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2006年11月の7件の記事

2006年11月29日 (水)

久々の - Oggersheim戦

 8月に始まったリーグ戦も1週して後半戦に突入した。今回の相手は開幕戦で対戦したOggersheim(オーガースハイム)。オーガースハイムは3部昇格を目指しているプロチームで、現在リーグ首位。アウェイの開幕戦で対戦した時は、残り15分ほどでミドルシュートを決められて0-1で負けた。

 これまで4連勝を続け波に乗っているヴィルゲス。監督のハンズィが言っていたように、勝たなければいけない試合をものにしてきた。そして、今節のオーガースハイム戦もハンズィの中では勝って当然の試合らしい。2週間前のミーティングではハンズィの発言に選手たちは苦笑いしていたけど、ハンズィは大真面目だった。しかしながら、試合前のミーティングではさすがにやや勢いはなくなっていた。話を始める前にメンバーとポジションが書かれた紙を貼り付けると、そこにはエースのトーマス・エシュの名前が書かれていなかった。

 エシュは昨シーズンハンズィともめたため、シーズン途中から干されて2軍でずっとプレーしていた。今シーズンはオーガースハイムと契約をして、開幕戦では敵として一度対戦している。しかしながら、移籍期間ぎりぎりにヴィルゲスと再契約し、6節目あたりからまたヴィルゲスの一員になった。そのときに「ヴィルゲスが古巣のオーガースハイムと対戦する時は、試合に出てはいけない」契約をしたらしく、この試合には出場できなくなっていた。俺はまたてっきりハンズィに干されたのかと思った。

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<監督のハンズィ(左)と選手たち>

 「退かずに前でプレッシャーをかけていけ」という指示だったけど、オーガースハイムにゲームを組み立てられ攻め込まれた。ヴィルゲスにも攻めるチャンスはあったけど、それ以上に何本もコーナーキックを取られてピンチを招く。そうこうしているうちに、コーナーキックの競り合いからこぼれたボールをゴールに押し込まれた。
 その後、キーパーのスヴェンとセンターバックのシュタリーが負傷退場しどうなることかと思っていたけど、何とか立て直してシュートチャンスもつくり出していた。

 オーガースハイムは1点を守るのに必死だった。後半途中にはオーガースハイムの選手が2枚目のイエローで退場。ヴィルゲスの攻撃時間が増えた。少し前掛りになってカウンターを食らったけど、何とか1点を取りたいところだった。ゴール前のフリーキックも何本かあり、「エシュがいればチャンス」という感じだったけどゴールにはならず。結局、1点を守り抜かれて久々に負けた。ホームでの負けは8月以来2回目。最初の失点は悔やまれるけど、何とか立て直してやるだけのことはやった。審判がカードを出すのが遅くて荒れた試合になったけど、闘うこともできた。次の試合につなげるのみ。

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<次節ダービーとなる対戦相手のエンガース>

 次は水曜に州のカップ戦ベスト16。そして、日曜にはダービーとなる宿敵エンガース戦。エンガースはここのところ負け込んでいるけど、ヴィルゲスがこれまでホームで負けていた唯一のチーム。相当気合いが入ってくると思う。

 ちなみに今回の対戦相手オーガースハイムには日本人キーパーがいて、試合後に少し話した。タカダ君と言い、ノルウェーなどでもプレーしていたらしい。選手証の登録の問題が片付いていなくて試合には出られなかったけど、またいつか対戦できるといい。

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2006年11月22日 (水)

とりあえず1ケース - Salmrohr戦

 前節は16節目にしてようやく無失点での勝利をあげることになったけど、現在リーグ戦では4連勝と波に乗っているヴィルゲス。今節はリーグ戦の折り返しとなる試合で、相手は同じラインラント=プファルツ州のSalmror(ザルモローア)。5部から昇格してきて、真ん中よりちょっと下の位置につけている。
 「誰がラインラントで一番なのか思い知らせてやれ。」とミーティングから挑発的な監督のハンズィ。戦術に関しても、「なんか言うことはあるのか?」とすぐにミーティングを終わらせてしまった。完全に勢い重視。
 ここ4連勝中はずっと固定メンバー。俺は左サイドバックで出場。最近の練習では4バック組とオフェンス組のトレーニングがよく行われているので、試合でもなかなかうまく機能していると思う。

