2018年9月13日 (木)

シメオネ語録 努力は成功へ導く魔術 - うねの まさみつ著

ディエゴ・パブロ・シメオネ
1970年、アルゼンチン生まれ。愛称、チョロ。
1987年、プロデビュー、1988年アルゼンチン代表デビュー。
アルゼンチン、イタリア、スペインのリーグで選手として活躍。
アトレティコ・マドリー時代は、1995/96シーズンに国王杯とリーグ優勝に貢献。
2005年、アルゼンチンのラシン・クラブで現役引退。

2006年、ラシン・クラブの監督に就任。
アルゼンチン、イタリアで指揮を執り、2011年にアトレティコ・マドリーの監督に就任。
低迷していたアトレティコを2012年ヨーロッパリーグ優勝、2013年国王杯優勝、リーグ3位に導く。
2014年、リーグ優勝、クラブ史上40年ぶりにチャンピオンズリーグ決勝進出。
2016年、再度チャンピオンズリーグ決勝進出。
2018年、ヨーロッパリーグ優勝。

Chorismo

「努力との交渉などあり得ない」

「慌てて作った土台や柱は決して頑丈なものにはならない。いくら完成した家が美しくても、それはあまりにも脆い。つまり、そこには将来はないということになる」

「昨シーズンの成功を今シーズンも達成できるかどうか、今は約束できない。我々が挑戦しているのは、まずはセビージャとバレンシアとのリーガ3位争いだ」

「物事を見るときには2つの見方があるが、私は常にポジティブな面を見るようにしている」

「今アトレティコが問題を抱えているのも確かだ。しかし、このチームにもポジティブな要素が存在するものまた事実。そしてそのポジティブな面を信じているからこそ、私はこのチームの監督に就任した」

「リスクを負わなければ勝利を手にすることはできない」

「日常の私生活がだらしない選手がピッチ上では完璧な天才選手に変わるということは絶対に信じない」

「郷に入りては郷に従え。年齢とともにパーソナリティを熟練させ、それをどのように使うかは後で選べばいい。まずはその土地に自分を合わせることが重要だ」

「古い人間だと言われるかもしれないが、私はまだハートにこだわる人間だ」

「我々にとって成功の栄光は、一度も倒れないことではなく、倒れる度に必ずまた立ち上がることだ」

「口数を控えて、態度で示せ」

「何をするにも尊重という言葉を前に置く必要がある。そこからすべてが始まるからだ」

「待ってはいけない、今すぐ始めろ!もし、”その時”を待とうとすれば、永遠に”その時”を待つことになる」

「私たち監督が願うのは選手の成長だ。だから全力を尽くしてくれた選手がクラブを去る時は盛大な拍手を送る。サポーターも同じように考えなければならない」

「私は選手にポジションをプレゼントしない」

「もしある選手を義務的に起用しなければならないとすると、それは敗戦への近道となる」

「チームで最も重要な選手とは、最も問題を起こさない選手のことだ」

「良い選手をベンチに置くことは残念だが、チームとして成長したければ、そういった状況は必然的に増える」

「これからは”試合から試合へ”を”決勝から決勝へ”に変更する」

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2017年9月14日 (木)

メディア掲載: サッカークリニック10月号

 サッカークリニック誌10月号に、ドイツで学び、その後オランダのフェイエノールトでメディカルスタッフとして働いた、日本オランダ徒手療法治療協会の代表理事・土屋潤二さんの記事に自分もお邪魔させてもらいました。。土屋潤二さんはコンディショニングのプロであり、ヨーロッパで指導ライセンスも取得しています。日本の現状とヨーロッパとの違いなどを理解している数少ない一人だと思います。

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Q: 「理想のキック・フォーム」というものはありますか?

土屋潤
フォームよりもパフォーマンスを重視すべきです。たとえ脚の振り方が変でも、強く正確なボールを蹴れるならば、それでいいと思います。

Q: パスのスピードを上げるにはトレーニングの強度アップが解決策になりますか?

土屋潤
なり得ますが、練習の強度と頻度はしっかりと考えるべきです。小学生はパワーがないからケガのリスクは低いですが、蹴りすぎると恥骨炎などを引き起こす可能性はあります。蹴ることに特化したり、同じ部位ばかり酷使したりすることは関節を痛めたり、成長痛を引き起こしたりします。

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 取材現場ではコンディショニングのプロといろいろなお話をすることができました。ドイツやオランダと比べ、日本では負荷のことを考慮せず練習すればするほど良いという風潮があり、育成年代から体を酷使した結果からくるケガや発育への影響(身長の伸びなど)も多いそうです。技術を習得するためにはある程度の反復練習が必要となりますが、負荷や披露の考慮、選手がサッカーを楽しみ自発的に行動することは、長期的に見て育成年代の選手にとって非常に大切なことだと思います。練習をしすぎてケガをしたら、結果的に休んでいる時間が増えてしまうかもしれません。大人(親や指導者)からの過度のプレッシャーで燃え尽きてしまったら、子供がサッカーを楽しむ時間や才能を開花するチャンスを失ってしまうかもしれません。

