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2005年3月25日 (金)

ドイツと日本のサッカーリーグの仕組みの違い

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<2軍の試合中風景>

 我がチームの2軍の試合の応援に行った。2軍はユース年代上がりの若い選手とベテラン選手で構成されている。リーグのクラスは7部。日本のリーグのシステムにあてはめると、市の1部リーグくらいだけど、日本で行われている環境とはまったく違う。このクラスでも観客もそこそこ来るし、安いけど入場料もとっている。この試合にも150人くらいの観客がいた。結果は4対2で勝利。これで首位に2ポイント差の3位になったらしい。今年はリーグで優勝して、6部昇格をねらっている。

 ドイツでは各リーグが上から下までつながっている。そして、アマチュアチームでも多くがAからFまでの年齢別のユースチームを運営している。ユース年代以下はそれぞれの年齢別のリーグだが、それ以降のリーグはブンデスリーガ1部からずっとしたの9部、10部までつながっている。リーグで優勝すれば(場合によっては2位とかでも)上のリーグに上がれるし、リーグ終了時点で最下位や下のほうにいると下のリーグに降格してしまう。降格することは、場合によってはチームの死を意味する。選手の放出や観客数の減少による財政難で、運営するためのライセンスを剥奪されたり破産したりする。また、チームが消滅しなくても連続して降格したりして、せっかく長い間かけて上のリーグに這い上がってきたのに、また下のリーグに逆戻りということもある。自分の身にもこのようなことが起こった。たいへんだった。

 こんなたいへんなこともあるが、日本のサッカーの環境と比べれば、まだまだドイツのサッカー環境のほうが圧倒的に上だと思う。
 大きな違いの一つとして、学校や大学の部活としてのチームがなく、すべてがクラブチーム化している点だと思う。日本のように、部活のチームとクラブチームが違うリーグでやることもないし、大学生だけのリーグというものも存在しない。社会人も学生も関係なくクラブチームに所属している。そして、子供のころから地元のチームに入りそのまま同じチームの大人のリーグに参加していく選手もいれば、より強いチームに移籍していく選手もいる。
 また、下のリーグでも観客だけでなくスカウトも観に来るので、自分のプレー次第では上に這い上がっていくチャンスは日本よりも圧倒的に多い。

 日本では、高校卒業時と大学卒業時がチームを変える大きなターニングポイントになると思う。高校選手権に出場したかどうか、というような過去の履歴問題だけでサッカーをやめざるを得ない選手がたくさんいる。高校卒でJリーグのチームに入れるか入らないかで、今後のサッカー人生はだいぶ違うものになってしまう。高校を卒業した後の最も伸びる時期に満足にサッカーができない人は日本にはたくさんいると思う。さらに、実践を積まなければいけない時期に、ベンチですわって出場機会が少なく経験が積めない場合もある。
 
 こうした面を考えると、ドイツのサッカーの運営の仕方はプラスの面が多いと思う。日本と違い、高校卒業年齢でプロになれなくても、サッカー選手として大切な時期に、レベルの合った真剣勝負の中で成長していくことができる。這い上がるチャンスは日本より圧倒的に多い。

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