 しかしながら、試合が始まるとペースはザルモローア。これといったいピンチはなかったけどチャンスもなかなか作れなかった。ある程度攻撃をしのぎきったところで少しずつヴィルゲスペースになり始める。そして、2試合連続ゴールとなるジミーの左足で先制すると、前半終了間際にはまたまたジミーが追加点。最近はずっと人工芝で練習していたので、コンディションの悪いグランドになれずいつもよりミスが多かったけど、ヴィルゲスには勢いがついていた。

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 今シーズンは一度4-0のリードから同点に追いつかれたという苦い経験もあり、ハーフタイムではキャプテンのチジーを中心に、「2-0のリードはなんでもない!」と気を引き締める。
 更に監督のハンズィが、「これで満足か?もっとかましてやれ!」とはっぱをかける。
 後半はすっかりヴィルゲスペース。ピンチというピンチもなく、ユーリが久々のゴールで追加点。さらに、ユーリとネナドの追加点で5-0。2試合連続でシャットダウンすることができた。
 この試合でリーグがちょうど一回りして、次節からはリーグ後半戦。現在首位のOggersheim(オーガースハイム)とホームで対戦。どうなるものか、行けばわかるさ。

 後半途中、チャプテンのチジーが交代することになり、俺はキャプテンマークを渡された。しかしながら、「試合中にキャプテンマークを受け取ったら、チームにビール1ケースを買わなければいけない。」というヴィルゲスルールがあり、試合後シャワーも浴びず買いに行かされる。他にも、「チーム初スタメン」、「シーズン初ゴール」、「PKをはずす」といったおいしいことをするとたいていビール1ケースがついてくる。基本的には誕生日にも1ケース買わなければいけないけど、その分はシーズン前にみんな前払いでチームの貯金箱に入れてある。

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2006年11月15日 (水)

古巣との対決 - Saarbruecken戦

 カップ戦も合わせて3連勝と波に乗っているヴィルゲスは、今節アウェイでザールブリュッケンの2軍との対戦。ザールブリュッケンの2軍は昨シーズン、オ-バーリーガ(ドイツ4部)でも成績がよく、何人かの選手は1軍に昇格した。しかし、1軍はブンデスリーガ2部からレギオナルリーガ(ドイツ3部)に降格してしまった。ザールブリュッケンは俺とチームメイトのトーマス・エシュが昔プレーしていたチーム。古巣相手にトーマス・エシュは気合いが入っていた。当時一緒にプレーしていた選手はもういないけど、去年、今年と合同練習を一緒にした時の選手はまだ何人かプレーしていた。ザールブリュッケンは1軍の選手も投入してくるのでどの選手がどこで出るのかわからなかったけど、前半15分は無理せずに我慢して、それからプレッシャーをかけていけという監督ハンズィの指示だった。

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<1点リードを必死で守るヴィルゲス(白)>

 
ザールブリュッケンは若い選手が多く、よく走るし勢いがあった。前半開始早々からがんがん攻めてきて、まだ態勢が整いかけている時に俺のサイドからセンタリングを上げられたけど、なんとか失点にはならなかった。逆に、前半25分ほどでヴィルゲスはカウンターからオフェンシヴのジミーが左足を振りぬく。キーパーはシュートをはじいたけどボールはゴールの右隅に転がり込み1-0と先制。そのまま前半は終了。