自分はヨーロッパに行って、日本でサッカーをしていた時よりもケガをすることがとても少なくなりました。ヨーロッパの練習の方がはるかにボディーコンタクトも強く、何回もチームメイトに削られましたりしましたが、疲労からくるケガはほとんどありませんでした。日本の練習ではどちらかと言ったら義務的にすね当てを着用していましたが、ヨーロッパに行って初めて自分から練習時にすね当てをつけようと思いました。

 日本との大きな違いの一つは、練習の長さと頻度でした。自分が学生時代、日本でサッカーをしていた時は、1回の練習が2~3時間、もしくは「いつまでやるの?」と思うくらい長い時もありました。また、「365日のうち何日休みがあるの?」というくらいほぼ毎日のように練習がありました。疲労してくると集中力やコーディネーションが低下し、捻挫などのケガのリスクも高まります。「1日休んだら3日後退する」とある指導者に言われたこともありますが、選手の身としては疲労がどんどん溜まっていきますし、サッカー以外のことをする余裕もなくなってしまいます。

 自分がドイツやチェコでプレーしたクラブの練習は、長くても90分、大抵の場合もっと短かったです。日本の高校時代の走り込みよりもフィジカル的にきつい練習は1度もなかったです。しかし、短い時間の中で、試合と同じように1つ1つのプレーに集中して全力を出すことは非常に大事でした。現在でもドイツの練習時間は最大で90分くらいで、小学生年代の平均練習日数は週3回くらいだと思います。高校生年代でもレベルによりますが週に1~3回は必ず休みがあります。

 また、ドイツでは夏にシーズン(リーグ戦)が始まりますが、クリスマスあたりから約1ヶ月~1ヶ月半くらいはチーム活動をしないオフ期間にはいります。練習も試合もありません。さらに5月くらいにシーズンが終了してからも1ヶ月半くらいシーズンオフになります。大人から子供まで、リーグ戦がなくチーム活動もしません。年に2回も練習も試合もしない長期休暇期間があります。それでもドイツは世界のトップをキープしていますし、これからもトップで居続けようと試行錯誤を重ねています。

 こういった経験からも、ただ量を求めるのではなく、練習・試合と休息のバランスを考えることは大切だと思います。そして、練習や試合では心も体もなるべくフレッシュな状態で参加し、選手たちには全力を出してもらいたいと思います。

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2017年2月 4日 (土)

AFFIRMATION 「言葉」があなたの人生を決める - 苫米地秀人

苫米地秀人
1959年、東京生まれ。認知科学者。カーネギーメロン大学博士。コーチングの世界的権威ルー・タイス氏の顧問メンバーとして、米国認知科学の研究成果を盛り込んだ能力開発プログラム「PX2」「TPIE」などを日本向けにアレンジ。日本における総責任者として普及に努めている。

マーク・シューベルト 監修
米国水泳オリンピックチームのコーチを歴任し、マイケル・フェルプスなど多くのメダリストを排出する。

Affirmation

ありとあらゆることを他人に教えられ、その言葉を受け入れたことによって、”その人”ができあがっているのです。
アファメーションは、「自分にはできない」を「自分にはできる」に変える、自己改造の方法です。

ルー・タイスは人生のゴールを「現状の外側にあるゴール」といい、「人生のゴールは、現状の外側に設定しなさい」と教えました。

かつてオリンピックに出場した高飛びの選手で、「背面跳び」に最初に挑んだディック・フォスベリーという選手がいます。そのころ、陸上のコーチたちは子どもたちに「この選手の真似をしちゃだめだ。彼は変わり者だから」といっていました。しかし、最近では、どの選手を見ても背面跳びです。

1954年までは、誰もが1マイルを4分未満で走るのは不可能だと思っていました。ところが、ロジャー・バニスターがその壁を破りました。その後の4年間に、4分の壁は40回以上も破られました。ランナーたちが4分を切るのは可能だとわかったからです。

「したい」という意識は、強烈な想像力を生み出します。「しなければならない」という意識は、人間にそれをするように仕向けるのではなく、逆に逃避や回避の行動をとらせます。

「しなければならない」状況では、常に自分に「やるよ。でも、もし自分の好きにできるとしたら、別のことをする」と言い聞かせています。

夢を実現しようとするあなたの頭を押さえつける存在をドリームキラーといいます。あなたは、相手が放つネガティブな言葉で、心を乱されてはならないのです。人生のゴールは、そっと自分だけのものにしておきましょう。それを伝えてもいいのは、ルー・タイスや指導を受けたコーチングの専門家に限ります。

ゴールを達成するためには、現状のコンフォートゾーンではなく、ゴールの世界の高いコンフォートゾーンを自分にとって快適なゾーンになるようにしてやる必要があるのです。

本当に望むものを手に入れようとするときに、「失敗したらどうしよう」と考える人はいません。もし、そういう考えが浮かぶなら、手に入れようとするものが本当に望むものではないか、「次のチャンスが回ってこないかもしれない」と思うからでしょう。前者の場合は、ゴールの設定を考え直すいい機会だと思います。後者の場合は、「失敗は存在しない」ということを深く理解してほしいと思います。

