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2006年3月の10件の記事

2006年3月31日 (金)

ホームでのReiskirchen戦

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<試合に向かう途中、フェリーでライン川の対岸へ>

 ザールブリュッケンからコブレンツに引っ越しをしたけど、今シーズンいっぱい(5月まで)はReimsbach(ライムスバッハ)でプレーをするため、試合のある日は車で2時間かけて戻らないといけない。たいていは週末が試合だけど、たまに平日の夜にも試合が行われる。この節は水曜の試合で、用事のあったライン川から試合会場へと直接向かった。ライン川の反対側にいたので、まずはフェリーに車ごと乗り対岸へ。試合時間にはなんとか間に合った。

 この日の相手は14位のReiskirchen(ライスキルヒェン)。俺たちはその下に勝ち点1差で並んでいるので、今回こそ本当に負けられない試合。しかし、これまでの過去3試合勝ち星がないのに、4試合連続で同じスタメンとフォーメーションという監督のウドの采配に納得はできなかった。

 相手は14位だけあって、全く持って強さを感じなかった(俺たちはその下の15位だけど)。どうやら引き分けに持ち込む作戦だったらしく、守りに入って少ない数でしか攻めてこなかった。その油断からかどうかはわからないけど、ボールを持った敵に対する寄せが遅く、ペナルティーエリアの少し外からシュートを打たれた。そのボールの勢いはたいしたことなかったけど、ボールはバーに当たりゴール前に落ちる。それをつめられてあっさり失点する。やばい雰囲気が流れるけど切り替えて試合を再開する。

 前半30分ほどでボールは右サイドのパスカルへ。俺はパスをもらうために寄るが、パスカルが簡単なボールを自陣ゴール前にミスパス。俺はターンをしてボールを取りに行き、そこにディフェンスのイェギーと敵のフォワードも向かってきた。そして、ボールに届きそうなところでイェギーがいつも通り激しいタックルをかます。しかし、今回は俺の足に。全く予期していなく、しかも勢いがついていたので、カウンター気味に入ったタックルで俺の膝は普段曲がらない横方向に伸ばされる。そのままフィールド外で治療を受ける羽目に。痛みも退いてきたのでもう一度プレーをしようとフィールドに戻るが、全くダッシュができなかったの交代を申し出る。大事なときにプレーできなくなり、外から見ることしかできずかなりイラついた。

 その後、前半の終わりにはペナルティーエリア内でハンドをとられPKを決められる。後半、残り5分に1点を返すけど時すでに遅し。試合は2-1で終了し、ホームでの痛い敗北となった。控え室では誰も話さず、超暗い雰囲気になる。
 試合後、またまた2時間かけてコブレンツの家へ向かう。痛みと怒りのおかげで居眠り運転をすることもなくなんとか家にたどり着くことができた。膝は内側靭帯が伸び、とりあえず3~4週間は運動禁止。明日は注文した特別サポーターがやって来る。

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2006年3月28日 (火)

引っ越し ザールブリュッケン→コブレンツ

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<家の前を流れるライン川と犬の散歩をするオヤジ>

 2週間前、ザールブリュッケンからコブレンツへの引っ越しをはじめた。車で1時間半から2時間かかる。荷物を持ってきたのはいいけど片付ける時間もなく、いまだにものが散乱している。ようやく落ち着いてきたので、今週中には片付けたいところ。

 約3年半住んだザールブリュッケンの家は森のすぐ近くだったので、森ラン(森の中をランニング)などもでき静かなところだった。今回住むことになったコブレンツの家はライン川沿いにあり、川沿いの散歩道で川ランができる。5分も走ればドイチェスエックと呼ばれるライン川とモーゼル川の合流地点まで行くことができる。川と家の距離は40メートルくらいで間には芝生の公園があり、家からはライン河を通る船や対岸を走る列車、遠くのほうには崖の上にあり観光地にもなっているエーレンブライトシュタイン城塞が見える。まだ行ったことがないけど、エーレンブライトシュタイン城塞からはコブレンツの街を上から見渡せるらしい。家からの眺めはなかなかいいけど建物の1階に住んでいるので洪水がきたら一発でやられる。最初に着いた日は雪が解け始めたときだったので、雪解け水で水かさが増して川沿いの散歩道が水の中に沈んでいた。
 家の中を整理中、戸棚を開けたらメモが貼ってあり、そこには昔の洪水のときの水かさが記されていた。ふつうに俺の身長以上の高さだった。大家のおばちゃんが「あまり家具を持ち込まないで」と言っていたが、どうやら洪水の時にすぐに移動できるようにするためらしい。