 後半に入り、ザールブリュッケンは攻撃の選手を3人投入。ヴィルゲスは完全に守りに入る。守りに守っていたので、俺もオーバーラップする機会が全くなかった。かなり攻め込まれ、チームメイトはよく審判や監督のハンズィに「あと何分だ?」と聞いていた。後半途中、怪我と疲れで動けなくなったキャプテンのチジーに代えて、アルヤンをディフェンスラインの前に置き守備を固める。更に、怪我気味の右サイドバック・アッツィーに代わり、本来センターバックのアンディーを投入。とにかく攻めてる時間が少なくてきつかったけど、ザールブリュッケンはフィニッシュが雑だったり、中盤で縦に急ぎすぎたプレーでミスをしたりしてくれたので助かった。
 90分にはヘディングのクリア一発からカウンターになり、トーマス・エシュがペナルティエリアでシュートチャンス。思い切り左を振り抜くかと思いきや、ここでキーパーを越すループシュート。古巣相手の追加点にトーマス・エシュも大興奮。あまりに喜びすぎて足をつる。そのまま試合は終了しアウェイでうれしい勝ち点3。しかも、今季初の無失点での勝利。

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<試合終了後、みんなで勝利を祝う>

 
試合終了後、みんなで円陣を組んでぐるぐる回り勝利を祝う。監督のハンズィもおおはしゃぎで飛びかかってきた。試合前のミーティングで、「あいつらは去年のようにまとまっていないから絶対勝てる!」とアウェイでの難しい試合に対して監督のハンズィは言っていた。それに対してチームメイトは苦笑いしていたけど、実際に勝利して、「お前らは笑ってたけど、俺の言ったとおりだろ。」とハンズィは誇らしげだった。
 ヴィルゲスは一時期、降格圏内も見えていたのに、ここにきてリーグ戦の3連勝で6位まで上昇。上位で気持ちよく冬休みを迎えるためにも、冬のシーズンオフまであと4試合で目標10ポイント。

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2006年11月12日 (日)

静岡県選抜U16 ドイツ遠征②

 静岡県サッカー国体選抜が7月にドイツへやってきて、暑い中、約1週間で3試合をこなした。エスパルスやジュビロのクラブユースが不在の中でも、ブンデスリーガのユースチームを相手に2勝1分けと好成績を残した。日本のユース年代のレベルは世界と比べても劣らないと思うし、ヨーロッパのユースよりもだいぶ多く練習していることを考えれば、今回の結果は決してできすぎではないと思う。だけど、ユース以降に日本が世界を相手に勝てなくなるのを見ていると何でかと思う。ユース年代なら強いチームは日本国内にもたくさんあると思うので、海外に来て強い相手に勝つことだけを目的にするのではなくて、違う国のサッカーを通して、日本で通用するけど海外では通用しないプレー、日本では必要ないけど海外で必要なもの、自分の新しいプレースタイルなどが発見できたらいいと思う。

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<ドイツ人コーチ・エァティ>

 今回チームの指導を担当したドイツ人コーチ・エァティは、ドイツサッカー協会トレセンコーチでもあり、過去にはブンデスリーガ1部のアレマニア・アーヘンのユースの監督もしていた。また、アメリカでもコーチ研修の経験があり、元ドイツ代表監督のクリンスマンのようにドイツサッカーに最新のトレーニング理論を組み入れて指導していた。
 エァティは2回の練習を見て1試合目のスタメンを決めたけど、日本人スタッフからの情報もなしに、ほとんどの選手のポジションを見抜いていた。更に、普段フォワードの選手をサイドバックで使うなど、選手の新しい可能性も見出していた。試合でのコンビネーションを少しでもよくするために、パス練習などでもポジションの近い選手同士を組ませた。また、右利きで左サイドをプレーする選手には練習中なるべく左足を使うように指示していた。
 短期間でやったことがすべて結果に現れるわけではないけど、レベルの高い選手たちだったので、エーティのプロフェッショナルな要求にも答えていた。中にはエァティーがドイツに残ってやったらどうだというような選手も何人かいた。

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<選手、スタッフと集合写真>

エァティーの練習メニュー (守備 → 攻撃)


