

Japan2007_001_1
<相棒のもりくんとみかんを食いまくる>

 いつものようにドイツ・チェコ時代からの相棒もりくん(別名もっちゃん、もっちゃんさん、りーもー、夢がもりもり)と合流。チェコ時代は2000万パワーズを無理やり組まされ、俺はどちらかと言うとバッファローマンだった。もっちゃんは1000万の技(アイテム)を持つ。

Japan2007_014_1
<バッファローマンの超人パワー握力グリップ>

 今回もっちゃんさんから授かったアイテムのひとつ、バッファローマンの超人パワー握力グリップ。ちなみに、バッファローマンのほかにもキンニクマンなどの握力グリップもあるらしい。

Japan2007_015_1

 もっちゃんのアイテムその2。キン肉マンのマスクキーホルダー。ちなみにりーもーはモンゴルマンのマスクを持っている。

Japan2007_016_1
<握力グリップでトレーニング>

 超人パワー握力グリップは、バッファローマンの両足をつかんでトレーニングできる。意外に固い。
 今年の頭から比べると少しはパワーアップしてきたけど、まだまだ。来年も超人強度アップに努める。目標はモスト・デンジャラス。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月21日 (木)

ドイツのクリスマス2006

今年もこの時期がやってきた。
冬は寒くて嫌だけど、11月後半あたりから街はクリスマスモードで盛り上がり始める。

Pict0028_1

ケルンのクリスマスマーケットは大聖堂の前でお祭り騒ぎだった。

Pict0030

ケルン大聖堂付近のホテルの上にサンタクロース発見。

Pict0045

この時期、コスプレも流行る。

Pict0041

お祭り騒ぎに便乗する、ケルンサポーター。
いろいろなポーズをとりながらゆっくりと動いている。
一緒に写真もOK。

Pict0082


フランクフルトはさらに混みまくりだった。
密着マークされ、前に進まなくてかなり疲れた。

Pict0090

レーマー広場もごった返し。

ちなみに地元のコブレンツは小さいクリスマスマーケットが出ていた。
スケートリンクが設置されていたけど、マーケット自体は5分で見学終了。
このままクリスマスが終わるまでドイツ各地で盛り上がりが続いていく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月19日 (火)

ドイツU15 室内サッカー大会 - Duerener Hallensportfest fuer C-Junioren 

 12月16日と17日、ドイツのDueren(デュレン)と街でU-15の室内サッカーの大会が開催された。16日はアマチュアクラブの下部組織の予選が行われ、20チームあまりの中から3チームだけが17日の決勝リーグに駒を進めた。17日はブンデスリーガの下部組織12チームも加わり、前日の予選を突破した3チームを含めた15チームで優勝が争われた。

 ドイツのサッカーリーグは冬休みのため12月に一旦中断し、冬の間は室内サッカーの大会が行われる。基本的にはシーズンオフなので大会への出場は強制ではないけど、時間ややる気のある選手は楽しみながらトレーニングもかねて大会に出場する。ブンデスリーガの参加する大会からアマチュアリーグの大会までドイツ各地でいくつも開催され、子供たちの大会もいくつか行われる。

Dueren_hallensportfest_025
<ボルシアMG対シャルケ>

 
室内サッカーの大会は11人制ではなくキーパーも含めた5対5の試合。12分1本勝負で、決着がつかない場合は5分間の延長Vゴール。それでも決着がつかない場合は9メートルのPK戦になる。ベンチも含めた登録は12名までで、選手の交代は何回でもOK。ほぼフットサルのようだけどいくつか違う点もある。ドイツでは最近になってようやくフットサルという言葉を聞くようになったけど、まだまだぜんぜん浸透していない。

 会場や大会によって少しずつルールが異なっているけど、この会場では両サイドラインのすぐ外に1メートルほどの壁が設置されている。この壁の上を越えない限り、ボールがラインを割ってもプレー続行。ということは、一人で壁パスが可能。壁を越えてフィールドからボールが出た場合は、近くのライン上からボールを手で転がしてリスタートとなる。キックインするとやり直し。