 

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2006年3月27日 (月)

人工芝のGresaubach戦

 冬のシーズンオフが明けてからこれまでのリーグ戦の戦績は2戦して1敗1分けの13位。2試合とも上位陣との試合で内容はそんなに悪くはなかった。でも、負けは負け。今回の3戦目はGresaubach(グレザウバッハ)とのアウェイの試合だけど、勝ち点で並んでいるチームなのでぜひ勝ちたいところ。

 グレザウバッハは人工芝のグランドを持っていて、ホームではけっこう強いとの評判。でも、俺たちと同様、今シーズンは低迷している。
 俺たちReimsbach(ライムスバッハ)のスタメンは、またまた前の2試合と同じ。3-5-2のシステムで、俺はリベロとして出場。相手チームはロングボールを前線にどんどん放り込んできたのでそのカバーリングに忙しかったけど、中盤はがらがらだったのでチャンスがあれば少し前でゲームを組み立てた。
 グレザウバッハのロングボールは人工芝の上で流れてキーパーまで行くことが多かったので、なかなか危ない場面はなかった。逆にライムスバッハは中盤でパスをつなぎ、ミドルシュートやサイドからの攻撃でいくつかのチャンスを作った。そして、グレザウバッハから今期移籍してきたマルコが古巣相手に絶好のセンタリングを上げ、これをキャプテンのもう一人のマルコがヘディングであわせて先制点を挙げた。

 これで勢いに乗ったかと思いきや、敵のロングボール攻撃がとうとう功を奏し、フォワードが胸で落としたボールを中盤の選手がサイドネットに流し込み同点にされた。さらに、またまたロングボールから、先ほどアシストしたフォワードが胸トラップでボールを処理し、うまく反転し豪快に決められた。ロスタイムにはラインズマンが敵のファールを示したにもかかわらず、主審はコーナーキックの判定。そのコーナーキックをヘディングで折り返され、3点目のゴールを決められた。チーム関係も観客も大ブーイングだったけど判定は覆らず。控え室で気持ちをいれかえる。

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<俺たちの後に行われていた2軍の試合の模様>

 後半に入っても、相手はリスクを犯さずロングボール攻撃。こちらは多少のリスクを犯しつつ攻め続けた。中盤での細かいパスが何回か回りボールは交代ではいったスティーヴンへ。キーパーの前で打ったループシュートはゴールバーへ。それをマルコが流し込んで2-3の1点差になる。
 前掛りになり何度かカウンターでやばい場面があったけど、キーパーのユリアンのファインセーブと敵のシュートミスに助けられて何とか失点は免れた。その後、システムを4バックに変更し攻め続けたけど得点には至らず、2-3で敗北した。

 ライムスバッハは雑ながら中盤で細かいパスを取り入れながら攻め続けた。一方、グレザウバッハはロングボールのオンパレード。見ていて面白くないけど、結果的にやつらはホームで貴重な勝ち点3をゲットした。
 シーズンオフ明けの3戦で得た勝ち点は今のところたったの1ポイント。そして、順位は15位に転落。次の試合は14位のライスキルヒェンとホームでの試合。17,18位の降格圏内に入らないためにも絶対勝つ。前進勝利のみ。
 

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2006年3月20日 (月)

冬明けホーム初戦 - Koellerbach戦

 ようやくリーグが再開して2週目。今週はホームでKoellerbach(ケラーバッハ)との試合。天気も良く、リーグ再開後の初のホームの試合だったので、観客もまずまず集まった。
 ケラーバッハには、昔のチームメイトのクリストフがキーパーでプレーしている。更に、2週間ほど前、街で3年ぶりくらいに偶然会った元チームメイトのブラジル人のゼ・マリオも今期からプレーしているらしい。クラブハウスにつくと、相手チームにはゼ・マリオを含めて5人のブラジル人がいた。しかし、試合に出場したのは結局1人だけ。ゼ・マリオはベンチに座っていた。