1日目:
・ボールを持つ相手にディフェンスが2対1をつくる
・4バックとボランチの連携

2日目:4バックの守備とカウンター

3日目:パスの受け方

4日目:中盤の組み立て

5日目:
・シュート練習
・ゴール前での2対1,2対2,3対2

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<1.FCの練習見学>

 ケルンの練習も見学した。練習を近くで見ると、選手の大きさ、速さがよくわかる。すごいシュートも打つけど、以外に左足があまり蹴れない選手がいることもよくわかる。ケルンは昨シーズンブンデスリーガ2部に降格し、1シーズンで1部復帰を目指している。しかし、数日前に成績不振を理由にスイス人のハンスペーター・ラトゥアー監督(写真の黒T)が解任された。(このまえは3部から昇格したばかりのコブレンツにまさかの敗北)

 エァティーは日本の若い選手たちをとても気に入っていた。もちろん今回の選手たちのレベルが高かったということもあるけど、チャンスがあれば日本で監督もしてみたいと言っていた。長期でも短期でもぜひ日本でやってみたいと言っていた。
 

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2006年11月 9日 (木)

静岡県選抜U16 ドイツ遠征①

 静岡県サッカー国体選抜が今年の夏にドイツにやってきた。今年から国体サッカー少年の部の年齢枠が下がったため、来たメンバーは高校1年か2年生(U-16)。都合によりクラブチーム組は参加できなかったけど、選手たちはヘネフと言う街にあるスポーツシューレに宿泊。
 ヘネフはケルンから30キロ、ボンから15キロほどの所に位置する人口4万5千人ほどの小さな街だけど、このスポーツシューレにはコンフェデレーションズカップでアルゼンチン代表が合宿を行った。 
 「スポーツシューレ(Sportschule)」とは直訳すると「スポーツ学校」だけど、別に学生がいてそこで授業を受けているわけでなく(時々大学などの授業で使われる時もあるけど)、さまざまなスポーツのためのグランドや体育館、宿泊施設、食堂、ミーティングルームなどを兼ね備えた総合スポーツセンター。ドイツ国内に20数箇所ある。ここでドイツ人コーチ・エァティーによる練習を受けながら、ドイツのチームと3戦した。俺は通訳兼アシスタントコーチ?として同行。

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<アレマニア・アーヘン戦>

 
まず第一戦は、今年36年ぶりにブンデスリーガ1部昇格を果たしたアレマニア・アーヘンのユースチーム。チームは1900年に創立され、チーム愛称はコロラドハムシ(ジャガイモの害虫)らしい。
 チームは急造だったけど、ドイツ人コーチのエァティーがすべて指揮を取った。試合は3-0で静岡県選抜が勝利。アーヘンのユースはドイツのユースリーグの中でもトップリーグに所属しているけど、静岡はゲームを終始支配していた。
 試合後、アーヘン監督は「テクニックやフィジカルともに申し分ないチームだ」と言っていたけど、「ゴール前での横パスが多すぎる」とも言っていた。エァティーも「勝てはしたけど取れる時にはしっかり取るように」と選手に言いきかせていた。

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<1.FCケルン戦>

 第2戦は名門ケルンとの対戦。1848年に創設され、ブンデスリーガ初代王者。奥寺氏やリトバルスキーも活躍した。昨シーズンはカイザースラウテルンとともにブンデスリーガ2部に降格してしまったが、規模的にはアーヘンよりもだいぶ大きい組織。愛称は雄ヤギ。
  静岡はアーヘンで1戦をこなし、メンタル的にもフィジカル的にも前回より調子は上回っていた。前回の試合の修正やエァティーの練習の効果も現れチームはのりのり。対するケルンはシーズンが始まったばかりとあって体調は不完全。名門の意地か、ケルンに2失点を許したものの7-2で快勝。
 ハーフタイム、すでに点差がついていたけど、「相手は誇りのあるチームで、後半は必死になってくるはず。逆にこっちはボールを動かして冷静にプレーしよう」と言うエァティー指示。しかしながら、キャプテンの松本は接触プレーで膝を負傷。攻撃の中心小倉はドリブルを刈られて足首を捻挫してしまった。