 大会によってはタックルOKのガチンコの大会があり、その場合はほんとに危険。通常のサッカーよりスペースが少ないから、タックルをかわせずに怪我をする場合がある。この大会はフットサルのようにタックルは禁止。また、キーパーがボールをトラップしたら、自陣にいる選手(敵味方かまわず)が次にボールに触れなければならない。キーパーがトラップしたのに相手コートに浮きだまを放り込むとフリーキックになる。ダイレクトでのみ相手コートに浮き球を蹴りこむことができる。 

Dueren_hallensportfest_022
<フランクフルト対シュトゥッツガルトのPK戦>

 16日の予選を突破したのは地元アマチュアクラブの2チームとケルンのサッカー学校だった。17日から登場したブンデスリーガのチームは、ドルトムント、フランクフルト、ケルン、カイザースラウテルン、ヘルタ・ベルリン、シャルケ、メンヒェングラートバッハ、シュトゥッツガルト、レバークーゼン、カールスルーエ、アーヘンなどだった。1日目の予選を突破した3チームはブンデスリーガのチームにまったく歯が立たず。ブンデスリーガのチームは実力が拮抗していて、優勝したドルトムント以外はほとんど差がなかった。

 ベスト4にはドルトムント、メンヒェングラートバッハ、フランクフルト、シュトゥッツガルトが勝ち残り、ドルトムントはメンヒェングラートバッハに快勝、シュツッツガルトはPK線の末、フランクフルトに勝利した。

Dueren_hallensportfest_033
<決勝前の国歌斉唱>

 ドルトムントとシュトゥッツガルトの決勝戦前には、2日目に残ったすべてのチームが整列し、ドイツ国家の斉唱。みんな起立したけど誰も歌っておらず、ちょっとやりすぎだろと思った。

 室内サッカー大会では11人制のときよりもフィールドが狭いし選手の数も少ないので、選手同士の連携が直接チームの連携に結びつきやすい。敵選手4人のうち1人でも崩して数的優位を作り出せれば、ゴールに結びつくチャンスは一気に大きくなる。
 例えば、ドルトムントには飛び抜けた選手がいて、その選手が局面を打開してチャンスを作り出していた。パスやドリブルで敵を1人抜ければ、フィールド内は4対3の数的優位。ゴール前に関しては3対2の数的優位。2人のディフェンダーのうち1人はシュートを阻止するためにマークをややはずしてドリブル選手にアタックしなければならない。マークにへばりついていたら、ボールを持っている選手にシュートを打たれてしまう。一人崩されたら、残りの選手へのしわ寄せが大きくなってしまう。

Dueren_hallensportfest_042
<決勝のドルトムント対シュトゥッツガルト>

 大会では延長に入る試合も多く、1点が勝利に左右した。しかも、シュートが人に当たってコースが変わってゴールに入ったり、予測していなかったこぼれ球から得点に結びつく場合が多かった。シュートを打つことがまず大事。だけど、前掛りになったところでシュートミスしてカウンターで失点する場合も見られた。とにかくボールを失わずにシュートチャンスを作ることと守備と攻撃の切り替えの早さが大事。
 パスをつないで相手を崩してからじっくりシュートを狙う日本のチームが出たらどんな試合をするのかも見てみたかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月14日 (木)

トナカイフィーバー - Hasborn 戦

Hasborn_005
<今年最後の公式戦>

 リーグ第20節。ヴィルゲスの今年最後の試合。8月にリーグ戦が開幕してから、毎週のリーグ戦やその合間の練習試合やカップ戦を戦ってきてみんな疲れがたまってきている。1軍のキーパー2人は怪我で休養中、他のみんなも少なからずどこかが痛い。俺もリーグ終盤は筋トレをせず、怪我を治すこと、疲れを取ることを優先していた。いつものことなのであと1試合やることをやるのみ。試合後にはチームのクリスマスパーティーが控えているので、ぜひとも勝ってパーティーに行きたいところ。