 スタメンは前回と同じメンバーで、俺はいつも通りリベロ。ケラーバッハはなかなか攻撃力のあるチームだったので多くの時間を守備に費やした。相手のフォワードのブラジル人に結構守備を崩されたり、俺もつまらないミスをしたりしたけど、なんとか失点にはならず。そして、カウンターでビッグチャンスが何度かあったけど得点には至らず、前半を0-0で折り返す。

 後半、敵フォワードのブラジル人に代えて、元プロのトルコ人が出場した。今まではこいつがスタメンだったけど、今日は途中からの出場。時間が経つにつれて、いつも通りこちらの動きが少なくなり押されはじめる。ボールへのプレスが遅くなってきたところで、敵の中盤の選手にきれいなミドルシュートを決められる。
 その後、いくつかのゴールチャンス逃したけど、中盤の展開からきれいなクロスが上がり、それをキャプテンのマルコがヘディングで合わせる。このまま守りきろうとするが、いつも通りうまくいかない。終了間際のコーナーキックで、敵の交代選手にヘディングシュートをぶち込まれる。同点に追いつこうとパワープレーに出るけど得点には至らず、そのまま2-1で敗北した。3位のケラーバッハ相手にせめて勝ち点1でもゲットできればよかったけど、そう簡単にはいかなかった。

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<ザンドロ(弟)とスティーヴン(兄)>

 試合後、チームメイトのスティーブンと出かけることに。先週はボーリングに行ったけど、結局込んでいてできなかった。今週も時間が時間なだけに、またまた同じカフェバーへ。先週に引き続きスティーブンの弟も合流する。カフェ後の帰り道、今日対戦したゼ・マリオ率いる5人のブラジル人グループに遭遇する。ゼ・マリオは試合に出れなくて試合後は落ち込んでいたけど、このときはノリノリだった。「行くぞ」と言われ、一緒にクラブに行くことに。合言葉の「パピート」を連呼しながら、ブラジル人たちとはしゃいでこの日を締めくくった。

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<元チームメイトのゼ・マリオと>

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2006年3月16日 (木)

オーバーリーガ Aachen Ⅱ対 Bonner SC

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<ホームのアーヘン2軍(白)とボン(青赤)>

 
ブンデスリーガ2部に所属するアルマニア・アーヘンの2軍の試合を観戦しに行った。アルマニア・アーヘンの1軍は現在ブンデスリーガ2部で2位につけており、1部昇格も目前。2軍は4部(オーバーリーガ)に所属していて、現在リーグ6位。対戦相手のボンは過去に3部(レギオナルリーガ)に所属していて、今シーズンも3部昇格を目指している。現在リーグ3位。
 ブンデスリーガのチームには1軍専用のスタジアムと2軍専用の試合場がある。ここアーヘンにも芝や人工芝のグランドが何面かあったが、雪や寒さの影響で2軍のグランドコンディションがよくないということで、この日の試合は人工芝で行われた。
 
 試合の序盤、ホームのアーヘン2軍がボールを支配していた。何人かの1軍登録の選手と若手の選手との融合がうまくされていて、いいサッカーをしていた。特に、フォワードの9番のマルセル・へラーという選手は、スピードを生かして前線でチャンスを何度も作っていた。
 ボンのほうは、アーヘンの中盤でのプレッシャーによりなかなかボールが落ち着かない。両サイドが起点になりチャンスをうかがっていたけど、ゴールには結びつく気配はなかった。結局、9番のマルセルが2点に絡み、2-0のアーヘンリードで前半を折り返した。

 一緒に試合を観にいったカルロは、試合開始と同時に両チームのフォーメーションを書き出し試合のスカウティングをしていた。彼は、ドイツサッカー協会公認のスポーツシューレ(日本で言うトレセン)の専属コーチ。試合を観ながら何人かの良いプレーをする選手にチェックを入れていた。