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<マインツ05戦

 最後の試合は、静岡の普段のやり方を見てみたいと言うコーチ・エァティーの要望から、エァティーも俺も観客として観戦。3戦目の相手マインツは1905年に創立され、クラブOBでもある若手人気監督ユルゲン・クロップが指揮を取りはじめてからブンデスリーガ1部に昇格し、クラブ史上初のUEFAカップ出場も果たしている。愛称はヌルフンファー(05の男たち?みたいな感じ)。
 短期間での3試合目とあって、さすがに選手たちにも疲れが見え始めていた。フィジカルを生かされて2失点を許したけど、組織的なパス回しやエース杉山のワントラップボレーで同点に追いつく。2-2で試合は終了し、静岡県選抜のドイツ遠征は2勝1分けの成績で終わることができた。

 静岡県選抜はまだ主力が抜けていたけど、今回のメンバーでもドイツのユースと比べたら十分強かった。コーチのエァティーはみんなの才能に惚れ惚れしていた。静岡だけでなく日本のユースのレベルは世界的に見てもけっこうなものだと思う(特に、テクニック、コーディネーション、持久力)。ドイツのユースチームが1時間半くらいの練習を週に3,4回しかしないのに比べれば、日本のユース年代は相当練習しているからうまくなるのは当たり前だけど、少し歳をとると世界相手に勝てなくなるのは何故か?
 日本では短期決戦のために詰め込みすぎて才能ある選手が怪我をしたり燃え尽きたりしてしまう場合があるけど(だいぶ改善されてきているようだけど)、ドイツではリーグ戦を通して試合経験を積ませながら日本よりも比較的ゆったりと練習している。部活がないので高校や大学の所属に縛られず、20歳前後の伸びる時期に出場できるチームに移籍して試合経験を積むこともできる。
 世界との差が出てくるのは指導方法、練習環境、体格差などいろいろと考えられるかもしれないけど、俺はサッカー以外の面で世界に通用するようなメンタリティー、感覚、行動力とかも必要じゃないかと思う。そういったものがサッカーでの集中力、判断力、積極性につながって差となって出てくるんじゃないかと。日本人だけの日本にいるから日本で起こっていることが当たり前だと思うのはしょうがないけど、せっかく才能もあって環境も整っているのに狭い中にとどまって能力を縛り付けてしまうのはもったいないと思う。

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2006年11月 6日 (月)

ドミニクと再会 - Hohenecken戦

 開幕ダッシュで後れを取ったヴィルゲスだったけど、カップ戦も合わせたここ5試合は4勝1敗。チームもうまく機能し始めた。現在14節目にして18チーム中11位の位置につけているけど、リーグは混戦で順位がだいぶ動く。今回はHohenecken(ホーエンエッケン)とのアウェイでの試合だけど、相手は17位。ここで勝たないとまた下を見て戦わないといけない。逆に勝てば上が見えてくる。

 スタメンは前回と同じ。相手はスリートップで、俺のマッチアップする右には足の速いやつがいた。走り出すタイミングもよく、ロングボールでディフェンスラインの裏を狙ってきたので、こいつに走り出されると少々厄介だった。前半、フリーキックのチャンスで、キッカーはここ2試合で4本のフリーキックを決めているエースのトーマス・エシュ。左足を振りぬくとまたまたゴール。みんな信じられないといった感じだった。前半は1-0で終了。
 後半に入り、もう一人の日本人選手の曽野(ドイツ語だとゾーノ)が投入される。最近調子のいいゾーノは出番も増えてきた。そして、トーマス・エシュが打ったシュートのこぼれ球をゾーノが決めて2-0と突き放す。更に、カウンターからトーマス・エシュがもう一発。3-0と試合を決めた。

