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2006年10月の7件の記事

2006年10月31日 (火)

エシュまたまた浮かれる - Hauenstein戦

 前節はアウェイでマインツ相手に後半途中まで善戦したにも関わらず、結局1-4で惨敗。監督ハンズィが説教したように、決められたことを90分やり通す事、チームがひとつになってプレーすることをもう一度確認した。1週間してようやくバナナを噛めるようになった俺は、折れた歯を一時的にくっつけただけで出場。「敵はきっと驚くに違いない。」というハンズィの戦術により、いつもスリートップの左で使われてきたジミーを中盤の真ん中に持っていったが、これには選手たちのほうが戸惑った。

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<前半開始から攻め込むヴィルゲス

 どうなるかちょっと心配だったけど、ヴィルゲスは前半開始から攻め込む。まずはスリートップ右のネナドがサイドを突破しセンタリング。そのボールは相手ディフェンスに当たり、キーパーも反応できずゴール。その後、中盤の真ん中に起用されたジミーがボレーで豪快に決め2-0。更に、エースのトーマス・エシュがフリーキックから左足できれいに決めて3-0。完全にヴィルゲスペース。しかし、右サイドの連携ミスから相手フォワードが抜け出しシュート。俺もカバーに入ったけど間に合わず、シュートはキーパーに当たりそのままゴールへ。スタメンキーパーの負傷で前半の途中から出場していたアギムは、この試合が今シーズンの初試合でこのプレーがファーストタッチになってしまった。ドンマイ、アギム。

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<空中戦>

 ハーフタイム直前の失点は監督のハンズィが当然激怒したけど、気分を入れ替えて後半へ。後半も何度か決定的なチャンスを作り出す。そして、フリーキックからトーマス・エシュがこの日2点目となるのゴールをほとんど同じコースに決めて4-1。折れた歯も悪化することなく試合は無事にそのまま4-1で終了。
 これでホームでは6試合負け無し。ロッカールームではいつものようにビールが用意され、音楽ガンガンでシャワーを浴びつつ、トーマス・エシュはのりのりだった。しかし、用意されているはずの食事がクラブハウスに届かず、みんなブーブーいいながら帰っていった。

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<クロスをあげる曽野(2)>

 
ヴィルゲスに所属するもう一人の日本人選手・曽野も出番が増え始めた。背番号は2番だがポジションはフォワード。あとは得点あるのみ。打つべし、打つべし、打つべし。
 11月1日は祝日だけど、カップ戦が控えているためハロウィンパーティーで浮かれていられない。相手はひとつ下のリーグだけど、昔はヴィルゲスとひとつのチームだったEisbachtal(アイスバハタール)。地域ダービーにあたる。チームメイトが言うには、アイスバハタールはヴィルゲスを嫌っているらしく、そうとう激しい試合になるらしい。

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2006年10月24日 (火)

ビーバップ - MainzⅡ戦

 前節、ホームで2-1と勝利し勢いに乗りたいところだけど、今回はアウェイでマインツ2軍との試合。マインツはこれまで10戦して負けは1回のみ。試合はブンデスリーガの行われるスタジアムで行われ、マインツ1軍の選手も何人か出場していた。マインツの1軍はブンデスリーガ1部に所属。元韓国代表監督チャ・ブンクンの息子チャ・ドゥーリーもプレーしている。試合前、監督のハンズィは何が何でもポイントを取ると息巻いていた。

 マインツはロングボールで前線にボールを放り込みつつも、中盤で細かいパスも使いながらチャンスを作り出してきた。ヴィルゲスも細かいパスを回していたけどサイドへの展開が少なかった。前半35分あたりで敵のマークをサボった右サイドからセンタリングをあげられる。そのボールを味方がクリアしきれずオウンゴール。その後、フォワードのユーリがフリーでセンタリングを受けるビッグチャンスが来たが、シュートはキーパーの正面へ。0-1のままハーフタイムへ。オウンゴールはしょうがなかったとして、その前の不甲斐ないプレーに監督ハンズィは大激怒。失点時にはベンチ前で怒り狂っていたらしい。