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<カルロ(左)、俺(中)、さとし(右)>

 後半に入ると、アーヘンのフォワード陣の動くが少なくなった。前線にボールが入らなくなり、次第にボンのペースになる。きれいなフリーキックなどで同点に追いつくと、そこからはずっとボンペース。アーヘンはこの勢いをとめられず後半だけで5失点。結局、2-5とホームのアーヘンは大逆転されてしまった。
 会場には、観客の数の割りにはたくさんのセキュリティーがいた。試合序盤は余裕をかましていたセキュリティーだったけど、逆転されて熱くなったアーヘンサポーターが発煙筒をたいたりボンサポーターを挑発したりと大変になってきた。審判がアーヘンのキャプテンを呼び出し、サポーターをなだめるように指示されて騒ぎはなんとか治まったけど、アーヘンサポーターにとっては屈辱的な試合となった。

 この日の試合は4部同士の対決だったけど、ボンは選手全員がプロ契約。みんなが給料をもらっていて、午前中からトレーニングをしている。アーヘンの2軍は働いていたり学生だったりする選手もいたけど、1軍契約や2軍でのプロ契約をしている選手が何人かいた。左サイドバックをやっていた3番のサシャ・ドゥーム選手は、レバークーゼンでリバプールとのチャンピオンズリーグの試合に出場したこともあり、現在アーヘンにレンタル移籍中。こういうアマチュアのリーグでもスカウトや関係者が見ている中でアピールすれば、どこかでチャンスを手入れることができるかもしれない。

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2006年3月13日 (月)

ようやくリーグ戦再開 - Brebach戦

 長い冬のシーズンオフが終わり、ようやくシーズン後半戦が再開した。大雪のおかげで先週の試合は延期になってしまったけど、雪も溶けてやっと試合ができる状態になった。2週間前のカップ戦では不甲斐ない結果を出していたので、俺たちReimsbach(ライムスバッハ)の選手一同は気合いが入っていた。

 アウェイの試合会場に行ってみるとグランドにはまったく雪が残っていなかった。更に、人工芝でやる予定だった試合も、芝のグランドに変更。ロッカールームに入りミーティングを行う。しかし、ミーティングが終わったところで、相手チームのマネージャーらしきおっさんが入ってきて、またまたグランドの変更。雹まじりの雪が激しく降ってきたため、仕方なく人工芝のグランドで試合が行われることになった。

 ミーティングを済ませウォーミングアップのためにグランドに出るが、アップ用のボールがない。敵チーム側には、わざとらしく2つだけボールが用意されていた。ボールを要求しても、「今空気を入れているところだ」という理由でなかなか持ってこない。試合の15分前くらいになりようやくボールを持ってきた。グランドの変更といい、アウェイの洗礼を受けた。

 相手チームのBrebach(ブレーバッハ)は、現在リーグ3位。昇格を目指している。リーグが再開して最初の試合。そして、やつらにとってはホームでの負けられない試合だったので、両チームとも気合いが入っていた。
 人工芝が雨で濡れているのせいもあり、ボールがなかなか落ち着かなかった。お互い、ゴール前でのミスを避けるために、どんどん前に蹴りこんでいた。コーナーキックでやばい場面もあったけど、キーパーのユリアンがファインセーブ。試合に現れなかったアレックスの代役を見事果たしていた。相手のミスもあったけど、前半はそれほど攻め込まれることもなかった。

 後半に入っても、セイフティーファーストで前線にボールをどんどん放り込んでいった。相手チームも同じで、ロングボールが全部流れてしまうのでなかなか攻撃の形にならない。相手の右サイドに速いやつがいて、何度かカウンターで危ない場面もあったが、フィニッシュがうまくいかず救われる。
 後半も中盤に入り、センターライン付近でフリーキックのチャンス。マーティンが蹴ったロングボールは、ディフェンダーを超えてフォワードのマルコへ。これをマルコがダイレクトボレーで決めて1-0とリードした。
 残り時間は少なくなってきたが、このゴールで相手チームにエンジンがかかる。細かいパスをつなぎ始めて、両サイドから何度もゴール前に攻め込んできた。元チームメイトのトルコ人ウムートもディフェンスラインからがんがんあがり始めてきた。こちらの中盤は疲れが見え始め、攻守の切り替えが遅くなり始めた。残り5分というところで、相手のカウンター。中盤の2人の反応が明らかに遅い。相手の速い右サイドにドリブルで持ち込まれ、アーリークロスをあげられる。これを敵FWに合わせられ同点。この後、ブレーバッハは更に逆転を狙ってきたけど何とか防ぎきり、1-1の引き分けで終了した。

