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2005年10月 9日 (日)

ドイツで柔道デビュー

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<ドイツの柔道仲間たち>

 昨日は、ドイツで初めて柔道の大会に出場した。今まではサッカー選手として体調管理しなければならなかったので柔道をする暇がほとんどなかったけど(今でも選手として最低限の準備はしてるけど)、選手からコーチにメインを切り替えたので柔道をする余裕も少しできた。

 まず、最初の敵は計量だった。2キロくらいだったらすぐに落とせる範囲だけど、前日に体重を量ったら500グラムオーバーしてた。家に体重計がないので、念を入れて、試合当日は朝からチョコレートと紅茶を1杯だけしかとらなかった。試合が午後だったのですごく腹が減った。会場についてからすぐに計量してみたら、リミットの73キロに1キロも余裕があった。とりあえず試合に出れることになった。

 会場は小さな体育館で試合場が2つ用意されていた。畳が一列分取り除かれていて、日本の時よりも一回り小さい試合場だった。
 この大会は団体戦で、体重別に5人が戦う。81キロ以下級、90キロ以下級、65キロ以下級、73キロ以下級、90キロ超級という順番だった。この日は4試合あった。

 1試合目は73キロ以下級に出た。俺は二段だから本当は黒帯をつけて出る予定だったけど、監督が「いきなり得体の知れない日本人が出たら文句をつけられるかもしれないから、新入りと言うことで黄帯をつけて出ろ。」と言われた。
 デビュー戦の相手は黒帯の選手だった。が、始まって組んで内股で秒殺した。俺は黄帯で出ていて、相手はいきなり内股をかまされてびっくりしていた。審判も周りの観客もびっくりして笑っていた。この団体戦は3対2で勝利した。

 2試合目の相手は順位が上に決まっているチームだった。接戦している他のチームに勝たなければならないということで、俺はこの試合は休憩だった。チームとしてもこの試合は不戦敗になり次の試合に備えた。

 3試合目は81キロ以下級で先鋒として戦った。1試合目で使った内股が警戒されて、しかも、相手がひとつ重い階級の選手だったので少してこずった。何回か「マテ」がかかった後、「足を動かせ」と監督に言われたので少し動いて相手を揺さぶった。いいところを持って足技を仕掛けた後、連絡技で内股を仕掛けた。これが綺麗に相手を浮かせて一本で勝つことができた。この団体戦も3対2で勝つことができた。

 最後となる4試合目は、また73キロ以下級で出ることになった。最初の二人が負けて、3人目となる監督の息子Hanu(ハヌゥ)が一本で勝った。チームが勝つためには俺は絶対に勝たなければならない。
 少し組んだ瞬間そんなに強くないと思ったが、それは俺がしっかり練習しているという前提でだった。相手チームは、俺が2試合とも内股で一本勝ちしていたのを知っていた。相手選手はすごく警戒してきてほとんど組まずに背負いなどを仕掛けてきた。
 練習不足からかなかなかいいところを持たせてもらえず、相手のペースで進んでいった。途中、思い切って突っ込んでいったところを背負いで有効かなんかを取られた。こっちも惜しい技が何回かあったが、しっかりと組めていなかったので決めきれなかった。
 残り1分をきったあたりで、相手の疲れも見え始めた。そして、リードを守ろうと逃げ腰になっていた。やっといいところを持てたところで思い切り内股をかけたらこれがまた決まり、逆転の一本で勝つことができた。自分で苦んで、試合を盛り上げて、最後に勝ったという感じだった。
 ここまでで2対2のスコアになったが、最後の砦のAxel(アクセル)がまさかの敗北で、チームは3対2で負けてしまった。

 チーム的には2勝2敗とまずまずだったらしい。俺は3試合一本勝ちで、なんとか日本人助っ人としての面目を保つことができた。監督は「いい自己紹介ができたな」と言っていた。最後の試合が終わった時、「Gut gekaempft!(グートゥ ゲケンプフトゥ)=よく戦った!」と子供が言ってくれた。久しぶりの試合でだいぶ疲れたけど、ドイツに来てからサッカーばかりやっていたので良い気分転換になった。次回の大会にも召集されたけど、サッカーの日程を見てみないとわからない。

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