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<シーズン初ゴールを決めた曽野(2)> 

 その後、新しく2人が投入されてフォーメーションが変わったため、チームがかみ合わなくなる。特に守備が機能しなくなり、アンラッキーだったけど、相手の上げたセンタリングがそのままゴールに入ってしまい1点返される。0失点で押さえたかったディフェンス陣はがっかりだったけど、投入されたばかりで普段ディフェンスをやっているアルヤンがフォワードのポジションでヘディングを決め4-1。そのまま試合は終了、順位はやっと8位まで上昇した。

 この試合のラインズマンは、俺が過去に所属していたライムズバッハのユースでプレーしていたドミニクだった。ホイッスル前に気がついてお互いびっくりした。主審も飲み会などでよく見かけた顔だった。俺はこのことをチームメイトに話していなかったけど、ハーフタイム、「アウェイだけど主審は俺たちの敵ではない」と監督のハンズィが言っていた。確かにその通りだったけど、公平な審判だったと思う。ドミニクは選手より審判の道を選んだ。昔はロングボールの時ボールだけ見ていてオフサイドを取れないときがあったけど、この試合ではしっかりオフサイドを取っていたのでやつも上達したなと思った。

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州ベスト16そろう

 ドイツでも日本の天皇杯のように、ブンデスリーガと各州の代表が対戦するカップ戦が行われる。来年の本選出場をかけた州予選はすでに始まっていて、ラウンド1から3までは5部以下のチームが一発勝負を行った。試合はいつも格下のホームグランドで行われ、ラウンドが終わるごとに勝ち残ったチームだけで次の対戦の抽選が行われる。ラウンド4からは4部のチームが参加し、この試合によって32チームから16チームにしぼられた。
 ヴィルゲスは5部のEisbachtal(アイスバハタール)と対戦。アイスバハタールとヴィルゲスは昔ひとつのチームだったらしく、分裂してからは仲が悪いらしい。アイスバハタールには芝と土のグランドがあるけど、芝のグランドには照明がない。他の試合が昼に行われていたのに、俺たちの試合だけ夕方から。照明のない芝のグランドが使えなくなり、土での試合になった。しかも照明は暗くて見えにくい。アウェイの洗礼?

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<アイスバハタール対ヴィルゲス>

 試合は怪我気味のキーパー・スヴェンに代わり控えのアギムが今シーズン2回目の登場。それ以外はいつもと同じ布陣で挑んだ。試合前、「全く問題ないはず。思い知らせてやれ。最低でも2点差以上で勝て。」と監督のハンズィが気合いを入れていた。
 グランドはプレーしづらかったけど、ヴィルゲスはゲームを支配。開始早々、トーマス・エシュがプリーキックを決め先制。更に、相手のミスからネナドがボールを奪いパス。それを19歳フォワードのユーリが決めて2-0。更に、トーマス・エシュがフリーキックをもう一発決めて3-0。トーマス・エシュはここ2試合でフリーキックだけで4得点。
 後半はアイスバハタールのエースでもある日本人選手オーミが奮闘し、アイスバハタールが少し攻めはじめる。しかし、ゴールにはならず、ヴィルゲスが3-0でベスト16進出を決めた。

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<ロスバッハのマサキ>

 現在5部に所属するロスバッハは、昨シーズンリーグで優勝したにもかかわらず、4部昇格の条件を満たせず5部に残留。そこでは今シーズンから日本人選手のマサキがプレーしている。ロスバッハは今のところリーグで首位を走り、この日のカップ戦でも快勝しベスト16進出を決めた。昨シーズンのカップ戦ではヴィルゲスはロスバッハに負けているらしく、ロスバッハは州予選で準優勝し(優勝チームがブンデスリーガに昇格したため)繰上げで州の選抜に選ばれた。そして、今年の本選1回戦でブンデスリーガ1部のメンヒェン・グラートバッハと対戦し1-4と健闘した。
 このまま勝ち続けていけばいずれヴィルゲスとロスバッハが対戦。そして、俺は左サイドバック、マサキは右サイドでプレーしているのでマッチアップすることになる。意識しあって結構やりにくい。

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