 上位相手に同点ということでみんなは納得していたけど、これに近い試合が結構多い。試合終盤になるとフィジカル的にもメンタル的にもまだまだ弱い。次は2位のチームとホームでの試合。またまた大変な試合だけど、勝ち点3を狙っていく。

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<ジェシカ&スティーブン弟ザンドロ>

 試合後、チームメイトのスティーブンとボーリングに出かけようとする。待ち合わせ場所には、スティーブンの弟とその友達、更に親戚までいた。しかし、2つのボーリング場を回ってもどこもかしこもいっぱいいっぱい。仕方なくカフェで済ますことになった。

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2006年3月11日 (土)

1.FC Saarbruecken

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<ザールブリュッケンのホームグランド>

 ブンデスリーガ2部に所属する1.FC Saarbruecken(ザールブリュッケン)の試合を観にいった。家からスタジアムまで10分くらいでいけるので、時々観戦しに行く。スタジアムは約3万5千人収容可能。ホームでの試合のときは、駅からスタジアム周辺までファンの行列ができ道路も混雑するので、パトカーや警察官をたくさん見かける。
 ファンの層は圧倒的におっさんが多く、応援の仕方も熱い。味方がミスしたりファールを受けたりしたときは、立ち上がってぶち切れる親父もけっこういる。得点が入ったときは立ち上がって大喜びし、失点したときはしーんとするので、敵チームはアウェイの洗礼を受けることになる。立見席には若手のファングループもあり、発炎筒などをたいて暴れている。時々、警察沙汰になることもある。

 ザールブリュッケンは過去にブンデスリーガ1部に所属していて、2度のドイツカップ戦での準優勝経験があり、バイエルンミュンヘンに大勝したこともある。ここ数年は2部と3部を行ったりきたりしていて、今シーズンも今のところ3部降格圏内に位置している。当面の目標はブンデスリーガ2部残留。
 現在のチームのキングは、元モロッコ代表でアフリカ最優秀選手にも選ばれたことのあるムステファ・ハッジ。ワールドカップフランス大会ではゴールを決める活躍をして、イングランドのプレミアリーグなどでもプレーした。全盛期に比べると衰えは隠せないけど、要所要所で貫禄のあるプレーをし、ハッジのところではボールが落ち着く。
 ハッジのほかにも、カナダ代表のタムがいる。こいつとは昔、ザールブリュッケンの2軍(日本で言うサテライト)で一緒にプレーしたことがあって、日本で開催されたコンフェデで中田をマークしたらしい。当時、もう一人ユリアン・デ・グズマンと言うカナダ人がいて、こいつは今スペインの1部リーグでプレーしている。俺はチャンスを逃し、やつらはチャンスをモノにした。
 この他、元カメルーン代表、スロバキア、セルビアモンテネグロ、フランスなどの選手がチームでプレーしている。特に、地理的にも近いせいか、フランスのメッツからは選手がたくさん来る。

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<ゴールに喚起するおっさんサポーターたち>

 
この日は、席に着く前にザールブリュッケンが2ゴールを決めていた。その後も勢いに乗り攻め続け、ザールブリュッケンにしては珍しく5得点。相手のウンターハッヒングのディフェンスはボロボロだった。終盤になりザールブリュッケンも集中力を欠いたせいか3失点を許してしまうが、5-3で勝利しホームでの貴重な勝ち点3を手にした。まだまだ降格圏内なので油断できないけど、残りのリーグ戦の健闘を祈る。

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2006年3月10日 (金)

ガチンコ雪上サッカー

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<練習前、雪で攻撃してくるフロリアン>

 今年は、ドイツ全土で去年以上に雪が降っている。ここザールラント州でも降りまくり、どこもかしこも雪だらけ。昼間は晴れているのに、朝起きると真っ白という有り様だった。
 ドイツのサッカーは、12月に一度シーズンオフになる。この間、5人制のインドアサッカーのトーナメントがあったり、室内でのボールを使った練習やフィジカル練習をしたりしてシーズン後半戦に備える。インドアサッカーはフットサルのようなものだけど、スライディングタックルあり、激しいボディコンタクトありのガチンコ。スペースがない分、普通のサッカーよりもファールをされやすいので怪我をする危険が高い。

