1.FC Saarbruecken
ブンデスリーガ2部に所属する1.FC Saarbruecken(ザールブリュッケン)の試合を観にいった。家からスタジアムまで10分くらいでいけるので、時々観戦しに行く。スタジアムは約3万5千人収容可能。ホームでの試合のときは、駅からスタジアム周辺までファンの行列ができ道路も混雑するので、パトカーや警察官をたくさん見かける。
ファンの層は圧倒的におっさんが多く、応援の仕方も熱い。味方がミスしたりファールを受けたりしたときは、立ち上がってぶち切れる親父もけっこういる。得点が入ったときは立ち上がって大喜びし、失点したときはしーんとするので、敵チームはアウェイの洗礼を受けることになる。立見席には若手のファングループもあり、発炎筒などをたいて暴れている。時々、警察沙汰になることもある。
ザールブリュッケンは過去にブンデスリーガ1部に所属していて、2度のドイツカップ戦での準優勝経験があり、バイエルンミュンヘンに大勝したこともある。ここ数年は2部と3部を行ったりきたりしていて、今シーズンも今のところ3部降格圏内に位置している。当面の目標はブンデスリーガ2部残留。
現在のチームのキングは、元モロッコ代表でアフリカ最優秀選手にも選ばれたことのあるムステファ・ハッジ。ワールドカップフランス大会ではゴールを決める活躍をして、イングランドのプレミアリーグなどでもプレーした。全盛期に比べると衰えは隠せないけど、要所要所で貫禄のあるプレーをし、ハッジのところではボールが落ち着く。
ハッジのほかにも、カナダ代表のタムがいる。こいつとは昔、ザールブリュッケンの2軍(日本で言うサテライト)で一緒にプレーしたことがあって、日本で開催されたコンフェデで中田をマークしたらしい。当時、もう一人ユリアン・デ・グズマンと言うカナダ人がいて、こいつは今スペインの1部リーグでプレーしている。俺はチャンスを逃し、やつらはチャンスをモノにした。
この他、元カメルーン代表、スロバキア、セルビアモンテネグロ、フランスなどの選手がチームでプレーしている。特に、地理的にも近いせいか、フランスのメッツからは選手がたくさん来る。
<ゴールに喚起するおっさんサポーターたち>
この日は、席に着く前にザールブリュッケンが2ゴールを決めていた。その後も勢いに乗り攻め続け、ザールブリュッケンにしては珍しく5得点。相手のウンターハッヒングのディフェンスはボロボロだった。終盤になりザールブリュッケンも集中力を欠いたせいか3失点を許してしまうが、5-3で勝利しホームでの貴重な勝ち点3を手にした。まだまだ降格圏内なので油断できないけど、残りのリーグ戦の健闘を祈る。
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コメント
ハッジが来たから、前のキングがカタールに行ったぞ
投稿: 毛板 | 2006年3月16日 (木) 23:15
すげえ、マジでハッジいんの?
W杯のキレキレのドリブルシュートが今だに焼きついてるわー
投稿: DJKOSUKExxx | 2006年3月13日 (月) 23:39