 ミーティングでは、宿敵エンガースに前回大勝したこともあり、監督のハンズィは上機嫌だった(もしかしたら、パーティーを楽しみに待っていたのかもしれない)。そして、今週の練習はたったの2回。俺はそのうち1回は仕事の関係で休み、1回行った練習の時は1軍から参加した選手はたったの12人。チームはすでに冬休みモードに入っているような気がした。

 今シーズンはスタートこそ悪かったけど、その後の調子はまずまず。ヴィルゲスが冬休み前に6位につけていることは今までにないらしい。しかし、監督ハンズィは「今の成績に満足か?」とみんなに聞いた。シーンとしていたけど、キャプテンのチジーは「ナイン(No)」の一言。「これまではチームもうまく機能してきたけど、この試合に負けたら、冬休みの間、負けを引きずらなければならない。この試合に勝てば5位。ホームで勝って前期を締めくくろう」ということでミーティングは終了した。

Hasborn_034
<センタリング>

 相手のHasborn(ハスボン)には前期、アウェイで4-1で勝っている。しかしながら、試合が始まってみると、ハスボンのほうが明らかに動きがよかった。ヴィルゲスはアグレッシヴさに欠けて、ボンミスが目立った。そうこうするうちに1失点。0-1で前半を折り返す。 

 ハーフタイム、「これまで何度かリードされて後半を迎えてきたけど、いつも追いつき逆転してきた」と気合いを入れなおし再びグランドへ。

 多少動きの良くなったヴィルゲスは攻める時間が増え、とうとう同点に追いつく。そのままの勢いで逆転、少なくとも勝ち点1を取りたいところだったけど、キーパーの判断ミスからPKをとられ再び1点のビハインド。
 この日、1軍のキーパー2人が怪我で出場できなかったため、2軍のアンドレイがゴールを守っていた。若く、経験も浅いので、なかなか自分から味方に指示が出せていなかった。声を出したかと思ったら判断ミスでボースを触れず、敵を引っ掛けてPKを与えてしまった。本人はそうとうは緊張していたと思うし、たまたま俺たちの出来が悪い試合のゴールを守ることになりとてもかわいそうだった。アンドレイはそれまでにいくつかファインセーブも見せていたので総合的にはよかった。むしろフィールドの俺たちがもっとがんばらなければいけなかった。
 その後も攻め続けたけど、オフサイドでゴールが無効になったりし、結局、追加点を奪えず1-2で今年最後の試合が終わった。

Pict0033
<双子のアレックス(左)、スヴェン(右)とユーリ(中)>

 負けと疲れでロッカールームではみんなぐったりしていたけど、そこはドイツ人、切り替えが早い。日本人みたいに「負けたからパーティーはいいや」ってドタキャンするやつもいなく、チームメイトや関係者がヴィルゲスのレストランに集まった。とりあえず飲んで負けたこともすっかり忘れ、今年最後の挨拶をしてみんな気持ちよく解散していった。今年はもう練習もない。チームメイト、関係者、ファン、サポートしてくれた人、Vielen Dank。

 昨シーズンは膝の怪我で最後の3ヶ月は試合に出れなかったけど、怪我をする前にヴィルゲスと契約することができた。新シーズンが始まるまでに怪我が治らないと思っていたけど、なんとか初練習にも合流することができた。
 しかし、シーズン前のワールドカップ期間中から睡眠不足が続き、アウトバーンでは何度も居眠り運転して死にかけた。睡眠不足で暑い中練習もしていたから、体が完全におかしかった。まあ、死んだらしょうがないと思っていたけど、なかなかコンディションが整わず、短時間の初練習で足がつったほどだった。監督のハンズィに「つったのか?」と聞かれたけど、「いや、ちょっとぶつかっただけだ」とごまかしといた。
 そんなこともあったけど、仕事も落ち着き、怪我も治り、疲れも取れ、新チームにもなれ、なんとか左サイドバックに定着し、1試合を除いてすべての試合に出場することができた。11月には監督のハンズィに呼び出しをくらったかと思ったら、来シーズンのオファーをもらうことができた。
 とりあえず1週間はゆっくり休み、冬の限られた時間でやることをやって、冬明けは初めから飛ばしていけるようにしっかり準備しておく。シーズン後半は更にリーグ上位進出を目指す。