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2017年1月23日 (月)

ドイツ式壁ありサッカー U-17ケラミックカップ2017

冬のシーズンオフの間にドイツで行われている壁ありサッカー、Hallenfußball(ハーレンフースバル)。U-17 Keramik-Cup(ケラミックカップ)に日本から東京ヴェルディが参加した。ケラミックカップは今年で35回目、日本チームは今年で9回目の参加となる。前回は浦和レッズが参加。

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ここ数年アメリカのサウスカロライナ・ユナイテッドFCも参加しており、毎年同じ宿に泊まり、大会以外の行動も一緒にしている。試合前日はフランクフルトにあるドイツサッカー協会を訪問。

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サウスカロライナ・ユナイテッドからはいつも通りCEOのロンや監督のロブなどの他に、今年はシェフィールドやレスターなどでプレーしていたリー・モリスも同行。U-23のGMに就任した。

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大会スポンサーの一つシュトイラーKCHの招待で東京ヴェルディとサウスカロライナ・ユナイテッドFC合同の夕食会。

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去年から体育館に人工芝が敷かれ、大会が行われている。今年はドイツ国内外から14チームが参加。7チームずつ2グループに分かれ予選グループリーグが行われた。上位4チームがベスト8に進出。

これまでの日本チームの最高成績は2011年に参加した東京ヴェルディのベスト8。それ以外は東京ヴェルディ12位、ベガルタ仙台9位、尚志高校15位、浦和レッズ11位と12位など惨敗している。

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ここ数年、地元でGKコーチをしているオリバーが日本チームのサポートに入ってくれている。GKのアップも手伝ってくれた。

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ヴェルディは予選を3勝3敗の4位で通過し、久々のベスト8進出。

3-2 サウスカロライナ・ユナイテッドFC(アメリカ)
1-0 カールスルーアーSC
1-4 シャルケ04
2-4 1.FCケルン
1-2 1860ミュンヘン
6-2 EGCヴィルゲス

グループA:
1位 シュトゥッツガルト
2位 メンヒェングラートバッハ
3位 レヴァークーゼン
4位 ポズナン(ポーランド)
5位 1860ミュンヘン
6位 EGCヴィルゲス
7位 サウスカロライナ・ユナイテッドFC(アメリカ)

グループB:
1位 1.FCケルン
2位 カールスルーアーSC
3位 シャルケ04
4位 東京ヴェルディ
5位 TuSコブレンツ
6位 1.FCカイザースラウテルン
7位 ウォルバーハンプトン・ワンダーズ(イングランド)

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これまで参加してきた日本チームは失点したりすると相手や会場の雰囲気に呑まれ、体格が勝る相手に追い込まれて1対1になって潰されたり、前掛りになってカウンターを食らったりして、自滅するパターンが多かった。今回のヴェルディは予選で負けた試合からなんとか立て直し、GKを使ってゲームを組み立てたり、ビビらずにボールを受けたりすることができるようになると、内容でも上回ることができた。

今回のベスト8は逆グループ1位のシュトゥッツガルト。お互いギリギリのところで失点を防ぎ、最後はヴェルディがPKで勝利。日本チーム初の準決勝進出。

0-0 (6 PK 5) シュトゥッツガルト

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準決勝の相手は、グループリーグで4対1で負けたシャルケ。グループリーグではこちらがやるべきテンポ良いプレーやテクニックを活かしたアクションを相手が行い、いいようにやられた。

準決勝では呑まれることなくゲームを支配することができた。2対2から最後はPKで勝利。

2-2(4 PK 2) シャルケ04

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この大会にはブンデスリーガや海外のプロクラブの下部組織が参加し、過去にもイブラヒモビッチ、ノイアー、ザネ、ケディラ、テア・シュテーゲン、キミッヒ、ボアテング、マリオ・ゴメス、シャキリ、ヌリ・サヒンなどなど多くのトッププレーヤーも参加し、数年後にプロデビューを果たしている。

決勝は力尽き、ポーランドのポズナンが2年連続優勝となった。

0-8 ポズナン(ポーランド)

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来年も日本からケラミックカップに出場予定で、日本予選は毎年夏に行われている。

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2016年7月22日 (金)

ITK2015 ドイツのサッカー指導者国際会議

International Trainer-Kongress(略してITK)2015。2015年はヴォルフスブルクで行われた、ドイツのサッカー指導者向けの国際会議。

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Dr. Jan Mayer(スポーツ心理学者)のプレゼンの引用より。

ユップ・ハインケス(元バイエルン・ミュンヘン監督)
リベリーの奏でる音楽は”バンバンバン”だ。私の好きな音楽ではないが、私はそれを聴くようにしている。異なるキャラクターを理解しようとすることも私の仕事の一つだ。

ヴィセンテ・デル・ボスケ(元スペイン代表監督)
トレーニングの構成やシステムの決定、戦術的な問題など監督のたくさん仕事はあるが、選手との意見交換に半分くらいは時間を費やしている。もしかしたらもっとかもしれない。

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