 インドアサッカーの大会が終わる頃には、たいていは雪も溶け、だいぶ暖かくなっている。けど、今年は、雪が溶けかかるとまた降る、といった繰り返しでいっこうにまともな練習ができない。こんなに雪が積もるとロッキー4のトレーニング風景を思い出す。これは世界共通で、ドイツのチームメイトも「ロッキー」と言っていたし、チェコのときも雪山合宿で「ロッキー・バルボア」と言っていた。
 30cm以上積もった状態では、ショートパスなど不可能。ロングボールを蹴ってもバウンドせずに雪の中に埋もれる。インドアのガチンコに続き、アウトドアでもガチンコ。こんな中では、フィジカルが強いやつが物を言う。俺も練習ではここぞとばかりに相手ゴール前に行きゴールを狙う。チームメイトから「Tier(ティア)=動物」の称号を授かった。更には、トミーが雪の上で意外な力を発揮し、「Schneemensch(シュネーメンシュ)=雪男」の称号を得ていた。動物と雪男のコンビでゴールを量産した。
  
 雪が降り積もっているところでは、足腰のための良いトレーニングにはなるけど、基本的にはゲーム形式で練習するしかない。同じ練習にそろそろ飽きてきた頃、ようやく最近暖かくなり始めた。今日は雨が降り、グランドの雪もほとんど解けた。先週に続き、今週末の試合も延期と噂されていたけど、どうやら開催されそう。ようやくリーグ後半戦が開幕する。動物-雪男コンビでゴールを狙いたいところだが、監督のウドと試合について話したところ、雪男のトミーはベンチスタート、動物の俺はリベロで守備に集中しなければならない。

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2006年3月 5日 (日)

アウェイでのボーリング対決 in ドイツ

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 ここザールブリュッケンにも数年前、フィットネスジムやボーリングなどで遊べる総合施設ができた。ドイツでは日本ほどボーリング場を見かけないけど、最近ではけっこうはやり始めてるようで、ここのボーリング場もいつもいっぱいの状態。この日もレーンが空くまで少し待たされた。

 ドイツにきて1年目、はじめて行ったボーリング場は、小さくて古いところだった。一緒にいたグループにはドイツ人もいたけど、そいつはあまりうまくなかった。他のレーンも見てみたけど、ほとんどのドイツ人が100以下のスコアだった。投げ方もうまそうに見えなかった。俺も時々しかボーリングに行かないし、めちゃくちゃうまいわけではないけど、ボーリングに関しては日本人のほうがドイツ人よりも全然うまいという感想だった。

 この意見は今でも変わっていない。ボーリング場が少ないし、まだまだそんなにボーリングが浸透していないということもあるけど、うまいドイツ人を見かけることはほとんどない。チームメイトなどに聞いても、ボーリングに行ったことがないというやつもけっこう多かった。そのかわり、ケーゲルというボーリングに似たものはやったことがあるらしい。球はボーリングよりも少し小さくてピンは9本。ケーゲルをやったことがあるならボーリングもうまいと思うけど、ケーゲル自体もそんなに流行ってるわけじゃないので、ボーリングで力を発揮するドイツ人はほとんど見かけない。

 この日、隣のレーンにはロシア人らしき集団がいた。ビールを飲みながら楽しそうにやっていた。俺たちが行くと、すでに球が台の上にいっぱいだった。多すぎてあふれ出て、フロアに球が落ちることもあったけどお構いなし。自分の球が帰ってくるもの待たずに、他の球を次から次へと投げまくっていた。あまりにもペースが速かったのか、球がつまって戻って来なくなることもあった。球を占領していたので、「使ってない球を貸してくれ」と他のレーンから来る人もいた。何ゲームか終わってこいつらは帰っていったけど、使った球は全部そのまま放置されていった。俺たちの必要な分だけ球を残し、台をすっきりさせる。こいつらだけでなく、ほとんどのドイツ人は球や他の人のことをあまり気にしてないので、いつもこんな感じ。投げるときも、隣のレーンの人のことなどお構いなし。ドイツでボーリングがまだまだ浸透してないことは、こんなことからも感じた。