Mainz

 後半に入り、マインツは何人か選手を交代。中盤ではマインツが少しずつボールを支配し始める。後半が始まって10分くらいでロングボールが放り込まれる。そのボールは俺がヘディングで競り勝ったけど、同時にバキッという音が。着地したら口の中から折れた歯が出てきた。しかも前歯。その瞬間はあまり覚えていないけど、とりあえず監督のハンズィに折れた歯を渡した。ハンズィは半強制的に「出続けろ」と言うような口調で「できないのか?」と聞いてきたけど、俺も興奮していてよくわからなかったので「できる!」と言ってそのままプレーを続行した。

 その後、センターバックのマヌエルが空中戦から頭を打って倒れる。マヌエルが倒れていたのでみんなが「ボールを外に出せ」と言っているうちに、敵はそのままシュート。そのボールがゴールに突き刺さる。それからはマインツにだいぶボールを支配され、ボールを奪い返しても前線でボールをすぐに奪われてカウンターを喰らうという繰り返しだった。フリーキックとミドルシュートで更に2失点。最後にトーマス・エシュがミドルを決め1点を返したけど、1-4で敗北。マヌエルは試合後病院送りになった。

 後半は完全に集中が切れてやられてしまったけど、前半でのビッグチャンスを生かせないことにはなかなかアウェイで上位のチームには勝てない。今日のミーティングでの説教により次はいい方向にチームが向かうことを祈る。
 俺の歯はあと1週間様子見。今は折れた歯を一時的にくっつけただけで、次のリーグ戦とカップ戦を戦わなきゃならない。下手したら2本とも抜いてビーバップハイスクール状態になる可能性も。

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2006年10月20日 (金)

エシュ浮かれる - Mechtersheim戦

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<奮闘するトーマス・エシュ(16)>

 最近の2試合は最下位と下から2番目の相手に1分1敗、たったの勝ち点1。せっかく上に行くチャンスだったのにだいぶもたついた。今回はホームでMechtersheim(メヒタースハイム)と対戦。ここらで久々の勝利が欲しいところ。
 この日はいつもどおり左サイドバックで出場。監督のハンズィにいつもより攻撃参加してもいいと言われた。だけど、グランドが悪かったので、キーパーのスヴェンにはあまり飛ばしすぎるなとも言われた。

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<監督ハンズィとのコラボレーション>

 開始早々、ヴィルゲスは何度もチャンスを作り出す。フォワードの動きは少なかったけど、ディフェンスと中盤はしっかり機能していた。ボールは左サイドによく集まってきて、何回か敵陣深くまで攻めあがることに。けっきょく予想以上に走ることになってかなり体力を消耗した。無酸素系の動きが長く続いたので酸欠気味になった。
 その後、コーナーキックからあっさり失点を許したけど、左サイドのジミーの得点で何とかハームタイムまでに同点に追いつくことができた。

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<逆転ゴールを喜ぶ>

 後半に入り、ややペースダウン。ボールもそんなに左サイドに回ってこなくなった。そして、サイドからのフリーキックをチーム最年長でお調子者のアルヤンが決め逆転に成功。前回は自殺点で地元新聞の一面をにぎわせていたけど、今回は汚名返上のゴール。その後、チームは勢いつき俺たちディフェンダーはしっかり守りを固めることに。いつも終了間際になってからの失点が多かったけど、この日は何とかリードを保った。
 改めて勝ち点3を取るのがたいへんだと思ったけど、ロッカールームでシャワーを浴びながらみんなで乾杯。勝利を祝った。エースのトーマス・エシュは音楽にあわせてずっと歌ってみんなにからんでいたので少しうざがられていた。

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2006年10月19日 (木)

30歳に

 とうとう30歳の節目を迎え、30回目の誕生日パーティーが開催された。といっても30歳になったのは俺ではなく、チームメイトでヴィルゲスのキャプテンでもあるクリスティアン(あだ名チジー)。パーティーは、昔チジーが所属していたと思われるチームのクラブハウスで行われた。チジーは昔、カイザースラウテルンやケルンでもプレーしていて、ヴィルゲスに来る前はコブレンツでプレーしていた。中盤で安定したプレーをしている。パーティーにはチームメイトや監督のハンズィも駆けつけ、ここぞとばかりに酒を飲んで騒いでいた。