Pict0028
<チームマネージャーのルディもトナカイで乾杯>

Frohe Weihnachten & guten Rutsch ins neue Jahr!
(メリークリスマス&よいお年を!)

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年12月 8日 (金)

マッスルスパーク - Engers戦

Img_0001
<試合開始前の整列>

 リーグ前半戦16試合が終わり、今節は後半戦2試合目。この試合も含めてあと2試合でリーグが一旦中断し、冬休み明けに残りの後半戦13試合が行われる。
 今節の相手は2節のホームで対戦したEngers(エンガース)。地域ダービーにあたり、しかも前回はホームで0-2で負けているので、今回はぜひとも借りを返したいところ。エンガースはリーグ序盤は4位あたりにつけていたけど、このところはみるみる順位を落としている。逆に、リーグ序盤不振だったヴィルゲスはエンガースを追い越し6位まで上昇。

 監督ハンズィはエンガースに対してものすごい敵対心を持っている。というより、エンガースの監督ギュンター・ヴァーグナーに対して。そして、ギュンター・ヴァーグナーもハンズィに対して敵対心を持っている。似たもの同士だけど仲がめちゃくちゃ悪い。ミーティングでも、ギュンター・ヴァーグナーの試合前の新聞のコメントに対して「何を言ってやがる」と不快感をあらわにしていた。まあ、リーグ内では順位も上ということもあり、ハンズィは優越感に浸りながらグランドに現れたと思う。

Img_0004
<攻め込むヴィルゲス>


 前回対戦時は3トップの右で出場したけど、今節は定着した左サイドバックでの出場。俺もチームに馴染んだし、チームのコンビネーションも勢いも前回とは大違い。
 開始早々コーナーキックの大チャンスをものにできず、逆に何度かピンチを招いたけど、右のネナド、トーマス・エシュのフリーキック、フォワード・ユーリの得点で前半だけで3-0と勢いを見せつける。

 後半、投入されたばかりのセネガル人に得点されてしまったけど、左のジミーがすぐに1点取り返し、エンガースの反撃の勢いを鎮めた。この試合では1軍のキーパー2人が負傷のため2軍のキーパー・アンドレイが出場したけど、まったく問題なくがんばっていた。そして、最後にはユーリがもう一発かまし、5-1と完勝することができた。

Ryu_4076_r
<ゴール>

 エンガースのコーチ、アントニオ・ラモスとは毎週連絡を取り合っていて、この試合前も「エンガースのホームだけど、最近の成績を考えると、引き分ければ大満足」ということを言っていた。けが人や病気の選手が多かったみたいだけど、特にディフェンスラインはめちゃくちゃだった。グランドが悪いのにショートパスやドリブルをディフェンスラインで繰り返し、そのミスから失点していた。逆にヴィルゲスは、前線でボールを奪ってすぐにゴールへ向かう、ディフェンスは無理をせずとりあえずクリアするといったことを徹底していた。
 エンガースとの試合を終え、今年もあとホームでの1試合を残すだけとなった。試合後にはチームのクリスマスパーティーが控えているだけに、最後の試合を気持ちよく勝ちたいところ。

 今回の試合時、北海道のサッカー少年たちがちょうどドイツに来ていた。ドイツで試合や観光をする合間に、大勢でヴィルゲスの試合も見に来てくれた。ヴィルゲスサポーターと一緒に一生懸命応援してくれたので、俺もほかの選手もいつも以上に超人強度がアップし、ハッスルのマッスルスパークだった。みなさん本当にありがとうございます。ざぁす。とぅー。
 試合後にはヴィルゲス選手たちも子供たちにサインをねだられ喜んでいた。アウェイで試合(ギュンター・ヴァーグナー)にも勝ち、サインもねだられた監督のハンズィはロッカールームでノリノリの悪ノリだった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年12月 5日 (火)