 とまあ、いつものことなので俺たちは普通にボーリングを楽しむ。最初の一回目の後半から少しずつ感覚が出てきた。2回目は調子も良く、途中でターキー。4,5連続ストライクといっちゃうかなと思っていたところで、俺の球が消えた。隣のレーンのやつが使っていたので、そいつが投げるまで待つことに。待っていたら、そいつがボールを持ったまま電話し始める。更に、座席の上に球を置いたまま外に出て行ったので、そいつの友達に言って球を返してもらう。すっかりリズムが乱れ集中力もなくなっていたので、あえなく撃沈。
 ドイツでのボーリングは全くのアウェイなので、もっともっと精神的に強くならないといけない。
 
 

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2006年3月 4日 (土)

女子サッカー テストマッチ ドイツ対中国

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<中国(赤ユニフォーム)のカウンター>

 ここザールラント州のホンブルクで、国際親善試合が行われた。対戦カードはドイツ対中国。女子サッカーの試合だったけど、2万人以上の観客が集まり、スタジアムは超満員だった。

 ドイツの女子サッカー代表はFIFAランキング1位で、前回のワールドカップ03アメリカ大会でも優勝している。まさに女子サッカー界の王者。ストライカーのプリンツは3年連続で女子のFIFA最優秀選手に選ばれて、セリエAのペルージャ(男子)から話題集めとはいえオファーも受けていた。本人は、試合出場の機会が減るからと言う理由でこのオファーを断った。
 中国女子代表はアジアでは北朝鮮に次ぐ強国で、FIFAランキング9位くらい。(北朝鮮6位、日本11位、アメリカ2位、スウェーデン3位)。試合当日の昼食時にスポーツシューレの食堂で会った。

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<盛り上がる中国サポーターコーナ>


 完全防寒していたけど、試合前日に雪が降ったのでスタジアムで観ているのはマジで寒かった。会場アナウンスのおっさんの「温まるためにみんなでウェーヴをしよう」と言う言葉に乗せられて、会場全体で何回かウェーヴを繰り返していたが、全く効果なし。

 試合は、王者ドイツが終始ゲームを支配していた。中国もでかい選手が多かったけど、とにかくドイツの選手はゴツイ。エースのプリンツを含め、何人かの選手はほんとに重戦車だった。ヨーロッパ選手権で、ドイツと体の小さい国の選手との試合を観たことがあるけど、まさに大人と子供の試合。やりたい放題にぼこぼこにしていた。
 しかし、中国も中盤の選手を基点に何度かいいチャンスを作り出していた。中でも、オフェンシヴの10番、長身ボランチの8番、フォワードの9番は、フィジカルとテクニックでドイツディフェンダーをてこずらせていた。前半は0-0で終了。

 ハーフタイムには、コーチライセンスの時の先生(ドイツ女子サッカー界の和田あき子)のしきりで、地元ザールラント選抜の女子サッカー選手によるサッカーバレエが行われた。音楽(サンバ風)に合わせて、リフティングしたりドリブルしたり踊ったりしていた。最近はやり始めているらしい。

 後半に入り、雪がまたぱらついてきた。相変わらずドイツペースだったけど、中国もカウンターでチャンスを狙っていた。
 後半15分あたりの中国のコーナーキック。キッカーは左サイドの8番。この選手はサイドの割りに足が相当遅かったけど、キックはなかなか正確だった。高めに巻いたボールは、キーパーを越えてそのままファーポストにゴール。中国サポーターはお祭り騒ぎだった。
 この後、ドイツの怒涛の攻撃が始まった。王者として、選手も観客も必死だった。中盤でのダイレクトプレーやサイドからのセンタリングからビッグチャンスを何度も作っていたけど、中国のキーパーが何度もファインセーブ。プリンツの切れもあまり感じられなかった。むしろ右サイドの小さい選手のほうがスピードがあってよかった。
 結局、1-0で試合は終了。ドイツサポーターはがっかり、中国サポーターはお祭り騒ぎだった。

 この日、男子のドイツ代表もイタリアで試合があった。アウェイとはいえ、イタリア代表に4-1でぼこぼこにされた。ワールドカップが近づいているのにぼろぼろ。今回はグループリーグ敗退の危機もあるかも。

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