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<チームメイトのチジー(左)とデニス(中)>

 サッカー選手にとって30歳はひとつの節目。チジーはまだこれからサッカーを続けるだろうけど、チームメイトの中には「30まであと数年だから(30歳でサッカーもおしまいだから)」と言って、古傷の手術もしないでやっているのもいる。
 スポーツ選手で30歳と言うともう若くないと言うマイナスのイメージがあるかもしれないけど、若い頃から継続して鍛えられていれば筋力的にはピークのはず。回復力は若い頃より落ちているかもしれないけど、積み重ねてきた経験とともにいいプレーが出来ないわけがない。

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 残念ながら怪我などでサッカーを思い通りに続けられなくなった人もたくさんいるけど、ラモスやカズ、ゴン中山みたいな選手もいる。ラモスは、「自分がよく歳だと言われるけど、今が一番調子がいい。年齢だけで判断されるのはムカつく。」というようなことを35歳を超えても言っていた。
 海外には歳をとり続けても世界のトップで活躍し続けている選手が何人もいる。今、チャンピオンズリーグに出ているチームの中でも、ロベカル、カンナバーロ、マケレレなどは33歳、フィーゴ34歳、カフー、ファンデルサール36歳、マルディーニ38歳などなど、30歳を超えている選手はたくさんいる。
 カメルーンのロジェ・ミラは42歳の時にワールドカップ(ロシア戦)でゴールを決めている。ジョージ・フォアマンは45歳でボクシングヘビー級チャンピオンになっている。ジャイアント馬場は61歳の時に引退試合をした。そして、スタローンは60歳になった。ロッキー6とランボー4の製作発表がされたけど完成はいつなのか?

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2006年10月12日 (木)

土屋健二のサッカー フェイントバイブル

 前回、リフティング王・土屋健二さんのリフティング&ジンガバイブルを紹介したけど、今回は第2弾となるフェイントバイブル。

土屋健二

サッカーデモンストライター兼インストラクター。イングランド、ブラジル、アルゼンチンでサッカーを学ぶ。数々のリフティング大会で優勝し、世界各国でハーフタイムショーにも出演。海外のプロ選手から教えを乞われたり、神様ペレの前でリフティングを披露し絶賛を受けたりもした。監修しているリフティング&ジンガバイブルはDVD付きで絶賛発売中。

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<これが表紙>
 
 フェイントバイブルもリフティングバイブルと同じように写真つきの分解図で一つ一つをきっちり説明。闇雲にフェイントを利用するわけでなく、どこでフェイントを使うか、どのようにフェイントを使えばいいかも載っている。DVD付だから覚えるまで何回もみれる。キーワードは「揺れて、抜け!」。そして、フェイントを自分のものとし「守備の壁、常識の壁を突破あるのみ。」

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<フェイント分解図>

 もちろん見るだけじゃ自分のものに出来ないから、身につくまで練習あるのみ。考えずに条件反射で出るようになるまでひたすら使い続けるのみ。
 普段意識していなくても、実際には誰でもドリブルしている時は上半身や足で少なからずフェイントを使ってるはず。それは名前をつけてわざわざ呼ぶほどのものではないけど、敵を抜くために体が覚えてきたもの。DVDを見てると自分の使えそうなフェイントが見つかったり、知らないうちに使っていたフェイントもあるはず。

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<もちろんDVD付き>

 ドリブル時以外にも、ボールをもらう時、ディフェンスの時、シュートの時、パスする時などなど、フェイントが使われている場面はいくらでもある。でも、その時にこうしようとか考えてやるとほとんどうまくいかない。一瞬のひらめき、勢い、体が自然に動いた時じゃないとなかなか成功しない。そうなるまで練習し、それができるフィジカル、メンタルコンディションを整えるのみ。この道を行けばどうなるものか。行けばわかるさ。

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2006年10月 5日 (木)

さらばドイツ - Betzdorf戦

 前節、下から2番目のチームにロスタイムでの失点でまさかの敗北。今回の最下位のチームとの試合もあわせて2連勝を計算していた監督のハンズィもがっかりしていた。
 相手のBetzdorf(ベッツドルフ)は最下位だけど、前回のチームと同様に降格圏内から抜け出すためにも必死に来るはず。こういう相手にこそ油断できないし、してはいけない。上に行くチームはこういうところで確実に勝っている。

 この試合は左サイドバックで出場。試合はWirges(ヴィルゲス)が押してはいるものの、なかなか点には至らず。グランドが悪く少し慎重になりすぎてロングボールが多かった。前半は0-0に終わり、ハーフタイムでは「チャンスは来るから我慢して待て」と監督のハンズィがげきを飛ばしていた。

 後半に入ってスペースが出来始めたため、少しずつショートパスの割合も増えてきた。でも、リズムはいまいち。
 後半も中盤にさしかかったところでペナルティエリア内に放り込まれたボールを、何を思ったか、右サイドバックのアッツィがばればれのハンドではじき落とす。アッツィはイエローカードですんだけど、PKを決められ0-1のビハインド。その後、更に悪いことに、アッツィがこの日2枚目のイエローカードで退場。チームにもやばい雰囲気が流れる。

 チームは10人になってしまったけどヴィルゲスは攻め続けた。そして、コーナーキックから奇跡的にもスロボ(スロボダン・クレソビッチ)がヘディングで同点ゴール。更に勢いついたヴィルゲスはその後も攻め続ける。逆に危ない場面もあったけど、何とか引き分けに持ち込み勝ち点1をゲットした。

 試合後、コーチと車の中で話していた。この試合のヴィルゲスがそうだったように、サッカーではよく、退場で10人になったチームが奮闘を見せることがある。10人になったほうは普段よりも10パーセント力を多く発揮し、11人のチームは油断からか5パーセント力を緩めてしまう。はっきり言って、同じリーグならそんなに大きな差はないから、対戦相手によってモチベーションを変えてしまうのは命取りになる。
 体を調整することも大事だけど、それとともに気持ちも準備しないとせっかくの調整も無駄になる。むしろ、覚悟を決めて死ぬ気でやれば、多少の体調不良でも何とかなる。ということがようやくわかってきた。

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<サトシ、ザールブリュッケンにて>

 試合前、フランクフルト空港まで友達のサトシを送った。俺が以前プレーしていたザールラント州のReimsbach(ライムスバッハ)に一時所属していたけど、いろいろな理由から日本に帰ることになった。サトシとは練習試合で2回しか一緒にプレーできなかったけど、また日本かどこかで会おう。

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ティガーシュス - Bad Kreuznach戦

 優勝候補2連戦はなんとか1勝1敗で終わった。前節は6-5で勝ったものの、さすがに5失点はやってはいけない。前半を4-1で折り返したにもかかわらず、後半の5分間に3失点。これに関してはミーティングで長い話になった。これまで2部のKickers Offenbach(キッカーズ・オフェンバッハ)3部のSiegen(ズィーゲン)を相手にしても簡単にはやられなかったことを考えると、油断しすぎ、おごりすぎだと監督のハンズィが吼えていた。

 今回の相手はまだ勝ち星がなく下から2番目に留まっているBad Kreuznach(バート・クロイツナーハ)。上に上がっていくためにも落とせない。しかし、試合内容は最悪。パスミスが多すぎてゲームがまったく組み立てられない。中盤とディフェンスラインでのミスからカウンターで何回もピンチを招くけど、前半は何とか0-0で折り返す。

 下位のチームでも調子に乗らせると勢いがとまらない。相変わらずヴィルゲスはリズムがつかめず。キーパーのスヴェンは「単純にあほな試合だった」と怒っていた。前に5人と後ろに5人というポジショニングになり中盤ががら空き。相手チームにいい様にボールを運ばれ、何回もピンチを招く。何とかスヴェンのファインセーブで救われた。
 俺は今季初めて試合の出番がなかった。外からやばそうな試合を見ていたけど、最低でも勝ち点1を取ってくれと思っていた。もうすぐ試合終了というところで、中盤からフリーでパスを出され、それを敵フォワードにゴールへと流される。そして、ゴールが入った瞬間試合終了。まさにキャプテン翼状態。相手チームは今季初勝利にお祭り騒ぎ。まさに日本代表がフランスワールドカップ予選で岡野のゴールでイランに勝った時の状態。帰りのバスはたいそう暗い雰囲気になった。

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<気分転換にボンの街をうろつく>

 ちなみにドイツでもキャプテン翼が放映されている。シュート体勢のまま回想シーンに入り1話が終わってしまう点はドイツ人もつっこんでいた。立花兄弟のスカイラブハリーケーンや若島津の三角飛びはかなりのインパクトがあるらしい。フランスチームのナポレオンと言う名前にはみんな笑っていた。俺はTigerschuss(ティガーシュス=タイガーショット)が撃てると言っておいた。

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