決めるところで決めろ - Kyllburg戦

Sgkyllburg  対 Egc
     Kyllburg                    Wirges

 ラインラント・プファルツ州カップ戦のベスト16。 日本で言う天皇杯の県予選。これで優勝すると州の代表になって、来年の本選でブンデスリーガのチームとホームで対戦できる。対戦相手のKyllburg(キュルブルク)は5部リーグのチームで、ヴィルゲスの2軍と同じリーグ。カップ戦は格下のホームでの一発勝負になるため、バスで2時間かけてキュルブルクまで行った。会場は土のグランドで、寒いし、しかも霧地獄。

 格下との対戦であっても、平日の夜アウェイでの試合は結構厳しい。さらに、格下と思ってなめている部分がどこかにあると、さっくりやられる場合が多い。そういう場面を何度も見たり体験したりしてるいても、そういうことが起こる。監督や選手同士でミーティングでどれだけ言っても、そういうことが起こる。

 前半15分くらいはヴィルゲスが攻め込み、いつも通りの戦いができれば前回のカップ戦のようにまず問題ないと思った。しかし、気持ちが緩んだのか、相手も守りを固めていることもあってなかなか点が入らず、逆に何度もカウンターを食らった。ヴィルゲスは少しずつ調子が狂い始めミスを連発。キュルブルクは勢いにのってカウンターで何回もチャンスを作っていた。俺も前半途中からミスを連発。今季最悪の出来だった。しまいにはキャプテンに「どうしちまったんだ?集中しろ!」と言われる始末。その直後、キャプテンも自陣でボールをかっさらわれピンチを招き、チームは一時めちゃくちゃになった。
 ラッキーだったのは、前半終了間際に右サイドバックのアッツィーがフリーキックを決めて1-0で折り返せたこと。

 ハーフタイムは自分たちが不甲斐ない試合をしていたのがわかっていたので静かだった。監督のハンズィも「俺は何も言わない。」と一言。控え室を出るときにはみんなで「頭と気持ちの問題だ!」と後半戦に向けて切り替えた。

 後半はさらに霧が出て、逆サイドのボールも全く見えなくなった。細かいプレーやリスクの高いプレーを減らして、とにかくボールを前に運んで、こぼれ球で勝負をした。そうやっているうちに少しずつリズムを取り戻し、チャンスを何回も作ることができた(危ない場面もあったけど)。
 後半も残り15分ほどで、エースのエシュからスルーパス。左サイドをオーバーラップしてディフェンダーの裏を取り、リベロもかわしてキーパーと1対1に。決めれば試合も決まるところだったのに、シュートはキーパーにはじかれる。今シーズン公式戦初ゴールのチャンスだったけど、あまりにも久しぶりのゴールチャンスにあせってしまった。ストイコビッチだったらあそこで落ち着いてさらにもう一回キックフェイントをしていたと思う。
 後半ロスタイムには途中交代で入ったスロボが2タッチ目くらいのシュートで追加点。そのまま2-0で試合は終了したものの、俺はあの場面であのシュートを決めていなければいけなかった。同点に追いつかれていたりしたらどうなってたかわからないし。
 
 会長は「勝てばあとはどうでもいい。」と笑っていたけど、とにかく勝ってベスト8を決めることができた。カップ戦の準々決勝は来年になる。今年はリーグ戦があと2試合。みんなシーズンの疲れがたまっているけど、もうひと踏ん張り。
 帰りのバスの中でエースのトーマス・エシュは「EGC(ヴィルゲス)は突き進む、EGCは突き進む」と連発していた。まさに前進勝利あるのみ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »